無断欠勤をする10の理由と対処法

無断欠勤
by rachel
 
「あれ?あいつどうした?」

「そういえば連絡ないですね・・・」

無断欠勤者が出た職場でこのような会話を経験したことがある人は多くいるのではないでしょうか。

無断欠勤をしてしまう理由はいくつか考えられます。

それはシリアスなものだったり、そんなことで・・・、と感じるようなものまで多種多様です。

そこで本日は無断欠勤の理由とその対処法をご紹介します。

【目次】
無断欠勤
無断欠勤をしてしまったときの対処法
無断欠勤されたときの対応



無断欠勤

 
職場では休んだ人のキャラクターや普段の振る舞いで、
事実の受け取り方が異なるものです。

そのことを考えながら、以下の無断欠勤する理由を確認してみましょう。
 

休むことを連絡する気力が起きないから

 
出社するつもりだし、もちろん無断欠勤するつもりもない。

けれども体がどうしても動かない・・・、
どうしても電話連絡ができない・・・、
という状態のときに、無断欠勤になってしまうことがあります。

無断欠勤をしたことをまわりに責められる前に、自分自身で責めてしまっている場合も多いものです。

そのケースであれば無断欠勤を責めるのではなく、周りがその状況を受け入れてサポートしていく必要があるかも知れません。
 

起きて気がついたら会社終わっている時間だった

 
これは朝方まで起きていたため、少し仮眠するつもりがすっかり寝入ってしまい、気がついたら夕方だったというパターンです。

「学生じゃないんだから、そんなの理由になるはずがない」

と思う方ほとんどでしょう。

しかし、もう少し深く考えてみましょう。

不眠症の人は夜寝れなくて朝方になるとやっと眠れるいう人も多いです。

会社で「わたし不眠症で・・・」と言いづらい人もいるでしょう。

ただのぐうたら生活なのか、
不眠症が原因で朝起きれないのか、
またはそれ以外でなにか夜眠れない理由があるのか、
他人からはわからないことが多々あります。

観察力・推察力を総動員して、朝起きれない理由を見つけるべきでしょう。

そうすれば、適切な対応や必要なサポートが見つかるかもしれません。



何かへの抗議

 
無断欠勤するのは、一般の会社員にとってはハッキリいって考えられない行動です。

しかし、その組織・業務・人への抗議として無断欠勤するという方法にでる人もいます。

自分の考えを主張するために無断欠勤し、
まわりに考えさせるという思惑でしょうが、
それがうまくいくことは、残念ながら無いと考えたほうがいいでしょう。

このようなことを起こす人は、自意識過剰でプライドが高い人だったり、かまってちゃんなどだといえます。

自分が行動すれば、周りが考えるだろうと思い、本人は無断欠勤しますが、まわりはそれにかまっているヒマはないというのが通常かもしれません。

このような行動をとると最終的には懲戒につながってしまうこともあるので、そんなことはやめた方がいいでしょう。
 

会社のことで悩んでいるから

 
会社に不満や悩みがあり、仕事を辞めたいと考えている状態は要注意です。

もう会社を辞めることになってもいい!
と考え出すと無断欠勤もしてしまうでしょう。

そこで引きとめられるとまた悩んでしまうかもしれません。

会社の不満などで無断欠勤をしてしまうぐらいの人は、
悩みすぎてしまい、仕事のストレスが原因で体調不良になっているかもしれません。

本人が気づかないうちにそうなっている時もあります。



大きな失敗をしてしまった、大きなクレームがあったから

 

重大な契約が無しになってしまった!

仕事で重要な物をなくしてしまった!

そのことで、大きなクレーム対応をしなければいけない・・・。

なぜそうなったのかをきちんと説明して、
謝らないといけない時は仕事に行きたくないと強烈に感じるでしょう。

これはもう現実逃避ですね。

諦めてしまいそうな時、無断欠勤してしまうでしょう。

心を落ち着かせてから連絡しようと思ってしまいます。

動揺してしまっており、冷静な判断ができない状態です。

 

恋愛関係でのトラブルや束縛から

 

特に若い子にありがちではないでしょうか。

失恋してしまって落ち込んでしまった、

彼氏や彼女に仕事にいくなと言われたりなどで無断欠勤してしまうこともあります。

若いから遊び感覚な子がいます。

仕事としてプライベートとしっかり分けることを理解させるよう指導が必要です。



会社に馴染めない、上司が嫌だったから

 

入社したての新人に多いのではないでしょうか。

会社の人間関係や、

上司が嫌だった、

思ってた仕事内容でなかった・・・。

このようなことを自分ではそれを言い出しにくい人や、

最初の段階でもう辞めようとすぐに考える人には無断欠勤多いのではないでしょうか。

お給料も何日か分とかだと、

諦めて取りにさえこないケースもあります。

 

本当に連絡できなかったから

 

これはまれなケースですが、

無断欠勤せざると得なかった、本当は事前に連絡をするつもりだったが連絡できなかったという可能性も完全にないとは言い切れません。

本人が事故や急病で連絡することが不可能だったとか、

近親者が事故にあい気が動転して連絡するのを失念してしまったとか、

交通が断絶して携帯電話も繋がらなかった、

といった可能性もゼロではありません。

仮に普段から遅刻寝坊が多い人の場合でも、今回は正当な理由があったかもしれません。

頭ごなしの対応はせず、まずは相手の言い分も一応は聞くような余裕を心がけたいところです。



無断欠勤をすることの重大さが分かっていない

 
社会人経験が少ない人、仕事を軽く見ているアルバイトの場合などに、あり得るケースです。

このようなケースに当てはまる人たちは、
自分が無断欠勤することで他の人にどれだけの迷惑がかかるのかが理解できていません。

こういった人の場合、

「自分がいなくても仕事に影響はないと思った」

といった言い訳をする場合があります。

しかし、それを判断するのは上司の役目であって、自己判断で欠勤していいはずがありません。

仮に、当初予定していた仕事に人手が足りていても、他の仕事がある場合もあります。

また、無断欠勤をすれば、会社の側から連絡を取る手間がかかったり、事故にあったのではないかと心配する気苦労もあります。

こういった自覚の薄いタイプには、無断で欠勤することが周囲に及ぼす影響について時間をかけて説明して分かってもらう必要があります。

これらの人に中には、仕事に対する自覚を芽生えさせることができれば、能力的には優秀な人もいますから、この場合は会社の貴重な戦力になりえるでしょう。
 

自分の仕事に自信や誇りが持てなくなっているから

 
このタイプは本来は真面目すぎるくらいの人だといえるでしょう。

一生懸命がんばっているうちに、燃え尽きてしまったタイプです。

こういった人の場合、無断欠勤をするようになる前に、
遅刻ぎりぎりに出社するようになったり、
目に見えて覇気が無くなったりするといった前兆があるケースが目立つようです。

その時点で悩みを聞くなり、仕事にやりがいをもって、仕事が楽しいと感じられるような別の仕事を任せるようにするなりの対処が必要でしょう。

このタイプの人が無断で欠勤するようになった段階では、うつ病などの危険性もあります。

一度、じっくり話を聞いて、休暇を取ることを勧めたり、旅行に行かせてみたりして、気分転換を図らせることも効果的です。

場合によってはメンタルケアを専門とする人を勧める必要もあるかもしれません。



無断欠勤をしてしまったときの対処法

 

メールでもかまわないので、上司に連絡を入れる

 

無断欠勤した場合、上司や職場の人に直接電話を入れることが、なかなかできないに違いありません。

「電話できるぐらいなら、そもそも無断欠勤などしない」という人も多いことでしょう。

しかし、だからと言ってまったく連絡を入れないというのはNG。

今後どうするにせよ、永遠に上司や会社の人と関わらないでいるわけにはいきません。

また、上司や同僚が、あなたの身を心配していることもじゅうぶんに考えられます。

「何かの事故に遭ったのでは」とか、「重病で連絡もできないのかも」という想像をして、あなたの身を案じているケースが、実際に少なくありません。

場合によっては、あなたの実家に連絡がいくこともあるでしょう。

そんなことになっては、ますます大ごとになってしまいます。

ですから、とにかく「無事であること」を、上司や同僚に伝える必要があるのです。

「電話はちょっと」というのであれば、メールでもかまいません。

欠勤したことの謝罪だけでもいいですから、速やかに職場に連絡を入れるようにしましょう。



会社から電話がかかってきたら、それに応じる

 
そのようにして、最低限の連絡をした後、上司の方から電話が入ることもあるでしょう。

その場合は、「嫌だな」と思っても、電話に出るようにしましょう。

こちらから電話をかけることに比べれば、向こうからかかってきた電話に出る方が、ずっとハードルは低いはず。

目をつぶって、電話に出てしまうことをおすすめします。

先ほども触れたとおり、今後一切会社と関わらないようにするわけにはいきません。

仕事を続ける意思がある場合は、なおさらそうです。

そのためには、どうしても一度、上司と話をする必要があるのです。

ですから、心理的にきつくても、かかってきた電話に出て、話をすることをおすすめするのです。

先にこちらからメールで最低限の連絡はしてあるのですから、その分、少しは話しやすい状況にはなっているはず。

「申し訳ありませんでした。明日はまちがいなく出勤します」と伝えれば、それで上司も納得してくれるに違いありません。
 

言い訳や弁解はNG、無断欠勤の理由を正直に伝える

 
その際、無断欠勤の理由説明を求められるに違いありません。

上司から、どうして欠勤したのか聞かれたら、できるだけ正直に説明しましょう。

たとえば、「単なる寝坊」が理由だったとしましょう。

「寝坊で無断欠勤したなんて、恥ずかしくて言えない」と思い、別の理由を考えるのは、あなたのためになりません。

むしろ正直に、「とんでもない寝坊をして、起きたら終業時間間近でした」というように話した方が、上司は納得してくれるはずです。

ウソの理由は、話のつじつまが合わなくなることが多いですし、経験豊富な上司は必ず見抜くものです。

見抜かれれば、無断欠勤したことに加え、「ウソをついた」ということで、さらに叱られることになるに違いありません。

わざわざ、叱られるネタを増やす必要なないのです。

また、まちがっても、言い訳や弁解はしないようにしましょう。

「100%、自分が悪い」という意識を持つのが、上司に説明し、謝罪するときの大原則です。



次の出勤日には、上司だけでなくすべての同僚に謝罪する

 
そのように、電話で上司に謝罪した場合でも、次の出勤日には必ず上司の元へ行き、直接口頭で謝罪しなければなりません。

「もう電話で謝ったのだから」と、口頭での謝罪をパスしてしまうのは、社会人としての常識に欠けます。

出勤したら、まず、上司の所へ行って、もう一度、心から陳謝しましょう。

また、上司だけでなく、日常業務をいっしょに行っているすべての同僚にも、同じように謝罪することを忘れていけません。

あなたが無断欠勤したことで、同僚にも何らかの悪影響が及んだ可能性は小さくありません。

あなたからの連絡がないというだけでも、同僚に余計な神経を使わせたかもしれないのです。

ですから、上司だけでなく、顔を見た同僚には、必ず頭を下げるようにしましょう。

これをするかしないかで、そのあとのあなたと同僚の人間関係は変わってきます。

無断欠勤のマイナスを引きずらないためには、翌出勤日の時に、きちんとした対応をする必要があるのです。

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社会人としての常識がない人の特徴と改善方法を徹底紹介!

 

無断欠勤されたときの対応

 

無断欠勤されたときは理由を聞いてみる

 
無断欠勤されたら、仕事に支障が出てしまい、迷惑してしまいます。

そういう時の対応として、とりあえずは理由を聞いてみましょう。

無断欠勤をしたのはどうしてなのか、その理由次第でこちらも今後どうするか決めていくべきです。

ただ単純にさぼりたいというだけであったら、仕事に対する責任感がなさすぎます。

一度だけでなく、何度も続くようなら、退職してもらってもいいかもしれません。

しかし、もしかしたらやむを得ず無断欠勤をした可能性があります。

体調を崩して起き上がることが出来ず、電話もメールもできなかった、なんて場合は,無断欠勤になってしまいます。

そういう事情なら、ある程度は仕方ないと考えて、同じ事を繰り返さないように注意するくらいが妥当な対応と言えるでしょう。

どうして無断欠勤したのか、その理由を聞いてみることで、こちらの態度も決めることができます。

無断欠勤をした理由を知ることが、きっと一番大切な対応となるのでしょう。



無断欠勤したペナルティーを受けてもらう

 
無断欠勤をされたときの対応に、ペナルティーを受けてもらうというものがあります。

その人が無断欠勤をしたために、同じ職場の別の人に迷惑がかかっているはずです。

そういうときは、無断欠勤をした人に反省をしてもらうためにも、ペナルティーを科しましょう。

休日出勤をしてもらったり、仕事の後始末をしてもらったりすることで、ペナルティーとなります。

無断欠勤をされてしまったせいで迷惑をかけられた人も、少しだけ溜飲を下げることができるでしょう。

誰にも連絡しないで急に休むということは、社会人としては許されません。

「ごめんなさい」では済まないこともある・・・それを知ってもらうためには、時には厳しく接することも必要です。

無断欠勤をされたら、その責任を取ってもらうために、ペナルティーを受けてもらいましょう。

そうすれば、仕事に対する態度も変わります。

気持ちを引き締めて、責任感を持つようになるでしょう。
 

無断欠勤されても支障がないポジションについてもらう

 
無断欠勤をされたときには、対応策としてポジションを変えるということがあります。

無断欠勤を再びされても、仕事に支障がないところに移動してもらいましょう。

仕事によっては、無断欠勤が許されない、重要なポジションもあります。

当日欠席されるだけで、大幅にスケジュールが狂ったりすることもあるのです。

そういうポジションにつく人は、強い責任感と遂行能力が必要となるでしょう。

一度無断欠勤をした人は、残念ながらまた繰り返す可能性があります。

重要な仕事を任せて、後からとんでもないことにならないように、無断欠勤されても影響が少ない仕事をしてもらうのがベストです。

そうして用心するようにすれば、仕事に出る影響を最小限に減らすことができます。

しばらくはポジションを変えて、無断欠勤をした人の様子を見るようにしてみましょう。

それがベストな対応なのです。



無断欠勤をしないように注意する

 
無断欠勤をされたときの対応として、本人に無断欠勤しないように、注意するようにしましょう。

無断欠勤する人と、ちゃんと顔を合わせて、話し合うことが大切です。

何も言わずに休まれて、その為に職場が混乱したことや、皆がとても心配したことをきちんと伝えるのです。

そうすれば、相手に反省を促すことができます。

その後も、しばらくはその人の様子を見るようにしましょう。

その人が再び無断欠勤をしないように、目配りをしてあげるのです。

何となくその人がダレて来たら、定期的に「もう無断欠勤しないように」と、伝えましょう。

そうすれば、無断欠勤をした人に、くぎを刺すことができます。

他にも「仕事が辛くないか」とか「人間関係は大丈夫か」と尋ねて、相手のキャパシティーをオーバーしていないか、気にかけてあげましょう。

精神的な負担が少なくなれば、もう再び無断欠勤をすることはなくなるのです。
 

無断欠勤には言い訳は基本的には通用しない

 
無断で休むというのはどんな理由であれ、
避けなければいけないことでしょう。

しかしデリケートな人や超マジメな人は本音を言えずに溜め込みがちです。

無断欠勤をさせないためには、相談しやすい環境であったり、職場の雰囲気を良好に保つ努力も必要です。

「なんでそこまでしなきゃいけないんだ・・・」と感じるかもしれませんが、ゆとり世代の特徴でも触れたように上司や先輩が歩み寄ることが大切です。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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