頭に血が上りやすい人の特徴と頭に血が上るときの対処法とは?

頭に血が上る意味とは、カッとなって逆上してしまう様や、冷静さを失うような状態のことです。

そんな風にすぐに頭に血が上る人は意外に多くいるものです。

しかし、怒りをある程度コントロールできる人からすれば、なんですぐに頭に血が上るのだろう?と不思議に思うことも少なくありません。

また、すぐにカッとなってしまう人の中には、できることなら改善したいと思っている人もいることでしょう。

そこで今回は頭に血が上りやすい人の特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。

そして、頭に血が上るときの対処法についても触れていますので、ぜひ参考にしてみましょう。

【目次】

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頭に血が上りやすい人の特徴

 

自分が一番正しいと思い込んでいる

 

「自分が一番正しい」「自分は常識人」と、基準がすべて自分にあり、周りにも同じように求めてしまう人に、頭に血が上りやすい人が多く見られます。

少しでも自分と違う意見、考えを持っている人をすぐに否定し「こうでしょ」と反論、それでも相手が受け入れなかった場合には、すぐに血がのぼってしまいます。

誰もが違う価値観を持っているため、一概にどれが正しいと言えないものでも、あくまで基準は自分。

自分が一番正しく、「正論である」「絶対である」と思い込んでいるために、違う意見を受け入れません。

そのため周りからは、頑固な人というイメージを持たれることもあるでしょう。

血が上り感情的になり、その怒りによって相手を押さえつけることも多々あり、周りが気を遣ったり我慢を強いられる場面もあります。

こうした姿勢が皆に受け入れられず、距離を取られたり、無視されたりと、強引なやり方に周りが離れていってしまうこともあるでしょう。

血が上りやすい人には、頑なな考えや価値観が存在し、それが一番正しいと思い込んでいます。

できるだけ柔らかな返し方や接し方を学ぶことで、そんな人とも上手く付き合っていくことができるでしょう。

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小心者で臆病な面がある

 

血が上りやすい人には、「強そう」とか「怖い」といったイメージを持つでしょう。

しかし、案外血が上りやすい人には、小心者で臆病な人が多く、自分を守るための防御策として、キレる、あるいは怒るという行動に出ることもあるのです。

会話をしている最中に、自分が言った一言で相手が急に怒りだしたり感情的になったら、見ている側は怯み、何も言い返せなくなるでしょう。

それが、小心者で臆病な人の対処法であり、一つの防御姿勢なのです。

プライドが高かったり、傷つきやすかったり、小さいことをくよくよと気にしたりと、意外と中身はナイーブで小心者。

その本来の姿を見破られてしまえば、相手に見下されたり、バカにされる可能性があるため、キレる、怒るといった態度で、相手に威圧感を与えているのです。

頭に血が上りやすい人には、このような自分の小心者で臆病な姿を隠すために、あえて感情的になる人もいます。

「これ以上踏み込むな」「これ以上言うな」と、威圧感を与え自分を守っていることも考えられるのです。

ついかっとなってしまう、つい感情的になってしまうのは、本来の姿を見透かされてしまうのが怖いからかもしれません。

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我慢することが苦手

 

頭に血が上りやすい人は、我慢ができなかったり、理性が働かないといった特徴も見られます。

大抵の人は、「この場で感情的になったら空気を壊してしまう」とか「今は我慢して後から冷静に対処しよう」と考えるものですが、その時の感情を抑えることができず、考えるよりも先に行動に出てしまうのです。

特に幼い頃、欲しいものをすぐに買い与えてもらっていた人、なんでも言った通りに親がしてくれた人、皆に怒られることなく可愛がられてきた人などは、その環境が影響して、我慢するということを覚えないできたケースもあります。

湧き出た感情をセーブすることなく、考えることもなく、すぐに思ったことを言ってしまったりキレてしまったりと、そこに我慢や忍耐というものは存在しないでしょう。

自分が思っていることと違う、やりたいことと違うとなれば、すぐに頭に血が上り、思い通りにいくまで駄々をこねている状態。

見る人は、幼い印象を持ち、「こんなことも我慢できないの」「大人な対応できないの」と、驚きと同時に呆れてしまうことでしょう。

頭に血が上りやすいというだけでも、人からの印象が変わってくるものです。

我慢すること、耐えること、理性を保つことも、大人として今後備えていくべきでしょう。

 

心のキャパが小さく、気持ちに余裕がない

 

頭に血が上りやすい人には、気持ちに余裕がないという心理的特徴があります。

人から何か言われて、すぐにカッとなってしまうのが、頭に血が上りやすい人ですが、それは心のキャパシティが小さいためと考えていいでしょう。

同じことを言われても、頭に血が上らない人は、その発言に対して鷹揚に構えることができます。

「そんなことを言う人もいるのか」程度で、自分の中で処理してしまえるのは、それだけ心の容量が大きいからに他なりません。

頭に血が上りやすい人は、そのように自分の中で処理することができません。

人から言われたひとことを、その実体以上に大きく、重く受け止めてしまうのです。

人間は、心の容量が小さいほど、外部から入ってくる情報を大きく感じてしまうと考えていいでしょう。

心のキャパが小さいために、入ってくる情報が相対的に大きく見えてしまうわけです。

人に対してだけではなく、何かに熱くなって頭に血が上る場合も同様です。

熱くなる対象物が、心の中で膨れ上がり、巨大化するために、そのことに心を支配されてしまうのが、頭に血が上りやすい人と言うことができるでしょう。

心のキャパが小さいため、気持ちに余裕がなくなってしまうわけです。

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競争心が強い負けず嫌い

 

競争心が強いというのも、頭に血が上りやすい人の特徴と言っていいでしょう。

頭に血が上りやすい人は、たとえばスポーツをしている時に、人一倍熱くなります。

それは、競っている相手に負けたくないという気持ちがきわめて強いためです。

自分自身がスポーツで人と競っている場合に限りません。

スポーツ観戦をしている時でも、応援しているチームがピンチになったりすると、頭に血が上ってしまいます。

それは、応援しているチームが負けることを許せないからにほかなりません。

もちろん、誰しも、自分の応援しているチームがピンチになったりすれば、熱くなることはあるでしょう。

しかし、頭に血が上って我を忘れてしまうような状態にはならないものです。

頭に血が上りやすい人は、闘争心が強いために、我を忘れてしまうのです。

たとえば、人と話をしている時、意見が相手と食い違ったため、つい頭に血が上ってヒートアップしまうということもあります。

そこにあるのは、「議論で負けたくない」という心理と考えていいでしょう。

相手に負けたくないという意識がきわめて強いために、ふつうに話している時でさえ、しばしば頭に血が上ってしまうのです。

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客観的に自分を見ることができない

 

我を忘れてしまうのが、頭に血が上りやすい人ですが、それは「客観的に自分を見ることができない」という特徴によるものと考えていいでしょう。

頭に血が上る人が身近にいる人は、実感できると思いますが、頭に血が上った状態というのはみっともないものです。

他の人が冷静にしているのに、一人だけ頭に血が上った人がいれば、その人は滑稽に見えるに違いありません。

「一人で熱くなって、ばかみたい」と思われることも少なくないでしょう。

もし、自分がそんなみっともない状態、人から滑稽に見える状態であることを知ったら、恥ずかしく感じます。

恥ずかしいと感じれば、自分で注意して、頭に血が上らないように気を付けるでしょう。

頭に血が上りやすい人は、残念ながら、そのように自分を客観視することができません。

興奮して熱くなった時に、今自分がどんな状態であるか、どんなふうに人から見られているかを考えることはないのです。

あくまでも自分を主観でしか捉えることができないために、人から見ると「みっともない」というような状態にすぐになってしまうのが、頭に血が上りやすい人と言うことができるでしょう。

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頭に血が上るときの対処法

 

怒りが原因の時には心を落ち着ける

 

頭に血が上る大きな原因の一つが、感情の動きです。

怒りや驚き、動揺などの強いストレスを感じてしまうと、副腎から血中へとアドレナリンが大量に分泌されることになり、攻撃的な気持ちになって頭や顔に熱を感じます。

実際に顔が真っ赤になると言った表現がされるように、血圧や心拍数が上昇して血行が促進され、体温が上昇して興奮状態になってしまうのです。

普段は理性で制御できている言動に歯止めが利かなくなってしまい、ついカッとなってビックリするような行動をしてしまうことも少なくありません。

こうした場合に行いたい対策は、とにかく深呼吸をして心拍数を抑える、心身の興奮状態を鎮めることになります。

身体が緊張状態にありますから血圧も上がり、内臓へも負担を掛けて健康にもあまりよくない状態です。

頭に血が上ったと自覚をしたら大きく深呼吸をして、意識をしてスローダウンを行うことがポイントになります。

ストレスの原因がわかっていれば、そこから一時的に遠ざかることも効果的です。

冷静になれれば徐々に落ち着きを取り戻し、顔に感じる熱も少しずつ引いてきます。

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ゆっくりと水を飲んで一息つく

 

気分を切り替えたい時に、人はよく飲みものを口にします。

休憩時間にコーヒーを飲んだり、動いていて一休みしたい時にドリンクを飲んだり、シチュエーションはさまざまですが、水分補給をすると気持ちを落ち着けて身体をリラックスさせることが可能です。

実際、水分が体内で不足をしてしまうと血液がドロドロの状態になってしまいます。

血行が悪くなってしまうと脳にも充分な血液や酸素が行き渡りにくくなりますから、判断力が鈍くなってしまったり感情の触れ幅が大きくなってしまったり、また、それ以外にも頭がボーっとしてしまうような状態になりやすくなるのです。

水分不足が原因の場合、気持ち的な問題だけではなく体調不良も感じやすくなり、頭に血が上った結果頭痛まで引き起こされやすくなります。

ですから、何か行動をする前に水に手を伸ばすようにしてください。

ゆっくりとたっぷりと水を飲むと気分も落ち着きホッと一息つくことができますし、これらの動作が頭に上った血を沈めることに効果があります。

体内への水分の吸収率を高めるために、一つまみの塩分を入れて摂取することもおすすめです。

 

軽くストレッチを行ってから休む

 

身体の不調も心の不調も、平常時の状態にコンディションを改善させるためには、とにかくリフレッシュして疲れを取って休むことが大切です。

特に頭に血が上りやすくなっている時には交感神経と副交感神経、それぞれの自律神経のバランスが崩れている状態です。

どういった原因であれ、頭にカッと血が上ってしまった状態を自覚した場合には、同時に自身が非常に疲れてしまっていることも感じてください。

そうした時に無理をして行動をしようとしてもいい結果を生みませんので、とにかく心身の緊張状態を解いて休ませることが必要になります。

対策としては、とりあえず目の前のことは置いておいて、軽く身体を伸ばしたりストレッチをして身体をリラックスさせ、気持ちもスッキリさせてから少し休憩することが効果的です。

血液が滞りやすいふくらはぎや太腿をよく揉んだり、腕や肩、首を回したり、屈伸運動など手軽な運動をするだけでも身体が解されて状態が改善していきます。

身体を軽く動かした後に十分程度でも目を瞑って何も考えずに身体と心を休ませれば、頭に上ってしまった血も落ち着いて平常時の状態に戻りやすくなっています。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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