人を茶化す人の6つの心理とは?

あなたは人を茶化すことはあるでしょうか。

その時はいったいどんな気持ちで茶化しているか、考えたことはありますか。

茶化す人と茶化されている人との心理の間には超えることのできない大きな溝があります。

茶化されることが多い人は、茶化す人の心理が全くと言っていいほど理解できない人も少なくありません。

そこで今回は人を茶化す人の心理についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。



人を茶化す人の心理

 

相手を軽視している

 

人の話を茶化す人には、「相手を軽く見ている」という心理があります。

極端な例をあげましょう。

平社員が社長に呼び出されて、直々に社長の話を聞く時、その話を茶化すということはありえません。

しかし、逆に社長が平社員の話を茶化すということはありえるでしょう。

つまり、話を茶化すのは、相手が自分よりも下か、対等である場合に限定されるわけです。

立場が対等の場合でも、「精神的に自分のほうが優位に立っている」という自覚があることが、人を茶化す人の心理と考えていいでしょう。

いずれにしても、相手を軽く見ているという心理が働かなければ、人の話を茶化すようなことはしません。

相手を下に見ることで、「この相手なら話を茶化してもだいじょうぶだろう」という心理が生まれます。

たとえば、上司と部下の関係でも、部下が気が強く自己主張の激しいタイプで、猛然と抗議されるようなことが想像される場合は、上司は部下を茶化すことを避けるにちがいありません。

つまり、そういうめんどうなことにならない相手、茶化しても反抗しそうにない相手を選んで茶化すわけです。

それも含めて、人を茶化す人には「相手を軽く見ている」という心理があるということができるでしょう。



ウケを狙い、場の雰囲気を和ませようとする

 

人の話を茶化す人には、「ウケたい」という心理もあります。

たとえば、職場内で飲み会があったとしましょう。

新人が多く、まだ新人たちが職場に溶け込めていないような場合、どうしても飲み会は盛り上がりにくくなってしまいます。

その際、職場のリーダーやムードメーカータイプの人は、その沈滞したムードをなんとか改善したいと考えるにちがいありません。

そういう心理を持っている時、参加者の中の誰かの話をあえて茶化して、その場の雰囲気を和ませようとすることがあるのです。

この心理は、テレビ番組で、芸人が人の話をよく茶化しているのを見れば、わかりやすいのではないでしょうか。

芸人の場合は、職業柄ウケを狙うわけですが、芸人でなくても、その場の空気を変えたい、そこにいる人の気持ちを和ませたいという動機から、茶化してウケ狙いをすることがあるのです。

この心理は、ですから一対一で話しているときには生じにくいものと考えていいでしょう。

その場にいる人の数が多くなればなるほど、ウケ狙いの心理で人を茶化すことが増えるものなのです。

この心理で人を茶化すのは、自分を含めたその場にいるすべての人のためということになるでしょう。

 

相手の話に照れている

 

「照れている」というのも、人の話を茶化す人の心理です。

これは、特に男性にありがちなのですが、相手の話に照れて、それを隠すためにわざと話を茶化すことが少なくありません。

たとえば、友人としてつきあっていた異性から、突然告白されたとしましょう。

こちらはあくまでも友人と思っていた相手からの告白ですから、当然、おどろきます。

おどろき、とまどい、どのように反応していいかわからなくなるにちがいありません。

そして思いがけない告白を受けたことを照れくさく感じ、わざと話を茶化してしまうのです。

それは、人から直接ほめられた時も同様です。

面と向かって人にほめられた時、照れくささを感じる人は少なくないでしょう。

人からほめられたことをうれしく感じながらも、照れくささから素直に喜んでみせることができず、心とは裏腹なセリフを口にして、話を茶化してしまうこともあるのが、人間というものなのです。

男性の方がそうした心理を持つことが多い傾向がありますが、女性でも、照れくささから人を茶化すようなことを口にする人はいます。

こうした心理で茶化す人は、照れ屋の好人物と考えていいかもしれません。



相手の反応が面白い

 

人を茶化す人の心理としては、「相手の反応が面白い」という特徴があります。

こういった場合は通常、特定の人にしか茶化す行為はしないのも併せ持った特徴です。

茶化すとすぐに顔が赤くなる、茶化すと大きなリアクションを取ってくれる相手に対して、その反応が面白いからわざと茶化すのです。

こういった心理から人を茶化す人というのは癖になっていることもあり、なかなか「やめて」といってもやめてもらえない傾向にあります。

それは「茶化す人」と「茶化される人」の間で「茶化す→反応する→茶化す人が面白がる」という関係が成り立ってしまっている場合は特に変えることは難しくなります。

茶化す人にとっては悪気がないことが多く、茶化される人にとっては少し厄介かもしれません。
中には、「私たちはそういう関係で、それが私たちのコミュニケーションのとり方だ」と思い込んでいる人もいるため、なかなか強く「やめて」とは言いだしづらいこともあります。

強くやめてというと逆にその人はかかわり方が分からなくなり、どんな会話をしたらいいのか迷ってしまうということもあるので、注意が必要です。

 

かまってほしい

 

俗にいう「かまってちゃん」タイプの人も、人を茶化す傾向にあります。

かまってほしいが故に人を茶化す人は、人が嫌がろうが喜ぼうが、その内容はあまり関係がなく、自分に対して反応してくれることがうれしいため、シーンを選ばず茶化してきます。

ネット上の釣りや荒らしなどもこういった分類に入ります。

普通に「これはAですか?」「うん、Aです」または「違うよ、Bだよ」という会話で終わってしまうのはさみしく感じてしまい、それ以上に構ってほしいというときにわざと話を膨らませようとして、茶化す方向にもっていこうとするのです。

時に相手をイラッとさせてしまうこともありますが、そのイラッとさせることをなんとも思っていないタイプの人が多いところが厄介なところです。

イラッとした人たちは避けるようになるため、孤立化していくことになりますが、孤立化すると余計に「かまってほしい」という願望が強くなってしまうため、行動がエスカレートしていくことになってしまいます。

こういった人は「かまってほしい」が根底にあるため、極端にかまうことや極端に避けることはやめ、軽く受け流す程度が望ましいです。



優位に立っていたい

 

悪質な人の中には、「自分が優位に立っていたい」という心理から、他人を茶化す人もいます。

自分には全く関係のないことでも、他人の失敗や不幸話を急に持ってきて「こいつこの前さ~」などとみんなの周りで平気で笑い話にします。

厄介なのは、その話が意外と面白く、周りがそれに引きずられてしまう傾向にあるということです。

優位に立っていたいという願望から人を茶化す人は、割と話し上手なことも多く、他人のことを面白おかしく人に言い、本人は茶化されていやがっているのに周りは盛り上がっている、という構図を作ることがとても上手です。

これは、自分が常に人を茶化して優位に立つことができるように習得された会話のテクニックなのです。

そのため、茶化されたほうは「本当に腹が立つけど、この場で言ったらみんな笑っているのに一人で怒って、雰囲気を壊してしまう」と我慢するしかありません。

このタイプの人を茶化す人間は、茶化された人のこういった心理までもくみ取って、あえてみんなの前で茶化しているのです。

人を茶化すことが癖になっている人の中では一番悪質なタイプともいえるでしょう。

 

真面目な話を茶化す人の心理は理解しなくても良い

 

いかがでしょうか。

普段のコミュニケーションで茶化す人は、上記のような心理が隠されているものですが、真面目な話を茶化す人は心理云々ではなく、その人の本質を表していると考えていいでしょう。

つまり、相手のことを考えることができず、自分のことだけを優先して行動してしまう人ということです。

そんな人に対して、真面目な話をするだけでも無駄なので、どんなに仲が良くてもある程度割り切った関係にするのがあなたの今後の人生においても有意義に過ごすことができるので、覚えておきましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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