男尊女卑だと感じる6つの瞬間や理由とは?

男尊女卑とは、その言葉の通り男性には重んじる傾向があり、女性には軽んじる傾向があるという意味です。

少し前の日本ではこの男尊女卑は当たり前のようにありましたが、今はそういう流れではないのはあなたも肌で感じていることでしょう。

しかし、残念ながら環境によっては男尊女卑だと感じる瞬間は少なくありません。

そこで今回は男尊女卑だと感じる瞬間や理由についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの環境に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。



男尊女卑だと感じる瞬間や理由

 

ナチュラルに男性より下の存在に見られる

 

男性本人に自覚がないことも多いのですが、女性が男性と接していると、男性である自分が上で女性が下だというナチュラルな上から目線に遭遇することが少なくありません。

たとえば何か褒められることをした女性に対して「女の子なのにこんなこともできて凄い」「女の子なのに優れているんだね」ですとか、女性は男性よりも能力が劣っている存在であり、女であることを前置きして自分のほうがそれよりも優秀であるという本音が見え隠れしています。

そして、相手を貶すときにも同様に「女のクセに」という態度が現れることが多いのですが、それが世間一般的に珍しくないことであり、廃れない男尊女卑の風潮として残っているのが厄介です。

「女なのに」「女のクセに」というこの小さな枠の当てはめるのが好きな男性はとても多く、何かに言及するにしてもまず性別を持ってこられることに嫌悪感を覚える女性は少なくありません。

そしてそれは例外なく男性の上から目線で語られます。

それに反発して指摘しようものならそれこそ「女のクセに逆らってきた」という態度ですし、実際にそうしたことを経験して不快な思いをした女性は少なくありません。

 

家庭のことは女性がやるべきという風潮が廃れない

 

特に結婚をして子どもがいる女性に対して言えることですが、家のことや子どものことは女性のほうが優先して面倒を見るのが当たり前だと見られがちです。

男性と同じように仕事をしてキャリアを積んで行きたい女性も少なくないでしょうが、どちらかが家のことを見なければならないとなると高い確率で女性のほうが我慢を強いられます。

そうにも拘らず、子どものことで何かあって仕事を休もうとすると男性の上司にいちいち嫌味を言われたり、仕事を始めようと面接を受ければ「どうせ主婦業の片手間程度にしか働かないのだろう」というレッテルを貼られがちです。

育児に忙しいのは男性も女性も同じはずですが、子どものために仕事をお休みすれば女性は当たり前で迷惑がかかることであり、男性がお休みをすれば子煩悩な育メンとして評価が上がるところもおかしなことでしょう。

女性は家に篭って子どもの世話をして当然で、いくら女性が仕事をしやすい環境が整備し始められているといっても、まだまだ男尊女卑の社会であると感じます。

厄介なのは、肝心のパートナーの男性もそうした差別を理解していないことが多いというところです。



女性だけに雑用が回ってくる

 

同じ役職で同じ内容の仕事をしているはずなのに、男性と女性では男性のほうが給料が高いという企業があるのは珍しいことではありません。

本来であればまかり通ってはならないことではありますが、他人がいくらお給料を貰っているのかなかなか知る機会がなく、自覚がないままでいる女性も少なくありません。

さらにそれに加えて、女性だけに朝の机拭きやお茶当番などが回ってくるという企業はかなりあります。

来客に対するお茶出しなどは事務職が行っていることが多いでしょうが、男性と女性どちらの事務職もいる場合には高確率で自身の仕事を中断し、準備をしなければならないのは女性のみです。

何で自分だけがこんなことを押し付けられなければならないのか、男性にもやらせて欲しいと訴えても、年配の男性上司から「女性にお茶を出されるほうが嬉しいから」とセクハラじみた理由で却下されることも多いでしょう。

そして多くの男性も、お茶出しは自分の仕事ではないと考えています。

余計な雑用もやらされてさらに男性よりも給料が安い、能力に違いはなく男性が行ってもまるで問題のないことなのに女性だけがやらされる、それでは不満が溜まる一方です。

 

女性が先に何かをすると不機嫌になる

 

今の時代には不適合と判断されるのが普通ですが、いまだに女性がとる些細な行動で不機嫌になる男性がいるのは確かです。

例えば、女性が車から降りて男性より先にスタスタと歩いているときに、不機嫌になる男性がいます。

「えっ、今の時代にこんな男性存在するの?」と思われるかもしれませんが、場所によってはまだまだこのような時代遅れの男性はいるのです。

これは女性からみればあきらかに男尊女卑としか捉えようのない事実ではないでしょうか。

この他には、例えば、女性が男性より先に食事を済ませてしまうとなぜか不機嫌になってしまう男性もいます。

そもそも夫が帰宅するまで待っていたくても事情によっては待てないときもあるのが普通です。

しかし、このような些細な日常の場面においても、男性は「自分を差し置いて先に食事をしやがった」というような感情を表情に出す人がいます。

ひどい人になると、表情だけでなく、言葉化して不満を表す人もいるのです。

このようなことが繰り返されていくうちに、女性自身の価値観が変わってしまうことがあります。

女性は彼のこのような自分優先の行動を男尊女卑だとも感じなくなると、相当危険な状態と言えるのではないでしょうか。



女性が作った料理に事細かく文句をつけてくる

 

女性にもてる男性の要素のひとつに、「料理ができる男性」ということをどこかで聞いたことがある人は少なくはないでしょう。

そして、これはそのとおりで、自炊のできる男性は女性から見ると自立していて魅力的に見えます。

しかし、これとは裏腹に世の男性諸君でコックさんなどの職業を持っている人を除くと、大半の男性は料理作りとは無縁という方が多いのではないでしょうか。

日本では女性が仕事をもっていようがなかろうが、一般的には料理作りの担当は女性が主流でしょう。

女性が料理を出したとき、男性によっては事細かく文句をつけてくる人がいます。

男性からすると「別にたいしたことじゃない。ただ単にまずいからその事実を述べているだけ」と思われるかもしれません。

しかし、この文句にも加減というものが存在することを自覚していない男性がいるようです。

そもそも女性が時間と労力を費やして作った料理に文句を言えるという状況こそが、「俺は殿様だ」というふうに受け止められても仕方がないことなのです。

自分が彼女以上に上手に料理ができるのであればまだよいのですが、したこともない、できもしないのに文句だけつけてくるのは女性を卑下しているのと同じことなのです。

一見見落としがちな事実ですが、これは明らかに男尊女卑の表れと言えるでしょう。

 

女性が貢献している番組を見てあまりよい顔をしない

 

最近では政治・経済の場面で、より多くの女性が活躍できるように社会全体が後押ししていこうという姿勢が奨励されています。

しかし、現実にはこれとは程遠く、女性が社会で活躍している場面を好ましく思わない男性がまだまだいます。

それはなぜでしょうか。

いわゆる男尊女卑の思想がどこかであるからと言わざるを得ません。

男性と同じ能力をもっているにもかかわらず、必死で頑張っている女性をけなす言葉を浴びせる場面をみることがあります。

もしこれが男性だったら同じことをするでしょうか。

おそらくしないでしょう。

例えば、自宅であるTV番組を見ていて、女性が輝かしい功績を上げているのを聞いたとき、「運がよかったんじゃない」とか「周囲の協力があったからだよ」などと遠まわしな表現をする男性がいます。

これはその男性の意識下で、どことなく女性に対して敵対心をもち、男尊女卑の気持ちをもってしまっているからでしょう。

男性であっても女性であっても、素晴らしい人に対しては同じ感情をもつのが普通です。

それができないということは、これは男尊女卑をしているということに他ならないのです。

 

男尊女卑は未だ根強い

 

いかがでしょうか。

いまは女性による社会進出の増加により、男尊女卑は無くなりつつあると言われて久しいです。

しかしながらそう感じない人も少なくありません。

やはり昔からある根強い習慣やルールがそうさせていると言えるでしょう。

とはいっても流れは平等になりつつあるので、男尊女卑に対してネガティブな感情を持っている人にとってはいい流れであるのは間違いありません。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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