引っ込み思案の3つの原因と克服する方法とは?

引っ込み思案とは、あまり自分からなにか行動を起こすことはせず、受け身がちな性格の人のことです。

コミュニケーションをとるときなどは特に分かりやすく、自分から話しかけることはあまりなく、相手から話しかけられても自分の話ができない状態の人は引っ込み思案といってもいいでしょう。

そんな引っ込み思案ですが、やはり原因があるものです。

そしてその原因がわかれば克服する方法も自然と見えてきます。

そこで今回は引っ込み思案の原因と克服方法についてご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。



引っ込み思案の原因

 

恥をかいて傷ついたことがある

 

大勢の人たちの前で大きな失敗をしてしまい、顔から火が出るほど恥ずかしい思いをした…

あなたにはそんな経験があるでしょうか?

引っ込み思案な人は、全員が最初から引っ込み思案だったわけではありません。

もちろん生まれつき性格がおとなしく、なかなか自分の思ったことを口にできない人もいますが、引っ込み思案な人全員がそうではないのです。

本来は自分に対してもある程度の自信を持っていたのに、多くの人の前で恥をかいて傷ついてしまい、それが原因で引っ込み思案になってしまった人はたくさんいます。

そしてその傷が深ければ深いほど、引っ込み思案の度合いもそれに比例して強くなるものです。

これまでは胸を張って堂々と口にできていた言葉も、恥をかいてしまった日を境にして口にできなくなります。

「また同じように恥ずかしい思いをするのではないか」「またみんなに笑われるのではないか」といった恐怖心が、心の中を支配してしまうからです。

引っ込み思案になってしまった原因が心の傷にあるわけですから、その修復には時間がかかります。

もしもそういった原因で引っ込み思案になってしまった人は、焦らずゆっくりと心の傷を癒してくださいね。



自立心が育っていない

 

引っ込み思案になってしまう原因が、実は親の育て方にあることが多いのをご存知でしょうか?

幼児から小学生ぐらいまでの子どもは、まだ自分の考え方などが固まっていないものです。

ですから、基本的には親の指示通りに行動しますし、そのことについての疑問もそれほど持ってはいません。

ですが、歳を重ねて成長していくにしたがって、だんだんと「自分なりの考え」を持つようになります。

どうしてそうなるのかというと、親の助けがなくても自分一人でできることが増えるからです。

これがいわゆる「自立心」なのですが、引っ込み思案な人は、この自立心が育っていない傾向にあります。

自分の意思で行動しようとすると親に制止され、さらに自分一人でできることなのにもかかわらず、代わりに親がやってあげていたりすると、自然とそうなってしまうのです。

すると自分の意思を示さなければならない場面もあまりないですし、他人に対してどうしても消極的な態度をとってしまうようになります。

このように、親の子どもに対する接し方一つで、引っ込み思案になってしまうかどうかが決まっています。

親はそのことを十分理解した上で、子どもの教育をするべきでしょう。



自分を過小評価している

 

いつ見ても、あの人は何となく自信なさげだな…

あなたの周りにも、そんな風に見えてしまう人が何人かはいませんか?

そういった人は、高い確率で引っ込み思案です。

ですが、必要に駆られて会話をしてみると、意外と他の人たちと変わらないことに気づきます。

つまり引っ込み思案になる大きな原因は、自分を過小評価している点なのです。

実は周囲の人たちと変わらない能力を持っているにもかかわらず、自分ではそのことを認められていないため、どうしても他人と積極的に接することができません。

このように、引っ込み思案な性格は明らかに損です。

自分の身の丈をわざわざ低く見積もっているのですから、無理もありません。

そんな引っ込み思案な性格を直すには、自分で自分のことをもっと評価する必要があります。

そしてそのためには、たとえ多少の恐怖心があったとしても、他人に対してもっと積極的になるしかないのです。

引っ込み思案の原因が過小評価にあることはわかってもらえたと思いますが、それを変えていくためには長い時間がかかります。

もしあなたが自分を変えたいと思うなら、腰を据えてゆっくりと取り組むようにしましょう。



引っ込み思案を克服する方法

 

開き直りの気持ちをもつ

 

引っ込み思案な性格は、他力本願では治りません。

引っ込み思案な事で今まで損をしてきた事がたくさんあるのではないかと思います。

そんな自分は嫌だ、治したい、人前に明るく出たいそんな気持ちを持ち始めたらチャンスです。

自分が思うより周りは優しく受け入れてくれることでしょう。

それを信じてたった一度開き直ってみて下さい。

離したかった人に話したい事を一言でよいので振ってみるとか、伝えたい事を思い切って伝えてみる。

そんなことから始めてみましょう。

一度勇気を出してみる事で、二回目はすんなり勇気を出しやすくなるものです。

思い切って自分から殻を割ってみる事で自信がつくことでしょう。

そうして少しの勇気を積み重ね、成功体験が増えていけば自信も確かなものとなり、引っ込み思案とはさよならできることでしょう。

とにかく変わりたいと思ったら勇気を出して、開き直り、あたかも引っ込み思案ではない自分になりきる事も大切です。

今までのトラウマや、気後れ気味な性格、マイナス思考はそのときだけは忘れ去ってしまいましょう。

そうする事で一瞬自分ではない自分が生まれるのです。



人前に出るような状況を作る

 

引っ込み思案な性格を治したい!と思ったら自分は変われるチャンスです。

自分自身でしか自分を変えられないのです。

無理矢理にでもそういう状況を作るのも手段です。

人前に出る事が苦手なら、人前にわざと出るような仕事をしてみたり、趣味のサークルやイベントに参加してみたり、役員やリーダーを引き受けてみたり。

あえて自分に人前に出る事を課す事で次第に慣れていきます。

人前に出る事に慣れてきたら、人前で話す事も次第に慣れてきて苦にならなくなってくるのです。

習うより慣れろという言葉があるように、慣れは最強の武器にもなります。

あんなに引っ込み思案だったのに、人前に出ることが億劫だったのに今はなんだか気持ちいい。

そんな風に感じたらもう、あなたは引っ込み思案を卒業していると言えます。

周りにいつも人がいる状況でいると、自然とその輪の中で楽しくなっていくことでしょう。

楽しいと思う事は、余計な事を考えずに人とのふれあいを楽しめるようになっているということです。

極度に緊張して人とうまく話せなかったり自分の思いを伝えられなかったり、そんな経験があると心にひっかかっていて消去できない事もあるでしょう。

ですが、慣れた人たちの中では自然にそんな事を思わずに楽しめるようになってきます。

そうして自分が心から楽しめる輪を見つけられたなら、もう引っ込み思案だった自分はもういなくなっていることでしょう。



引っ込み思案だった有名人を調べてみる

 

テレビで観る明るく華やかに見える芸能人。

あたかも幼い頃から明るく、人前に出ることも大好きだったんだろうな、と思いがちです。

話も上手で、カメラの前でも演技でもトークでも何でもできるスーパーマンのような存在に思えます。

ですが意外と、実は元引っ込み思案でしたという芸能人は多いのです。

そんなバカなと思いがちですが、世界各国でライブをやるような超有名歌手も元引っ込み思案だったというのです。

調べればたくさん出てきます。

しかも、大物が多い事にも気付きます。

引っ込み思案である事は必ずしも悪い事ではなく、物事を冷静に捉える事ができ、人の心を読み取る事もできる人が多いのです。

落ち着いた大人になり、謙虚でまじめな大人になっている人が多いのが事実です。

こんな自分は嫌だ、変えたいと思った人はとても輝いています。

そんな自分の殻を割る程に好きな事を見つけ、そのために自分を変えたのです。

自分が思うよりもっと、人は優しく、楽しく、自分を癒し、楽しませてくれると気付いたのでしょう。

最初から明るかった訳ではない、勇気が物を言わせたのだ。

そう思う事で少し勇気がわきませんか。

一つ殻を破れば、もう一つ殻を割れる。

階段を一段ずつ上るように自分は変われるはずです。

 

引っ込み思案を直すには一気にやる

 

いかがでしょうか。

引っ込み思案というのは、少しずつ克服していくというイメージを持っている人が多いかもしれません。

しかし、その方法では時間がかかってしまいますし、克服したという実感を得るのも難しいものです。

やはり効果的なのは一気に改善して、あたかも以前から自分はそんな人間だったと自己暗示にかけることです。

一度その状態になってしまえば、本当の意味での引っ込み思案を克服したことになります。

やるからには一気にやりましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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