嫌がらせする人の6つの心理や特徴と対処法とは?

あなたは嫌がらせする人に困り果てていないでしょうか。

あなたにはどうしてあの人は嫌がらせをしてくるのか、その理由などはまったく理解できないことでしょう。

自分に非がないと思っていればなおさらです。

そこで今回は嫌がらせする人の心理や特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。

そして、嫌がらせする人への対処法をしっかりと読んで、参考にしてみてください。



嫌がらせする人の心理や特徴

「自分は悪くない、悪いのは相手」と思っている

嫌がらせをする人は、「自分は嫌がらせをしている」という認識を持っています。

意地悪な人は無意識のうちに意地悪なことをすることがよくありますが、嫌がらせの場合は、当人にも「嫌がらせをしている」という自覚があると考えていいでしょう。

嫌がらせというものは、それをされる相手はもちろん、それを見ている人にとっても「良くない行為」であることはまちがいありません。

嫌がらせをする人は悪い人なわけです。

ところが、嫌がらせをする人は、「自分は悪くない」と思っているものなのです。

「自分は悪くない。相手が悪いのだから、自分から嫌がらせをされるのは当然だ」と思っているというのが、嫌がらせをする人の心理と言っていいでしょう。

その心理は、自分に対する言い訳の意味を持っています。

嫌がらせという、ふつうに考えるとよくない行為を自分はしているという自覚を持っているため、「自分の場合は、それをする正当な理由があるのだから、問題ない」と、自分に対し言い訳しているわけです。

自分で自分を許すために、「相手に問題があるから、自分は嫌がらせをしてもいい」と考えるというのが、嫌がらせをする人の特徴であり、心理と言うことになるでしょう。



ストレスを感じやすく、ストレス解消したいと思っている

嫌がらせをする人には、「ストレスを感じやすく、ためやすい」という心理的特徴もあります。

精神的に脆弱なところがあるため、ちょっとしたことで小さくないストレスを感じてしまいます。

ただ単に感じやすいだけでなく、なかなかストレスを軽減したり解消したりすることができません。

そのため、ストレスをどんどんためこんでしまうのです。

嫌がらせをする人は、嫌がらせという行為によって、たまったストレスを少しでも軽減しようとしていると考えていいでしょう。

人に嫌がらせをすれば、相手は傷ついたり、へこんだりします。

他人の不幸は蜜の味という言葉がありますが、人が落ち込んだり苦しんだりしているのを見ると、内心うれしい気持ちになる人が少なくありません。

嫌がらせをする人はまさにそうです。

相手を落ち込ませることによって、自分はすっきりした気持ちなりますから、結果としてストレスの軽減や解消につながると考えていいでしょう。

ストレス耐性が弱く、ストレスをため込んでいるというのが、嫌がらせをする人の精神的特徴であり、人を傷つけたり落ち込ませたりすることによって、それを軽減、解消させようとするのが、嫌がらせをする人の心理なのです。



相手に対し劣等意識をもっている

嫌がらせをする人の多くは、「自分は相手よりも劣っている」という意識をもっています。

たとえば、職場の先輩が後輩に嫌がらせをするということがあるでしょう。

その場合、先輩が後輩に、何らかの劣等感を抱いているというケースが少なくありません。

たとえば、自分のほうが先輩でありながら、仕事の能力はその後輩のほうが優れているとか、そのため、後輩のほうが上司からの評価が高いとか、人間的に後輩が魅力的で、職場内で自分よりも同僚たちに愛されているなど、後輩に劣等感を持っているため、嫌がらせをするわけです。

嫌がらせをすれば、後輩をおとしめたり、困らせたりすることができます。

職場の先輩後輩の関係なら、嫌がらせをすることで、後輩の仕事に具体的な悪い影響を与えることもできるにちがいありません。

その結果、後輩の評判を落とすということもあり得るでしょう。

嫌がらせをする人は、劣等意識があるため、相手に対して「許せない、なんとかしてやろう」と考えます。

嫌がらせをすれば、ターゲットにした相手は何らかの傷を負うことでしょう。

そのようすを上から目線で見ることによって、日ごろの劣等意識を薄めようとするのが、嫌がらせをする人の心理的特徴なのです。

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誰に対しても意地悪したい

嫌がらせする人の中には、特定の誰かの行動が原因ではなく、「誰でも良いから嫌がらせしたい」と考えている場合があります。

そのため、人に嫌われたことのない優しい人に対してでも、平気で嫌がらせをしてきます。

このタイプの人は、嫌がらせをするキッカケや理由が不明確なことが多いのが特徴です。

「相手の〇〇が嫌だから、嫌がらせをしてやろう」「相手に〇〇されたのが許せない」という具体的な行動や出来事がキッカケになっていないので、嫌がらせを止めてほしいと思い「どうしたら止めてもらえますか」と尋ねたとしても、明確な答えが返ってこないことが多いのです。

このタイプの人に嫌がらせをされるようになったら運が悪かったと考えて、お金や手間がかかったとしても、連絡先を変えたり、近所なら引っ越すなど、物理的に離れるしか解決策はありません。

残念ながら自分の目に映る人全てに嫌がらせをすることが、ライフワークになっている人さえいるので、物理的に離れる、連絡手段を断つ以外には、どう対策をしたとしても近くにいたというだけで嫌がらせをしてくるのです。

思い込みが激しい

嫌がらせをする人は、妄想壁があったり、思い込みが激しい特徴を持っています。

例えば歩いている女子高生が友達と笑いながら話していただけで、自分のことをバカにしたと思ってゴミを投げる、ツバを吐くなどの嫌がらせをしてくる人がいますが、これも本当はその人のことを話題にしていないのに「バカにされた」「笑われた」と思い込んでしまうのが原因です。

他にも、好きなタイプの人が友人同士の会話の中で、自分の名前を出していることに気付くと、「自分のことが好きなのかも」と勝手に思い込みます。

しかし、その人に恋人がいると知ると、勝手に「だまされた」「裏切られた」「軽いやつ」など、相手に対して批判的な感情でいっぱいになってしまい嫌がらせをしてしまうのです。

よく、芸能人などに恋人ができると嫌がらせをする人がいますが、そういった人はこのように思い込みが激しい特徴があるのです。

ちゃんとした言葉で告白されたわけでもなく、相手が自分の存在や名前すら知らない可能性があっても、勝手に自分のことを好きだと思って、ドキドキしたり、逆に嫌われた失恋したと妄想して落ち込んだり、怒ったりします。

このタイプの人は、思い込みが激しいことがプラスに働いている時は良いのですが、ひとたびマイナスに働いてしまうと、とんでもない嫌がらせをしてきたりするので注意が必要です。



寂しがり屋

嫌がらせをする人の中には、意外かもしれませんが、極端な寂しがり屋の場合があります。

本来なら自分が寂しい時は、相手と仲良くしようと優しく接するのですが、寂しさから嫌がらせをする人は、どうしたら人と仲良くできるのか、構ってもらえるのかが分かりません。

円滑な人間関係築くのが不得意で、自分の気持ちをうまく相手に伝えることが苦手という特徴を持っています。

そのため好きな人や、気になる人にも平気で嫌がらせをして、怒られたり、文句を言われることで「自分が構ってもらえた」「寂しさを解消することができた」と満足してしまうのです。

このタイプの人は、自分が構われることが目標だったり、楽しみなので、嫌がらせをした相手が怒れば怒るほど喜びます。

嫌がらせをしてくる人の中には注意すればするほど、なぜか嫌がらせが酷くなる人がいますが、それはこういった心理によって嫌がらせをしているためです。

逆にどんなに腹が立ったとしても、無視をして相手にしないでいると、このタイプの人は、何をしても構ってもらえない、面白くないと感じて嫌がらせをピタっと止めてしまいます。

嫌がらせする人への対処法

はっきりと言葉にする

人間関係全般で嫌がらせをしてくる方がいますが、何が原因で嫌がらせをしてくるのか分からない場合があります。

理由が分からないから、「どうして酷いことをするの」と悩んで行動範囲が狭められてしまいますし、仕事やプライベートまで上手くいきません。

そんな状況になってしまったら、はっきりと言葉で「やめてくだい」と言うことも方法です。

言葉には力があり、嫌がらせをする人に物言いすることである程度の抑止力になります。

少々強引な方法ではありますが、簡単に実行できて周囲に助けを求める手段としても、言葉で嫌なことを指摘して相手に問いただすことは大切なのです。

たとえ言葉にしたことがキッカケで言い争いになっても、ずっと嫌がらせに耐えて生活するよりはマシ。

相手側も、あなたが嫌だと思うことを理解していない場合もあり、直接的な言葉によって気付かせるのです。

何も相手側の気持ちを考える前に此方側が今まで受けてきた苦痛を思うと、少し強めの口調で物言いした方が今後のためにもなります。

嫌なことをする人に悩む方は、勇気を出して言葉で「嫌だ」と言ってみましょう。



嫌がらせが起こる原因を改善する

あなたが何も悪くないのに嫌がらせをしてくる方もいますが、多くの場合、何か原因がありあなたを攻撃してきます。

厄介なのが相手側が原因を言葉にしてくれないことで、あなた側が自分で原因を探ることが必要です。

トラブルの元を取り除けば、相手からの嫌がらせも無くせる可能性があります。

考えてみれば自分自身に原因があったなど、あなたのトラブル元を改善できるキッカケにもなるのです。

学校や職場でも同じことが言えますし、自分や相手ではなくて周囲の環境によって嫌がらせが起きる場合もあります。

原因を理解することで良き人間関係が築かれて、もっと生活しやすい環境が作られます。

根本的な原因が何なのか、そして原因を改善するために出来ることは何か、一度でもじっくり考えることが大切です。

もし改善に繋がる事柄が見つけることができれば、あとは改善に向けて全力で取り組むだけ。

嫌がらせからから人生を滅茶苦茶にされる前に、一回で良いので冷静に状況を分析し、解決策を探る行為が重要なのです。

場合によっては誰も傷つかず円滑に嫌がらせを無くせますし、自分の身を守りながら改善していけます。



距離を保ちながら接する

嫌がらせを受けるくらいなら一定の距離を置いて接しないことも方法です。

距離があれば嫌がらせをしてくる相手も労力を使ってまであなたの側に来ませんし、あなたの精神的にも負担が少なく生活できます。

相手があなたが嫌いで嫌がらせをしてくるのなら、原因であるあなたが離れることでトラブル元を絶つのです。

どうしても嫌がらせをしてくる方と接しなくてはいけない場合、必要以上にコミュニケーションを取らず、事務的な言動や行動で一定の距離感を保ちます。

必要以上にあなたが反応してしまうと、相手は面白がってさらに嫌がらせをしてくることが考えられます。

無視とまでは行かずとも、一言二言を添えて距離を保つことは結構難しいです。

しかし、あなたが毅然な態度を示すことができたら、相手に嫌がらせをする隙を与えませんし、相手は怯んでしまうでしょう。

何事にも動じない態度を身に付けるのは時間が掛かるため、まずは一定の距離を意識して接してみましょう。

そうすれば自ずと相手との距離感が掴めていき、感じていた苦痛を和らげることに繋がります。

嫌がらせをしてくる相手には距離感で対抗しましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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