過小評価される人と過大評価される人の特徴とは?

あなたは周りの人から過小評価されている人でしょうか。

それとも過大評価されている人でしょうか。

どちらにせよあなたの能力と評価が一致していないというのは気になるものですし、それが仕事に影響することもしばしばあります。

ではどうしてそうした評価になってしまうのか。

そこで今回は過小評価される人と過大評価される人の特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。

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【目次】



周りから過小評価される人の特徴

 

自分の話や自慢をしない人

 

人から褒められたり憧れられることは、誰でも嬉しく感じるものであり、中には多少の嘘をついてまで人から褒められたいと感じる人もいるでしょう。

過小評価される人は、この人から褒められる、憧れられるといった機会をあまり持てず、周りから過小評価されてしまうことがあります。

胸を張って自慢できることをやってみせたり、努力をしないと達成できないことをしてみせたりと、周りに自分から話してみれば必ずと言って良いほど褒められることをしているのに、自ら話をすることはしない。

こうした人は、周りがその人の本来の姿や情報を知ることができないために、過小評価で終わってしまうのです。

後々になって気付く出来事や結果であれば周りも認める材料になりますが、その材料すら知ることができなければ、その人を認めること、褒めること、称えることはできないものです。

陰ながらに努力していたり、自分の手柄をアピールしたり、自慢話をすることのない人は、周りから過小評価されることとなり、実際には損してしまっていることも多々あるでしょう。

恥ずかしいから、大したことをしていないからと遠慮の気持ちによるものであれば、かえって自分が不利になる場面もあるでしょう。



縁の下の力持ちなタイプの人

 

チームワークが必要で協力が必須なケース、あるいは自分一人では成し遂げられないことは、社会に出ると多く経験することでしょう。

このような場面では、リーダータイプの人と、陰で支える縁の下の力持ちタイプの人と、二手に分かれて協力し合うことが多いですが、その中でも後者は周りから過小評価をされてしまうことが多いです。

例えば大きなプロジェクトを成功させた時、その手柄はほとんどリーダータイプのものになってしまいます。

「こういう結果を出しました」と報告することも、「こうやってみよう」と提案することも、発言力があるのはリーダータイプだからです。

しかし実際に努力したり行動しているのは、リーダータイプよりも縁の下の力持ちタイプの人。

リーダーの言うことをよく聞き従い、時にリーダーのためにと気を遣って先回りな行動をして見せることもあるでしょう。

リーダーにとって「良い人」「使える人」と思われることがあっても、それ以上の評価にはなかなか繋がりません。

その人がどのような努力をしてリーダーに尽くしたのかは、関わっていない周りの人に知らされることなく、すべてリーダーがやったプロジェクトという見方をされてしまうのです。

縁の下の力持ちタイプの人は、どんな社会でも必要とされるものの、周囲からは過小評価されてしまいやすいのです。



口が軽い人

 

口が軽いというのは、人から言われた秘密を吐いてしまう人だけに限りません。

例えば噂程度の話を周囲に言いふらしていたり、できてもいないことをあたかもできたかのように言ったりと、ヘラヘラした特徴が見受けられる人。

口が達者なタイプの人は、コミュニケーション能力に優れているでしょうが、周りから過小評価されやすい人でもあります。

実際にできたこと、事実のことを話しても、真剣に聞いてもらえなかったり、相手にしてもらえなかったりといった不利な状況に陥りやすいのです。

「あの人が言ったことね」「またそんなこと言ってるの」「どうせ事実じゃないでしょ」と、周りからの信頼がないことで、どんなに頑張っても認めてもらえなかったり、過大評価されても良いことに対して「これくらい当たり前」と思われたり、「ようやく成果を出したか」と半分呆れられた顔をしながら言われたりと評価されません。

ヘラヘラしている人、口が軽い人、お喋りが好きな人は、その発言に説得力や信用性が感じられなくなってしまう為、どうしても見下されてしまったり、過小評価を受けやすい。

言葉を選んで話をする、事実なことだけを話すなど、言葉に重みが出るような行動を心掛けると、ちゃんとした評価をされるようになるかもしれません。

 

周りから過大評価される人の特徴

 

人から好かれる性格

 

実力以上に周囲の人からから高い評価を受ける人の最大の特徴は、「周囲の人から好かれている」ということでしょう。

人間は感情の動物ですから、どうしても自分の好きな人を高く評価してしまう傾向があるのです。

「身びいき」という言葉があります。

自分の身内をひいきしてしまう人間心理を表した言葉ですが、身内に愛情を感じているからこそ、身びいきしてしまうと考えていいでしょう。

「好き」という感情を抱くと、それだけでその相手の評価は高くなってしまうものなのです。

たとえば、職場内に実力がまったく互角の人が2人いたとします。

そのうちの1人を昇進させることになった時、上司は自分がより好きな人のほうを選ぶに違いありません。

まったく同じ力であっても、人間は良い感情を持っている人を、より高く評価するものだからです。

つまり、周囲から過大評価される人は、周囲の多くの人から好かれているのです。

性格がいいとか、誰からも好かれるキャラクターだとかいう要素は、実力とはまったく関係ありません。

しかし、性格がよかったり、人気者キャラだったりすると、そのパーソナリティがその人を魅力的に見せますから、周囲は実際の実力以上に高く評価してしまうのです。

人間的な魅力がプラスに作用して、実力以上に見えるのが、過大評価される人の特徴ということになるでしょう。



自己プレゼン能力が高く、はっきり自己主張する

 

同じ実力の場合、控えめで大人しい人よりもはっきり自己主張することができる人の方が、高く評価されるものです。

たとえば、大輪で色鮮やかで香りのよい花と、小さく地味で香りのない花があったとしましょう。

もちろん、好みにもよりますが、多くの人は大輪の花の方に目を引かれるものです。

それは、その花が大きさと色の鮮やかさと香りで、自分を強くアピールしているからです。

人間は、印象によってその対象物を評価するところがあります。

評価の対象となる人に対して、その人の実績を細かく分析するなどして評価を決定するものではありません。

いつも見ているその人の全体像をトータルして、そのイメージによって評価を決めるのがふつうでしょう。

つまり、人間は、何となく印象で人のことを評価するものなのです。

ですから、大輪の派手な花のように自己アピールできる人、自分をしっかりプレゼンして、周囲に強い印象を与えることができる人が、過大評価されやすくなります。

目立つ存在は、その目立つという点において、すでにほかの人よりも良い評価をうけやすくなっていると考えていでしょう。

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人のことを高く評価している

 

人から高く評価されている人には、逆に人のことを高く評価するという特徴もあります。

先ほどと同じように、職場内の人間関係を例にあげましょう。

職場内に2人の後輩がいたとします。

そのうちの1人が、自分のことを大変に慕ってくれて、「先輩のように仕事ができるようになりたいです。先輩が目標です」というようなことを公言しているとしましょう。

そんなふうに後輩から高く評価されて、うれしく感じない人はいません。

後輩から慕われ、そのような評価をされれば、その先輩の自尊心は大いに満足させられるでしょう。

そして、その先輩は、自分を目標にしている後輩を、そうでない後輩よりも高く評価するようになるに違いありません。

人間は自分を高く評価してくれる人間のことを、「人を見る目がある」と感じるからです。

もちろん、2人の実力に差がありすぎて、自分を慕っている後輩を高く評価することができないケースもあります。

しかし、そうでなければ、自分を高く評価している人を、より高く評価するのが、人間の心理というものなのです。

つまり、人の良いところに注目して、その人を高く評価することができるのが、過大評価されやすい人の特徴ということになります。

 

過小評価・過大評価される人の特徴を理解しよう

 

いかがでしょうか。

過小評価される人も過大評価される人もその人本来の能力に比べて乖離している点に問題があります。

しかしどちらが悪いというわけではありません。

過小評価されようが、過大評価されようが本来の自分をさらけだしていけばそのうち評価は能力に近づいていきます。

まずは本来の自分を出すことが重要ということを覚えておきましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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