危機管理能力が低い人・高い人の特徴と危機管理能力を向上させる方法とは?

危機管理能力とは、想定しうるトラブルが実際に発生した時に、その被害をできるだけ抑えて対処する能力のことです。

この能力は先天的なものではなく、多くの場合後天的に身につけることができます。

危機管理ができる人は、過去に痛い目に遭った経験がある人などかもしれません。

もちろんそれ以外にもいます。

そこで今回は危機管理能力が低い人・高い人の特徴と危機管理能力を高める方法についてご紹介していきます。

ぜひあなたに当てはまるかどうか確認してみてください。

【目次】



危機管理能力が低い人の特徴とは

 

観察能力が欠けている

 

物事を深く観察せず実行に移している方は、危機管理能力が低い傾向にあります。

良く言えば行動力と実行力に長けている人物となりますが、反面これから先のことばかりを考えていて想定される問題などに気が回っていないのです。

アイデアマンとして活躍されている方もいるかもしれませんが、組織で動く場合全くリスクや問題を度外視して行動を起こすのは、結果を出す前に頓挫しかねない原因となります。

また、この傾向にある方は楽観的な方も多く、結果的に何とかなるだろうという憶測のもと行動を起こしがちです。

一度痛い目を見ても反省せず同じような失敗を繰り返しがちでもあるので、何らかのアイデアを思いついた時にはじっくりと観察する間を設けなければなりません。

ビジネス以外でも、日常において様々な場面で危機管理能力の欠如が目立つシーンは見受けられます。

顕著なのが歩きスマホであり、周囲を警戒しているつもりでも実際にはスマホに集中してしまい、危機管理能力が足りているとは言えません。

じっくり考えればわかることなのに、その手間を惜しみがちなのがこのタイプの特徴なのです。


忙しく計画性がない

 

楽観的で危機管理能力が欠如していることもあれば、あまりに忙しすぎて自分の容量をオーバーしてしまうこともあります。

観察する暇もなく次々に新しい作業などが押し寄せてくるため、危機管理する余裕すらない状況に陥ってしまいます。

特にありがちなのが休養を考えないパターンで、やればやるだけ作業量に比例して能力や結果がアップしていく、と考えて結局体調不良に陥ってしまいます。

働き続けることに主眼を置きすぎて今自分の身に起こっていることに目が行かなくなってしまい、結果的に危機管理能力が足りていないと評価されるのです。

これは真面目な人ほど悪循環に陥りやすく、あるいは無計画な人にもこの傾向が現れがちです。

計画性がない人は、スケジュール管理をおざなりにしてしまい後々まとめて仕事をこなさなければ時間切れを起こしてしまう、そんな状況が常態化しがちです。

問題が想定されるスケジュールは即座に見直し、仮に問題が発生したとしてもトラブルを最小限に留めなくてはなりません。

忙しくて計画を見直す時間が無い方も、そもそも計画を立てることが面倒な方も、いずれはその無計画性が自分に返ってくるのです。

 

経験や実力が不足している

 

これは性格から来るものではなく、まだまだ実力が不足していたり経験が足りていない段階で陥りがちなパターンです。

トラブルにある程度は慣れていると、類似した経験から解決策を見出しそれを当てはめることができますが、経験もスキルもない段階ではこの方法は選択できません。

誰にでも等しく訪れる瞬間なので致し方ない部分もありますが、さらに危機管理能力が低い方は自分一人だけで対応しようとする傾向が強く出てしまいがちです。

自分の実力に見合っていないトラブルは解決できる先輩や同僚に任せてしまうことも一つの手ですが、それを最初から否定してしまうのです。

また、これらが不足していると事前に察知できるような問題に気が付かない可能性も考えられます。

その実力不足がパニックを引き起こし、状況を悪化させる可能性すら考えられるので、経験がないなりに一度自分の頭で考えて行動する必要があります。

ただし、このパターンは失敗も経験として糧にできるので、失敗しても忘れるのではなく次に活かせるよう反省することが危機管理能力の低下を防ぐことに繋がるでしょう。


危機管理能力が高い人の特徴とは

 

リスクを想定し対応策を考えておくことができる

 

何かトラブルやアクシデントが起こった時に、それに適切に対応するためには、事前にリスクを想定しておく必要があります。

たとえば、大型小売業の店舗責任者になったとしましょう。

店舗責任者なのですから、その店舗で起こるあらゆるトラブルやアクシデントの最終的な責任を負わなければなりません。

その際、事前に起こりうるトラブルやアクシデントを想定して対処法を考えておけば、実際にその事態が起こった時に適切に対応することができるに違いありません。

たとえば、「顧客からこういうクレームが出た場合は、このように対処すれば顧客も納得してくれるだろう」といったことを、事前に考えておくわけです。

実際にそういうクレームが出てから、どうしたらいいだろうと考えるよりも、事前に想定しておけば、スムーズに対応できますから、結果としてトラブル処理の成功率はまちがいなくアップするはずです。

想像力が豊かで、できるだけ多くのリスクを想像することができること、論理的にものごとを考えることができ、どういうリスクが想定できるか、また、それぞれのリスクにはどう対処すべきかを考えることができること、これが危機管理能力が高い人の特徴ということになるでしょう。

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どんなトラブルが起きても冷静でいられる

 

いくら事前にリスクを想定し、対処法を考えていたとしても、実際に起こるすべてのリスクに対応できるわけではありません。

人間の想像力には限界がありますし、世の中はまったく思いがけないこと、想定外のことも起こるものです。

想定していたリスクには冷静に対応できたとしても、そうでない不測の事態が起こった時、人間はどうしても冷静さを欠いてしまうものでしょう。

しかし、それでは危機に正しく対応することはできません。

危機管理能力が高い人は、つまり、どんな事態に直面しても冷静さを失わない人なのです。

職場内でまったく想定外の事態が起こったとしましょう。

同僚たちがみんなパニックになって、職場内が混乱したとします。

そのような状況になったとしても、危機管理能力が高い人は、周囲から影響を受けてしまうということはありません。

ピンチに強く、苦しい状況に陥っても、精神的に負けてしまうということはないのです。

平常心を失わず、起こっている事態を冷静な目で見つめ、事態を分析し、最良の対処法をできるだけ短い時間で導き出すことができるのが、危機管理能力が高い人の特徴なのです。


人一倍豊富な経験を持っている

 

たとえば、新入社員が配属された部署で、顧客とトラブルを起こしたとしましょう。

なにしろ、経験のほとんどない新入社員なのですから、そうしたトラブルにどう対処したらいいのかわからないに違いありません。

経験のある先輩や上司に相談し、指示をしてもらって、トラブル処理に当たることになるのがふつうです。

ほとんどの新入社員は危機管理能力がまだ備わっていないわけですが、それは、経験がないためにほかなりません。

もちろん、経験したことのないトラブルにも上手に対応できる人もいるでしょうが、経験豊富な上司などと比べれば、危機管理能力が高いとは言えないでしょう。

逆に言うと、最初は危機管理能力の備わっていなかった新入社員も、何年もその部署にいて、さまざまなトラブルやアクシデントを経験していくうちに、危機管理能力を自然に身に着けることが可能なのです。

あるトラブルを一度経験し、その処理に当たったことがあれば、同じトラブルが起きた時には、前回よりも適切な対処ができるに違いありません。

つまり、人よりも豊富な経験をしていること、その経験を次に生かせること、これも管理能力が高い人の特徴と言うことになるでしょう。

 

危機管理能力を向上させる方法とは

 

固定観念を捨て疑ってかかる

 

これはこうあることが当然である、そういった固定観念が時として油断を招き、思わぬ危険を引き起こしてしまうきっかけになることがあります。

危機が訪れる時というのは得てしてこうだったはずなのに、こうだと思っていたのにといったものに裏切られることから起こるものなのです。

何もかもを疑ってかかれ、全てを信用するなとはいいませんが、固定観念を持ちすぎてしまうとどうしても視野が狭くなってしまいがちですから、それを広げていくためにも物事の疑問を抱いてさまざまな角度から見ようとすること、考えようとすることがとても大切になります。

一つのことに対して「こうである」と断定するのではなく「ひょっとしたらこうかもしれない」「こういったことが起こる可能性がある」という見かたができるようになれば、それに対応するための心構えと準備ができるようになるでしょう。

発想が固定観念に縛られてしまうことで柔軟さを失ってしまうので、危機管理能力を持ちたいのであればいろいろなものに対してどうして、何故と考えていく癖をつけていくようにしてください。

解決策を考えていくうちに、どんどん能力が育っていきます。


いろいろな状況をシミュレートしてみる

 

想定外の事態が起こってしまった時に自分がどうするべきなのか、さまざまな場面をシミュレートしておくことで危機管理能力を向上させることができます。

危機感がある人というのは、普段からいろいろなリスクに対して考えを巡らせるものです。

もしこんなことが起こったら自分は何をすればいいのだろう、想像すれば、今の自分にどんなことができて何が不足をしているのか冷静に整理していくことができるようになります。

何事もない平穏な時こそ、いつ訪れるかもわからない危機に備えておくべき時間なのです。

逆に、危機感がない人というのは、まさかそんなことが起こるわけがない、いざとなったらその時に考えると非常に楽観的です。

しかし、その時が来たら普段どおりに動けないことがほとんどで、他者に迷惑をかけ、後悔することが多くなってしまいます。

そうした事態を避けるためにも、あらゆることを想像し、想定し、シミュレーションを繰り返すのです。

定期的に行われる防災訓練などを考えるとわかりやすいでしょう。

まさかの事態が自らの身に降りかかったら、そう考えるだけでも怖くなってしまいますが、だからこそ最悪の事態を避けるために必要なことなのです。


常に目的意識を持って行動する

 

行動する際にはいつも目標を立てるようにして、それを達成させるための目的意識を持ち続けることが危機管理能力の向上に繋がります。

いつまでにこれを達成させる、そうした目標は手の届く実現可能なちょっとしたことでかまいません。

ただ、予定通りの物事を進めていくためには、しっかり計画を立てて何日までにどのくらいのことをどういったペースで行わなければならないと、細かく考えていかなければならなくなるでしょう。

もしかしたら途中で予定外のことが起こってしまって、そちらを優先しなければならず、計画が狂ってしまうかもしれません。

そうした際にどう対処するべきなのか、それを考えて実行していくことで危機管理能力が高められていきます。

予定を立てる際には不測の事態を想定し、自らの能力も鑑みて時間的なゆとりを持たせておくのがいいでしょう。

目標と目的を認識して行動すれば、常にモチベーションを維持したままでいることができますし、計画を実行していくためには視野を広く持ってあらゆることを考慮しなければなりません。

そうした小さなことの積み重ねで、自然と危機管理が身についていきます。


危機管理能力がない人は高める努力をしよう

 

いかがでしょうか。

危機管理能力というのはいかなる場面でも重要になってくる能力です。

これが欠如していると、予期せぬトラブルに巻き込まれたり、あなただけが損をしてしまうこともあるでしょう。

ではどうすればその能力を高めることができるのか。

最もシンプルなのは想像力をフル活用すること。

そしてとにかく準備を怠らないことです。

想像力が豊かな人は、あらゆる予測を立てることができます。

良いことも悪いことも含めて、起こりうる可能性を頭の中で巡らせてみましょう。

そして、最悪なことを想定し紙に書き留めておくのです。

そうすれば忘れることはありません。

次にやるべきなのはその想定した最悪の事態になったらどうするのか、対策を最低3つは用意しておくことです。

これであなたが想像する最も最悪な事態になってもなんとかなることができます。

つまり危機管理ができたということにつながるのです。

また、これは準備にもつながります。

予測し、対策を立てることは準備そのものですよね。

準備を怠る人は、いざという時に何もできず、その人だけが被害を被ります。

危機管理能力を高めるためには準備が重要だということを覚えておきましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。

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