口だけの人の6つの特徴・心理と口先だけの人への対処法とは?

口だけの人の意味とは、口は達者なんだけれども、その後の行動は何も起こさないような人のことです。

例えば、ある仕事をお願いして、「はい、分かりました!」と元気よく返事をしてくれたのに、期限が来ても全く何もしていない人。

もしくは、自分の夢や目標を語り、多くの人から関心を集めたのにも関わらず、それを実現させるための行動を何一つしない人。

こういった人が口だけの人と言われています。

おそらくあなたの周りにも一人ぐらいはいることでしょう。

では、口だけの人は一体何を考えているのでしょうか。

そこで今回は口だけの人の特徴や心理についてご紹介していきますので、あなたに当てはまるものがあるかどうか確認しながらご覧下さい。

そして口だけの人にはどう対応すればいいのでしょうか。

その対処方法についても触れていますのでぜひ参考にしてみてください。

【目次】



口だけの人の特徴とは

理想をよく語る

理想をよく口にする人は、向上心が強い人のように思え、一見魅力的に感じられます。

ただ、その理想も実行が伴わないと、口だけの人になってしまいます。

理想を持つことは大事ですが、自分の能力を把握していないと、単なる夢想家です。

根拠も実績もないのに大きな理想を掲げている人は、困った時に全く頼りになりません。

最初はカリスマ性が感じられて周囲に頼りにされますが、次第に頼りにならない、と見放されてしまいます。

理想の内容も、よくよく聞いてみると具体性に乏しいのが特徴的。

「後世に残ることをしたい」「将来起業してそのジャンルのトップになりたい」などといった夢を語るものの、具体的に何をするのか、いつまでに行うのか、といった詳細を語ることはありません。

本人は嘘をついているつもりはなく本気なのですが、中身が伴っていないので、周囲からはほら吹きだと思われてしまいます。

このタイプの人は、自分を客観視できておらず、自分をより大きく見せたがる傾向があります。

プライドが高く、自分は他人よりもできる人間だと信じて疑っていないので、職場にいると厄介なタイプです。



地味な作業を嫌がる

下調べやセッティングといった地味で手間が作業を嫌がる人は、口だけ人間かもしれません。

このタイプの人は、大きな手柄や目立つことが大好物。

何より大事なのが、自分が高く評価されること。

人から注目されそうなこと、称賛されそうなことは率先して行う行動力はありますが、人目に付きにくいコツコツとした作業は避けたがる傾向があります。

地味な作業を頼んだ時、「今は忙しいからできない」「自分には向いていないからやっておいて」などと言い訳をして、こういった地味な作業を避けようとする態度が見られたら、注意してみましょう。

恋人の場合は旅行の計画を立ててみると、口だけ人間かどうか、分かりやすいですよ。

何も計画を立てず行き当たりばったりの行動をし、思い通りにならないと他の人にあたる、というのが、口だけ人間の旅行パターンです。

人の注目を集めるのが好きなタイプなので、このタイプはリーダーシップをとりたがります。

ただし、基本は他人任せなのであてにはできません。

表面上うまいことを言うだけ言って、実際の作業は周囲の人に丸投げにしてしまうので、被害を被らないように、注意しましょう。

一人で行動できない

口だけの人は耳当たりのいいことばかり言うし、強引な印象があるので、気が強い性格をしているように思いがちです。

ところが、こういった人は意外と気が小さい性格をしています。

自分に自信がないのをビッグマウスで誤魔化しているので、実は多くの人は小心者です。

特に他者からの評価に敏感になりがちな男性に多く見られる特徴です。

こういった自分に自信がない人は、一人で行動するのが大の苦手です。

一人で食事したり、知らない場所に一人で行ったりするのに抵抗を示します。

常に成功することを求めていて、失敗を恐れているタイプなので、経験値が低いのがその理由です。

失敗を嫌がり一人行動を避け続けた結果、自分一人では何も行動できない人間になってしまっています。

こういう人は、新しい場所、新しい人、といった馴染みのないものを避けようとする傾向があります。

旅行やコンサートは一人では敷居が高いかもしれませんが、ランチや映画などは、若い女性でも一人行動をしている人が増えています。

カフェですら一人で利用できず、人を誘っている人は、口だけ人間の可能性が大です。



口だけの人の心理とは

人から悪く思われたくない

口では調子のいいこと言いながら、行動を伴わずその場限りにしてしまう口だけの人の心理の中で、代表的なのが「人から悪く思われたくない」ということでしょう。

たとえば、会社の同期から「こんど飲みに行こうよ」と誘われたとしましょう。

心の中では飲みに行きたくないと思っていても、「いいね。いつか行こう」と答えますが、いつになっても飲み会が実現しないのが、口だけの人です。

「こんど飲みに行こうよ」と同期から誘われて、「行きたくない」と答えてしまえば角が立ちますし、同期から嫌われてしまうことにもなりかねません。

口だけの人には小心者が少なくないため、人からそんなふうに嫌われてしまうのが怖いのです。

そのため、その場しのぎの良い返事をするわけですが、そこにあるのが、「相手から悪く思われたくない。少なくても嫌われたくない」という心理と考えていいでしょう。

それはあくまでもその場しのぎにすぎず、実行しないために、結果として、相手から悪く思われてしまうことが少なくありません。

しかし、そんなことは考えず、その場で相手から悪く思われないようにしたいと考えるのが、口ばかりの人の心理なのです。



深い人付き合いがめんどくさい

自分から「こんど、いっしょに飲みましょう」と人を誘っておきながら、相手が「じゃあ、こんどの金曜日に」と答えると、「その日はムリ」と断ってしまうのが口ばかりの人です。

どうして、自分から誘っておきながら、相手が日にちを限定すると断るのか、それは、実際にその人とのみにいくのがめんどくさいと感じるからにほかなりません。

飲みに行くこと自体がめんどくさいというよりも、その人と深い人間づきあいをすることがめんどくさいのです。

そんなふうに飲みに行って会話をすると、つきあいはそれなりに深いものになるに違いありません。

それを機会に、また別の飲み会に誘われたり、ほかの人を紹介されたりして、人間関係が広がっていくということもあるでしょう。

その人から悩みの相談を受けたり、愚痴を聞かされたりすることも増えるかもしれません。

口だけの人は、そんなふうに人間関係が深まることがうっとうしく感じられてしまうのです。

そのため、自分から誘っておきながら、その飲み会が現実味を帯びてくると、とたんに腰が引けてしまうのです。

人間関係をめんどくさいものと感じ、できるだけ人と深くかかわりたくないと思っているのが、口だけの人の心理と言っていいでしょう。

よく「まあ、いいや」と思う

口だけの人には、自ら目標を掲げておきながら、それを実行しないタイプの人も少なくありません。

たとえば、「今度こそダイエットを成功させてみせる」という宣言を何度も繰り返しながら、一度も成功させたことがないというタイプの人です。

このタイプの口だけの人には、「自分に甘く、『まあ、いいや』と思っている」という心理があると考えていいでしょう。

目標を掲げる時には、ほんとうにその目標を達成したいと考えています。

これまで失敗してきたという自覚もしっかりあって、「今度こそ」というそれなりに強い意欲をもって目標を掲げたわけです。

ところが、自分に甘いためにその目標を実行することができません。

努力を続けられなくても、「まあ、いいや」と思ってしまうのです。

そして、結局、目標がクリアできなかった時でも、「まあ、いいや」と自分を許してしまうのが、口だけの人の心理なのです。

「有言不実行」の人には、この心理があると考えていいでしょう。

会社の上司などに、このタイプの口だけの人がいるという人も少なくないでしょう。

そういう上司は、口では立派なことを言い、部下には厳しく指導するものの、自分では実践できません。

それは、実践できない自分に甘く、「まあ、いいや」と許してしまうからなのです。



口だけの人を嫌いな理由とは

単純にうるさいから

口だけの人は基本的に口数が多く、おしゃべりな傾向にあります。

そのため単純にうるささで嫌われることが少なくありません。

人は声や音が耳障りだと感じた時に、うるさいという印象を感じます。

人が他人に対してうるさいと感じる原因は、声の大きさばかりとは限りません。

例え声が大きくても面白い話をする人は、話し相手に好意を持たせ、話をもっと聞いていたいという気持ちにさせることができます。

不快さよりも話に対する興味の方が大きい時、人は声のボリュームなど気にならなくなるものです。

対して口だけの人の話には、内容というものがありません。

実体の伴わない、面白くも興味深くもない話を聞かされていれば、ずっと話を聞いていたいという気持ちになれないのは当たり前のことです。

そうした話への不快感が、うるさいという感情に繋がります。

口だけのうるさい人という印象を持った相手に対して人間は、だんだん話の内容など関係なしに、話をしている姿を見るだけでまたくだらない話をしていると、習慣的に声をシャットアウトするようになります。

一度嫌われてしまえば、相手の前で言い訳を重ねてみたところで、印象を覆すことは難しくなるというわけです。



人任せな行動が多いから

口だけの人は、口だけで何もしない人と言い換えることもできます。

皆の行動や目の前の案件に口を出すだけの、人任せで何もしない人が嫌われるのは当たり前のことです。

一般的に色々なことを人任せにして、自分では何もしない人のことは怠け者といいます。

怠け者は嫌われますが、たくさんの人がいる中でこっそり怠けていれば、その行動が人に気付かれず放置されることもあります。

怠けは他人がいなくても、自分だけで成立する行動です。

対して口だけの人の行動は、その言動を耳にする人がいなければ成立しません。

口だけの人がそうと認識されるためには、必ず他人の目が必要になります。

だからこそ口だけの人の人任せさは、他者からとても目立つのです。

単純に何もしない人よりも、口だけは出すという人の方が嫌われやすいのは、その横暴な振る舞いが人の目に入りやすいからであると言えます。

また人の行動を縛るわけではないただの怠け者に対して、口だけの人には指示や批判で人の行動を動かそうとするという、さらに厄介な点が加わっていることもポイントです。

余計なことをするよりは何もしないでもらった方がありがたいという、典型的な例です。



自分に甘く人に厳しいから

口だけの人は自分に、人の行動や価値観に口を出すという行為を許している一方で、相手には一方的な言葉に従っての行動を求めます。

これは自分に甘く、他人には厳しいという性格によるものです。

口だけで行動が伴わない自分は許せても、本来なら口を出す権利もない他人のあり方や考えを受け入れることはできないという、自分勝手な認識がそこにはあります。

意識的にも無意識にも、自分より相手を下に見ているからこそできる行いです。

口だけの人の側にいる人間は、一方的に干渉され続けるその関係を続けるうちに、自分はひどく損をしているという印象を持つようになります。

口だけの人に対する嫌悪感は、そうして表れるものです。

己に損害を与える人相手のことを、好きになれる人間は滅多にはいません。

手を出してくるわけでも直接的に悪意をぶつけられているわけでもない、ちょっと言動に違和感があるだけのあの人のことを、嫌いだと感じる自分は心が狭いのだろうかと悩むことはありません。

自己満足のために、他人を実りのない会話に強引に付き合わせるような人のことは、好ましくないと感じて当然です。

口だけの人への対処法とは

約束事を書面に残す

約束をしても守ってもらえない、口だけの人への対処法は、約束事を書面に残すことです。

もちろん、本格的にパソコンを使って書面を作ると、逆にこちら側が大げさに思われる可能性があります。

まずは、メモ帳などを使って簡単に内容を書くようにします。

口だけの人が「〇月〇日に提出しないといけない書類、手伝ってくれないかな?代わりにランチをおごるから」と言ってきたら、「〇〇さん、手伝っても良いですけど、ここにサインして下さい」と言い、メモ帳に「私は〇月〇日にランチをおごります」と書いて渡します。

そこまですれば、普段は口だけの人でも、約束をちゃんと守ろうとします。

もしも守ってもらえないなら、サインをしてもらったメモ帳を見せて、「この約束どうなったんですか?」と、他の人にも聞こえるような声で尋ねてみましょう。

口だけの人は、他の人にもいい加減な事をしていることが多いので、他人からの信用を失っていたり、人望がない人場合が多いです。

あなたが困っている姿を知ると、一緒に口だけの人を批判してくれるはずです。

数人の人から批判される上に、書面などで約束をした証拠があると、口だけの人も立場が弱いので言い訳もできずに、おとなしく約束を守ってくれるはずです。



周囲の人を巻き込む

口だけの人が「君は優秀だから、ボーナスに反映されるよ」「昇給期待しておいてね」なんて、調子の良いことを言いだしたら、近くにいる人を巻き込んでみましょう。

「えー私、次はボーナスアップみたいです」「お給料上がるみたいです」と、ちょっと大げさに言ってみます。

そばにいた人が真面目な人なら「〇〇さんにそんな権限ないはずですよ」「いい加減なことを言うの、マズイと思います」と言ってくれたり、中には天然を装って上司に「〇〇さんがボーナスアップと言っていたけれど、本当なんですか?」と尋ねてくれるかもしれません。

口だけの人は、目下の人には調子の良いことを言いますが、自分の目上にあたる上司に対してはさすがに言葉を気を付けて過ごしています。

そのため、上司から注意をされないように、上司のいないところで、目下の人に調子の良いことを言っています。

あなたが、周囲の人を味方につけて、複数の人から上司に「〇〇さんがこんなことを言ってたのですが、本当ですか?」と言ってもらうことで、口だけの人は必ず上司から注意されるようになります。

1度や2度では「冗談が好きなやつなんだよ」「調子の良いことばっかり言うやつなんだよ」と言っていた上司でも、そんなことが何度かあると、きっと問題にしてくれるはずです。

こちらから何度注意しても、調子の良いことを言うのを止めない人には、このように上司を使って注意してもらう対処法が有効なのです。

相手にしない

口だけの人への対処法として、一番有効なのは相手にしないことです。

「〇〇ちゃん、かわいいね。今の彼女と別れたら付き合おうよ」「今度誕生日にプレゼント買ってくるから、この仕事頼めないかな?」と、言われても「〇〇さん、今日も面白いですね」と軽く流して相手にしないようにします。

そしてなるべく近くに寄らないようにします。

たまたまエレベーターなどで二人っきりになった時に、いつものように何か言ってきたら「〇〇さん、私先輩に呼ばれているので失礼しますね」と、なるべく早くその場を離れます。

口だけの人は、その場しのぎの行動でも、上手く人間関係を構築できていると信じています。

それなのに、あなたから素っ気なくされ、相手にされないと分かると、あなたの事を「面白くない人間だ」と不快に感じます。

そのうち、あなたに対して適当な事を言うのは意味がないと理解して、話しかけてさえこなくなるはずです。

口だけの人の言葉が不快で、二度としゃべりたくない、関わりたくないと思っているのなら、このように軽くあしらって、相手にしない方法が有効と言えます。



口だけの人には言い方に共通点がある

いかがでしょうか。

口だけの人には言い方に特徴があります。

明らかに自分はこれ以上関与しないと言った言い方であったり、他人任せにするような言い方には注意が必要でしょう。

もちろん本人にはそんなつもりはなくても、相手にそう捉えられてしまったら一気に信用を失ってしまいます。

たった一度だけでも、口だけの人と認識されてしまったらそれを挽回するにはかなりの労力を必要とするのです。

案外、軽く感じている人が多いですが、それだけ信用というのは大切だということ。

口だけの人と思われないように言い方そして行動には十分気を付けなければいけませんよ。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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