人間不信に陥ったときの対処法4つ

人間不信というのはなかなか厄介な問題の1つだと言われています。

人間を信じたいと思う反面、自分以外の人間の言動を信じてよいのか分からなくなってしまうという心情になってしまう方は少なからず存在するはずです。

しかしながら全く人間を疑うことなく生活するひと、常に人間を疑いながら生活するひと、それぞれの性格や生き抜いてきた環境など要因はありますが、信じたいけれど信じれないときがいつかやってくるかもしれません。

もしも人間不信に陥った際にどう対処すべきなのか。

そこで今回は人間不信になったしまったときの対処法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。



人間不信とは

人間不信(にんげんふしん、英: Misanthropy)とは、何らかの原因で他人を信じられなくなること。狭義では、一般的な社会生活を行えないほどの重度の症状を指すが、広義には人間関係のいざこざによる軽度のものも含まれる事がある。

出典 人間不信

多くのケースでは後者の意味でつかわれることが一般的ではないでしょうか。

過去のトラウマが原因であったり、心に傷を負ったことで、人を信じることができなくなってしまう状態で人間不信という言葉が使われます。

友達と一緒にいても、心を開くことができないということもそれに含まれるでしょう。

このように幅広く使われますが、なんにせよ、人間不信からは脱却したほうが人生は楽しいですし、充実した生活を送れるはずです。

人間不信を克服するには

人間不信の原因となる他人への期待をやめる

「裏切られた」ということは、つまり、「相手が自分の期待通りのことをしてくれなかった」ということです。要求するから、裏切られるのです。

「相手が自分に何をしてくれるか」という打算を捨てれば、裏切られるという不安もなくなります。

他人が自分に何もしてくれなくても、ただその人の存在を認めてあげる、ということから始めてみましょう。

出典 『人間不信に陥ったとき』



そもそも何故人間不信になるかと言いますと、他人に期待しているからなのです。

あの人は絶対にわたしのことを裏切らないとか、わたしが困っているときは助けてくれるはずだ、いつでも味方になってくれるはずだ、などなど自分にとってプラスの存在だということを期待しているからこそ、そうではなかったときに自己都合で人間不信になってしまうのです。

最初から他人に期待していなかったら、もし仮に裏切られたり陰で悪口を言われていたり嫌がらせを受けたりしたとしても鼻から相手に対しての期待の感情などもありませんから人間不信にはならずに、只々その相手が嫌いになるだけです。

嫌いな相手や生理的に合わないと感じている相手に何をされたとしても、信じていたのに裏切られたという感情が芽生えることがありませんからそ相手を信じることもありませんし、ですので人間不信に陥ることはなくなります。

人間不信になったら何も考えずリラックスする時間を作る

人間不信に陥った直後は、心の毒を抜くことを優先させます。

静かな環境でリラックスして過ごしていきます。そこで余計な思考をぐるぐると回してはいけません。ただ何も考えず、心を自由に泳がせておきます。

仕事や学校などがあるのが普通でしょうから、それは通常どおりに生活なさってください。一日の中で、リラックスする時間を作るようにします。心が荒れ狂う怒りや、耐えきれないと思われるような悲しみが出てきても、放っておきます。これらは毒を清算する手段です。

出典 【心の健康】人間不信から立ち直る手順とは

とにかく人間のことなんて一切考えずに、リラックスして過ごすことが大切です。

人のことを考えていけません。

なかなか頭から考え事が離れていかないときは、自分の呼吸だけに集中すると、頭の中を空っぽにすることができます。

すると、だんだんと落ち着いて、心が穏やかになってくるでしょう。

とはいっても、すぐに人間不信を克服したかといえば、そういうわけではありません。

自分がリラックスできる環境を毎日整え続けることが大切だということを覚えておきましょう。



人間不信の症状を本気で克服したいなら、いきなり劇的な成果を期待しないことがポイントになる。

特に同じ環境に身を置きながら、これまでと違った結果を求めるのはリスクが大きい。

そこでうまくいかなければマイナスのセルフイメージが強化されるだけだし、克服しようとして失敗したという印象を自分自身に植え付けてしまう。

それによって次の失敗が誘発されるだけなので、まずは小さなところから。

出典 人間不信の症状を克服するには

人間不信をやめるには自分を可愛がり過ぎないこと

あなたはひとから絶大なる支持を得れるほどの完璧な人間なのかをもう一度よく考えてみましょう。

他人から自分に対して何らかの攻撃があったりですとか、嫌な思いをした時に人間を信じられなくなってしまったり人を疑ったりしてしまいがちですが、それはすべて自分中心の世界の考えです。

自分では意識はしていないけれども、もしかしたら無意識のうちに他人を傷つけたり、ひとから嫌われるような行動をとったり逆にこの人と一緒にいると人間不信になると思われている可能性もなくはありません。

自分がひとから裏切られるはずがない、ですとか自分がひとから嫌われるはずがない、攻撃されるはずがない、こんなに頑張っているのになぜみんなわたしのことを認めてくれないのか、など人間不信に陥るタイプの人間として多いのが自己愛が強いタイプでもあると言えます。

時には発想を逆転させることも大切なのかもしれません。

例えば、もし仮に信じているひとから裏切られたり、その人の言動で傷つくようなことがあったのならばすべてを相手のせいにして勝手に人間不信に陥るのではなく、なぜそうなってしまったのかの原因を考える必要がありますし、その要因はもしかしたら自分にあるかもしれないのです。

その原因に気づくことが出来ない限りは、人間不信のループから脱却することが出来ないのかもしれません。



人からどう思われてるか気にしすぎないことが人間不信を克服するヒントになる

様々な意見があるとは思いますが、自分を形成するのは他人でもあります。

しかし、自分の人生ですから他人に決められたり他人の意見に左右されるのは嫌だと誰しも思うはずです。

人間は理性と本能を上手く使い分けて生きていますから、基本的にはひとからこう思われたいという自分を無意識に演じている可能性があります。

理性と本能があるからこそ人間はややこしい生き物かもしれません。

人間以外の動物で考えますと例外はあるかもしれませんが、嫌だったら相手を攻撃したり、戦ったり、喧嘩をしたり、そして生きる為に奪い合ったりして自分が生きる為に必死になります。

しかし人間の場合は脳が発達しているということもあり、腹が立つことを言われたり嫌な気分にさせられたりしてもそれを直接行動に表したりはせず、感情とは裏腹に笑って済ませたりですとか、争いごとがないように穏便に済ませようとします。

その思いが積りに積もって、人間を信用できなくなったりですとか何を考えているのか分からない、ひとが怖いと感じてしまう場合があります。

他人が何を考えてるかを気にしすぎないで自分が助けたかったから助けた、信じたかったから信じた、というように思うようにすると人間不信に陥ることも少なくなるかもしれません。

ひとからの見返りを求めたり、人の目を気にしすぎてしまうと、他人に対してあまりよくない感情が生まれてしまう可能性がありますから、他人からどう見られてるとかどう見られたいとか気にする前になりたい自分になることを考えて自分のやりたいことなど必死に行っていたら人の目まで気にする余裕がなくなり、他人を信じれないなどと考える暇もなくなるかもしれません。

人間不信の症状は必ず治る

いかがでしょうか。

いくつか対処法をご紹介しました。

この対処法以外にも人間不信に陥った際に切り抜けられる方法というのはいくつかありますが、人間不信というのは自意識過剰の部分も多いので、やはりあまり考えすぎずに自分の意志を尊重して行動することが大切になるのかもしれませんね。

もっと気持ちを楽にして考えることがとても大切なことだと言えるでしょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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