恩着せがましい人の6つの心理とは?

あなたの周りに恩着せがましい人はいるでしょうか。

恩着せがましい人とは、一度相手に対して何かをしてあげたら、その恩をいつまでも覚えておいて、相手に何かしてもらおうといった気持ちがある人のことです。

正直、そういう人は面倒ですし、厄介ですよね。

そこで今回は恩着せがましい人の心理についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。



恩着せがましい人の心理

 

見返りを求めている

 

恩着せがましい人には、実は見返りを求めるケースが多く見られます。

例えばあなたの事が好きな男性がいたとして、「君が前に好きだって言っていたブランドのバックだよ」なんていきなりプレゼントしたとします。

欲しいとも言っていないのに勝手に買ってきて嬉しいと思う人もいるかもしれませんが、プレゼントしたからといって「今日二人でこの後ホテルでも」なんて言われたら実に恩着せがましいですよね。

恩着せがましい人は、勝手に相手が望んでいるであろう物や事を用意して「こんなによいものを上げたんだからそれなりの対価をよこせよ」なんて相手を支配したいと考えているのです。

自分が頼んでもいないのに、余計な親切心や偽りの優しさで勝手に事を運ぼうとする支配欲の強い人は必ずそれ以上の対価を求めているものです。

しかもこっちはこれだけの事をしたんだから、そっちが返すのも当然でしょという意識がある為大変自分勝手とも言えます。

美味しい話には必ず裏があるものです。

そんな恩着せがましい人には大人の対応をして、こちらもあまりがっつかないようにする方が健全と言えるでしょう。



人から褒められたい

 

恩着せがましい人は人から「ありがとう」や「助かったよ」なんて評価をして欲しい人が多いのも特徴です。

幼稚園のように小さい子供の頃ってただお遊戯をうまく出来たり、歌を上手に歌えただけでも「わー〇〇君ってすごいね!」「〇〇ちゃんとっても上手!」など行ってもらえるものですよね。

でも人は大人になるにつれて、仕事やプラベートでもなかなか褒められる場面って少なくなってくるものです。

それが普通は当たり前なのですが、それでも小さい頃のように頑張ったら褒められたいという欲求が恩着せがましさを生み出すのです。

例えば職場の書類が少し乱れていて直したとします。

普通の人であれば、社会人として当たり前のことをしたという意識でも恩着せがましい人は「この棚の書類バラバラで探しにくくなったでしょ?だからこんなに揃えておいたよ」なんていかにも「自分を褒めて!」と言わんばかりに人に言いふらします。

実際いいことをしたとしても必要以上に他に人に言いふらしては、「この人恩着せがましいなー」と思われてしまいがちなのです。

また自己欲求が強く毎日の生活に満たされていない事もあり、褒められることが生きがいにもなっているケースもあります。

 

自意識過剰

 

自分に自信がある人にも恩着せがましい人が多くいます。

例えば仕事の時にグループで何か企画を練り上げる時「俺に任せておけばバッチリだ」なんて言っておきながら、自分は周囲に支持を出すだけで実際は細かいデータ集めや資料作成は他の人に回しているなんて中身の無い人もいます。

しかも大切なプレゼンは自分が担当していかにも「俺がこのプロジェクトの中心だ」「俺のおかげでうまくプレゼンできたね」なんて自意識だけ過剰なのに俺がすごいと豪語している人は、周囲からすると大変迷惑な存在です。

もちろん正しい事をするときもありますが、そんな成功体験によって自信を付けて「俺のおかげでうまくいったね!」なんて大口を叩いてしまうでしょう。

そんな自意識過剰な恩着せがましい人は、幼いころから親や周囲の大人甘やかされて育っているケースも多く見られ大人に成長していても実際の中身は幼稚なケースも多数みられるのです。

しかも自意識過剰が招く失敗を起こした場合に周囲が指摘しても「俺がそんな事するはずがない」とチームを輪を崩しがちですし、恩着せがましくビックマウス発言をして周囲を困らせる存在になってしまいます。



マウントを取りたい

 

恩着せがましい人は相手に対して恩を売っておくことで、その人のことを支配している気になっている場合が多く、相手を意のままに動かしたい、思い通りにしたいと考えていることが多いです。

こうしたタイプの場合は自分の考えた通りに物事が進まないと不機嫌になることが多く、言葉や態度にそういった考えがわかりやすく表れます。

周囲の人には「威圧的である」「怖い人」といった印象を与えやすく、近寄りがたいためにあまり親しい友人がいません。

気が弱く自己主張しない人を見つけてはターゲットにして、自分の支配下に置くためにあれこれと口や手を出しては恩を売って貸しを作り、手足として動かそうとするので当然でしょう。

何かをして欲しいときに下手に出てお願いをすることができないプライドの高い性格ですので、こういった方法を取ることしかできないのです。

一見すると困っているときに手助けしてくれる親切な人といった体ではありますが、その実、助けてあげたことをずっと相手に言い続けては、何かの折に「私がいなかったら何もできないのだから言うことを聞け」とマウントを取ろうとしてきます。

 

行きすぎたおせっかいに気づかない

 

周囲からは恩着せがましい人だと思われていても、当の本人には全く恩着せがましい振る舞いをしているという自覚がない場合も少なからずあります。

そこにあるのは「他人に親切にしてあげたい」「困ったことがあったら手を貸してあげたい」という純粋な好意だけなのですが、それが行きすぎてしまうことに気がつかずに他人が恩着せがましく感じてしまうこともあるのです。

悪い人ではないのでその親切を無碍にすることが難しく、余計に周囲の人を困惑させてしまいます。

「何かしてあげたい」という気持ちが高まりすぎてしまって、達成したときに自分はいいことをしたんだ!とついいい気になり、無意識に態度が大きくなってしまうことが多いのです。

そのため、周囲の人は「頼んでいない」「あなたには借りを作ったつもりはないのに」と反発心を抱きがちになります。

おせっかいすぎてそれに気がつくことができず、人の役に立てたことの嬉しさからつい「私が手を貸して正解だったでしょう」という態度が表に出てしまうことで顰蹙を買ってしまいます。

しかし、本人はなかなかそれを意識することができません。



自分の存在を認めてほしい

 

恩着せがましい振る舞いは、他人の中の自分の存在を大きくしたい、自分を忘れないで欲しいという気持ちから出てくる場合も多く、自分が他人にとって価値のある人間であることを認めたいがための態度であることもあります。

誰かにとって役に立っている自分を意識することで「自分は存在してもいい人間なのだ」と確かめたいのです。

存在感が薄い、友人が少なく職場でも家庭でも居心地の悪さを感じていて自分のポジションを確立することができていないといったタイプに多く、他人のために何か行動を起こすことで「あなたがいてくれて助かった」「あなたがここにいてよかった」と思われたいと常に考えています。

ただ、こうしたことは、内心感謝をされていてもなかなか言葉に出して伝えられるものではありません。

ですからつい不安に感じてしまい、自身が他人のために取った行動が自己満足ではなかったことを確認するために、代わりに自分から「私はここにいて役に立ったでしょう?」と確かめる態度に出てしまいます。

そのつもりはなくても、これが恩着せがましいと思われてしまう原因になるのです。

自信のなさゆえなのですが、傲慢に思われてしまう要因にもなります。

 

恩着せがましい人は自分ではわからない

 

いかがでしょうか。

もしかしたら、あなたも恩着せがましい人だと思われている可能性があります。

あなたにとっての当たり前は、相手の当たり前ではないことを忘れてはいけません。

あなたが「ここまでやったのだから、これぐらいしてもらっても当たり前だ」という気持ちがあるなら、その時点で恩着せがましい人になってしまいます。

しっかりと自己検証をしないと厄介者になってしまいます。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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