理不尽な上司との付き合い方や対処法6つ

理不尽な上司との付き合い方や対処法
by kris krüg
 
理不尽な上司の下で働くのはつらいものなので、当然ストレスが溜まってしまうことでしょう。

そのままにしておくと、心身のためによくありませんし、また、仕事も上手くいかなくなる可能性だって高まってしまいます。

さらには上司が理不尽な場合、仕事もやりにくいですし職場に行く事も気が重くなってしまいます。

しかし、だからと言って上司を変えるというのはなかなか難しいといえるでしょう。

理不尽な上司と上手に付き合う方法を探って、仕事をやりやすいような環境を作っていくのが理想と言えるのではないでしょうか。

そこで本日は理不尽な上司との付き合い方や対処法をご紹介しますので、そんな上司に悩まされている人はぜひ参考にしてみてください。



理不尽な上司との付き合い方や対処法

 

仕事に対しての指示がコロコロ変わる場合は何度も確認をする

 
理不尽な上司は、仕事に対しての指示が一定していないという特徴があります。

一つの仕事に対しても、昨日はこういった指示を出したのに翌日は違った指示をだす・・・それを指摘すると逆切れしてくるような上司には、どう対応したらよいのでしょうか。

そのようなケースでは、仕事に対しての確認をまめに入れるという事を実践しましょう。

例えば資料の作成を頼まれたが、昨日は三日以内にと言っていたが今日は変わるかもしれないという事は予測されます。

その際、資料作成に入る時に、もう一度三日以内に作成するので良いのか確認をとっておきましょう。

また、証拠を相手に対して示すというのも大切です。

「資料作成について昨日は三日以内で良いという事でしたが、変更はありませんか?」と、昨日は三日以内で良いと言っていたという事をさりげなく証拠として示すことが大切なポイントです。
 

頼まれた仕事は早め早めにやる

 
仕事を早めに片づけるのは、どのような職場でも同じですが、上司が理不尽な場合は特に気を付けて、早めに仕事を片付けるのが得策です。

資料の作成を三日以内で良いと言っておきつつ、三日後に渡した際に「確かに三日以内に仕上げてと頼んだが、もっと早く仕上げてくれないと困るよ」などといったような、まさに理不尽な事を言われかねません。

さらに場合によっては、自分の指示した内容を棚に上げ、仕事が遅いなどと言って来たり査定に響いたり・・・なんてこともありえます。

できる限りで良いので、早めに仕事を仕上げて、理不尽な事を言われるきっかけを作らないようにしたいところです。



理不尽に怒鳴ったり責める上司にはある程度従うそぶりを見せる

 
理不尽に怒鳴ったり、大した事でなくても執拗に攻め立てるという上司に対しては、内心はスルーしながら表面上は申し訳なさそうなそぶりを見せてその攻撃を適度に流すようにしましょう。

ある程度文句を言えば済む上司なら、それはそれで言わせておけばよいのです。

不愉快かもしれませんが、仕事をしていくうえでのある程度必要な大人力というものでしょう。

ただし、自分に全く非がない事で責任を押し付けられそうな場合は毅然と対応し、押し付けられそうな責任を引き受けないようにすることも必要です。

自分が犯していない仕事のミスを押し付けてくるという場合、ケースによっては減給や配置転換、退職に追い込まれるといったデメリットが生じます。

その場合ははっきりと自分に責任はないという事を伝え、場合によっては上司の上司や社内の専門セクションに相談するようにしましょう。
 

まともに取り合わず、上司か自分の異動を待つ対処法

 
あなたが特にやるべきことがない、かんたんな方法は、「特別な対策は講じない」という付き合い方です。

しかし、ただ何もしないというだけでは、ますます仕事のストレスは膨れ上がっていくものです。そのため、意識の持ち方だけは変える必要があります。

上司が何を言っても、まともにとりあうことはやめ、「はいはい」と受け流しましょう。そして、自分のペースで仕事だけはきっちりとこなす。

このように自分が仕事で成長することができれば、異動のチャンスも訪れるものです。

また、そんな上司は、会社上層部からの評価も低い可能性がとても高いはずですから、「左遷」や「降格」も近い将来訪れるかもしれません。

上司の方が先に異動になることもじゅうぶん考えられますので、それを待ちのも1つの方法です。



同僚と連携し、上司が孤立するようにする

 
理不尽な上司はあなたにだけ理不尽ということはないはずです。つまり「理不尽」は上司の属性だといえるでしょう。

ですから、ほかの同僚もその理不尽な上司に悩まされているに違いありません。

まずは、仲の良い同僚とタッグを組み、「上司とできるだけ距離を置く」という協定を結ぶのはいかがでしょうか。

そして、その協定の「輪」をだんだん広げていくのです。

セクション内のメンバーの過半数が「協定」に参加すれば、自然に上司は孤立化します。

孤立化すれば、セクションをマネジメントするのは不可能になることでしょう。

そこで上司は、自分の理不尽さに気づき、それを改める、ということになるかもしれません。

そうならなかったとしても、セクション内の結束が強まれば、ストレスは溜まりにくく、仕事も進めやすくなるはずです。
 

一度、上司ととことん話し合う

 
もう1つは、一度、上司ととことん話し合うという対処法もあります。

そのための準備として、ふだんの上司の理不尽な発言を記録しましょう。
そして、どこがどう理不尽なのかをしっかり明確にしておきます。

そのことによって、自分の仕事にどんな悪影響が及んでいるのかを、きっちり分析、整理しておくのです。

そうした記録を元に、上司に直接「改善してください」と要求するという、少し過激な対処法ですが、一度正面からぶつかりあうことで、「雨降って地固まる」という結果を生むこともありえます、

ただし、関係が悪化してしまうこともじゅうぶん考えられますので、この対処法は最終手段と考えたほうがいいでしょう。



理不尽な上司の特徴

 

その日の気分によって部下への態度や対応の仕方がまったく変わる

 
理不尽な上司にもいろいろなタイプがありますが、まず挙げられるのが「気分屋タイプ」でしょう。

その日、その時の気分によって、部下に対する接し方がまるで違ってしまうのです。

たとえば、仕事の進捗状況について、こういうタイプの上司に説明したとしましょう。

気分の良い状態のときは、「わかった。その調子で進めてくれ」という対応をするのに、同じ説明をしても、機嫌が悪いと「ぜんぜん進んでいないじゃないか。なんでぐずぐずしてるんだ」と叱るのです。

同じ報告をしているのに、その時の気分次第でまった反対の対応をされるのですから、部下にしてみれば、こんな理不尽なことはないでしょう。

こういうタイプの上司を持った部下は、ですから常に上司のご機嫌をうかがいながら仕事をしなければならなくなります。

つまり、よけいな気を使わなくてはならないタイプの、理不尽な上司ということになるでしょう。
 

部下に仕事を丸投げし、適切な指示をしない

 
仕事ができないタイプの、理不尽な上司も少なくありません。

こういうタイプの上司は、仕事を部下に丸投げしてしまうという、無責任な特徴を持っています。

無責任で、無気力なわけですが、実は仕事のことがよくわかっていないというケースが多いのです。

つまり、部下に与える仕事について、その効率的なやり方や注意点など、具体的な進め方のノウハウを把握できていません。

そのため、「この仕事、任せる」と言って、部下に丸投げしてしまうのです。

丸投げされた部下はたまったものではありません。

新しい仕事の場合は、当然、わからない点や、不明瞭なところが出てくるでしょう。

それを上司に質問すると、「そんなことは自分で考えろ。仕事は、自分で考え、答えを出すことによって、ほんとうの意味で身に着くものなのだ」というような説教をします。

「説教だけは一人前」というタイプの、理不尽な上司ということになるでしょう。



責任を取ろうとはせず、部下に責任を押し付ける

 
部署内で起きたミスやトラブルの責任を最終的に負うのが、上司の大きな役割と言っていいでしょう。

その役割をまったく果たすことなく、逆に部下に責任を押し付けてしまうのが、理不尽な上司の特徴です。

たとえば、部下が何か大きなミスをして対外的なトラブルになったときでも、「自分の責任ではない」と、理不尽な上司は考えます。

それで、「君の起こしたトラブルなのだから、君が先方に出向いて謝罪し、問題を解決しろ」と指示して、自分は逃げてしまうのです。

本当は、自分が先方に出向いて、部下の代わりに謝罪するのが、上司たる者の務めでしょう。

しかし、理不尽な上司にはその務めを果たそうという意志がまったくないのです。

さらに、「上司の指示通りに仕事をしたら、悪い結果になった」というケースでも、「自分はそんな指示はしていない」と責任逃れをし、「悪い結果を生んだのは君だ」と、責任を部下に押し付けるのです。
 

日によって仕事の指示内容が変わる

 
仕事に関する指示内容が、日によって変わってしまうというのも、理不尽な上司のよくあるタイプと言っていいでしょう。

たとえば、会議資料の作成を部下に指示したとしましょう。

「レイアウトを工夫し、表やグラフなどをたくさん使って、見やすい資料にしてほしい。色もたくさん使ってくれ」という指示を出したとします。

その指示に従って資料を作成して上司に見せると、こんなふうな答えが返ってくるのです。

「こんなに表やグラフをたくさん使う必要はない。レイアウトも凝りすぎ、色も使いすぎだ。もっとシンプルにできないのか」。

部下にしてみると、「あなたの指示通りに作ったんですけど」と反論したくなるところでしょう。

あるいは、「納期は○日まで」という上司の指示に従い、そのつもりでスケジュールを組んで仕事をしていると、その納期より早い段階で「あれは、まだできていないのか」と急かします。

部下が「納期は○日とおっしゃったので、そのつもりで進めていますが」と答えると、「そんな指示はしていない。自分で勝手に納期を決めるな」と言うのが、理不尽な上司なのです。
 

理不尽な上司の対処法は行動あるのみ

 
いかがでしょうか。

理不尽な上司との上手な付き合い方や対処法にについてご紹介しましたが、基本的にはあなたの行動次第でしか改善するキッカケを生み出すことができにくいものです。

その行動というのは何も上司に抗議するというだけでなく、異動願いが通りやすいように頑張って仕事をするということもその1つです。

理不尽な上司のせいで仕事辞めたい、仕事行きたくないとクヨクヨ悩むのであれば、そのまま転職活動に入ってもいいですし、期間を決めて職場の改善をしていくのもいいでしょう。

どっちつかずな態度や考え方が最も自分自身を苦しめてしまうものですよ。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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