短気な人と上手に付き合う12の方法

短気
by Hjorthefoto
 
あなたの周りにすぐにカッとなる短気な人はいるでしょうか?

あなたはそういう人とどのように付き合っていますか?

ただ面倒だから、怒られたくないからと必要以上に関わらないようにしているかもしれませんね。

短気な人とずっと一緒の職場では「もうこの人とは働きたくない」と感じたり、仕事辞めたい!なんて大きなトラブルにもつながっていきます。

ちなみに短気な人には大きく分けて3つのパターンがあるといわれています。

  • 人の事をいろいろ言うタイプ
  • 何も言わずにため込んでいるタイプ
  • 不満ばかり言うタイプ

正直な話どれも厄介であることは間違いないでしょう。

しかし、3つともちゃんとした態度で接してあげれば十分対応できるものです。

「あの人はああいう人だから」「あの人嫌い!」と言うのは簡単ですがそれでは良くなることはありません。

少しずつでもそういう人との付き合い方を覚えて学校や職場の人間関係を良くしていくようにするとあなたにとっても人とつながるための許容範囲が広がり、未来に活かせるはずです。

そこで本日は短気な人との付き合い方をご紹介します。

【目次】
短気な人との付き合い方
短気な人の特徴
短気を直す方法



短気な人

 

短気な人の沸点を知る

 
短気な人と一緒に仕事をしなければならない、
合宿のチームの中に短気な人がいる、
などという状況になったとき、どうすればいいでしょうか。

相手の怒るポイントや、機嫌を悪くする状況がどういったものなのかを把握することが大切です。

どのようなことを言ったら怒るのか、
どういう場面に出くわすと機嫌が悪くなるのかを知ることは、
無用な衝突を避けるための第一の方法です。

仕事のミスが多かったりするのはしかたがないことかもしれませんが、
この「相手が怒りだす沸点」を知るためには、
多少の犠牲を覚悟しなければならないこともあります。

なんといっても、怒る場面に立ち会わなければ、
それがわからないのですから。

まず相手を知ることで、相手を刺激するポイントをはずし、
うまく折り合っていける状況を作れるようにしましょう。
 

短気な人を受け入れる

 
相手の怒りを避けているだけでは、上手に付き合えるとは言えません。

「ああ、地雷を踏んだらどうしよう」
「こんなこと言ったら気を悪くするかな」

などと、いつもびくびくした様子で相手を接する姿勢は、
相手にも自然と伝わりますし、度が過ぎれば失礼にもなってしまうでしょう。

考えようによっては、短気も「個性」のひとつです。

相手の出方をおもんぱかるばかりで、
なかなか本音で話せない今どきの人たちが多いです。

しかし、短気な人は自分の気持ちに正直で、表裏のない人物、という良い側面もあると言えるのではないでしょうか。

短気な性格はその人の個性、と考えて、そのままの相手を受け入れ認めてあげることも必要です。



短気の裏に隠された良い面を見る

 
短気な人を受け入れることは、努力が必要不可欠です。

努力することは、忍耐することでもあるでしょう。

忍耐には時間がかかるもの。

忍耐はつまるところ、愛であると語る人もいます。

最初、その人と出会ってしまったとき、
「どうしてこんな人と付き合わされなきゃならないんだろう」
と感じたかもしれません。

しかし、相手の出方をいろいろ探り、相手を知ろうと努力する過程で、「短気」の向こうにある、思わぬ良い面や意外な面を知ることになるはずでしょう。

そうなると、今まで単に「触れぬように、祟られぬように」と接していた自分の心に変化が現れてくるものです。

結果、考えていた以上のいい仕事ができたり、いいチームを作れたり、といったことにつながっていくのではないでしょうか。
 

短気な人に対して先に謝っておく

 
「ごめんね、本当に悪いんだけど・・・」
「私の勝手な相談なんだけど・・・」

のように、一言謝るようなセリフを言った後で話を始めます。

なんで悪くもないのに謝らないといけないのか、
と感じる人もいるかもしれません。

しかし、短気な人に先に「貸し」を作っておく、もしくはそのような雰囲気にさせることで、そのあとの話を怒らずに聞いてもらいやすくなります。



とりあえず短気な人に同意する

 
怒りだしそうなときにはとりあえず
「そうだよねぇ、うん、その通りだと思うよ」と
一回相手に同意してしまうことも必要です。

そのあとで本題を切りだすと、ヒートアップしづらい傾向があります。

短気な人にはとにかくこまめに同意することが上手に付き合うコツの1つと言えるでしょう。

同意してくれた相手には怒りづらくなるものです。
 

「そうですね」で短気な人の話を打ち切る

 
短気な人はヒートアップしだすと
怒っている自分の姿に自ら興奮して、
さらに怒りが大きくなる傾向があります。

怒りだしそうで面倒なときには

「そうですね」

で、あとは言葉を返さず一旦話を打ち切ってしまいましょう。

そのあとは何を言ってきても相手にしないようにするようにします。
 

お菓子で短気をとめる

 
もちろん出来る場合と出来ない場合がありますが、
「まぁ、とりあえずチョコでも食べる?」など、
お菓子を差し出して完全に話題を止めてしまうのも効果的です。

ただ、怒りの度合いによってはさらに怒らせることもあるので
この手を使うときは見極めが重要かもしれません。



自分も怒りそうな時は深呼吸をする

 
仕事で失敗したときなどによく矛先が向けれることがあります。

自分だけの責任じゃない!むかっときて短気な人につられて言い返してしまうと予想以上に騒ぎが大きくなり面倒なことになります。

怒ったことに対してもしかしたら後悔するかもしれません。

相手に引っ張られないように注意しましょう。

「短気につられるな」と深呼吸して、同じ目線に立つことを避けましょう。
 

短気な人をヨイショしてみる

 
短気な人を動かしたいときはとりあえずヨイショしてみてはいかがでしょうか。

「頼りになるわぁ」「さすがだね」などと
さりげなく相手を褒めておくと
怒りの矛先が自分には向きづらくなり、思っているように動いてもらえることも増えてくるでしょう。
 

短気な人を否定しない

 
短気な人はプライドが高いことが多いものです。

そのために自分が絶対に正しいと思っている人もいるでしょう。

そのような考え方の人に対して少しでも否定するような言動をしてしまうと怒ってしまいます。

否定はせずに話を聞いてあげるべきでしょう。

もし怒らせてしまった場合は、聞き流すようにしましょう。



短気な人の話を聞いてあげる

 
先ほどの「否定しない」にもあげたことですが少し意味が異なります。

中には普段はおとなしいのにちょっとしたことですぐに怒ってしまう人もいるでしょう。

そのような人には普段から不満が少しでもたまらないように話を聞いてあげることがポイント。

このような人は誰かに話を聞いてもらえれば満足することが多いです。
 

相手を尊重する

 
自分はこんなに凄い!と主張してくる人もいます。

「面倒な人だなぁ」と感じることも多々ありますが、
それを尊重してあげてみてはいかがでしょうか。

あまりに主張しすぎていたり、言動が目に余る場合は注意することも必要ですが、ある程度は許容してあげましょう。

こういった人たちは否定されることに耐性がなく、弱いものです。

その部分を理解してあげるだけでも、
対応は変わってくるでしょう。



短気な人の特徴

 

完璧主義で理想が高い

 
何事においても完璧を求める人というのは、自身にも厳しい反面、他人に対しても厳しい目を持っています。

ですので自分の思い描いた結果が出なかったり、周囲が自分の意に反した言動をするととたんに機嫌が悪くなります。

ですが人というのは、何事においてもそうそう完璧にこなすことなどできません。

そしてもちろん他人が自分の理想通り、あるいは思い通りに動いてくれることもめったにありません。

ですので短気な人は、周囲の言動や状況が意に添わず、日頃から常にイライラやフラストレーションが溜まりやすい状況にあると言えるでしょう。

このようなストレスを抱えているがゆえに何かをきっかけに豹変し、キレてしまうことが頻繁にあるため、周囲からだんだん敬遠されていきますし、扱いにくい人というレッテルを貼られることになります。
 

気が小さくて実は臆病者

 
ただ気が小さいだけの人なら、人と争うことなく、目立たずに暮らしていけるでしょう。

ですが実際には気が小さいのに、自分を大きく強く見せようとしてしまう人というのは問題があると言わざるを得ません。

なぜなら自分よりさらに弱い立場の人間に対して、その強さを見せつけようとするからです。

本当に強い人ならそもそも強さを誇示しようとも思わないものですし、誰に対しても態度は変わりません。

しかし気が小さいのに短気な人というのは、小心者がゆえに自分より上の立場の者には向かわず、弱い者に対してだけ横柄な態度になるのです。

いや、横柄な態度くらいならまだマシなほうで、さらにひどいケースでは夫が妻や子供に暴力をふるう、あるいは上司がその立場を利用して部下を意のままに操るなんてことだって起こりうるのです。



神経質で理屈っぽい人

 
神経質で理屈っぽい人というのは、周りから見ればごく些細なことでも気にする傾向にあります。

さらに一般的な感覚からは理解できないような細かなことまでこだわり、ある日突然キレます。

もちろん本人にしてみれば何かしらキレる理由はあるワケですが、何しろ一般的な周囲の感覚からしてみれば理解できないようなことなので、突然意味もなくキレたように感じられるのです。

また理屈っぽい人というのは、周りから見ればただただ偏屈な考え方であっても、本人は筋の通った論理的な考え方だと思っています。

ですのでその論理が通らなかったり、理屈が通じなかったりするとたちまち不機嫌になり、怒りを周囲にぶつけるのです。

こうした人ほど扱いにくいものはありません。

何しろ本人は筋道が通っており、間違っているのは自分ではなく周りだと思っているのですから。
 

プライドが高く自意識過剰

 
プライドの高い人というのは、自分を中心にした考え方をしがちです。

ですので自分にとって損か得か、あるいは利益不利益でしか物事を考えられず、その結果、短気で怒りっぽくなってしまうのです。

例えば他人に自分のプライドを傷つけられるようなことを言われりすると、相手が誰であれ本気になって怒ります。

たとえそれが自分より目上の者であっても、関係はありません。

さらに自分のプライドが傷つくような大袈裟なことだけではなく、ちょっとした軽口や冗談にも過剰に反応してしまう傾向にあります。

このようにプライドの高い人は一見冷静なように見えても、実は感情をうまくコントロールできていない場合が多く、かなり落差が激しいと言えます。

自分が褒められて機嫌の良い時ならいいのですが、ちょっとしたことで一気に不機嫌になることもあるので、非常に扱いにくいのです。



短気を直す方法

 

計画通りいかなくてもいいや、という柔軟な心を持つ

 
短気な人は、完璧主義で真面目な性質を持っています。

短気な人は、例えば待ち合わせの相手が遅刻をしたときは「どうして10分も遅れているんだ!私をこんなに待たせて!」とイライラします。

時間通りに落ち合い、出発するという計画が達成されないとイライラしてしまうのです。

しかし、おおらかで柔軟な思考を持つ人は、「10分遅れるのか。じゃあ近くの本屋で立ち読みしていようかな。本屋に行く時間ができてラッキー!」と考えるのです。

同じ「10分遅れる」でも、捉え方によって気分は全く違います。

冷静に考えてみれば、10分の遅刻などたいしたことではありません。

もちろん何度も遅刻を繰り返されれば不快な気持ちになるでしょうが、そういった相手には直接注意したり、次回からは喫茶店での待ち合わせにするなどの対策をとればよいだけです。

短気を直すには、発想を変え、何かマイナスな出来事が起こっても柔軟に対応しようという心を持つことが大切です。
 

ゆったりとした動作で副交感神経の働きを高める

 
短気な人、すぐイライラする人は早口でまくしたてるような話し方であったり、動作が乱雑であったりしませんか。

逆に、落ち着いていて穏やかな人は、ゆっくりと話し、動作もゆっくりでエレガントです。

話し方や動作は、人の性格や性質に影響するのです。

ゆっくりと動くようにすると、体をリラックスさせ血流を良くする副交感神経(自律神経のひとつ。ブレーキの役割)が活発に働くようになります。

すると、心は穏やかになり、小さなことでイライラしなくなるのです。

素早く雑な動作をすると、交感神経(自律神経のひとつ。アクセルの役割)が優位になり、ちょっとしたことで感情が高ぶったりイライラしやすくなります。

ゆったりと動く意識を持って生活をしていると、穏やかな気持ちで過ごせるようになり、短気な性格もかなり改善されます。



時間や期日に余裕を持った生活をする

 
短気な人は、いつも時間に追われていて余裕がありません。

自分に余裕がないから少しのことがうまくいかないだけですぐイライラしてしまうのです。

会社に行く前、朝の時間に余裕がないとバタバタしてしまいますが、出発の一時間前に起きていればゆっくりと準備ができます。

時間に余裕があれば、例えば朝食のパンを切らしていても「コンビニで買ってデスクで食べる」という方法に切り替えることができるのです。

時間に余裕がないと、朝食を食べることができず午前中は仕事がはかどりません。

また、期日の前に急いで資料作成をすることなどが常態化していると、いつも生活に余裕がない状態になります。

期日よりかなり早い段階で完成しているよう、プライベートも含め見通しを立て、時間に余裕が持てるようにしましょう。

欲望のままに生活するのではなく、計画的に、先を見据えた生活をすることが短気にならない秘訣です。
 

何でイライラするのか、書き出して傾向を掴む

 
なぜかすぐイライラしてしまう短気な人は、何でそんなに自分が怒っているのかよくわかっていないものです。

そんな人には、イライラするタイミングや原因を考え、それを紙に書き出してみることをおすすめします。

紙に書きだすことで冷静に自分を見つめられますし、心のモヤモヤが晴れてすっきりします。

物事を整理することで思考がクリアになり、対策も立てやすくなります。

「おなかがすいているときに短気なりやすい」ことが分かれば、できるだけ空腹の状態を作らないよう工夫をすればいいのだ、ということが分かります。

自分でどんなときにイライラしているかわからない人は、周囲の人に聞いてみましょう。

家族、恋人、友人はあなたがどんなときにイライラしているか、あなたよりわかっているかもしれません。

短気な人は、まずイライラの原因をつきとめ、言語化することで対策を考えましょう。
 

短気な人だけど良い人

 
人が怒るには必ず理由があります。

それは短気な人でも例外ではありません。

まずはその理由を明確にすることが第一歩といえるのではないでしょうか。

「この人は短気だからあまり関わらないようにしよう・・・」
と最初は思っていたのに、しっかりと向き合って話してみるとすごくいい人だった!なんてもこともよくある話です。

第一印象が悪い分、なおさらいい人に感じてしまうかもしれませんね。

もちろん付き合いたくない人とはムリに付き合う必要はありませんが、
職場でもなんでも接する機会があるのら、できるだけ良いコミュニケーションをとりたいものです。

毛嫌するのではなくあなたから一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

周りの人にも良い影響与えることになるかもしれません。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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