知ったかぶりする人の3つの心理と直す方法とは?

あなたの周りに知ったかぶりする人はいるでしょうか。

ついつい知っているふりをしてしまう状況は誰でもあるものですが、それが当たり前の状態になってしまうのは少し危険です。

やはり知ったかぶりしているのがバレた時点で、その人は誰からも信用されなくなるでしょうし、次からその人の言葉はまるで残らなくなってしまうからです。

このことは多くの人が気づいているはずなのに、なぜか知ったかぶりをしてしまう人が後を絶ちません。

そこで今回は知ったかぶりする人の心理と直す方法についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。



知ったかぶりする人の心理

 

知らないことによって見下されたくない

 

知ったかぶりをしてしまう人の中に、プライドが高く、人から見下されることを嫌う人がいます。

「知らない」と正直に言ってしまうことで、相手よりも知識がないこと、情報がないことを晒してしまうことになるため、相手から見下されてしまうと警戒してしまい知ったかぶりをしてしまうのです。

知らないことによって人を見下したり批判するという人は少なく、その際には相手側の性格に問題があるケースが多いですが、自身のプライドが邪魔をしてしまい、予防のためにも知ったかぶりをしてしまうのです。

「知らないと言ったらバカにされるかもしれない」「知っているように見せれば対等に見られる」と、相手と自分との間の関係性を意識していると言えます。

知ったかぶりをしてしまうのは、相手よりも下になりたくない、対等もしくは上の立場でありたいと思っているからと言えるでしょう。

ただ相手と立場を対等、もしくは上の立場でいたいと考える場合、徐々に会話が合わなくなったり矛盾が出てきてしまい、その後知ったかぶりであることがばれ、かえって自分の立場を危うくしてしまう危険性があります。

心を許している相手、いつも対等に接してくれている相手には、正直に話すことで見下されてしまう心配はほとんどないでしょう。

 

仲間外れにされたくない

 

友達や同僚といった、仲の良いグループが存在すると、自分の存在を認めて欲しくて知ったかぶりをしてしまうことがあります。

「その話知ってるよ」と共有・共感することで、より相手との仲間意識を強めている人は、知ったかぶりをしないと自分が仲間外れにされてしまうと恐れてしまうのです。

話についていけない、理解出来ない、知らなかったという状況の人が自分一人となってしまえば、自分だけ置いていかれた気持ちになってしまう。

その上、話がどんどんと膨らみ盛り上がってしまえば、入る隙すらも無く感じてしまうことでしょう。

「このグループから抜けたくない」「このグループから外されたら居場所がない」という不安と常に隣り合わせで過ごしている人は、小さなことまでも知ったかぶりをしてしまいます。

仲間外れにされること、置いていかれてしまうことを恐れており、周りに合わせていないと孤立してしまうと危機感を持っている人は、知ったかぶりをして先の不安を回避しようとしているのです。

そのため、本音を言える仲間、正直に言える友達といった関係ではなく、無理して皆に合わせて作っている関係と言えることもあるでしょう。



相手をもっと知りたい、仲良くなりたい

 

自分の立場を守るため、周りに置いていかれない為以外にも、知ったかぶりをしてしまう心理があります。

それは「相手をもっと知りたい」「相手ともっと仲良くなりたい」という心理からくる知ったかぶりです。

相手と仲良くなるためには、同じ思考を持っていたり意見を合わせて深めていく必要があると感じていると、相手から「○○だよね?」と言われると「そうだね」といった賛同型の返答になりやすいもの。

そのため、相手から「これ知ってる?すごいよね」と言われた場合、その情報について知らなくてもつい「知ってる」と言ってしまうのです。

合わせて賛同することによって、相手に好意を持ってもらい、印象を良くしようとすることで、知ったかぶりな自分が出てしまう。

もちろん「知ってる」と言われた相手は、「同じ趣味を持ってるんだ」「この話が通じるなんて嬉しい」と、あなたとの関係を深めていくことでしょう。

似た者同士が友達になりやすいことを利用し、相手の思いや趣味などに賛同することによって、相手との関係を深めようとしている知ったかぶり。

純粋に相手と仲良くなりたいがための嘘の一つであるため、悪意や計算が隠されているという訳ではないでしょう。

 

知ったかぶりを直す方法

 

知ったがぶりを直すには自分の無知を知ることが大事

 

人というのは何か一つに詳しくなると、人に自慢したくなったり詳しく話したりしたくなるものです。

ですがこうした知ったかぶりは、後でもっと詳しい人が出てくることで恥ずかしい思いをしてしまうことにも成り兼ねません。

なので知ったかぶりをしてしまうような人であれば、まだまだ自分は無知で不完全な人間なのだと思うようにしましょう。

自分よりできない人や頭の悪い人が側にいれば、ついつい自分のほうができるのだということをアピールしたくもなりますが、そういった時でもまだまだ自分には知らないことがあるのだと思い込むことで知ったかぶりを直すようにもしましょう。

また、難しい分野の本や今まで興味のなかった本を読んだりして自分の知識の浅はかさを定期的に感じるようにしましょう。

得意分野だけできれば良いと思ってしまうこともありますが、そういった時も得意分野だけでは自分は成長していかないのだと思うことが大事です。

知らなければいけないこと、勉強しなければいけないことの幅を広げればもっと視野が広くなりますし、知ったかぶりも直せるようになるでしょう。



知ったかぶりはデマの拡散につながることを知る

 

知ったかぶりを直す方法として、知ったかぶりはデマを拡散させることにつながるというようにとらえると良いでしょう。

1対1の人との会話で知ったかぶりをしてしまうくらいであれば、話はそこで終わるので大して影響はないですが、それがSNSで拡散されてしまえば、知ったかぶりで言ったことは浅はかな知識であることが多くの人に知れてしまったり、それがいつの間にか完全に正しいことなのだと思われてしまうこともあるでしょう。

ですから自分に騙すような意図はなかったとしても、知ったかぶりはデマにつながる恐れがあるのだということを覚えておくと良いです。

デマにつながってしまうと発端である自分が悪者になってしまうこともありますし、取り返しのつかない事態になってしまうこともあります。

ですから知ったかぶりではなく、確実に知っていると言えることでないと軽々しく発言しないようにして、知ったかぶりを直すようにもしましょう。

確実に断言するというのはとても勇気のいることですから、それだけ勇気をもって言えることかを考えることによって知ったかぶりしてしまうことも減るでしょう。

 

何でも張り合おうとしない

 

知ったかぶりをしてしまうのは、自分に張り合う気持ちがあるからだということもできるでしょう。

相手に対して張り合う気持ちがなければ、相手の言うことよりももっと知っていることを話そうともしないものですし、軽く聞き流すこともできるでしょう。

ですから知ったかぶりを直すには、自分の気持ちにゆとりを持ったり、もっと気持ちを大らかにしてみましょう。

張り合う気持ちや、他人と比べる気持ちをなくすことができれば自然と知ったかぶりもしなくなるものです。

ですがそれによって相手の会話にまったく無関心になってしまうと相手に失礼にもなるので、会話は無関心ならないように注意する必要があります。

相手の話に相槌を打ちながらも、少し気になる点や間違った点があっても気にしないようにすれば、知ったかぶりしてしまうことも少なくなるでしょう。

また、知ったかぶりは相手にとって不愉快になることが多いのだということも頭に入れるようにすると良いです。

そうすることによって自分から一歩引くことができますし、相手の会話に無理に入っていくようなことも少なくなってくるでしょう。

 

知ったかぶりする人はうざい

 

いかがでしょうか。

はっきり言ってしまうと、知ったかぶりする人はかなりの確率でうざいと思われます。

気づかれないうちは色々知っているんだなと思われるものですが、そのメッキが剥がれると一気に信用を失い、しまいにはネガティブな感情を持たれやすくなるので注意が必要です。

やはり人間は素直が一番かもしれません。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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