執着心を捨てる6つの方法とは?

執着心とは、1つの物事に対して執拗に接したりすることです。

簡単に言えば、諦めが悪かったり、しつこかったり、頑固だったりなどが当てはまるでしょう。

そんな執着心ですが、多くのケースでは執着心がない方がスムーズに生活ができるようになります。

例えばストーカーなども執着心が強すぎるあまり起こってしまう犯罪なので、やはりある程度以上の執着心は捨ててしまったほうが恩恵は得られるでしょう。

そこで今回は執着心を捨てる方法についてご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。



執着心を捨てる方法

 

自分軸をしっかり持つ

 

なかなか執着心を手放せない状態というのは、執着している対象物を手放してしまうことで、自分の価値が下がってしまう、周りからバカにされてしまうといったネガティブな思い込みによって起こるものなのです。

そのため、他人の意見や、他人の目を気にせずに、自分ならこうしたい、自分はこうなのだ、というしっかりとした自分軸というものを持つようにしましょう。

自分軸をしっかり持つということは、他人に迷惑をかける自己中心的なものの考え方ではなく、まず自分がどうしたいのか、という自分を大切にする行為なのです。

例えば、他人が価値を見出しているものに対して、実際には自分とっても価値があるものなのか、ただ単に他人から羨ましがられたいから手放せないでいるのか、本当に欲しい物なのかなどといった、冷静な目で本当の自分の価値観を洗い出すことが必要なのです。

そうすることで、執着している対象物に対してしがみついている自分がおかしく思えたり、執着している対象物自体に価値を見出せなくなったりするなど、徐々に執着を捨てることができるようになるのです。

[参考記事]



理想の状態をイメージする

 

執着を捨てられないでいる状態というのは、自分はその執着している対象物がなければ価値のない人間になってしまうのだという思い込みによって起こっているのです。

そして、自分に対しての自信の無さによって執着心を強めてしまうことになっているのです。

それでは、自分がどのような状態であれば理想的なのかということを冷静に考えてみましょう。

その理想的な状態を思い描いて、そこへ近づくようにするために、今の自分には何が出来るのだろうかということを深く掘り下げて考えてみるのです。

少しずつで構わないので自分の出来ることからやっていき、大小を問わずに自分が出来たという成功体験を積み上げていくということが重要なポイントなのです。

理想の状態を目指して頑張ることで気がまぎれますし、少しずつグレードアップしていく自分に対してだんだんと自信がついてきて、それとともに執着心も薄れてくるのです。

そうすることを続けていくうちに、今まで不必要にしがみついていた自分が情けないと思えるようになってきますし、自然と執着心を捨てることが出来るようになります。

 

執着している対象物を客観視する

 

執着している対象物に対して、冷静に客観視してみるというのも効果があります。

執着していることで得られるメリットとデメリットを書き出すのです。

そして、執着し続けられることで得られるメリットというのがあまりにも少ないということに気づくでしょう。

そして、デメリットの方が多く、執着している時間がどれだけ無駄だったのかということを思いすることにもなるのです。

また、執着している対象物に対しての意味付けを変えてみるということもおすすめです。

例えば、執着している対象物に対して、これを手放してしまうと不安だという意味付けから、この執着を手放すことで楽になり、明るい未来が切り開けるのだというイメージを持って、前向きな意味づけへと意識的に書き換えてしまうのです。

このように、ただ執着心に苛まれて鬱々としているのではなく、冷静に客観視することで執着心を手放しやすくなるのです。

自分を幸せにすることが出来るのは自分次第なのだということと、他人やモノなどに依存して執着しても自分の首を絞めるだけで無駄であるということが分かるでしょう。



「今」に集中して過ごす

 

過去の出来事にいつまでもしつこく執着していたり、逆に執着している対象物を手放すことで未来に対して不安を抱いていたりするということは、「今」という瞬間を生きていないということになります。

そのため、執着心をなかなか手放せない状態が続くことになるのです。

まずは、今ここにあるもの、自分の目の前にあるやるべきことに集中するように心がけてみましょう。

いくら執着していたとしても、タイムスリップして過去に戻ることが出来ないのはもちろん、未来へ行くことも出来ないというのは明らかです。

まずは、今この瞬間を生きているという当たり前のことを意識して、目の前にあることを丁寧に集中して過ごすことで、気をそらすことが出来るというだけでなく、今自分がすべきことをベストな状態でこなしていくことで、だんだんとレベルアップしていくのです。

そういう時間を重ねていくことによって、自然と執着していた対象物自体が色あせて見えてくるでしょう。

執着していた頃の自分よりもレベルアップすることによって、感じていた価値観のレベルも変わってくるからです。

 

損得勘定を捨てる

 

目先の利益や損得勘定に振り回されることによって、不必要に執着してしまうこともあるでしょう。

これを手放したらもったいない、これを持っていれば自分は周りから羨ましがられるなどといった虚栄心によって執着心を強めてしまっているため、まずは、浅はかな損得勘定を辞める勇気を持ちましょう。

人間の欲望には際限がありません。

自分できっちりと線引きが出来なければ、ますます執着心を強めてしまって無限ループにはまってしまうことになるでしょう。

さらに、自分の損得勘定の基準となっているものは、実は自分の本心ではなく、周りにいる人たちから見聞きした価値観によってつくられた虚像であることも多いのです。

そして、型にはまった常識にとらわれていたり、世間体を気にしすぎたりするということも執着心を強める原因となっています。

そのため、何かを決断するときにすぐに他人へ意見を仰ぐということをやめ、また他人と比べるということも辞めましょう。

他人の価値観をあてにせず、浅はかな目先の利益や損得勘定に振り回されないということを続けることで、余計な執着心を手放すことが出来るのです。



断捨離をする

 

モノの断捨離、人間関係の断捨離を思い切って行うというのも効果があります。

自分の家の中にある、使わずに眠っているもの、使わないけれど捨てるのはもったいなくてしまい込んでいるものなど、思い切って捨ててみましょう。

物理的にすっきりと断捨離することで、執着心を捨てる練習にもなりますし、執着心を持たない自分に近づけることにもなるからです。

また、人間関係の断捨離も有効で、何年も連絡を取っていない人の連絡先を削除する、SNSから距離を置くということから始めましょう。

さらに、愛情を伴っていない惰性で付き合っている恋人がいる場合は思い切って別れるというのも効果があります。

そして、今まで属していたコミュニティから外れて、まったく違ったコミュニティへ参加して、思いっきり環境を変えるということも非常に効果があります。

新しい環境や人間関係の中へ自分の身を置くことで、まったく違った視界となり価値観も変わっていきます。

断捨離をすることですっきりとしますし、執着心を持つこと自体が不毛なことだということが体験できるので、執着心を捨てやすくなり、また執着心を持たない思考へと変化していくことが出来るのです。

[参考記事]



執着心がない人になろう

 

執着心というのは、長所にも短所にもなります。

ときには目的達成のための原動力にもなりますが、それと同時に視野が狭くなり、物事の判断が偏ってしまうケースもあります。

一方で執着心がないと、冷静でかつ客観的に判断することができるため、軌道修正がしやすくなります。

このようにして、その人の状況や環境で執着心というのはメリットにもデメリットにもなるのです。

しかし、どちらかと言えば執着心がない人のほうがメリットは大きいでしょう。

なぜなら、うまくいかないことに対して執着するよりも、うまくいくことを見つけてそこそこ上手にやることができやすくなるからです。

人はうまくいかないことに対してはかなり強いストレスを感じます。

そして、その反対にうまくいくことには喜びや幸せを感じるため、結果的に継続し続けます。

もちろん執着することでうまくいくことはあるかもしれませんが、そういう人はほんの一握りなので、やはり執着心は無い方がいいと言えるでしょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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