告げ口する人の6つの心理や特徴とは?

あなたの周りには、すぐに誰かに告げ口してしまうような人はいるでしょうか。

ある程度のその環境に慣れている人であったり、「この人は告げ口するな」と分かっていたらダメージを負うことはありません。

しかし、まだ右も左もわからないときや誰かに頼りたいときにはついつい余計なことまで話してしまいがちです。

そして相手によっては告げ口してしまうということになります。

内容によって告げ口してはいけない話だなと判断できそうですが、中にはそのような判断ができない人も存在します。

そこで今回は告げ口する人の心理や特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。

また「告げ口する人への対処法」についてもご紹介しているので、困っている人はぜひ参考にしてみましょう。



告げ口する人の心理や特徴

 

 

告げ口の対象となる人に敵意や悪意を持っている

 

人の秘密やミスなどを、他の人に告げ口する人の心理として、まずあげるべきなのは、その告げ口の対象となる人に対する敵意や悪意でしょう。

たとえば、同じ職場の中に自分がライバル視している人がいるとしましょう。

その人に仕事で勝って、その人よりも上に行きたいと思っているわけです。

そのライバルの良くないうわさや、仕事上の良くない所業を知った時、それを上司に告げ口するというケースがあります。

「彼は、営業中にサボっているらしいですよ。得意先の人から聞きました」というように、上司に教えるわけです。

そこにあるのは、「ライバルに対する上司からの評価を低くしたい。そのことによって自分を有利にしたい」という心理と考えていいでしょう。

明らかに、ライベルへの敵意を持って告げ口をしているわけです。

あるいは、ママ友のグループの中に嫌いな人がいるとします。

その人の秘密を知った時、それを他のメンバーやリーダー格の人に告げ口をする場合、その「嫌いな人」に対する悪意があることは間違いありません。

その告げ口の対象者に敵意や悪意を持っていて、貶めたいと思っているのが、告げ口をする人の心理ということになるでしょう。

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告げ口をする相手から良く思われたい

 

告げ口の対象となる人には特別な敵意や悪意を持っていないにも関わらず、告げ口をするというケースも少なくありません。

では、何の目的があって、わざわざ告げ口をするのか、それは自分が良く思われたいからです。

わかりやすい例として、会社内の派閥抗争をあげましょう。

次期社長の座をめぐって、A副社長とB専務が争っているとします。

自分はB専務サイドにつくことで、出世しようと思った場合、A副社長に関するマイナス情報を、B専務の耳に入れるということがあります。

たとえば、「A副社長は得意先のC社から、不適切な接待を受けている」というような情報です。

次期社長の座を狙うB専務にとっては、ライバルのマイナス情報ほど「おいしい情報」はありません。

その情報をうまく使うことによって、自分に有利になるようにすることが可能だからです。

ですから、おそらくB専務はその告げ口をした人に対して、「よくぞ、良い情報を教えてくれた」と感謝することでしょう。

その結果、告げ口をした人は、B専務から良い評価を得ることができるわけです。

社内の派閥争いのようなケース以外でも、こうしたことは日常的によくあるものです。

相手から気に入られたいという心理を持っているために、その相手にとってメリットのある情報を耳に入れるというのが、告げ口をする人の特徴の一つと言っていいでしょう。



もめごとが好き

 

自分にとってなんの利益になるわけでもないにも関わらず、告げ口をする人もいます。

なぜ、自分に直接関係のないような告げ口をするのか、それは「人がもめているのを見るのが好き」だからです。

「自分と直接関係のないトラブルを見ることをおもしろいと感じる」という人が少なくありません。

テレビのワイドショウが好きな人には、その傾向があると考えていいでしょう。

ワイドショウでは有名人やタレントのトラブルを日常的に紹介していますが、それは、そういう話を見たり聞いたりすることが好きな人が少なくないからに違いありません。

他人の不幸は蜜の味という言葉がありますが、人のトラブルを見聞きすることに快感を抱くということが、人間にはあるのです。

たとえば、Bさんに「Aさんがあなたのことをこんなふうに悪く言っていた」というような告げ口をしたとしましょう。

自分がそんなことを言われていると知れば、BさんはAさんに悪い感情を抱くに違いありません。

逆に、Aさんに対して「Bさんがあなたの悪口を言っていた」と教えれば、同じような悪い感情を持つでしょう。

その結果、二人がもめるということも大いに考えられます。

そうしたもめごとを見るのが好きで告げ口をする人もいるのです。

ある意味、これがもっともタチの悪い告げ口と言っていいかもしれません。



自分の味方や仲間を増やしたい

 

告げ口をする行為自体は、人から嫌われてしまう行為かもしれませんが、告げ口をすることで、相手との距離をより縮めることができることもあります。

他の人が知らない情報や、普通にしていては得られない情報を、告げ口される側は得ることができるため、距離が近く感じるのです。

告げ口する人は、聞く側のこの心理を利用して、自分の味方や仲間を増やそうとしていることが考えられます。

自分たちの話ではなく、誰か違う人のことをネタにすることで、共有意識が強まり、また聞く側も「自分には言ってくれた」と感謝の気持ちすら持ちます。

輪の中に居たい、多くの人と距離を縮めたいと思っている人は、人のことをネタにして告げ口し、仲間を増やしていることが考えられるのです。

このような場合は、「あなただから言うけど」とか「他の人には言ってないんだからね」と、相手に好感を持ってもらうような話し方をします。

加えて、告げ口する内容では、事実よりもオーバーに話を盛ることも多いです。

あることないことを、自分の仲間を増やすために告げ口している人は、孤立すること、孤独を感じることを恐れている可能性が高いでしょう。

 

口が軽く黙っておくことができない

 

告げ口する人の大半は、口が軽い人です。

自分の中だけで秘めておくことができず、どうしても「話したい」「誰かに言いたい」という欲求を抑えることができません。

多くの人と話を共有することで、その欲求を解消していると言えるでしょう。

こうした人に限って、人の秘密を聞き出したり、周りの評判や評価を聞き回ったりして、面白い情報を聞き出そうとします。

黙っていられる自信も覚悟もないのに、新しい情報や知らない情報に興味津々。

人から「誰にも言わないでよ」と言われたり、普通なら見逃すことであっても、見て見ぬフリをしたり、心に秘めておくということができないのです。

このようなタイプの人と深く関わってしまうと、それだけ多くの自分の情報を周りに告げ口されてしまいます。

しかし、こうしたタイプの人はすぐに人伝いに口が軽いことがばれてしまうため、人から信用されることは少ないでしょう。

口が軽い、話し好き、いつも新しい情報に敏感という特徴が見られたら、あなたの行動や発言を告げ口されてしまう危険性が高くなるため、ある程度の距離を保った付き合いが必要になるでしょう。



自分の立場を守りたい

 

例えば何か問題が起きた時、それが責任問題へと繋がる仕事であれば、「誰が原因か」と明確にしなければならないこともあるでしょう。

このような時、自分の立場を守るため、誤解されないようにするために、告げ口するという人もいるものです。

確かに自分がやったことではないことで責められたり、評価が下がってしまうようなことがあれば、それは納得がいかないかもしれません。

もしそのせいで、自分の居場所がなくなったり、地位が下がってしまうと考えると、不安や心配が尽きなくなってしまいます。

こうした思いを解消させるために、「自分じゃない」という責任を転嫁するために、告げ口をして安心する人もいます。

「○○さんがやっているところを見た」とか「その問題には○○さんが関わっています」と言ってしまえば、自分に責任が来ることはないでしょう。

「誰が悪いのか」と追い詰められた時に、逃げるために告げ口をする人もいるのです。

例えば「もうすぐ出世しそう」とか「今のままでいけば給料アップする」といった状況なら、尚更自分に責任を押し付けられたくはないものですよね。

自分の立場を守るために、仕方なく告げ口をするという人もいることを覚えておきましょう。



職場の告げ口する人には注意しよう

 

いかがでしょうか。

告げ口といえば仕事仲間などの職場環境でよくありがちです。

あなたが無実だろうがそうでなかろうが本来知られたくないものを知られてしまうのは辛いものですよね。

あなたがものすごく信頼している人であれば告げ口をする可能性はとても低いはずです。

なので注意しなければいけないのが、心の底から信頼していない人に対してでしょう。

ズカズカと人のことをあれこれ聞いてくる人はいますが、話しやすいからとベラベラ喋ってしまっては後で痛い目に遭ってしまいます。

ついつい喋りたくなったり、自慢したくなったりするときもありますが、自分の身は自分で守らないといけないことを念頭に置くようにしましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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