恨みを晴らす方法・恨みの感情を解消する方法とは?

恨みとは、他人から受けた仕打ちなどが原因で、その人のことを憎む感情のことです。

あなたは誰かを恨んだことがあるでしょうか。

「嫌い」の感情はよく湧き上がるものです。

しかし「恨み」となると一つ負のレベルが上がる感じがしますよね。

そこまでいくと、自分を抑えることも難しいかもしれません。

その感情のまま行動してしまったら大きな問題に発展することもあるでしょう。

それはあなたにとっても本位ではありませんよね。

そこで今回は恨みを晴らす方法や恨みの感情を解消する方法についてご紹介していきます。

また恨みを買う人の特徴についても触れていますのでぜひ最後までご覧ください。

【目次】



恨みを晴らす方法とは

相手への感情を客観的に把握する

恨みを晴らしたいという感情は、自分の中から誰かを恨む感情をなくしたいという気持ちから来るものです。

復讐を望むのではなく晴らす方法を取ろうとするのであれば健全な考えですし、悪いものを抱えているという自覚があるのはとてもいいことですので、さらに客観的に自分の気持ちを把握できるように、相手に抱いている感情を書き出していってください。

自分がどんな思いを抱いているのか冷静に分析することができますし、頭の中で考えるだけでは恨みを晴らそうと思っても晴れるどころかどんどん膿が溜まっていってしまうものです。

書き出した恨みに対して自分はどう解消していきたいのかを問い正し、建設的に考えていくことで深みに嵌ることを阻止できます。

無理に恨みを消そう、晴らそうとしてもなかなか消えるものではありませんが、それならば具体的に自分はどうしたいのかに意識を向けていくことで、起こってしまったことに対するどうしようもない感情を整理することが可能です。

また、紙に書き出したことで恨みを客観視すれば、意外に小さなことにこだわりすぎていたことに気がつくきっかけにもなります。

自分の中で恨みを矮小化できれば、晴れるのも間近です。



目一杯好きなことを楽しむ

笑顔を絶やさない人に幸せは訪れます。

逆にいえば、恨みばかりに捉われて暗い表情をしている人、復讐の方法を画策して顔が険しくなっている人は幸福になどなれません。

人を呪わば穴2つ、恨みのためにこちらまでわざわざ不幸になることはないのです。

恨みを晴らしたいのであれば、恨みの気持ちを幸福な気持ちで上書きしてしまうのが一番の方法になります。

笑顔になれる方法を積極的に取り入れていき、何かを恨んでいる時間なんてもったいないと感じられるほど幸せになればいいのです。

仲のいい友達とレジャーを楽しいんだり、美味しいものをたくさん食べたり、どうしようもなく感情が爆発しそうになってるのであれば、1人カラオケに行って体力が尽きるまで思いっきりシャウトをして恨みを吐き出してしまうのがいいでしょう。

思いっきり笑顔になれる方法を探して実行をし、恨みを抱えている対象よりも幸せになれれば、晴らそうと考える間もなく気持ちが晴れていきます。

恨んでいたというその気持ちごとなくしてしまうことが可能ですし、恨みを持っていた過去の自分に決別することもできるのです。



恨みの対象を見返す努力をする

恨みの対象に仕返しするために、相手と同じレベルに落ちても何の得にもなりません。

仕返しをするよりも見返すことに重点を置いて、より優れた人間になるための努力をすることに力を入れるべきです。

たとえば恋人を取られてしまったのであれば、より魅力的になって浮気をした恋人と浮気相手が悔しがるくらい素敵な恋人を作ったり、理不尽な理由で会社を首になってしまったのであれば、もっと条件のいい大きな会社での出世を目指せばいいのです。

恨みの気持ちを自分を高めるためのバネに変えて、転んでもただでは起きない精神でポジティブなものに変換してしまいましょう。

こちらに悪意を持って何かをしてくる人に対しては、相手が羨むような成功を手にすることで、こちらは全く損をせずに恨みを晴らすことができます。

怒りや恨みの感情をそのまま対象にぶつけても、その対象が新たな怒りや感情を生んでしまうだけです。

晴らすための賢い方法は、負の感情をいかに前向きな形にして見返すかに掛かっています。

悪者が成敗されれば確かに気持ちは晴れ晴れしますが、他者の不幸を喜ばずに大人になることも大切です。



恨みの感情を解消する方法とは

同じ境遇の人と話をする

どうして自分だけがこんな目に遭わなければならないのか。

恨みの感情の根底には、そういった「不公平感」が渦巻いているケースが非常に多いといえます。

したがって、そんな感情を上手に解消するためには、まずその不公平感を取り除く必要があるのです。

そこでぜひともおすすめしたいのが、「同じ境遇の人と話をする」という方法になります。

たとえば、あなたが会社の上司から執拗なパワハラを受けていたとしましょう。

終わりの見えないパワハラの連続に疲れ果て、その中で恨みの感情が膨れ上がっています。

そんなとき恨みの感情を晴らすために最も頼りになるのが、同じく上司からパワハラを受けている人なのです。

当然同じ境遇の人なわけですから、あなたにとって何が辛く、恨みの方向性がどういったものであるのかなども、少し話をすればすぐに理解してくれます。

そして話を重ねているうちに、「苦しんでいるのは自分だけではなかった」と気づくことができるのです。

身近に同じ境遇の人がいないという方でも、現在はインターネット上で誰かとつながることは難しくありませんし、決してあきらめないようにしてください。

この方法を使えば恨みの感情はかなりの確率で解消されますので、悩んでいる人は一度試してみましょう。



良い意味での報復を考える

恨みの感情が積もりに積もって爆発しそうになったとき、多くの人がまず思いつくのは、いわゆる「報復」です。

もちろん報復を実現してしまえば恨みの感情を発散することができますから、それは必ずしも間違った方法だとはいえないでしょう。

ですが、問題は「報復によってさらなるトラブルが発生する」という部分です。

報復してしまえば確かに恨みの感情は解消できるかもしれませんが、さらにやっかいな感情を抱えることになってしまっては意味がありません。

そこで試してみてほしいのが、「良い意味での報復を考える」という方法になります。

たとえば、あなたの子どもが同級生にいじめられて、その相手に対する恨みの気持ちが溜まってきたとしましょう。

そういったケースで、もしもあなたが直接相手の子に報復してしまっては、その後の事態はメチャクチャになってしまいます。

ですからその代わりに良い意味での報復として、「いじめをなくすために自分は何ができるか」を真剣に考えるのです。

恨みの感情を解消する上で、相手に対する直接的な報復は決して必須ではありません。

むしろ恨みの原因となった部分を自ら積極的に改善しようと努めることが、そういった感情を鎮めるためには有効でしょう。



恨みの元になっている部分を補完する

常に相手の顔が頭に浮かんで、同時に恨みの感情がとめどなく湧き上がってくる。

たとえば恋人に捨てられたようなケースで、そういった感情に取りつかれてしまった経験はありませんか?

そんなとき、「恨むのはよくない」と考えてはいけません。

どうしてかというと、恨みの感情を無理やり押さえ込もうとしても、それは新たな苦しみを生む結果にしかつながらないからです。

では、いったいどうやって恨みの感情を解消すればいいのでしょうか?

最もおすすめな方法は、「恨みの元になっている部分を補完する」ことになります。

つまり、もしも恋人に捨てられてしまって恨みの感情が生まれているのなら、「新しい恋人を作ってしまえばいい」わけです。

もちろん新しい恋人を作るのはそれほど簡単なことではないでしょうが、恨みを晴らすために報復行動を起こすよりはずっとマシな選択だといえます。

なぜなら、報復によって恨みの感情を解消したところで、あなたも相手も決して幸せにはなれないからです。

恨みの感情が強くなるとなかなか冷静に物事を考えられなくなりますが、そんなときこそクールダウンを強く意識しなければなりません。

一刻も早く新しい恋人を作ることに専念し、恨みの元になっている部分を補ってしまえば、自然とそんな感情は消滅に向かうでしょう。



恨みの復讐の方法とは

同じことをやり返す

恨みを感じる相手に対する復讐として、もっとも一般的なのが「同じことをやり返す」という方法でしょう。

「目には目を、歯には歯を」という言葉がありますが、相手にされたことをそのまま相手に返すことによって復讐するのです。

たとえば、職場で同僚社員から嫌味や皮肉ばかり言われて、それを恨みに感じたとしましょう。

そういう人は、こちらががまんしておとなしくしていると、ますますつけ上がり、さらに嫌味や皮肉をエスカレートさせるに違いありません。

なめられているとますますストレスを受けることになりますから、その人に対し、その人と同じように嫌味や皮肉を言ってやるのです。

「倍返し」をするぐらいの気持ちで、仕返しをすれば、相手はかなり精神的なダメージを受けるに違いありません。

上司からパワハラを受けて恨みを感じたなら、逆パワハラをしてやればいいのです。

「とはいっても、部下だから立場が弱い」と思われるかもしれませんが、そうとは限りません。

部下に仕事をサボタージュされたりすれば、それは上司の責任になるでしょう。

あるいは、「そんなパワハラばかりしているなら、上長に相談します」というように、精神的に上司を責めるのもおすすめ。

録音するなど、パワハラの証拠を記録しておいて、復讐してやりましょう。



相手より上の立場になったり幸せになったりして相手を見下す

たとえば、職場の先輩からいじめのようなことをされて恨みを感じたとしましょう。

その場合の、もっとも有効な復讐方法は、その先輩よりも上のポジションに出世して、相手を見下すことです。

いじめられて抱いた恨みをモチベーションにすれば、仕事でがんばれるに違いありません。

それほど、恨みの感情というものは強く、人間を動かすものなのです。

ですから、ぜひ仕事に全力投球して、その先輩よりも早く出世しましょう。

そもそも、後輩をいじめるような人間は、大して能力があるわけではなく、そんなに早く出世できるはずがありません。

がんばれば、その先輩を追い抜くことができるはずです。

あなたが上の立場になれば、その先輩は「今度は自分がいじめられるかもしれない」という不安を感じるのではないでしょうか。

相手をそんな気持ちにさせることができれば、それは立派な復讐ということになります。

また、たとえば、ママ友にいじめられて恨みを抱いたなら、そのママ友よりも幸せになって見せましょう。

相手がこちらのことを「うらやましい。くやしい」と思うようになれば、それも復讐になるに違いありません。



味方をたくさん作って相手を孤立させる

人間関係の中で孤立してしまうほど、精神的につらいことはないでしょう。

仕事の人間関係でも、プライベートの関係でも、孤立してしまうと、だれしも大きなダメージを受けるものなのです。

ということは、恨みを抱く相手を孤立させることができれば、それが大変効果的な復讐になるに違いありません。

たとえば、職場の先輩からいじめられ、精神的に傷ついたとしましょう。

「なんとか復讐したい」と思ったなら、職場内の同僚をできるだけたくさん味方につける努力をするのです。

そもそも後輩をいじめるような人間は、人から好かれるはずがありません。

ほかの同僚もその人のことを快く思っていないのではないでしょうか。

ですから、同僚を味方にして、その先輩を職場内で孤立させるようにしましょう。

ママ友グループなどでも同様です。

リーダー格のママ友に恨みを感じたなら、ほかのメンバーとの人間関係をできるだけ良くして、そのママ友がグループに中で浮いた存在になるようにするのです。

パワハラをするなど、ひとから恨みを買うような言動をする人は、根は小心者であることが多く、孤独を人一倍恐れるものです。

組織やグループ内で浮いてしまえば、大きな精神的ダメージを受けるに違いありません。

効果的な復讐方法と言っていいでしょう。



恨みを買う人の特徴とは

いかがでしょうか。

恨みを晴らす方法はたくさんありますが、人によってどの方法が効果的かは一概には言えません。

自分の中で決着をつけて人に危害を加えない方法もあれば、直接本人に手を下す方法もあります。

「恨み」というぐらいですから、当の本人をどうにかして痛めつけてやりたいと思うことでしょう。

あなたの気が済むのであればそれもひとつのやり方です。

一番大切なのは、あなた自身が他人から恨みを買わないことです。

やはり中には恨みを買ってしまいやすい人もいます。

その人の特徴は、自己中心的な性格がベースになっています。

相手のことを考えず利己的に物事を進めてしまったり、その派生で相手をバカにする言動してしまったり。

こうしたことが続くと、恨みを買いやすくなってしまうのも当然ですよね。

特にステータスや地位が高い人ほどやってしまいがちです。

こうしたことは恨みを買われている本人は意外と気付かないものです。

急に復讐されてしまうことになるかもしれません。

そのようなことを未然に防ぐためには日頃の行いが大切なので注意しましょう。

ただし逆恨みになるケースもあるのでその場合は徹底的に挑戦するべきです。

関連:逆恨みする人の心理と逆恨みされたときの対処法とは?

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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