准看護師から正看護師になる方法【通信・学校・費用・志望動機】
准看護師から正看護師になるにはいったいどうしたらいいのだろう・・・とあなたは考えていないでしょうか。
いまは、通信制の学校もあり、学校に通うよりかは比較的簡単に正看護師になれそうに感じるものです。
しかし、やはり色々とな条件がついてまわるので、よくよくあなたの環境や状況を吟味して決めなければいけないでしょう。
そこで今回は、准看護師から正看護師になる方法についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
准看護師から正看護師になるには
もっとも最短で准看護師から正看護師になるのは「高等学校衛生看護科(3年)を卒業後、看護短期大学または看護学校(いずれも2年)」というコースです。
これなら高卒でストレートで3年制の看護学校に行くよりも1年早く正看護師の免許が取れます。
高校卒業後、准看護学校に2年通い資格を取得した後に、看護短期大学・看護学校に2年通う方法なら、看護大学と同じ4年で国家試験受験資格が与えられます。
通信制で准看護師から正看護師になる方法が10年から5年ほどに緩和される
准看護師が看護師になるために必要な通信制学校への入学要件について、「10年以上の実務経験」という規制を大幅に緩和することが政府の方針として閣議決定されました。具体的な年数は現在詳細を詰めている段階です。
出典 准看護師から正看になるための実務年数を短縮するのはなぜ?厚生労働省取材
大幅に定員割れする通信教育
・2004年の通信教育制度スタートから10年が経過し、一つの区切りとなったこと
・2年制の通信課程が大きく定員割れしていること
・看護師不足などから、さらなる正看護師への移行促進策が必要であること特に通信課程の定員割れについては、全国でおよそ3900人の定員に対して受講者数は3200人弱であり、定員の8割しか生徒がいない現状です。
出典 准看護師から正看になるための実務年数を短縮するのはなぜ?厚生労働省取材
以前は、准看護師が正看護師になるためには2年制の看護師養成学校に入ることが必要でした。これが2004年の制度改正で、経験年数が10年以上の准看護師については、2年間通信教育を受けることによって、国家試験の受験資格を得ることができるようになったのです。
出典 准看護師から正看になるための実務年数を短縮するのはなぜ?厚生労働省取材
現在のところ短縮する方向は決まっていますが、実際に何年にするかは検討中です。具体的な年数については、今年中に結論が出されるとのことです。
出典 准看護師から正看になるための実務年数を短縮するのはなぜ?厚生労働省取材
5年程度とする方向。早ければ2017年度の入学者から適用される。
規制緩和は働きながらキャリアアップを目指す准看護師を支援する狙いがある。
出典 准看護師から正看護師になるには
通信制を考えてる人は以下の一覧を参考にしてみてください。
学校に通学して准看護師から正看護師になるには
中には准看護師の免許を取った後、正看護師の学校に進学する機会を逃したまま、看護の仕事に従事し、正看護師の資格の必要性を感じている人もたくさんいます。
そのような人のために、2004年より、10年以上の臨床経験を持つ准看護師に対し、2年間の通信教育で看護師国家試験資格が得られる「看護専修学校」が設けられました。
これにより、長年医療機関で働き、経験と技術を持ちながらも、給与面などで十分な待遇を受けることのできなかった准看護師に、スキルアップ、キャリアアップの機会が与えられました。
方法として、3つあります。
・定時制看護学校へ3年
・全日制看護学校へ2年
・2年制通信教育(准看として10年以上の実務経験が必要)実際には准看として働きながら学校へ通う人が人がほとんどです。
大変ではありますが、学費や生活費などの収入が得られること・学校での学びと現場での実際を比較し、学びを深めることができるメリットがあります。
ただ、働きながら学校へ通うことは、職場の理解と協力が必要になってきます。
理解ある職場だと、学校のスケジュールに合わせた勤務や、希望すればテスト前に休みをもらうといった配慮もされます。
私も准看護師をとって、夜間の学校に通いながら正看護師になりました。
楽な道、どれが良い道とは無いと思いますが、免許を取るために看護婦として働きながらも、学生気分が抜けずどっちつかずだったような気がします。
ただ、2年前に家庭の事情で退職し、今まさに再就職の活動をしているのですが、ありがたい事に求人も多くあります。
友人も一緒に就職活動しているのですが、准看護師のため、私の求人より3分の1ほど少ないです。
10年すれば通信を受けれますが、今活動を起こす事も大切なのではと思います。
准看護師から正看護師になるための費用
准看護師の免許を得た後,10年以上准看護師として業務に従事した人を対象とした通信制2年課程の学校ができました。
放送大学と平行して進行する所が多いようで、費用は2年間で100万円弱のようです。
准看取得後、すぐに働きながら夜間の専門学校に通い、正看免許を取得しました。
臨床実習実施や国家試験対策などは、身近に先生が居るところのほうが身に付きやすいと思います(確かに通信講座も聞いた事はありますが、費用は通学より高いような気もします)。
公立は費用は公立高校並み
私立はピンキリですが、学費のみで年間100万は掛かるようです。
いずれも、学費のみで入学金は5~20万。教科書代、制服等の準備に15万円ほど。実習の交通費や宿泊費用などは学校によって違うと思います。
奨学金は、学校によって違います。
准看護師から正看護師になる志望動機
准看護師として働いていると、正看護師との待遇面での差が気になるものです。
・業務内容は同じなのに給料は3万も違う!
・もちろんボーナスも大きな差がある!
・役職に就けない!
・准看護師だと見下される!准看護師として働くうちに正看護師に挑戦してみようかな、と考える方いるんじゃないでしょうか。
わたしのいた病院では、
正看護師・・・約21万
准看護師・・・約17万 (ともに初年度初任給)業務内容に差はないのに、約4万も差が出るとは・・・予想以上でショックを受けたのを覚えています。
毎日の業務は皆同じことをしていますね。准看だから、正看だからと区別されることはないです。
正看・・・「医師(・歯科医師)の指示」に従って業務を行う
准看・・・「医師(・歯科医師)・看護師の指示」に従って業務を行う (保健師助産師看護師法より)これは、准看護師は医師や看護師の指示がないと動けないってことです。
准看護師は自分でアセスメントして必要だと思った看護を自ら提供できないのです。
准看護師から看護師になろう
いかがでしょうか。
准看護師から正看護師になるにはやはり学校に通わなければいけません。
通信制でなることもできますが、今の段階では少しハードルが高いので、条件が緩和されるのを待つか、通える学校を探してそこに通うかの選択になります。
しかし、後数年耐えるというのもなかなか厳しい話なので、できることならさっさと学校に通ったほうがいいかもしれませんね。
また、勤務先などが原因で准看護師から正看護師になりたいのであれば、一度職場を変更してみるのもとても効果的な方法です。