新人看護師の離職・退職理由5つ
新人看護師が離職する理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
いますぐ看護師を辞めたい・・・。
でも、まだ仕事をし始めて一年も経っていないのに辞めるとは言いづらい・・・。
でも、もう耐えられない・・・。
このように考えているのはあなただけではありません。
そんなときは、他の新人看護師の離職理由を見ていくと、同じような気持ちを抱えているのは自分だけではないということがわかります。
これだけでも少しは心に余裕ができることでしょう。
そこで今回は新人看護師の離職・退職理由についてご紹介していきますので、ぜひあなたに当てはまるものや、使えそうなものがあるかどうか確認しながら最後までご覧ください。
新人看護師の離職・退職理由5つ
- 新人看護師の離職率は7.5%~9.2%
- 精神的にきつくなり、体調不良で離職
- プレッシャーによるストレス
- 人間関係の悪化が退職理由
- 劣悪な労働環境
新人看護師の離職率は7.5%~9.2%
日本看護協会の調査によれば、国家試験に合格して病院に就職した新人看護師のうち、9.2%が1年以内に離職していたといいます(2006年の調査)。夢と志を持って学び、巣立っていったはずなのに、ほぼ10人に1人が早々とドロップ・アウトするのはなぜでしょうか。その主な理由として挙げられるのが、基礎教育終了時点の能力と、臨床現場で求められる能力に大幅なギャップがあること。「私には無理だ」と打ちのめされて、離職していくのです。
出典 新人看護師を大切に育てて早期離職を防止する(1)
2011 年度の看護職員離職率は、常勤 10.9%、新卒 7.5%
常勤看護職員離職率は、前年比0.1ポイント減の10.9%。
新卒看護職員離職率は、前年比 0.6 ポイント減の 7.5%。
常勤・新卒ともに、離職率は 4 年連続で減少。
都道府県別の常勤看護職員離職率は、大阪(14.3%)、東京(14.2%)をはじめ、神奈川、兵庫、千葉、京都など都市部で高い傾向が継続。
病床規模別の新卒看護職員離職率は、病床規模が大きくなるほど離職率が下がる傾向にあり、500 床以上の病院では 6.7%。
出典 看護職の離職率 常勤10.9%、新卒7.5%
精神的にきつくなり、体調不良で離職
入職してたった1ヶ月で病院を退職してしまいました。
理由は自分の精神的な弱さです。
実際には病棟で先輩からキツく言われるとずっと引きずってしまったり、せかされると動けなくなってしまったりと正直病棟での自分が自分でないような気持ちになりました。
ある日病棟で時間に追われて仕事をしている時に過換気になってしまい、倒れました。
その時は外来に運ばれ少し休んでから「今日はもう帰って家で休んでいいよ。また明日元気に来て。」
と言われましたが、病棟のみなさんに迷惑をかけてしまった引け目もあって次の日から病棟にいけなくなりました。そしてそのまま退職。あっという間の出来事でした。自分が情けなくて仕方ないです。
退職理由は書類上は「体調不良の為」となっていますが、看護部長さんたちには自分の正直な気持ちを伝えました。「自分の精神的な弱さが原因です。」と。確かに病棟では理不尽なこともありましたが、
耐えられなかったのは自分です。精神的に弱いから崩れてしまったのです。
新卒入職後半年で退職し、地元に戻りました。
理由は精神的なものです(但し病院や人間関係が嫌だったとかでなく)
良かったのは、その精神的なものから脱したこと。自分なりに本当に苦しかったから、すごく楽になった。戻ってから働いた病院は産婦人科・泌尿器・神経内科・他科だったので、産科だけでは学べない看護技術(特に老年)が沢山出来た。悪かったのは、中途半端な時期に辞めたので、助産知識技術ともに未熟なままきて現在に至る。とてもいい病棟だったので、先輩や同期に申し訳ない事をしてしまった。途中で辞めたので就職試験面接の時とか突っ込まれる事です。
途中で辞めるのは『投げただした』印象が強く、デメリットの方が多いかも。1年なら、ひとまずやり遂げたと思うので印象は良と思います。
出典 新人看護師(1年で退職、または1年未満で退職した方はいますか?)
プレッシャーによるストレス
頑張って働いていたのですが腰痛がひどくなり、また人手不足であり新人教育が昨年よりもハイペースでそのプレッシャーによるストレスが伴ってか腹痛や頭痛、吐き気、不眠などの症状がでてきてしまい勤務することが難しくなってしまいました。
こんな早くに辞めてはダメだということも自覚しており頑張ろうと思ったのですが、こんな状況で患者さんに接していて急に倒れたりして何かあってはいけないという気持ちも強くなったのと、自分の中では限界に達して死にたいと感じてしまったことや患者さんに接することが怖くなってしまったので退職してきちんと体調不良を治してからやり直そうと思い7月末に退職しました。
出典 新人看護師の早期退職(やはり新卒でクリニックは難しいのでしょうか)
人間関係の悪化が退職理由
まだ、私が新人だった頃、とある外科病棟勤務の方の転職をお手伝いしました。
病院訪問の帰り、その看護師さんが突然、
「私、同じ科の上司 (40代男性)と不倫している事がスタッフにばれて…。いじめられたりして居づらくなったから辞めようと思ったんですよね」と一言。
社会経験が浅いこともあり、「不倫する人って本当にいるんだぁ」と、妙にドキドキしてしまいました。/7年目
出典 転職のプロも驚いた!“名珍”退職理由ランキング【絶句編】
劣悪な労働環境
もし今、根本的にダメな病院(教育制度が無い、給与規定がめちゃくちゃ、ボーナスが出ない、退職者が異常に多い、看護師が極端に少ないなど…)に就職してしまって悩んでいるなら、出来るだけ早く転職する事をおすすめします。
また、職場の人間関係やストレス、急性期について行けない等、ご自身の精神状態がおかしくなりそうな状況にいらっしゃる場合は、先ずは健康第一で、うつ病や精神障害など起こす前に、退職してください。
うつ病や精神病はトラウマとなり繰り返します。
看護師さん自身が病気になってしまっては、人の看護している場合では無くなります。
そうなる前に新しい世界に向けて動いた方が賢明です。
出典 一年目で転職!?|退職・転職する前に要チェック!新人看護師の退職理由と注意点
新人看護師の離職・退職理由はたくさんある
出典 新人看護職員の離職理由
新卒看護師が入職後1年未満で退職した方の退職理由としては、下記が挙げられます。
・夜勤や残業、研修会など長時間に渡る激務に耐えられず、体調を崩してしまった
・プリセプターや上司からの厳しい指導に耐えられず、精神疾患になってしまった
・職場での人間関係が上手く行かず、先輩の看護師にいじめられている
・看護の現場で仕事をしてみて、自分には看護師は向いていないと感じた
・希望とは異なる職場に配属され、やりがいを感じられない新卒看護師の多くは、体力もあり独身で時間の融通も利くため、夜勤がある病棟へと配属されますが、特に急性期病棟などは仕事のスピードも早く、残業や夜勤、休日にも研修会への参加など体力的にも精神的にも非常にハードな日々が続いていくため、それに耐えられず退職してしまう看護師の方が多くいます。
● 人手不足で新人なのに頼れる先輩がいない
● 業務自体が辛く、体調に異変が出て続いている
● 仕事の覚えが悪く、周りに迷惑ばかりかけてしまう
● 毎日何をやっても怒られるし、やりがいも楽しさもない
● 何故かわからないが1人になると涙があふれてくる
● 朝出勤の時間になると頭痛や吐き気を伴う
● 失敗ばかりで成長しないし、自分に自信が持てない
● 希望していた科と違う所に配属されてしまった
● 先輩や上司、同僚との人間関係がうまくいかない
やはり新人看護師の退職理由としては、人間関係のストレスや業務に体や心がついて行けない事が多いようです。
いかがでしょうか。
あなたと同じような悩みを抱えていて、すでに退職されている人の例もあったかもしれません。
離職するかどうか悩んだ時は、迷わず行動に移すことが大切です。
体を壊してしまえば、これからの人生が狂ってしまうことは間違いありません。
女性であれば、望みだった結婚なども遠ざかってしまうことでしょう。
そうなるまえに勤務先を変えるなどして、今の環境から即座に逃げ出しましょう。
これが間違いなく一番正しい選択です。
そしてあなたが新人看護師で転職を少しでも検討しているのであれば今すぐにナースフルをチェックしましょう。
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もしあなたが、少しでも今の環境に不満があるのなら、一度よく見てみましょう。
給料がアップしてプライベートが充実したり、人間関係が改善し楽しく仕事ができるようになるきっかけになるはずです。