転職の面接の流れ完全ガイド!志望動機から逆質問までを網羅!
転職の面接の流れを確認したいけれども、一体どれから手をつけていいのかよくわからない。
そう悩んでいる人が大変多いです。
今は情報が溢れており、何を信じていいのかわからず混乱してしまう人もいることでしょう。
また、新卒の時の面接と同じような感覚でやってしまう人も見受けられますが、これは絶対にやってはいけないことの一つです。
新卒の時と転職の時とは求められるものが大きく違うので、面接の内容もガラッと変わることが一般的ですので、そのあたりも理解しておかなければいけません。
そこで今回は、転職の面接の流れを誰でも理解できるようにわかりやすく、そして1からご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
【目次】
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転職活動の始め方とは
そもそも転職活動をスタートさせるにはどうすればいいのでしょうか。
ただ漠然と「転職したいなぁ」と思っていても、その方法がわからなければどうにもなりませんよね。
そこで一般的に転職活動がしやすい方法を以下でご紹介していますので、あなたに合ったスタイルを採用して活動を開始してみてください。
もうすでに転職活動を始めている方は飛ばしてもこの項目は飛ばしても構いませんが、今まで知らなかった情報があるかもしれませんので読んでみてください。
紹介
家族や知人から紹介してもらう方法は採用率も高くなりますので大変おすすめです。
しかしそうそう紹介してくれる人がみつからない、というのが最大のデメリットと言えます。
急に転職活動を始めたいと思っても、そう簡単に「じゃあうちの会社に来なよ」と言ってくれる人はごくわずかではないでしょうか。
この方法を使うには、やはり予め多くの人たちと接して仲良くなっておくことが重要です。
もちろん紹介してくれた人の顔を潰すわけにもいかないので、中途半端な気持ちでやるのは絶対にNGです。
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企業のHPから直接応募
どうしてもこの企業に入りたい!と強く思っているのであれば、その会社のサイトに行って直接応募することもおすすめです。
メリットは憧れていた会社に入社できるかもしれないという点ですよね。
デメリットは必ずしもその企業が中途採用を募集しているわけではない点でしょう。
タイミングが良ければ応募することはできますし、タイミング悪ければもちろんできません。
そして応募することができたからといって、採用が決まるわけではありません。
転職エージェント
転職エージェントとは、サービスを申し込むと担当の方が一人ついてくれ、中途採用をしている会社をたくさん紹介してくれるサービスです。
サービス自体は、企業側から報酬を受け取るようになっているため、転職活動をする人(あなた)は無料で使うことができます。
まずは担当の方と面接をし、今までのキャリアやどういった仕事を望んでいるのかあなたの希望をヒアリングされます。
そして、その情報をもとに担当者があなたに合いそうな仕事を会社を紹介してくれるという流れです。
その他にも志望動機の書き方や、面接時の注意点などもしっかりと指導してくれるので大変便利です。
デメリットとしては、あまり気が向かない仕事を紹介されることがあったり、わざわざ出向いて担当者と合わなければいけなかったりすることが挙げられます。
また、立派なキャリアを積んでいる人は、良い仕事を紹介してもらう確率が高くなりますが、そうでない人は担当者から妥協を求められることもあります。
勝間和代さんやドラゴン桜で有名な三田紀房さんなどは、転職エージェントを3〜4つほど登録してキャリアアップを図っていたそうですよ。
転職エージェントのおすすめは、案件が多く担当者が真摯に対応してくれるという点で、やはりリクルートエージェント一択なので、このあたりはしっかりと押さえておきましょう。
そして、おすすめの転職エージェントは「転職エージェントのおすすめはこれだ!転職エージェントの比較と失敗しない選び方」で詳しくまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
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転職サイト
転職サイトは、先ほどの「転職エージェント」とは違い、基本的にはあなた一人で行動することになります。
エージェントは担当がつくけれども、転職サイトはつきません。
その代わり中途採用を募集している企業を探して、自らいくつでも応募することができます。
もちろん面接時の注意点や志望動機の書き方なども紹介してるのでとても参考になることでしょう。
最大のメリットはやはり自分のペースで行動することができる点です。
そして「この企業気になるなぁ」と感じたらすぐにチェックすることも大きなメリットでしょう。
転職サイトもエージェントと同じように、企業から報酬を受け取るサービスのため、利用者には一切お金がかかりません。
デメリットとしては、担当者がいないので自分自身で行動しないといつまでも終わらないことです。
しかしこれは担当者がいようが、いなかろうが、あなたの気持ち次第なのであまり関係がないかもしれませんね。
また転職サイトの中でもリクナビNEXTにはスカウト登録というサービスがあります。
これはあなたの経歴やキャリアを予め記入しておけば、それを企業の担当者が見て、その経歴に興味を持てばスカウトオファーをしてくるというサービスです。
さらにこのサービスは匿名で利用できるので、「あなたのキャリアがどの程度企業から興味を持たれるか指標を図る」といった使い方もできます。
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転職活動の始め方のまとめ
まとめると、「紹介してもらう方法」は、予め伝手がないと難しい反面、採用率は高くなります。
直接企業に応募する場合は、転職の時期やタイミングが重要になりますし、必ず採用されるわけではありませんが、憧れる企業に入社できる可能性があります。
転職エージェントは、担当者がいるのでその方にお任せすることができますが、本当にあなたがやりたい仕事を紹介してくれるわけではないのが注意するべき点でしょう。
そして転職サイトは、あなたが希望する仕事や企業に応募することができますが、こちらも採用されるかどうかはあなた次第となります。
しかし先程ご紹介した「スカウト登録」を使って、あなたも興味がある会社からスカウトオファーが来れば、採用される確率は急激に上がるでしょう。
そして、スカウト登録はあなた自身の市場価値の指標としても使うことができます。
また、オファーが来たからといって必ずしも連絡を返さなければいけないというわけではないので、自分自身のペースを保つことができるのも利便性が高いといえます。
こうしてみると、転職活動を効率よく進めたい・始めたいのであれば、スカウト登録をしてみてあなたにオファーがあるかどうかをまず確認する。
そして気になる企業から連絡があれば話を聞いてみる。
もし、気になる企業からオファーがなければ、自らリクナビNEXTなどの転職サイトで応募してみる。
もしくはリクルートエージェントなどの転職エージェントに申し込んでみるといった方法が一切無駄がなく、効率よく進めることができるでしょう。
なかなか時間が取れず、効率を重視する方はぜひこのやり方を採用してみてください。
驚くほどスムーズに物事が進むはずです。
転職の面接の流れ
それでは転職の面接の流れを見ていきましょう。
流れと言っても服装から面接時のマナー、自己紹介や質問、メールの返信まで様々です。
1つずつ見ていきますので、あなたが必要な情報をそれぞれ拾っていってください。
転職の面接の心得1:スーツ・カバン
スーツの色・ネクタイ・靴の選び方
スーツの色を迷う人がいますが、これはあまり大きな問題ではありません。
一般的なグレー・ダークグレー・紺色などのスーツを着ていけば大丈夫でしょう。
そして靴は明るすぎないダークブラウンの靴やブラックの革靴で十分です。
ヒモ靴かそうでないかは気にしなくて大丈夫です。
ネクタイも青系のものを選べば比較的どんなスーツにも合いますので覚えおきましょう。
不安な人は「洋服の青山」や「スーツのAOKI」などで転職活動用のスーツを探していることを伝えれば、無難なものを選んでくれるはずです。
重要なのはスーツで印象をアップさせることではなく、スーツで減点されないことです。
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ストライプのスーツはあり?なし?
スーツの色が決まれば、それにストライプが入っていてもいいのかどうか気になりますよね。
悩むかもしれませんが、これはどちらでも構いません。
ストライプのスーツは今や一般的なので、それで嫌がる企業はほとんどないでしょう。
もし、嫌がられた場合は入社してもどうせろくな目には合わないので、あなたの方から辞退した方がいいかもしれません。
ただし、あくまでも派手すぎないストライプやビジネスでも使えるストライプを選ぶことが重要です。
間違ってもギラギラしてるようなものは選ぶべきではありません。
スーツのボタンの留め方
意外と多くの人が忘れがちなのがスーツのボタンの留め方です。
基本的な留め方は二つボタンの場合は下のボタンを開けて上のみを留める。
三つボタンの場合も上二つを留めて一番下のボタンは開けておく。
これが大原則なのでしっかりと覚えておきましょう。
座っているときはボタンを開けてもいいと言われていますが、無難なのはやはり止めたままなので、ボタンは開けないようにしておくのがベターです。
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カバン
スーツが決まったら次は鞄です。
意外と軽視しがちな鞄ですが、こちらも非常に重要です。
まず鞄の大きさですが、面接時にもしかしたら採用担当者の方から書類を渡される可能性があります。
それを考えるとA4サイズ以上の書類が入るカバンを選んでおいたほうがいいでしょう。
そしてカバンの色は黒が無難です。
明るい茶色はチャラチャラしたイメージを抱く担当者がいるので、なるべく使わないようにしましょう。
そして、椅子に立てかけたりしないと倒れてしまうような鞄もなるべく使わないようにするべきです。
そのまま下において自立するタイプがおすすめなので、それを中心に選ぶのもいいですね。
避けるべきカバンは、リュックサックやトートバッグ、女性であればハンドバッグなどです。
もちろん派手なデザインや派手な色、高級ブランドバッグなども減点に繋がってしまうので使用しないようにするべきでしょう。
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転職の面接の心得2:マナー
来社から受付まで
まず受付までの流れですが、時間に余裕を持って来社するようにしましょう。
時間としては10分〜15分前ぐらい前に到着するのがちょうどいいですね。
そして季節によってはコートを羽織っているかもしれませんが、必ずその会社に入る前に脱いでおくようにするのがマナーです。
たたみ方もグチャグチャに畳むのではなく、綺麗に折って手にかけて来社しましょう。
そして受付に着いたら 待ち合わせ時間とあなたの名前、そして担当者の名前を伝えましょう。
例:「○時に面接をしていただく予定の〇〇と申します。担当の〇〇様にお取次ぎをお願いいたします」
このような内容を伝えれば問題ありません。
受付の人は面接にあまり関係がないと思う人もいますが、決してそんなことはありません。
もしかしたら面接官と受付の人が非常に仲が良く、待っている時の態度などを聞かれる可能性だって否定出来ないので気を抜かないようにしましょう。
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入室のマナー
次に部屋に入る際のマナーです。
入室する時のノックは「3回」と覚えておきましょう。
ここもあまり重要ではないのですが、ノックしすぎてもおかしいですし、少なすぎても雑な印象を与えてしまいかねませんので、「ノックは3回」と決めておくべきです。
部屋に入る際は必ず「失礼いたします」と相手に断ってから部屋に入るようにします。
この時、緊張して忘れてしまいがちなのがドアの閉め方です。
後ろ手でドアを閉めるのはマナーが良いとは言えませんので、しっかりとドアの方に向いて扉を閉め、また担当者の方に向き直る、これが基本です。
この時点ではまだ自己紹介はせずに、時間を作ってくれたお礼と名前を述べる程度にしておきましょう。
例:「本日はお時間を割いていただき誠にありがとうございます。〇〇と申します。どうぞよろしくお願いいたします。」
そして面接官から声を椅子座るよう促されてから席に着くようにします。
名刺の受け取り方
転職の面接となると名刺を受け取ることも少なくありません。
その際もマナーを忘れてはいけません。
名刺の受け取り方は必ず両手で受け取るようにしましょう。
そして名刺をもらったら「ありがとうございます。頂戴いたします」とお礼を伝え、一礼するのが基本的な名刺の受け取り方です。
マナー的に良くないと言われているのが、何も言わずに受け取ってしまったり、片手で受け取ってしまったり、何度もお辞儀をしてしまったりする行為です。
あなたから見てもこういう人は無礼ですよね。
受け取った名刺はテーブルの右端に置いておくようにするのが一般的です。
そしてそれは面接が終わるまでその場所に置いておくようにしましょう。
また名刺をもらったからといって、あなたの名刺を渡すことはマナー違反です。
なぜなら、相手はあなたと仕事の取引をしようとしてるわけではなく、あくまでも面接の担当者としてそこにいるからです。
それを考えると、なぜ今のあなたの会社の名刺を受け取らなければいけないのか、と思いますよね。
転職の面接では難しいことを考えず、名刺を受け取るだけにしておけば問題ありません。
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履歴書を渡すときのマナー
転職活動では履歴書が必須の書類となります。
直接手渡す機会もたくさんあるでしょう。
その際のマナーは、必ず履歴書は封筒に入れておくことです。
もちろんそのままだとクシャクシャになってしまうので、クリアファイルに入れた上で封筒に入れておきます。
そして面接官へ履歴書を手渡しする場合は封筒から出し、クリアファイルに入れたまま、渡しましょう。
渡す際は「よろしくお願いいたします」と一言付け加えるとよりいいですね。
退室するときのマナー
面接が終わり退出する時ですが、気が抜けて何も考えずに退出してしまう人が大変多いので注意が必要です。
入室と同じぐらい退室マナーは重要なものと理解するべきでしょう。
面接はこれで終わりと言われたら、「本日は貴重なお時間をいただきまして誠にありがとうございました」とお礼をして一礼します。
そして立ち上がりもう一度「ありがとうございました」とお礼を伝え、「失礼いたします」と声をかけましょう。
ドアの方まで行ったら面接官の方に向き直りもう一度「失礼いたします」と声をかけ、お辞儀をし退出します。
ドアを閉める際は、必ず面接官の方に体を向けて閉めるようにしましょう。
決して面接官がみるあなたの最後の姿が背中で終わるようにしてはいけません。
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転職の面接の心得3:自己紹介
自己紹介の長さ・回答例
面接官に自己紹介をしてくださいと言われた時は、名前を伝え、あなたの職務経験を長くならない程度に述べるのが基本です。
時間的には3分程度が目安といったところでしょうか。
自己紹介の回答例は以下をご覧ください。
例:「〇〇と申します。職務経験ですが〇〇の会社で○年間、〇〇の業務に携わってきました。
その際は特に〇〇に力を入れ、〇〇に取り組んだ結果、〇〇の成果をあげることができました。
そしてその経験から〇〇を学びました。
この経験を生かして今後は御社で〇〇に取り組み、〇〇に貢献したいと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。」
ポイント・コツ
自己紹介のポイントは、やはりあなた自身がやってきたことをしっかりと自己分析しておかないと、面接官に伝えるものが何も無くなってしまうことです。
あなたが前の仕事で何を取り組んできて、どう成果をあげたのか、それをアピールする機会でもあるのでしっかりと分析を行いましょう。
そして、自己分析だけでなく企業の分析も怠ってはいけません。
企業分析ができていないと的外れなことを言ってしまい、すぐに見抜かれてしまいます。
あなたがやってきた業務と、これから携わりたいその企業の業務をしっかりとリンクさせて伝えられるように、自己分析を企業分析もしっかりとやるようにしましょう。
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転職の面接の心得4:質問
以下に転職の面接時によく聞かれる質問を紹介していますので、予めチェックしておいてください。
そしていつどんな質問がきても良いようにしっかりとあなたならではの回答を用意しておきましょう。
よくある質問集と回答例
・志望動機は?
志望動機は面接官が 真っ先に聞きたい質問と言えるでしょう。
具体的なポイントや回答例は次の項目で説明しているのでそちらを参考にしてください。
・前職の退職理由は?
全ての質問に共通することですが、あなたが面接官の立場に立って考えるのが最も適切な回答をすることにつながります。
あなたが誰かを採用する側になって、面接を受けに来た人がいたら、やはりどうして退職したのか、もしくはどうして今の仕事辞めたいと思っているのか気になりますよね。
その回答がネガティブなものであったらあまり採用したくはないはずです。
「人間関係が嫌だから」、「自分にはこの仕事は合っていないと感じたから」といったニュアンスがあるだけで、「うちの会社でもそう思うんじゃないか」と言った不安になってしまうことでしょう。
では、どのような回答がベストなのか。
ポイントは、「今までやってきた業務」+「こうしたことにチャレンジしたい」というのを混ぜ合わせて伝えることです。
多くの人と触れ合う業務であれば、その経験を活かしてもっと将来性のある業務に携わり〇〇を実現したいとポジティブに伝えるのがいいでしょう 。
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・長所・短所(強み・弱み)は?
これもよく聞かれる質問です。
ありきたりな回答は面接官の気持ちを冷めさせてしまう可能性もあるので、本当のあなたの強みと弱みを分析し伝えるようにしておきたいところです。
例えば、「粘り強く諦めないこと」が長所と言う人が多いですが、面接官からすれば「またか・・・」と散々聞き飽きた回答に辟易してしまうものです。
面接官によっては、みんなと同じような回答をする時点で前向きに転職活動を行っていないと認識してしまうでしょう。
とはいっても、「粘り強い性格です」と言った後に具体的な事例をしっかりと述べることができれば問題ありません。
「諦めずに頑張ったからこそ、〇〇の結果につながった」という風に伝えれば、「なるほど」と思われやすいでしょう。
短所も同様で、「没頭しすぎてしまう」のような長所でも短所でも取れるようなものを言うのが一般的ですが、これも聞き飽きていますので、具体的な事例を添えて伝えるようにしましょう。
・将来像はあるか?
具体的にあなたのキャリアプランを聞かれることもよくあります。
ここで新卒の人にありがちな「社長になりたい・役員になりたい」と言った回答は絶対にしてはいけません。
その時点であなたの人間性が大したことがないと判断されてしまいます。
良い回答としては、「この会社の中で〇〇の業務につき、〇〇を改善していきたい。〇〇に着手したい」といった具体的なことを伝えるのがいいでしょう。
「売上に貢献して、そのノウハウをもとにマニュアル化し社内に広めて、さらに売上を伸ばしていきたい」といった具体的に数字に繋がるようなキャリアプランを準備しましょう。
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・あなたを採用するメリットは?
中途採用の人は、1から教育するわけではなく、すぐに活躍できる即戦力を求めている傾向があります。
そのためこの質問を受けたらあなたが今まで行ってきた仕事と、その会社の業務とを結びつけて「私は〇〇に貢献できると思う」と伝えましょう 。
・仕事をする上で大切にすることは?
こういう抽象的な質問もよくあります。
この場合の答え方は、コミュニケーションなどの協調性や、自ら行動する自主性などを伝えるのが無難でしょう。
もちろんなぜ大切にしているのか、その理由も以前の業務とか絡めて伝えます。
・希望年収は?
希望の年収を聞かれたら、「この程度の希望がある」と具体的に伝えてもいいですし、「今の年収と同じ程度を希望する」と伝えてもいいです。
もちろん御社の規定に従うつもりだという言葉は忘れてはいけません 。
・関心のあるニュースは?
この質問はビジネスや仕事に絡めて回答します。
常日頃から情報を収集をしているかどうかチェックされるため、的外れなことを言ってしまうと印象が悪くなりますので気をつけましょう。
ベストなのは、会社の業務とリンクできるようなニュースを伝えることです。
「こういった戦略もあるんだ」と新しい気づきを受けた、もしくは「ここまで手広くやらないといけない理由は何だろうかと調べた結果、〇〇であることがわかり納得した」というふうに伝えるのがいいでしょう。
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・10年後の業界予想は?
こちらの質問もしっかりと業界分析をしておかないと答えることができません。
広告業界であれば、今のネット広告の伸び率、テレビの広告の伸び率なども把握しておき、 インスタグラマーやYouTuberを使った広告など最近の広告の状況などもチェックしておくなど細かく見ておかないといけません。
・部下とコミュニケーションをとるときに意識していることは?
あなたがもし部下を持つ立場であれば、部下との接するときの心構えも聞かれたりします。
一般的な回答としては、「部下に仕事を任せて責任は取る」、「日々のコミュニケーションを大事にする」などがいいでしょう。
その結果、部下がどのような結果を残したのかを伝えられるとベストです。
・今までの最大の失敗は?
こちらは単純に、あなたが今まで犯してしまった最大だと思う失敗を伝えましょう。
その後にその失敗を得て、どう思ったのか、何をどうするべきだったのか、を伝えてそれが今どのように生きているのかをまとめると納得感がでます。
・ブランクの理由は?
前職からのブランクがある場合は、しっかりとそれも答えられるようにしておかなければいけません。
病気で療養していたという理由は、それだけではブランクのマイナスポイントだけを伝えることになってしまいます。
「ブランク期間があったからこそできたこと」も伝えられるようにしておくべきです。
資格取得やボランティア、海外留学などですぐに社会復帰できることをアピールしたいところです。
・転職回数が多いのはなぜ?
転職回数が多いと聞かれる質問ですが、これもネガティブに答えるのではなくポジティブに伝えるのが基本です。
転職する度にその会社で結果を出して、次にチャレンジしていっている、と言ったことがアピールできればいいでしょう。
その際に実績が伴っていれば何も言うことはありません。
転職の面接時に聞かれる質問はまだまだあります。
他の事例はリクナビNEXTの質問集がよくまとまっていますので、ぜひご覧ください。
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転職の面接の心得5:志望動機
志望動機のポイント・長さ
転職の面接で必ず聞かれるのが志望動機です。
こちらもあなたが面接官になったと仮定して組み立てていきましょう。
志望動機を伝えてくる人の話すことが、会社の業務と全く関係がないことであったら「この人は何も調べていないんだな」と思い、採用する気はなくなってしまいますよね。
なので、まずは志望している会社の業務をしっかりと理解しておくことです。
そしてなぜ前職を辞めてまで志望してきたのか、その経緯をしっかりと伝えられるようにしましょう。
今までのこうした経験があったから御社でチャレンジしてみたい、と繋げられるのがいいですね。
志望する会社の分析をしていない人があまりにも多いので、ここをしっかりするだけでも他の人より一歩先に進むことができるでしょう。
企業を分析する方法はやはり会社のホームページをしっかりと確認することです。
または実際に話を聞きに行くのもいいでしょう。
上場企業であればIRを確認するのもかなり有効です。
そして志望動機を伝える際の長さですが、長すぎてもうんざりされてしまうので3分程度と覚えておきましょう。
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志望動機の回答例・例文
志望動機の回答例や例文についてはリクナビNEXTの回答例が大変参考になるので以下に引用します。
これをベースにあなたの業務を追加したり修正したりして完成させるのがおすすめです。
営業の転職理由の回答例
年功序列の風土があり、先輩から決められた商品を案内することが求められていました。
顧客との接点を強めて売り上げに貢献したく、企画提案や新規開拓をしたいと伝えたのですが、そのチャンスを与えてもらえませんでした。
提案力を高めて、売り上げに貢献できる営業として活躍したいと考え、幅広い商品が揃っていて、若手でも参加できるチャレンジ制度をお持ちの御社に応募しました。
一般事務の転職理由の回答例
前職では受注登録と請求管理を中心に、ミスなくスケジュール通りに事務処理を行うことが任務でした。
ミスを撲滅し納期を厳守するために、チェックツールと管理表を作成したところ、ミスだけでなく業務時間も圧縮することができました。
減らせた業務時間で仕事の幅を広げたかったのですが、社内の分業意識が高かったため、効率重視の社風と挙手制度を持つ御社で業務改善に携わりたいと考えました。
ITエンジニアの転職理由の回答例
顧客の要望をくみ取り、より良い製品開発に携わりたかったのですが、扱っていない領域は外注することが多く、意見が反映されにくい環境でした。
また、顧客への営業同行も慣例上行っておらず、進言してもなかなか実現しませんでした。
もっと幅広い知識を身につけ、顧客により満足してもらえるサービスを提供したいと考え、事業分野が幅広い御社への転職を希望しました。
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志望動機は履歴書に書いてあることを言っても良いのか?
志望動機を伝える際に履歴書に書いてあることを言ってもいいのかどうか迷う人がいます。
結論から言うとこれは全く問題がありません。
その意味合いを考えると非常にわかりやすいです。
履歴書に書く志望動機は限られたスペースにおさめて中で記入する必要があります。
つまり要約です。
一方で、口頭で志望動機を伝える際は、履歴書では書けなかった部分を補足しながら面接官に伝えることができます。
この違いを理解しておけば、履歴書に書いてあることを言ってもいいのかどうか迷う必要はありませんよね。
しかし絶対にやってはいけない行為は、履歴書に書いてあることをそのまま読み上げて終了することです。
そんなのは読めばわかることなので、言葉でしか伝えることができない志望動機を伝えましょう。
志望動機を聞かれないこともよくある
企業や職種によっては、志望動機が聞かれないケースもあります。
もちろん志望動機を聞かれないからと言って、面接で落とされるというわけではありません。
履歴書に書いてある志望動機を読めば理解できるものであったり、志望動機よりも会社がお願いする仕事をしっかりとやってほしいと言った業務内容であれば、そこまで重視されません。
また、中途採用は実績が明確に経歴として見ることができるので志望動機を重視しないケースも最近では増えています。
そういった会社は志望動機よりも退職理由など別の部分に入念なチェックが入るのが一般的なので、そういった事態にも備えておくに越したことはありません。
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転職の面接の心得6:逆質問
逆質問はするべきかどうか悩む人がいますが、これは質問する内容によって変わってきます。
すでにホームページやなどで書いてあることを質問しても、無意味どころか「何も調べていないんだ」と面接官にバレてしまうので、そんな質問をするくらいであればしない方がマシです。
しかし逆質問によって一目置かれるようになるチャンスでもあるので、活用したいところではあります。
どんな質問をすればいいのか見ていきましょう。
逆質問の例
逆質問の例はリクナビNEXTのサイトに具体的なものが充実してるので、そこから一部引用をしていきます。
全て確認したい方はサイトを見てみてください。
「新規開拓の営業手法は?」
ひとくちに「営業」と言っても手法も役割も募集している仕事内容によって大きく変わります。新規開拓も電話か飛び込みか、また営業後のフォロー体制など、具体的に質問することによって入社後の働き方をイメージしやすくなるでしょう。
具体的な質問例
営業の新規開拓方法について、今の仕事では飛び込みの営業を行っているのですが、御社ではどのような手法をとっていらっしゃるのでしょうか
「私のキャリアだとどのくらいの評価ですか?」
仕事内容は企業側から説明がされますが、中途採用の場合は募集している人材要件に対して、必ずしも応募者の経験・スキルがピッタリ合っているとは限りません。
当初予定していた仕事内容や評価が、応募者の経験・スキルによって変化するケースももちろん起こります。
自身のキャリアや能力がどのくらいの評価に値するのか、具体的に聞いてみることで実際の仕事内容や責任範囲が明らかになるでしょう。
具体的な質問例
私のキャリアですと、その製品開発にどんな立場、役割で関わることができるのでしょうか?
「今後の事業展開について知りたい」
経営ビジョンや将来の目標についての質問を歓迎する会社は多いようです。
会社の将来性を問う意味でぜひ聞いてみたい質問です。
興味のある分野への進出を検討しているなどの話があれば、より入社意欲が高まるでしょう。
具体的な質問例
御社は事業の多角化に積極的ですが、今後力を入れていこうと考えているのはどんな分野ですか?
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社長や役員に逆質問するときの注意点
社長に逆質問できる機会というのはそうそうあるものではありません。
社長だからこそ、将来どのように会社のことを考えているのか、どうやって成長していくつもりなのか、といった思いを直接聞けるチャンスでもあります。
一般的な勤務地や年収についてなどは質問してはいけません。
将来のビジョンなどの考え方について質問したり、会社の魅力や会社を運営しているときに苦労したことなどを聞いてもいいかもしれませんね。
逆質問の数はどれぐらいがいいのか?
逆質問する数は決まりはありませんが、多すぎず、少なすぎずといったのがちょうどいいかもしれません。
もちろん面接の間に面接官と和んでいたりすれば、聞きたいことをたくさん聞いてもいいでしょう。
「この数じゃないといけない」というものは一切ないので、特になければ質問しなくてもいいですし、純粋に聞きたいことがあればその数だけ聞くのがおすすめです。
転職の面接の心得7:メールマナー
転職活動していると、企業の担当者とメールでやりとりする機会はとても増えます。
その時にしっかりとメールのマナーを理解していないと、相手に不快な思いをさせてしまうこともあるでしょう。
では具体的にどのようなところにを気を付けなければいけないのか見ていきます 。
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件名
メール送る際に件名は必ず必要になってきます。
その時は必ず用件と名前を記入するようにしましょう。
また返信の際に出る「Re:」は必ず残しておくようにするのが基本です。
具体的には「事務職の応募の件/宗像英明」という件名でいいでしょう 。
メールの返信までの時間や送る時間帯
メールの返信までの時間は早いに越したことがありません。
定期的にチェックをしておいて、確認したらすぐその場で返信するように癖付けておくことが重要です。
後回しにしてしまうと、忘れてしまったり、面倒くさくなったりしてしまって返信が遅れてしまうので、確認したらすぐに返す、これを習慣付けておくことがおすすめです。
また返信する時間帯ですが、担当者が勤務時間中だと容易に想像がつくような時間帯がベストです。
9時から17時ぐらいまでを目安に返信するようにしましょう。
なぜなら携帯に転送するようにしている人もいるため、夜中に送られて携帯が鳴ってしまうと大変迷惑です。
そういったことも考慮して送らなければいけません。
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メールの例文
メールの例文はリクナビネクストの例を載せておきますので参考にしてみてください。
具体的なポイントについてはサイトをご覧ください。
件名:Re:面接のご案内
株式会社○○○○
人事部 理久奈一郎さまお世話になっております。
面接日程のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
では、下記日時に貴社にうかがわせていただきます。○月○日(水):13時
お忙しいところお時間を作っていただき、心より感謝申し上げます。
恐れ入りますが、当日は何卒よろしくお願い申し上げます。———————————
陸波玉夫(Tamao Rikunami)
〒150-**** 東京都▲▲区○○***-***
TEL.090-****-****
FAX.045-****-****
E-mail:***@***.or.jp
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署名は必要?
署名は必要かどうか迷いますが、無いよりはあったほうがいいでしょう。
もちろん今あなたが所属している会社ではなく、あなた個人のものを署名として使います。
名前・住所・電話番号・メールアドレスを記載して文章の最後に乗せておくのがマナーです。
メールの返信が遅れた場合
メールの返信が遅れることは絶対に避けたいですが、ついつい遅れてしまう人もいるでしょう。
その時は「もうダメだ・・・」と諦めるのではなく、とりあえず謝りの言葉を加えて返信をするべきです。
具体的には「返信が遅れて大変申し訳ございません。ご連絡いただいた面接日時で問題ありませんので、当日はどうぞよろしくお願いします」といった感じです。
メールで失敗をしても、面接で挽回できるかもしれませんので、返信が遅れたからといってそのまま放置してしまうのは一番良くありませんよ。
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転職活動のやり方は人それぞれだけれども面接の流れは同じ
いかがでしょうか。
転職したい理由や転職の始め方はひとつだけではありません。
冒頭でもご紹介したように様々な方法があります。
しかし転職の面接の流れはほぼ同一だと考えて良いでしょう。
そのため対策もしやすくなりますし、基本的なマナーを押さえておけば余計なところでの減点を防ぐことができます。
その段階までいけば後はあなたのこれまで歩んできたキャリアや実績次第の勝負となります。
新卒の就職の面接とは違い、転職組はその中身がより精査され吟味されます。
面接の小手先のテクニックで採用されるほど甘くはありません。
もしあなたが少しでも転職を検討しているのであれば、今から情報を集めたり、面接官に誇れるような実績を作るための努力をスタートさせてもいいかもしれません。
また、意外と多いのが、あなた自身には気づいていない or 過小評価しているけれども、採用担当者から見れば貴重なキャリアを持っている人材だったというケースです。
残念ながら自分自身で評価が高いのか低いのかを認識するのは非常に難しいので、やはり一度「リクナビNEXTのスカウト登録」や
リクルートエージェント」などで客観的にあなたの市場価値を確認しておくことを強くお勧めします。
その情報を持っているか持っていないかでも、これからの活動内容が大きく変わりますし、遠回りして無駄な行動をしなくて済むようになりますよ。