めんどくさいと思う心理とその改善方法6つ
普段何気なく生活している中でも、めんどくさいなぁ、と感じることは山ほどあります。
仕事が面倒くさい、人付き合いが面倒くさい、家事をするのが面倒くさい、と人間は誰しもが何かしらの物事に対して面倒くさい、と感じるようにできているといっても、過言ではないかもしれません。
どうして人間は面倒くさいと感じるのか、また、どうすれば面倒くさいと感じずに済むのか。
そこで今回は、めんどくさいと感じる心理やその改善方法についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
めんどくさいと感じる心理とは
やりたくないことをやらなければいけない
自分が好きな仕事の場合は没頭して取り組むことができると思うんですよ。
ただ自分がやりたくないことを連続して作業するときとかは苦痛でしかないですよね。
めんどくさい。
私の場合は事務作業がそれにあたります。
出典 日常生活の作業がめんどくさいと思う心理と3つの改善方法
当たり前の感覚ですが、やりたくないことをやるときというのは、どうしても億劫に感じたりするものです。
めんどくさいなぁとつぶやきながらやる行動はメンタル的にも良くありませんよね。
この場合は、やりたくないことを少しずつ減らしていく努力をすることが大切です。
時間はかかるかもしれませんが、今から始めれば、めんどくさいと思うようなことをやらなくても済むようになるかもしれません。
人間関係がめんどくさいのは、本音で話せないから
本来の自分をうまく表に出せない人も一定数いると感じるんですよ。
中には一人の時と、みんなの前の自分が別人格になっちゃう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうなるとやっぱり苦しいですよね。
本来の自分をなかなかうまく表現できない時に人間関係がめんどくさくなっちゃって、一人で閉じこもったりしたほうがラクと感じるのではないかと。
出典 人間関係がめんどくさいと思う心理と3つの心がけ
めんどくさいと感じるものとしては、仕事や家事なども挙げられますが、他にも人とのつながりに対してめんどくさいと感じることもよくあるでしょう。
というよりも、こちらの方が一般的かもしれませんね。
その中でも、本来の自分を出せない相手との付き合いや、上辺だけの付き合いにはほとほと嫌気がさして、めんどくさいと感じるのではないでしょうか。
自分が望むものではなく、周りに合わせている
他人に合わせると、面倒くさいと感じやすくなります。
他人のために買い物に付き合う、他人のために飲み会に参加する、など。
自分の望む行為ではないために、他人に合わせてしまうと無駄を感じてしまい、面倒くさいと思ってしまいます。
これが、一緒にいて楽しい人であったり、買い物に付き合ってくれたら食事をおごってもらえる、などと何かしらのメリットがあれば面倒くさいとは感じにくくなります。
他人に付き合ってもただの時間の浪費、労力の無駄、とメリットを感じられなければ面倒くさいと感じてしまいます。
他人の会話に付き合っている時でも、大好きな相手であったり、会話の末に何かしらの見返りが貰えたり、自分に興味のある話題、刺激的な話題であればメリットが得られるために面倒くさい、とは感じにくいのですが、この人の会話に付き合った末には何も得られない、興味の無い話題、となると面倒くさい、と内心溜息をついてしまいます。
他人を面倒くさい、と思えるのは自分にとって無駄な交流を省くためにもなります。
ああ、この人は面倒くさい人だな、と学習すれば、以降は無駄な接触を避けるようになったり、対処方法を講じたりと、無駄に付き合わずに有意義に時間を使えるようになります。
これが、面倒くさいとの感情が欠けておれば、あなたはいつまで経っても無駄な交流に付き合わされてしまいます。
苦手なことをやる
得意なことって面倒とは思わないですよね。
得意なことなので、やってる最中に引っ掛かることもなく、スムーズにできるからです。
それに対して、苦手なことというのは手間や時間がかかるので、スムーズにすることができません。
このスムーズかどうかということが面倒か面倒でないかの境界線になります。
やらされている感が半端ないものは、どうしても自主的には行動しないものです。
そのようなことは基本手には苦手としている部類のものが多いのではないでしょうか。
モチベーションがどうしても上がらず、めんどくさいと思う気持ちになるのは当然のことですよね。
慣れた、飽きてしまった
生物学的には「飽きっぽさ」は人間の進化のために必要なのだそうです。
ブログの更新や、夏休みの宿題や、ラジオ体操、家事など、面倒くさいと感じることの共通点として、「新しい刺激がなくなる」ことではないでしょうか。
ブログも最初は勢いがあるというのは、はじめは新しい体験だからやる気になるのです。
でも段々飽きてくる。それは「刺激」がなくなるからです。
特に小さな子供は飽きっぽくて、同じ事をコツコツと続けられる子供はあまりいないものです。
人間は進化を求める為に、同じ事を繰り返し行なっていると飽きてしまい、詰まらないと感じるようになります。
もし、無駄な事や同じ事を何度も繰り返しても飽きが来なければ、人間はいつまで経っても進化ができませんでした。
慣れを感じてしまうと、物事に対して面倒くさいと倦んでしまうようにできています。
新しい事に対しては意欲的になれる人が多いのですが、それは刺激があるためです。
新しい事にチャレンジする時は、刺激的であるために面倒くさい、と感じる暇もありません。
まだ未経験のために、これからどんな事が待っているのだろうか、といったわくわくとした感覚も得られます。
しかしそれも慣れてしまったり、価値を感じられなければ、どうせ同じ事の繰り返し、これを行なっても大した快楽は得られない、と知ってしまい、面倒くさくなってしまいます。
作業をする価値を感じることができないため
小さな頃は、泥遊び、鬼ごっこ、ゲーム、お人形遊び、と無駄な事でも面倒くさい、なんて思わずに夢中になって遊んでいましたね。
しかし、大人になってまで泥遊びに夢中になっている人はおりません。
大人になり、合理的に考えるようになったために、泥遊びに夢中になった末にお金が得られる訳でも無い、社会で評価される訳でもない、
と無意味に感じられるようになります。
大した結果が得られないと分かっている物に対しては、夢中になっても無駄であるために、面倒くさいと感じてしまいます。
自分にとって価値のある物に対しては、面倒くさいとは感じられにくいのです。
大人になってもゲームに夢中になる人と、ゲームが面倒くさくなってしまう人がおりますが、
前者はゲームにて快楽や達成感が得られるために面倒だとは感じられませんが、後者はゲームをプレイしても大した快楽が得られない人ですので、面倒くさいと感じてしまいます。
掃除が面倒くさいと思う人と、別に面倒ではないと思う人もおりますがこれも前者は掃除をした末の清潔感に価値を感じておらず、
後者は掃除をした後の達成感や清潔感に価値を見出しているためです。
目的があると、人間は面倒くさいと感じ辛くなります。
目的の価値と、目的までに費やす労力を比較し、目的の価値に重みを感じられれば面倒くさいとは思わず、
目的達成のために意欲的になれます。
身体的、精神的に元気が無い状態ですと、目的を達成してもどうせ大した喜びなど得られないと悲観的になったり、
目的達成までの道程が苦痛に思え、全てに対して面倒くさいと感じるようになってしまいます。
めんどくさいと思うときの改善方法
- この活動を行って目標を達成したら自分がどう変わるのかを想像する。
- 逆に、この活動をやめてしまったら自分はどうなってしまうのかを想像する。
- 一緒に活動する仲間を作る。
- とりあえず5分だけその仕事に手をつけてみる。
出典 「めんどくさい」の心理学
めんどくさいを別の言葉にして、隠そうとしていた本音を知れば、めんどくさいの正体がわかるはずです。ネガティブだった感情をポジティブに変えてみることで、動き出すやる気がわいてくるはずです。大丈夫、あなたは本当は何でもできる人なのですから。
出典 めんどくさいという心理が不思議と消える、7つの気分転換術
いかがでしょうか。
面倒くさい、と思う感情は人間の進化のためには無くてはならない物です。
面倒くさい、との感情は自分にとって無駄な事を省くために、とても合理的でもあります。
中には、面倒くさくてもやらなければならない事もあります。
風呂、歯磨き、仕事、買い物、など。
そういった必要な事柄に対して面倒くさい、と思ってしまう時は、これを行なわなかった末のリスクは大きい、と意識してみましょう。
メリットとデメリットを意識する事で、面倒でもささっと実行に移せるようになります。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。