競争心がない人に向いてる仕事と向いてない仕事を徹底解説!
「何でも上を目指せ」「人に負けるな」と競争を煽られることってありますよね。
こんな時、競争心が強いと何かと有利ですが、全くそういう気持ちを持てないタイプもいることでしょう。
今回は、競争心がない人にフォーカスし、心理や特徴を紐解いていきます。
長所や短所と併せて、おすすめの仕事や適性についても詳しく解説しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
競争心がない人の心理
競争心がない人を見ると「もっと頑張ればいいのに」「何考えてるんだろう」と、理解に苦しむこともあるでしょう。
ここでは、一見何を考えているかわかりにくい、競争心に欠けた人の心理を紐解いていきます。
何を思っているか知りたい人は必見です。
弱気
基本的に弱気で、勝負をしても勝てるビジョンが持てない人が多いです。
学歴や実績があっても気持ちの面で負けてしまい、そもそも人と競争しようと思う気持ちが持てません。
勝ち負けや目標達成への執念がなく、競争を強いられる場面でも、努力を放棄してしまうことが多いです。
気力がない
何に対しても気力が持てない状態の人も多いです。
新しいことにチャレンジしたり、より高みを目指したりする活力が、どうしても湧いてこないのです。
こういうタイプは、周囲から競争を煽られたり、プレッシャーをかけられたりしても、やる気を出すどころかげんなりしてしまいます。
自信がない
自分に自信が持てなくて、人と競争するという発想自体がない人もいます。
自分が人に勝てるわけないと思っているため、そもそも人に挑もうという気持ちになれないのです。
挑戦しなければ当然結果も出ないので、さらに自信を失うという悪いサイクルから抜け出せなくなっています。
競争心がない人の特徴
ライバルに勝てなくても気にしないような、競争心が持てない人には、一見してわからないものです。
そこで、この項目では競争心に欠けている人が持つ特性を解説します。
競争心をなぜ持たないのか、理解を深めましょう。
競争してこなかった
スポーツでも勉強でも、人と競争する経験が乏しい人が多いです。
そのせいで、人よりも優れた成果を出して認められたいという気持ちが、育たなかったのでしょう。
ガツガツするのが苦手で、勝ち負けにこだわる人を見ると、どん引きしてしまうこともあるでしょう。
能力が高い
生まれつき頭が良かったり才能に溢れていたりして、能力が高い人も多いです。
ほとんど努力しなくても、当たり前のように人に勝ってしまうタイプです。
普通の人のようなコンプレックスや苦しんだ経験がないため、誰かと競争するという発想が生まれないのでしょう。
一人っ子
兄弟がいる人は、些細なことでも競争になる過酷な環境で育ちます。
日常生活の中で喧嘩をしたり、親に存在を認めてもらおうとしたりして、自然に競争心が育つのです。
しかし、一人っ子はのびのびと育つため、勝ち負けにこだわらないおっとりした性格になることが多いです。
競争心がない人の長所・短所
どんな性格でも、角度を変えるとかなり見え方が変わってきますよね。
ここでは、競争心が持てない人のいいところと悪いところをご紹介します。
両方把握すれば、生き方や付き合い方のヒントになるので、ぜひチェックしてください。
長所
穏やかな性格
人との勝負にこだわらない穏やかな性格は、競争心がない人の長所と言えるでしょう。
穏やかな人は、人の足を引っ張ったり攻撃したりすることはありません。
自分から対人関係のトラブルを起こすこともなく、揉めている人の間に入って、調整役をしてくれることもあります。
大局的な見方ができる
勝ち負けにこだわらないため、大局的な見方ができるのもいいところです。
勝つことばかりにとらわれると、冷静さを欠いて大切なことを見失います。
競争心がない人はよくも悪くも気持ちが落ち着いているため、焦ることなく先を見通し、冷静な判断を下せるのでしょう。
衝動に惑わされない
自分をコントロールするのが上手く、衝動的になることはほとんどありません。
よくも悪くも常に冷静で、何かに熱狂的に執着したり欲求に惑わされたりしません。
感情的になって視野が狭くならないので、物事を俯瞰して見られるのもいいところだと言えるでしょう。
短所
ぎりぎりで負ける
勝ちへの執着がないため、ライバルがいて勝たなくてはいけない場面で、競り負けてしまうことがあります。
実力的には互角以上でも、全力を出しきれずに気持ちで負けてしまうのです。
最後の最後で粘ることができないため、周りから失望されてしまうことも少なくありません。
プレッシャーに弱い
プレッシャーに弱く動揺しやすいのも、あまり良くない点です。
「もっと頑張らなくちゃ」「期待に応えなければ」そんな風に思うと体がうまく動かなくなってしまうのです。
人から圧をかけられたり、煽られたりすると、気持ちが揺らいで実力が発揮できなくなります。
結果を出せない
競争心がない大人は、なかなか結果を出せません。
これは、勝つために努力したり、プレッシャーに耐えたりするエネルギーが湧いてこないからです。
幼い頃から苦痛を感じない程度の、最低限の努力しかしてきてないため、それ相応の実力しか身に付かないのでしょう。
競争心がない人に向いてる仕事
競争心は目的を達成するための努力や粘り強さを生み出します。
そのため、競争心が欠けた人は仕事で困ることも多いです。
適性に合う仕事をしたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
接客業
お客さんのためにサービスを提供する接客業は、おすすめの仕事の1つです。
基本的に誰かと競い合う必要はなく、お客さんのことだけを考えて仕事をすればいいため、かなり向いています。
むしろ、競争心は仕事の邪魔になるだけなので、天職と言えるかもしれません。
事務
淡々と決められた仕事をする事務も向いています。
競争心が薄い人の方が、感情に振り回されたりガツガツしたりしないぶん、ミスが減る可能性が高いかもしれません。
やるべき仕事が明白で、着々と作業を進めればいいので、余計なことを考えたくない人におすすめです。
公務員
仕事ぶりや実力にあまり関係なく、決まった給料を受け取ることができる公務員もおすすめです。
競争心がない人は、どうしてもライバルに勝ちを譲ってしまいがちです。
しかし、公務員はたとえライバルに負けても安定した収入が得られるので、競争心に欠けている人も損をしにくいでしょう。
プログラマー
誰かと競うことなく、自分のペースで仕事を進められる、プログラマーもおすすめです。
当然納期や指示はありますが、基本的には自分で作業を進めていくことになります。
人と競うことはあまりなく、必要な仕事を終わらせればいいので、余計なことを考えず自分のことに集中したい人におすすめです。
受付・フロント
受付やフロント業務は、相手のことを考えることや、細やかな気遣いやサービスを求められます。
自分のことばかり考えていると上手くいかないため、競争心がない人の方が向いています。
常に落ち着いて、相手のことを考えながら、仕事ができる人におすすめです。
図書館司書
図書館で本を管理したり、利用者の対応をしたりする司書もおすすめです。
ただし、図書館司書として働くには大学や短大で「図書館司書」か「司書教諭」の資格を取得する必要があります。
働きながらでも取得する方法があるので、本が好きな人は頑張ってみてください。
学芸員
こちらも国家資格が必要ですが、博物館で働く学芸員もおすすめです。
学芸員は、貴重な文化財や資料などを集めて保管したり、博物館に展示したりする仕事です。
この仕事も、人と勝ち負けを競う必要はありません。
落ち着いた環境で仕事をしたい人におすすめです。
電気工事技師
ビルや一般家庭などに工事が必要な家電を取り付けたり、電気配線の設置などをしたりする電気工事技師もおすすめです。
こちらも仕事さえきっちりこなせれば、競争心は必要ありません。
需要があり、全国どこでも働けるので、転職でも有利な仕事だと言えるでしょう。
教師や講師
生徒に勉強や知識を教える、教師または講師もおすすめの仕事です。
生徒のスキルや成績を上げるために尽くす仕事で、誰かと競い合う必要はありません。
専門知識やスキルがあって、子供が好きな人や、人に何かを教えるのが得意な人は、ぜひ挑戦してみてください。
在宅ワーク
在宅で仕事をするのもおすすめです。
昨今はリモートワーク対応の会社が増えてきたので、家でできる仕事もかなりあります。
競争心がない人は、対面で仕事するよりも家でコツコツとやった方が集中しやすいことがあります。
在宅ワークも視野に入れて、仕事選びをしてみてください。
競争心がない人に向いていない仕事
競争心の無さゆえに、向かない仕事もあります。
そういった仕事は、可能なら避けた方が本人も働きやすく、長所を潰さずに済むことでしょう。
特性に合う職種を見極めるために、合わない仕事についても理解しておきましょう。
ノルマがある仕事
ノルマが発生する仕事は、競争心のない人にはかなりきついです。
ノルマがある仕事というのは一般的に仕事量が多く、大変な場合が多いです。
ちゃんと結果を出さないと給料が減ることも。
かなり負けず嫌いで気が強いタイプでなければ、精神的に潰れてしまう可能性が高いです。
営業
営業は給料も出世も成績次第で、大変な仕事です。
場合によってはライバルに足を引っ張られたり、成果を横取りされたりすることもあります。
成績が公開されたり、激しく叱責されたりすることも珍しくありません。
競争心がない人には、かなり堪える仕事環境だと言えるでしょう。
ハードワーク
忙しくて過酷な仕事はストレスが溜まりやすく、人間関係に悪影響を及ぼします。
いじめや八つ当たり、パワハラなどが増える傾向があり、かなり負けず嫌いでないと精神的に屈してしまいます。
ハードワークで夜遅くまで働いたり仕事量が多かったりする仕事は、敢えて選ぶ必要もないでしょう。
アスリート
スポーツ選手は、常に誰かと勝負をしなければいけません。
もちろん、スポーツには冷静さや落ち着きも必要ですが、競争心がないと勝利への執念が持てません。
「負けたくない」という強い気持ちがないと、厳しいトレーニングや過酷な環境にも耐えられないでしょう。
起業家
自分で事業を立ち上げてビジネスをする起業家は、メンタルが強くないと続けられない仕事です。
物事を素早く決断し、決めたことをやり抜く実行力がなければ、うまくはいきません。
弱肉強食の世界なので、競争心が強くない人には、お世辞にもむいているとは言えない仕事です。
適性を理解した人生設計をしよう
競争を好まない人間は、社会に出てから苦労することが多いです。
多少なりとも人とぶつかったり、ライバルに勝ったりしなければ、不利な立場に置かれることが多いからです。
しかし、悪いことばかりではありません。
人と争うことがなく、穏やかな性質を理解して生かすことで、ぐっと生きやすくなります。
もし生き方や仕事で悩んだ時は、今回の記事を参考にしてみてください。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。