自分の意見を言うのが怖い…。自分の意見を言う訓練方法を徹底解説!
「本当は思ってることがあるのに、どうしても自分の意見を言うのが怖い…」そんな自分に悩まされている人もいるでしょう。
今回は、自分の意見を言うのが怖い理由や、言えない人の特徴・性格について紹介していきます。
また、自分の意見が言えない社会人のデメリットや、自分の意見を言う訓練方法も解説していきますので、ぜひ役立ててみてください。
自分の意見を言うのが怖い理由
意見を言えない自分自身にうんざりしつつも、なぜはっきり言えないかその理由も分からず悶々としている人もいるでしょう。
ここでは、自分の意見が言うのが怖い理由5選を紹介していきます。
あなた自身の心境に当てはまるものがあるか、チェックしてみてください。
否定されると傷つくから
自分の意見が言うのは怖いのは、否定されると傷つくことが理由の1つです。
特に些細なことで落ち込んでしまう人にとって、自分の気持ちを否定されるのは人格を全否定されることと同じくらいショックでしょう。
そのため、何も言わず黙っておくことを迷わず選択しがちです。
少数派だと思い込んでるから
自分の思ってることがそもそも少数派の意見だと思い込んでいる場合も、人前で言うのが怖くなってしまうでしょう。
たとえ自分一人の意見だとしても、堂々と胸を張って言える人もいます。
「少数派=変わり者」と思われることを恐れて、本当の気持ちを言えない人は少なくありません。
嫌われたくないから
自分の意見が言うのが怖い理由として最も多いのは、嫌われたくないからです。
できれば誰にも嫌われず、むしろ「いい人」と思われていたい…そう望んでいる人にとって、自分の考えを主張するのはとても難しいでしょう。
周りに合わせておけば嫌われる心配はないと考えて、自分からは発言しません。
相手を不快な気分にさせたくない
相手を不快な気分にさせたくないという気持ちが、意見を言うことを怖がる要因という場合もあります。
相手の気持ちを重視するのは一見優しさのように感じますが、不快にさせることで自分が悪者になるのを恐れているのです。
つまり、自分の印象が下がるのを避けたいだけなのでしょう。
気まずい空気にしたくないから
自分の意見を言って、その場が気まずい空気になったら…そう考えると、怖くて何も言えなくなる人もいるでしょう。
自分の意見をズバッと言える人は、自己主張が激しすぎて場の空気を凍らせてしまうことがあるものです。
日頃からそんな空気感を感じ取っていると、「あんな気まずい空気にはしたくない」と思い何も言えなくなる傾向があります。
自分の意見を言えない人の特徴
自己主張ができない人には、行動や発言に共通点があります。
基本的に主体性がなく、いつでも周りの人の目ばかり気にして行動しているのが特徴的です。
ここでは、自分の意見を言えない人の特徴5選を紹介していきます。
いつも「NO」と言えない
自分の意見を言えない人は、いつも「NO」と言えずにいるのが特徴の1つです。
同僚から飲み会に誘われて行きたくないのにOKしたり、友だちが出した遊びの提案が気に入らなくても「いいよ」と言ってしまうなど、あらゆる場面で全てを受け入れてしまいます。
周りはノリが良いと思っていますが、本人は自分自身に嫌悪感すら感じているでしょう。
常に周りに同調する
常に周りに同調するのも、自分の意見を言えない人がやりがちなことです。
周りが言うこと全部に「分かる」「そうだよね」と同調するのは、人に良く思われたい・嫌われたくないという気持ちがあるからでしょう。
ただ、だからといって周りから良く思われてるとは限らず、実際には「八方美人」と噂されていることもあります。
人の顔色ばかり気にしてる
自分の意見が言えない人の特徴として、人の顔色ばかり気にしてることも挙げられます。
何をするにも人にどう思われるかが気になって、常に周りの視線や反応ばかりに注目してしまうのでしょう。
一見空気が読める人にも思えますが、ただただ主体性がなく自分の意思で動くことができないのです。
笑って誤魔化す
自分の意見が言えない人は、何かと笑って誤魔化すのも特徴的です。
例えば人から意見を求められた時に、本音を言うのが怖いから笑ってやりすごそうとすることはよくあります。
「いつもヘラヘラしてる」「頼りない」と、マイナスイメージに繋がってしまうことが多いでしょう。
人と深く関わろうとしない
自分のコミュニケーション能力に自信がない場合は、意見を言えないだけでなくそもそも人と深く関わろうとしないでしょう。
このタイプは、職場では表面的な付き合いしかしようとせず、プライベートも気の知れた相手とだけ一緒にすごすか一人で行動することを好みます。
本当はもっと気楽に人と接したいと思っていても、新たな人間関係に飛び込む勇気が持てないのです。
自分の意見を言えない人の性格
自分の意見を言えない人は、「控えめで優しい」「穏やか」と思われることが多いでしょう。
しかし実際には、性格にネガティブな要素が含まれている傾向があります。
ここでは、自分の意見を言えない人の性格について詳しく見ていきましょう。
気が弱い
自分の意見を言えない人は、基本的に気が弱い性格です。
自己主張することができず、いつも誰かの考えに賛同することでその場をやりすごします。
またそれだけでなく、押しに弱く断れなかったり、誰かに傷つくことを言われても平気なふりをするなんてことも多々あるでしょう。
ズルい
性格的にズルい人は、保身のためだけに意見を言わないようにしています。
否定されたくない・嫌われたくないから自己主張しないのは、結局は自分自身のためでしかありません。
またこういったタイプはいざ人から責められたりすると、言い訳したり誰かのせいにすることもありがちです。
自己肯定感が低い
誰に対しても堂々と自分の意見が言えない人は、基本的に自己肯定感が低いのでしょう。
自己肯定感が低い人にとって、誰かに自分の考えを主張するのはとても難しいことです。
そもそも自分の考えに自信を持っていないので、「どうせ分かってもらえない」などとネガティブに考えてしまいます。
自分の意見が言えない社会人のデメリット
あまりにもわがままばかりだったり、自己主張が激しすぎる大人は、どんなコミュニティでも上手くやっていくことはできません。
しかし自分の考えやアイディアを全く言えない人にも、様々なデメリットは存在します。
ここでは、自分の意見が言えない社会人のデメリットを見ていきましょう。
仕事を押し付けられる
会社で自分の意見を言えず何でも「YES」と引き受けている人は、注意が必要です。
そのままの状態を続けると、何かと仕事を押し付けられる可能性があるでしょう。
人より多く業務を任されて、残業や休日出勤を繰り返す…そんな風になりかねないのは、大きなデメリットと言えます。
仕事ができない人と思われる
自分の意見が言えない社会人のデメリットとして、仕事ができない人と思われることも挙げられます。
ある程度は自分のアイディアを持っていて、なおかつそれをしっかり伝えられる人は、仕事に対して前向きに取り組んでいると思われやすいものです。
意見を求められても何も言わないし、もちろん自分から提案しようともしない人は、「やる気がない」「能力が低い」と判断されてしまいます。
昇格しにくい
自分の意見が言えない人は、先にもお話しした通り仕事ができないと思われやすいです。
そのことが影響して昇格しにくいのも、デメリットの1つでしょう。
また、リーダー的なポジションを担う人は、自分の考えをしっかりと人に伝えたり、時には部下に指導をしなくてはいけません。
そういった意味でも、意見を言えない人は「頼りない」と見なされ立場が上がりづらいのです。
自分の意見を言う訓練方法
「自分の意見を人に言えるようになりたい」心からそう思っている人もいることでしょう。
行動や心がけ次第では、しっかりと考えやアイディアを言えるようになります。
ここでは、自分の意見を言う訓練方法を5つ紹介していきますので、ぜひ役立ててみてください。
自分の意見を書き出す
自分の意見を書き出すことは、人に自己主張できるようになるための良い訓練方法の1つです。
頭の中だけで考えを巡らせていると「あれでもない、これでもない」と思い始めて、だんだん自信がなくなってしまうことは多いでしょう。
自分の意見をノートや紙に書くことで、考えがしっかりとまとまります。
すると自然に自分の考えやアイディアを受け入れられるようになり、人に伝えるのが怖くなくなると期待できるでしょう。
SNSで発信してみる
人に面とむかって自分の意見を言えないなら、SNSで発信してみるのも良い訓練になります。
ただしこの方法を実践する際に重要なのは、否定的・攻撃的な意見を書き込まないことです。
普段は大人しいのにSNS上では厳しい意見ばかり言っていると、「陰湿な人」と思われてしまうので注意しましょう。
文字にして伝えてみる
言葉で自分の意見を伝える時、どうしても緊張感が高まり上手く話せない人は少なくないでしょう。
緊張を解くために、まずは文字にして伝えることで慣らしていくのもありです。
メールやLINEで自分の意見を伝えると最初は相手の反応が気になりますが、そのうちだんだんと慣れていきます。
どんな形であれ自己主張できるようになれば、言葉で伝えることにも抵抗がなくなっていくでしょう。
人との交流を増やす
人との交流を増やすことで、自然と意見が言えるようになる可能性は高いです。
特にあなたがもともと引っ込み思案で人見知りなタイプなら、これまでより積極的に他者とのコミュニケーションを取ってみてください。
様々な人の考えに触れるうちに、自分の意見を持つのが「ダメなこと」という考えはなくなります。
意識が変わることで、スムーズに自分から発言できるようにもなるでしょう。
「嫌われてもいい」と考える
自分の意見を言うことで、人に嫌われてしまうのではと心配している人もいるでしょう。
思い切って思考を切り替え「嫌われてもいい」と考えるのも、自己主張できる人になるための第一歩です。
また、「自分の意見を言う=わがまま・自己中」ではないので、実際に嫌われることはほとんどありません。
自分の意見が言うのが怖いのは、自分を守りたいから
自分の意見が言うのが怖い人は、否定されたり嫌われることを恐れているのでしょう。
つまり、自分を守りたいからこそ本心が言えないのです。
もしあなたが自己主張できないタイプで、そんな自分に嫌気が指しているなら、行動や思考を変えれば改善することはできます。
少しずつでも、自分の意見を人に伝えていくことを心がけてみましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。