やればできる子の特徴9つ
やればできる子というのはいったいどのような子を表すのでしょうか。そしてどんな特徴があるのでしょうか。
そこで今回はやればできる子の特徴をあらゆる目線でご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
やればできる子
自分の好きな事が何か分かっている
やれば出来る、という事はやらなくてもいいと思っているのが、やれば出来る子の特徴だということができます。
やらなくてもいい、というのは自分には関係ないし、自分の好きな事ではないという意思を持っているという事です。
自分の事をよくわかっている子でもあると言えます。
また、「良く勉強する子はいい子」や「成績が良くて生活態度もよければいい会社に入れるよ」といった固定概念に惑わされない柔軟な心を持っています。
普段の生活の中で親の事や周りの事によく目が行く子なんかも人の気持ちを察する事が出来るので、自分の意思が育ちやすいです。敏感に人の気持ちを察する事も出来ると言えるでしょう。
主体的に動いて行ける子は意思に基づいて行動が出来るので固定概念に当てはめようとすると「やらない子」「やれば出来る子」といった風に見えるのでしょう。
「自分には出来る」と心の中では信じている
出来る・出来ないは人から言われるものでもなく、ましてや成績ではなく、本人の意思によるものです。
なのでやれば出来る子の特徴としては小さい頃から「自分には出来る」と無意識に信じてきた子がやれば出来る子の特徴です。
ただやるのがめんどくさい、やる意味を見いだせない子はやらないという意思を通すのではないでしょうか。
それでも頑張って「やれば出来る子」になって欲しい時はその子の「やる気」が起きるきっかけが何かと分かっているのであれば、それを引き合いに出すとやらないスイッチからやる!に変わるでしょう。
親がこの子は出来ると信じている
親からの信頼があれば今まで「自分には出来ない」と思っていた潜在意識が「私には出来る」に変わります。
今まで不良をしてきたり全然勉強をしていないのに、優秀な大学に入れたりする子は親の信頼があるからです。
先生たちには否定されて、「無理」というレッテルをもちろん貼られます。しかし、命で繋がっている親が信じてくれるのならば「やってやる」という情熱が湧いてきてすごい結果を残すケースがあります。
生きていく力と情熱を持った子はみんなやれば出来る子です。逆にやっても出来ない子には「できるよ」と、信頼を与えてあげればよいのです。
親が過度な期待をかけているだけのケースもある
「うちの子はやればできるのよ」というお母さんお父さんのほとんどは、「勘違い」といっていいでしょう。
教育熱心な親に育てられた子どもは、多くの場合、勉強に興味もあり、向上心もあり、努力をおしまず勉強やスポーツに取り組んでいます。それなりの成果も上げています。
しかし、それでも多くの親は「うちの子はやればできるのに」と不満を持ちます。
つまり、子どもは「やっているし、できている」のに、親の理想が高すぎるために、親は満足できないというケースが驚くほど多いのです。
子どもにとって、これは悲劇です。
「僕(私)はこんなに頑張っているのに、どうしてパパやママはそれを認めてくれないのだろう」と思い、不安を感じます。子どもにそんな不要な不安を与えるのは、親の罪です。
しかし、そうではないケースもあります。子どもが本当に「やってもできない」というケースです。
にも関わらず親は「うちの子はやればできる」という過度な期待をかけてしまう。
「隣の人がそうだから」というだけの理由で、うちの子もやればできる「はず」と考える。この「はず」は、完全な勘違い。
こういうタイプの親御さんには、一度、ご自分の幼少期を思い出してみることをおすすめします。
成功体験がない
先ほどの項目にあてはまらないのが、「本当にやればできるという子ども」と規定することができるでしょう。
そんな子どもの特徴は、成功体験がないということです。
子どもなりにがんばった。けれど、いつも「大成功」ということにはならない。
子どもは「成功」と思っても、親は「もっとがんばれ」としか言わない。これでは、子どもは自分ががんばって掴んだ「成功」を実感することはできません。
小さなことでいいんです。子どもが努力して掴んだ成功を最大限に評価してあげるのが、親の務めではないでしょうか。
向上心がない
成功体験はあるのに、それ以上の努力をしない子もいます。
「やればできる」という典型的なタイプです。これは、親にとって一番悩ましいケースと言っていいでしょう。
「もっと上を目指してほしい」「やればできるのに、どうして向上心を持たないんだ」と、歯がゆく感じるにちがいありません。
しかし、子どもは「どうして上を目指さなきゃならないの?」という疑問を抱くだけです。
その疑問に答えるためには、親は「上を目指すとは、どういうことか」を、一度自問してみる必要があります。
くれぐれも、自分の価値観を子どもに押し付けることのないように。
「向上心がないと幸せになれない」などと、まちがっても考えないようにしましょう。
やればできる子になる方法
親が1~10まで口出ししない事
自分の子供にいろいろなことを覚えてほしいと思うあまりに、親が1から10まで口出ししてしまっていませんか?
子供が間違った方法をしていると、「そうじゃない」とついつい言いたくなってしまうかもしれません。
しかし、親がやり方を教えてしまうと、子供は考えることをしなくなってしまいます。
小さいうちはそれでいいかもしれませんが、ある程度大きくなってくると、自分で物事を考えて行動することが出来なくなってしまうかもしれません。
やればできる子になってほしいと思ったら、親は口出しするのを我慢することです。
「もっとくしたらいいのに」と思うこともあるかもしれませんが、それも見守りましょう。
子供は、泣きながらでも自分でやることで経験を積みます。
やらせてみないことには、何事も自分で出来るようになりません。
結果でなく過程を見て褒めてあげる
親は、子供の結果を見て褒めがちです。
しかし、やればできる子になってほしいのであれば、結果ではなく物事の過程を評価してあげる必要があります。
そうでないと、「とにかく結果さえ出せばいい」と考えるようになってしまうからです。
考えることをせず、とりあえず形にだけして結果を出すという風になってしまうかもしれません。
お片づけをしていて、もしも綺麗に片づけられていなかったとしても、すぐに怒らないことです。
1つ、2つと少しでも片づけられているのなら、その過程を褒めてあげましょう。
そのうえで、もっと綺麗に片づけするにはどうしたらいいかを子供と一緒に考えてみてください。
過程を褒めてあげることで「片付けを頑張ったのを見ていてくれたんだ!」ということが分かるので、モチベーションが上がり、少しずつできることも増えていきます。
自分で物事を考えさせる
子供が失敗して泣き叫んでいるときに、親がすべてのことをしてしまっていませんか?
例えばパズルをしていて、うまくいかない時。
ここにはめればいいんだよ、と手を出してしまっている方は多いのではないでしょうか。
子供は泣き止んでくれるかもしれませんが、やればできる子になるためにはこの方法はおすすめできません。
自分で考えさせるのが一番です。
親は、そばで見守りましょう。
パズルが出来ないと泣いているのなら、「どうやったらはめられるか、一緒に考えてみよう!」と声掛けすることです。
年齢によってはヒントを与える必要があるかもしれませんが、親が「はい、これをここにはめるの」としないことに気を付けてください。
子供は、考えることで成長していきます。
泣いていると大変かもしれませんが、手出しせずに見守る時間を作ってあげましょう。
子供でも片づけできるシステム作り
やればできる子にしたいと思うのであれば、子供に家の中での役割を与えることです。
子供が1歳を過ぎているのなら、お片づけさせる練習をしましょう。
1歳~2歳くらいは、綺麗に片づけられないかもしれませんが、片付けするという習慣づけすることが大切です。
3歳を過ぎたら、元会った場所に戻すという片付けの基本を身に着けていきたいですね。
子供が片づけできるようになるためには、子供でも分かり易い収納を工夫すること。
1~2歳くらいまでは、玩具用の片づけの箱を用意して、入れるだけでいいようにしてあげましょう。
3~4歳だと、おもちゃの場所を教えてあげることです。
根気がいることかもしれませんが、とにかく繰り返し毎日させましょう。
片付けが出来ても出来なくても、毎日繰り返すことがポイントです。
やれば出来る子はたくさんいる
いかがでしょうか。
本来の能力というのは人によって差があるものですが、基本的には誰もがやればできる子だといってもいいでしょう。
あとは環境や、その本人の特性による影響が才能を開花させることにつながるか、つながらないか変わってくるものです。
本人の努力ももちろん必要ですが、見守りつつも、その努力の矛先を決める際に力になってあげるのが、大人ができる唯一のことかもしれませんね。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。