表情が固い人の6つの原因や心理と改善方法とは?

あなたは表情が固いことで悩んでいないでしょうか。

表情が固いと、どこかとっつきにくいと思われたり、怒っていると勘違いされたり、つまらなさそうに思われたりすることが多々あります。

その度にあなたは自分の表情の固さに気づくことでしょう。

できることからすぐにでも改善したいと思うものですが、そのためにはやはり原因を見つけて適切に対処しなければいけません。

そこで今回は表情が固い人の原因や心理についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。

また、表情の固さの改善方法についてもご紹介していきますので、参考にしてみてください。

【目次】



表情が固い人の原因や心理

 

人と接するのが苦手で緊張している

 

表情が固くなってしまう原因、表情が固い人の心理として、まず考えられるのが「緊張感」でしょう。

ふだんは穏やかな表情をしているような人でも、大勢の前でスピーチしたり、何かの発表をしたりする際は、緊張のために表情が固くなってしまうことが少なくありません。

人間は、緊張すると表情筋が強ばってしまうため、どうしても固い表情になってしまうものなのです。

緊張しやすい人は、そうした特別なシーンでなくても、表情が固くなる傾向があります。

たとえば、ふつうに人と話している時でも、表情が固くなってしまう人がいますが、それは人と話すことに緊張感を抱いているからと考えていいでしょう。

コミュニケーション障害のある人にはそういう傾向が強くありますが、そこまで行かなくても、コミュニケーションが苦手だと自覚していると、どうしてもよけいな意識が働き、緊張してしまうのです。

社交家で人と接することの好きな人は、人と話をしても、緊張しませんから、表情が固くなることはありません。

人と接することが苦手で、できれば人とコミュニケーションを取ることを避けたいと思っている人、人と対面するとそれだけで緊張してしまう人が、表情が固くなるということになるでしょう。



相手に対して不快や怒りを感じている

 

表情が固くなってしまう心理的原因は緊張感だけではありません。

不快感も、人の表情を固くする大きな原因と言っていいでしょう。

たとえば、自分の所属しているグループ内に大嫌いな人がいたとします。

その人のことが苦手で、できれば関わりたくない、そばにいたくないと思っているようなケースです。

それほど嫌悪している人と何か話をする必要があるなど、対面しなくてはならない時、穏やかな表情、なごやかな表情を見せることはむずかしいに違いありません。

嫌いな相手と向き合うと、無意識のうちに固い表情になってしまうというのが、自然な人間心理と言っていいでしょう。

これは、大嫌いな相手と対面した場合に限ったことではありません。

ふだん、特にその人のことを嫌っているわけではなくても、相手に不快感を抱くことはあります。

たとえば、職場の同僚の言動に怒りを覚えたり、不快な気持ちなるこということがあるでしょう。

そのような心理状態になった場合、その相手と対面した時、われ知らず固い表情になってしまうということが少なくありません。

ですから、ふだんは固い表情をすることのない人が、固い表情をしていたなら、何か不快な思いや、怒りを感じている可能性があると考えていいでしょう。



人に言えない悩みがある

 

人間、心の中に小さくない悩みなどを抱えていると、どうしても明るい顔にはならず、表情が固くなってしまうものです。

相手に対して特別な感情を持っていなくても、自分の内側にある問題が原因で、表情が固くなるケースは少なくありません。

仕事のこと、勉強のこと、対人関係、金銭問題、家族のことなど、心の中に心配や不安、悩みなどがあると、どうしてもそのことに心も頭も支配され、つい固い表情になってしまうものなのです。

多くの場合、そういう悩みがあっても、人にはなかなか打ち明けられないものでしょう。

その悩みが深刻であればあるほど、人には話すことができないに違いありません。

そのため、周囲の人は、「どうしてこの人はこんなに固い表情をしているのだろう」と疑問に感じるわけです。

疑問を感じて、直接「何かあったの?」と聞いても、「別に何もない」という答えが返ってくることが多いはずです。

自分の苦しい胸の内を人に悟られまいとして、人から心配されるとますます表情が固くなることも少なくありません。

悩みが原因で表情が固くなるケースでは、人を心配させまいという気持ちから、より固い表情になってしまうことがあると考えていいでしょう。



コミュニケーションを取りたくないと感じている

 

誰もが人とコミュニケーションをとって仲良くなりたいと思っている訳ではありません。

中には、できるだけ人と関わりたくないと思っている人、心を許したくないと思っている人もいて、表情を固くすることで、相手に「拒否」を示している場合があります。

話しかけても表情が固く反応が悪い場合、「これ以上近付かないでほしい」「親しくなるつもりはない」という意思表示の可能性があり、無理に距離を縮めようとすると、かえってコミュニケーションがとりづらくなってしまいます。

例えば仕事は仕事、プライベートはプライベートとはっきりと分けている人は、仕事中同僚や仲間とコミュニケーションをとるということが少なく、また事務的な会話であっても表情は固いままです。

相手を嫌っているという訳ではなく、単に「人と関わりたくない」「距離を縮めたくない」と思っている可能性があり、こうしたタイプの人と楽しく会話をすることは難しいでしょう。

無理に話しかけたり会話を弾ませようとするのではなく、伝えなくてはいけないことや、最低限の情報交換などに留めておいた方が良いと言えるでしょう。

 

他のことで頭がいっぱいになっている

 

目の前のことに精一杯、一つのことに集中するだけで精一杯という人は、何か考え事をしていたり、気になることがあると表情が固くなることがあります。

誰かと会話をしてても、意識は他に向けられていて、相手の話を聞いていなかったり、「早く終わらせたい」と感じることもあるでしょう。

例えば、「あの仕事のミスどうなったかな」とか「あの人と連絡がとれないな」など、その人の中で引っかかることがあり、その中で誰かと会話しても、上の空状態なのです。

表情が固いだけではなく、相槌のテンポがずれていたり、聞いていることと違う回答が返ってくるような場合は、他のことで頭がいっぱいな状態であることが考えられます。

気になることや問題が解決させすれば表情は緩みますが、気にしやすい人、神経質な人の場合は、常に気がかりなことができてしまい、表情が固いことが多くなります。

「何かあった?」と声をかけてあげたり、「解決したら教えて」と時間をおくことで、相手は楽になるかもしれません。

繊細で気にしやすい性格の人に多く見られる表情で、その表情を観察していれば、その人の状況や様子が伺えることもあります。



疲れがたまっている

 

意外と表情が固い人に多く見られる原因が、自身で気付かないうちに疲れがたまっているということがあります。

仕事で残業が続き寝不足になっていたり、食生活が乱れていて栄養が十分摂れていなかったり、精神的に滅入っていたりと、体力的、あるいは精神的に疲れ切っていることで、表情が固くなってしまうことがあるのです。

毎日同じような生活をしていても、日々の疲れはたまるもので、それに加えてストレスや寝不足が多かったり、精神的にダメージとなることが多々積み重なると、ため息ばかり出て表情が固くなってしまいます。

以前はよく笑っていた、人が変わったように表情が固くなったという変化が見られるのであれば、その人は相当疲れがたまっている可能性があります。

休息を与えてあげたり、協力してあげるなどの対処をしてあげると、元の表情豊かな姿に戻ってくるかもしれません。

今その人は、限界に近い状態にあり、いつ倒れたりパンクしたりしてもおかしくはない状況です。

サポートが必要な状態のため、ゆっくりできる環境を用意してあげたり、ストレス発散に付き合ってあげたりと、その人に寄り添った形の対処が必要でしょう。

その人自身、「疲れている」ということに気付いていないと、そのまま無理をし続けてしまうことも考えられます。

早めに対処してあげることで、固い表情は直ってくるでしょう。



表情が固い人の改善方法

 

ストレス発散をする

 

疲れ切っていたり、追い詰められていると、体力的にも精神的にも限界に近くなり、表情が固くなってしまうケースがあります。

今あなたに必要なのは、休息やストレス発散で、そのままの状態では表情が固いままとなり、人も近寄りがたい印象を受けてしまいます。

自分が好きなこと、没頭できること、やりたいと思っていることをするためにまずは時間を設け、思う存分楽しみ、ストレス発散することが必要です。

寝不足の人であれば十分な休息や睡眠をとることでストレス発散されるかもしれませんし、精神的な疲れの人はカラオケやショッピングなどで発散できるかもしれません。

表情が固いことに気付いていなかったり、自身が疲れていることに気付いていなかったりと、本人が自覚していないケースも多々あります。

あなたとその人が身近な存在だったり親しい仲であれば、一緒になってストレス発散できるよう、サポートしてあげるべきでしょう。

たった一日ストレス解消に時間を費やすだけでも、固かった表情が柔らかくなることもあります。

限界に達して「何もする気が起きない」となる前に、周りが気付いてあげて発散を促すようにしてあげましょう。



不安や心配事を解消する

 

不安な出来事が待っていたり、心配なことがあると、考え込んでしまったり緊張してしまって、表情が固くなることがあります。

「どうやればいいんだろう」「気になって仕方ない」と、不安や心配事をそのままにしておくと、常に頭の中にそれらのことが思い浮かび、表情は固くなってしまいます。

原因が明確であれば、不安や心配事を早い段階で解消してしまうことが改善方法に繋がります。

例えば「来週ある会議が不安で緊張しっぱなし」という理由があれば、会議に向けての準備やシミュレーションを何度も行ってみることで軽減されることもあります。

不安に思う理由が、「人前で話すことに緊張する」「上手くプレゼンできるか心配」だとしたら、家族や友人に協力してもらい、事前に会議のシミュレーションを行ってみるのです。

相手から「これはどうですか?」「何か他に提案ありますか?」など質問が来た場合、それをもとに会議当日まで準備しておけば不安は少なくなります。

不安や心配事があり、そのまま放置しておくことで表情が固くなってしまう人は、解消することで普段の自分を取り戻すことができることもあるのです。

 

笑顔になる練習や顔のトレーニングをする

 

昔から表情が固いと言われる、表情を変えることがほとんどないといった人は、表情を柔らかくするために多少努力が必要になります。

昔から表情が固く、ある意味癖のようになっている人は、顔の筋肉が固くなってしまっていることが多く、笑顔を見せようとしても引きつった笑い方になり、表情は固いままの印象を与えてしまいます。

まず自宅で鏡を前に、笑顔になる練習をしてみると良いでしょう。

毎日コツコツと練習を積み重ねることで、顔の筋肉がほぐれてきて、自然な笑顔を手に入れることができます。

それでも顔が引きつってしまったり、瞼がぴくぴくするなど不自然さが出てしまうようであれば、顔のトレーニングをすると良いでしょう。

目、頬、口元をそれぞれ意識して、パーツごとに動かしてみたり、マッサージしてあげると徐々に固まっていた筋肉がほぐれてきます。

また、自分の笑顔になった表情を鏡で見ることによって、表情の固い日頃の自分を客観的に知ることもできます。

「これでは警戒されてしまう」「だから人が寄ってこないのか」と、自身の表情の固さによる問題も解決できるかもしれません。

毎日数分程度、笑顔になることやトレーニングすることを習慣化すると、外でも自然と表情が柔らかくなるでしょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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