低所得者の定義とその特徴8選

あなたは低所得者でしょうか。

低所得者とは文字通り所得つまり収入の低い人のことをいいます。

あなた自身、またはあなたの周りにも派遣労働者やパート労働も人もいるでしょう。

そのような人々が一概に所得が低いとは言えませんが、そうなりやすいのが事実です。

昔とは価値観が違いますから、高所得であれば幸せとも限らないという考えもあるでしょう。

そこで今回は低所得者の定義とその特徴をご紹介しますので、ぜひ今後の仕事を見つめる機会に役立てていただければ幸いです。



低所得者の定義と特徴

 

  • 年収300万以下
  • 正規雇用とは生涯賃金格差がある
  • お金の負担が大きい
  • スキルアップする機会が少ない
  • 休みがない
  • 計画的にお金を使えない
  • ダメな習慣が身についている
  • クレジットカードをたくさん持っている

 

年収300万以下

 

年収が300万以下の人が一般的に「低所得者」と呼ばれています。

実は、具体的に何万以下という明確な定義は存在しないそうです。

厚生労働省では「市町村民税非課税者」、

つまり住民税が課税されない人を低所得者として定義しているようです。

しかし、一般的な認識ではやはり年収を基準とした定義の方が伝わりやすいでしょう。

それにしても1ヶ月25万円とは、たとえ正規雇用でも若い人には高く感じることでしょう。

また、アルバイト雇用でも1ヶ月30万を超えている人もいることも事実です。

やはり明確な基準ではなく、あくまでも感覚としてこれくらいである、とイメージ的にその定義を捉えた方が分かりやすいのではないでしょうか。



正規雇用とは生涯賃金格差がある

 
最近、「生涯賃金格差」という言葉が話題です。

正規雇用と非正規雇用では生涯得る賃金に格差が生じてくる、というものです。

若い頃はそれほど差を感じません。

まだまだ体力があり、アルバイトでも労働条件を選ばなければ、動けば動くほど収入につながるため、かえって正規雇用の人より稼いでいる場合も多々あります。

気になるのはボーナスの有無くらいでしょうか。

しかし、昇級がない非正規雇用では、実力や経験年数に応じて給料が上がるということは、まずありません。

労働時間を増やすことでしか、賃金を増やすことができないのです。

正規雇用は、健全な会社なら経験年数などで給料もボーナスの額も上がり、仕事が評価されれば昇進でき、自分のできる仕事をどんどん拡大することができるのです。

その結果、生涯を見通すと賃金に大きな格差が生まれてしまいます。

それにいつまでも強靭な体力を保てるわけではありませんし、病気やけがをすることもあります。

賃金がすべてとは言えないものの、結婚して子どもを育ててゆくには不安があるという現実があります。
 

お金の負担が大きい

 
低所得の非正規雇用では、住宅手当などの福利厚生を受けられません。

年金や健康保険など社会保険にも加入出来ず、自分自身で国民健康保険や国民年金に加入する必要があります。

正規雇用の人なら事業主が支払っており、差し引かれた分が給与振り込みされているので、あまり普段気にしないでしょう。

しかし、非正規雇用の人は、それらの金額を自分自身ですべて支払わなければなりません。

もともと低所得な上、さらに手取り分がなくなってしまいます。

細かいことを言えば、事業主が従業員に対して行うよう義務づけられている年1回の健康診断も受けられない場合もあります。

自己負担での受診は、1万円以上かかってしまいます。

低所得者は、健康管理面でも負担が大きいのです。



スキルアップする機会が少ない

 

低所得者は雇用保険に入れないこともあり、

失業しても次の仕事が見つかるまで失業保険を受給出来ず、

すぐにまた単発のアルバイトをせざるを得ません。

すると、じっくり腰を据えてスキルアップすることもできないのです。

また、スキルアップにはお金がかかります。

時間があっても、資格の勉強のテキスト代やスクールの費用が高くてあきらめてしまったりと、

金銭的にも厳しいのです。

その結果、年をとってもこれといってスキルが身に付かず、ますます正規雇用での採用は遠のきます。

アルバイトですら若い方が採用されやすくなり、

どんどん自分の労働可能範囲が狭くなってゆき、

低所得者のままでいてしまうのです。

一度非正規雇用になってしまうと、その低所得のスパイラルからなかなか抜け出せないのが特徴です。

 

休みがない

 

低所得者は低賃金のまま労働しますから、

多くの時間働かなければなりません。

その結果、低所得者は休みなく働いている場合が多くあります。

有給休暇があるアルバイトもありますが、それでもまとまった休みは取りづらいのです。

低所得では貯金もしづらく、休みをとって旅行など夢のまた夢なのです。



計画的にお金を使えない

計画的にお金を使うことが苦手で、「いつもギリギリに予定を立ててしまい、航空券の早割りを利用できない」(41歳・介護)と結果的により多くの出費を強いられてしまうことも。さらに「寒い日や雨が降っている時はついタクシーを利用してしまう」(35歳・IT)など、所得に不釣り合いな利便を求める者も多い。

 そのほか、「カネはないけどハゲたくないから1本5000円のスカルプシャンプーを使ってます。効果は知りません」(44歳・自動車)と、本人すら半信半疑なものに高いお金を払う傾向も。

出典 低所得者の消費行動を調査 その共通点とは?

ダメな習慣が身についている

時間にルーズなわけではないが「ギリギリまで仕事をしたり、ダラダラ過ごしてしまい、クライアントとの約束の時間に5分10分遅れてしまう」(31歳・広告)とプチ遅刻は当たり前。それでも最低限の向上心はあるのか話題のビジネス書を熱心に読むものの「成果に繋がってない」(40歳・経理)、「積読になることが多い」(37歳・広告)と結局のところ、仕事にはまったく役立っていない。

出典 低所得者に共通する「ダメ習慣」

クレジットカードをたくさん持っている

クレジットカードの大量所有も低所得者にありがちな習慣。

「友達と買い物に行って、少額の会計でカード払いにしたら怪訝な顔をされた」(42歳・事務)、「買い物で店員におだてられ、気づいたらカードを作ってた」(31歳・SE)なんて声もあった。

入会費、年会費無料とはいえ、カードを乱造するのは危険だ。

出典 低所得者の共通点 クレジットカードの乱造で財布がパンパン?

「少額のカード払いをしていると、財布の中身(現金)が減らないので消費したという感覚が薄くなりがち。いつしか泥沼、なんてケースも珍しくないです。また、『生活費が余ったら貯金』という人もいますが、これは禁句。給料が入った日に貯金分を先取りしないと、お金は永遠に貯まりませんよ!」

出典 低所得者の共通点 クレジットカードの乱造で財布がパンパン?

低所得者は自分の得意分野を見つけよう

 
いかがでしたか?

ともすると楽をしていると思われがちな低所得者ですが、本当に毎日苦労して働いています。

一度低所得者になってしまうと、そこからなかなか抜け出しにくいということもお分かり頂けたのではないでしょうか。

本来は実力のある若者たちが、雇用環境のせいでスキルアップできないというのはとてももったいないことです。

職業訓練などもありますが、もっともっと対策が必要でしょう。

この時代に低所得者になってしまった皆さんは、世間に「低所得者」の烙印を押されながらも、本当に頑張っていると思います。

毎日の仕事や趣味の中に、自分の得意な分野を見いだすことができ、それを豊かな生活や仕事に結びつけることができたら幸せですね。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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