自分探しの旅で自分が見つからない理由5つ
あなたは自分探しの旅をしたことがあるでしょうか。
毎日の生活で人はふと「これは自分がしたかったことなのか」「本当の自分とは何なのか」と振り返ることがあります。
就職活動の自己分析や、失恋、転職のタイミングかもしれませんし、当たり前の様に過ぎていく毎日が嫌になる時かもしれません。
そんな時.よくある小説の主人公であれば「自分探しの旅」に出ることが多いですが、それで本当の自分が見つかるとは言えません。
では、なぜ自分探しの旅で本当の自分が見つからないのでしょうか。
そこで今回は、自分探しの旅で自分が見つからない理由についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
自分探しの旅で自分が見つからない理由
- 明確な目的を持っていないから
- 本当の自分の答えは、自分の中にあるから
- 旅は開放的になるから
- 目的が他にあるから
- 人と接する事で自分は見つかる
明確な目的を持っていないから
人が言う自分探しとは、今の自分では出来ないような満足した充実的な生活を送れる、
今の自分とは全く違う別の人間になってみたいと言う欲求だと言えます。
そして、漠然と自分探しをしたい!と思っている人は、
その満足した充実的な生活の定義をしっかり分かっている人はほとんどいません。
それでも、とりあえずもっとすごい人間になりたいと思い、
「自分探し」と言う名の自分とはまったく別の人格を芽生えさせるための旅行に出る訳です。
でも結局自分探しと行っている以上「こんな人間になりたい!」と言うはっきりとした理想もない訳ですから、
旅に出てもなんとなーくふわふわした目的と意欲で結局今の自分の悪い所・嫌いな所探しの旅になってしまいます。
私が今までで一番失敗したと思ったのは、目的を自分探しとして何をするかを特別決めず現地に行けばきっと何かが見つかる!と思い旅に出てしまった事です。
出典 自分探し旅で自分は見つからない!海外女性一人旅で失敗したこと5
本当の自分の答えは、自分の中にあるから
まず言えることは、自分に関しての答えは自分の中にあるはずという事です。
毎日の生活に疲れたから、日常から離れてどこか旅に出れば、日本でない場所に行けば探している答えが見つかるかもしれないと環境を変える事に執着しがちですが、場所を変えたことで自分が変わるわけではありません。
人は窮地に立たされた時や現実に嫌気がさした時、環境を変えようと対局の行動をとろうとします。
例えば仕事を頑張りすぎて疲れた人がペースを落とすのではなく突然辞めてしまう、彼氏と喧嘩した女性がすぐに別れを切り出すことも同じことです。
しかし単に対局の状況に身を置いたからと言って、状況がよくなるわけではなりません。
むしろまったく違う環境に自分を置くことで、人はその環境に適応することに集中しがちです。
悩みや苦しみの理由を含め本当の自分を探したいのであれば、普段と全く違う環境に身を置くのではなく、普段の場所に居ながら角度を少し変えて物事を見る事、行動を少し変える事が大切なのではないでしょうか。
本当の自分とは、何気ない毎日の普段の自分の中にあるはずです。
旅は開放的になるから
旅の恥はかき捨てろとは昔からよく言われますが、それは旅はその場限りのもので長く滞在するわけでもなく、その場で出会う人は長く付き合うわけでもないから旅先で感じた恥は捨ててしまえと言う格言です。
またその裏には旅はいつもと違う場所に行き、知らない人と出会うことで開放的になるので、恥をかくことも多いと言う意味があると言われています。
その通り旅先では恋をしやすかったり、勢いで高い買い物をしてしまったり、後になってから後悔することも多く、普段なら取らない行動もなぜか旅の中では起こりがちです。
そんな知らない場所に出かける旅で、開放的ないつもと違う自分で、本当の自分は見つかるでしょうか?
気分転換に出かけるのであれば、旅はとても向いていると言えます。
しかし本当の自分や本当にやりたいことを見つけるのに、いつもと違う開放的な自分の状態では、それが本来の自分に当てはまるかといえばとても難しいと言えます。
旅先で見つけた新しい自分の側面と普段の自分が違うというのも、自分探しの旅で自分が見つからない理由であると言えます。
目的が他にあるから
旅の目的は本来旅先を探索することです。
知らない場所に行けば、食事や宿、交通のこと等、なれない場所を自分で探したり、調べたりと1つのことだけに集中できる環境ではありません。
自分探しを目的としているのに、慣れない場所に出る旅では他に集中したり意識したりするものが多く、自分探しだけに集中できないということが理由に挙げられます。
旅に出る事でパソコンも持たず携帯も繋がらない場所に行って自分のことだけに集中しようとしても、そんな極端な集中は旅中続くでしょうか?
折角来たのだからと街を歩いたり、おいしいものを食べたりと他の目的ができてしまいますが、それこそが旅の醍醐味ですので否定はできません。
そもそも本当の自分とは旅という決められた期間の中で見つかる程簡単な事ではないのではないでしょうか。
人と接する事で自分は見つかる
自分を探すと言っても、それは一体何の為に探しているのでしょうか。
自分のやりたいことを探す為、将来の為などいろいろと理由はあるでしょう。
しかし、例えば無人島で一人になったとしても「自分探し」は行うでしょうか?
あなたがたった1人になったとしたら、本当の自分は何なのかというよりもどうやって食利用を得るか、毎日をどうって生きるかの方が大切だと感じるのではないでしょうか。
つまり、本当の自分を探したいと思うことの理由は、大勢の人に囲まれて生きていることだと言えます。
周囲と自分を比べ自分には何もないと感じること、周囲に振り回されて疲れてしまった時等、自分探しをしたいと思う時には、きっと他の誰かが関係しているはずです。
自分1人で旅に出たり、誰も知らない環境に居るとき、人は内向的になりがちです。
自分は、自分はと自分のことだけに集中してしまうのです。
しかしそれでは本当の自分は見つかりません。
それは、本当に自分が求めているのは大勢の中でふるまっている時の自分であるからです。
旅に出て1人になるよりも、周囲の自分を知ってくれている人と話したり、普段の自分の行動を見直すことの方が本当の自分探しには大切なのではないでしょうか。
自分探しの旅にはメリットとデメリットがある
いかがでしたか。
自分探しの旅で本当の自分が見つからない理由はお分かりいただけたでしょうか。
どこへ行こうと自分は自分であるはずです。
旅に行くことで簡単に見つかる自分の側面は本当の自分というよりも、忘れていた自分の側面であるかもしれません。
旅で気分転換をして、時間をかけながら本当の自分を見つけましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。