詐欺師の6つの特徴や心理とは?

あなたは詐欺に引っかかったことはあるでしょうか?

おそらく多くの人は「ない」と答えることでしょう。

しかし、世の中には数え切れないほど詐欺に引っかかっている人がいます。

大金を借りたまま行方をくらましたり、結婚詐欺であったりなどは大きな詐欺であったりなども、普段であれば「そんなの誰も騙せないよ」といったものが多いです。

これがいざ自分のことになると途端に騙される。

そんな人達がたくさんいます。

もしかしたらあなたもいつか詐欺師に騙されてしまうかもしれません。

騙されないためには相手を知ることが重要ですよね。

そこで今回は詐欺師の特徴や心理についてご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。



詐欺師の特徴や心理

 

冷静で落ち着いている

 

詐欺師は、人から疑われないようにと逆に警戒している事が多いです。

そのために挙動不審な行動をとったり、感情的になることを恐れていることがあり、常に冷静で落ち着いているような姿が多く見られます。

誰もが驚くようなことが起きても冷静でいる、怒るようなことをしても怒らない、感情が分かりにくいといった様子があれば、「大人な人だな」と思わずに疑うことも必要です。

冷静で落ち着きある人のことを、大抵の人は信じてしまいます。

「淡々と話しているから間違いないだろう」「冷静に話しているから信憑性がある」と信じ切るのは早いです。

なぜ動じないのか、なぜ冷静でいられるのかを探る必要があるのです。

「どうして冷静でいられるの?」「どうしてそう言い切れるの?」と、このような人には細かなことでも質問して聞いてみると良いです。

いくら冷静な人であっても、突っ込まれたくない所や触れて欲しくない部分は、何かと隠そうとしたり、目が泳いだりと、乱れてしまうこともあるのです。

大人な対応ができる人だからといって信じるのではなく、確固たる証拠や事実を見せてもらうようにすると良いでしょう。

 

住んでいる所や名前が複数存在する

 

自分の知っている名前や住所と、周りから知った名前や住所が異なる場合は、詐欺師である可能性を疑いましょう。

詐欺師は、特定の名前や住所を持つことを避け、すぐに逃げられるようにと対策しているケースが多いのです。

例えば自分はその人のことを「佐々木さん」だと思っていたのに、同僚に聞いたら「高橋さん」という名前だった場合は、何かしら隠していることが考えられます。

大抵の場合は、どちらの名前も違うケースが多く、本当の名前や住所を知ることは困難です。

会話の中でもこうした矛盾があったのなら、警戒心を持つこと。

以前は自分の家の近くに住んでいると言っていたのに、関わりが深くなってきたら「実は○○に住んでいる」と遠い場所の住所を教えられたり。

身元を特定されることを嫌う為、知人の住所を利用していたり、仮として契約しているマンションがあったりと、複数の名前や住所を持っている可能性があるのです。

実際に「家に行ってもいい?」「名刺とかもらえる?」と、事実が確認出来るように行動してみるのも良いですが、相手が詐欺師の場合は常に警戒していないと、身の危険が生じることもあります。



考える隙を与えない

 

詐欺師は、基本的に頭の回転が速く、先のことを見越す力を持っています。

相手の様子を見て対応を変えてみたり、プランを複数用意して見合った方法を相手に使ったりと、疑う隙を与えません。

また同時に、相手に考える隙を与えず、自分の思った通りに選択・行動するように仕向けます。

例えば、「これ明日までなんだけど」と答えを急かしたり、「で、結局どうする?」と早く決断するように聞いてきたりと、相手に考える隙を与えません。

考える隙を与えてしまえば、もしかしたらその間に疑われてしまったり、自分を調べられたりしてしまう危険性があるからです。

「これ契約したいんだったら明日までなんだよね」「明日以降はこの話はなくなってしまう」と、答えを急かして求めてくる場合は、詐欺師である可能性を疑うべき。

人を騙す為には、相手に考える隙を与えないこと、そして疑われる隙を持たれないことが、詐欺師には必要不可欠なのです。

日頃から慎重になり、期限のある大きな話は簡単に食らいつかず、周りの評判を聞いたり、自身でネットを使って調べたりと、ワンクッション置く必要があるのです。

 

写真に写ることを嫌う

 

詐欺師は写真を撮られることを嫌います。

これは自らの姿かたちを写真に残すことによって、後々何らかの物的証拠となってしまうのを警戒しているからです。

もちろんこれは写真に限らず動画や、場合によっては筆跡の残る書類等も嫌がります。

ただし人によっては本当に写真が苦手なだけの場合もありますから、写真を嫌がるというだけで詐欺師と決めつけるわけにはいきません。

では詐欺師とそうでない人との決定的な違いは何かというと、写真を撮られた時の嫌がり方である程度見極めることができるでしょう。

写真を撮られた時に普通に嫌そうなそぶりをするだけならただ写真が苦手なだけの可能性がありますが、写真のデータを本気で消そうとまでする人は後々それが証拠になるのを恐れていることが考えられます。

実際、何らかのハプニングで詐欺師が写真に撮られたとすると、まずその場で写真を削除しようとするでしょう。

ただ一枚撮られただけの写真でも、いつそれがどのような状況で自分を追い詰める材料となるか分からないわけですから、本気で写真を嫌がる人には注意した方が良いと言えます。



有名人に知り合いが多いとアピール

 

有名人と知り合いだとほのめかすことは、相手を信頼させるために有効な手段の一つです。

普通は人と人とが信頼関係を築くためにはそれなりの時間が必要ですし、時間をかけたからといって信用してもらえるとは限りません。

ですが誰もが知る有名人と知り合いだと名乗ることで、その有名人からの信頼を得ているほどの人物なんだとまずアピールできますよね。

また有名人と知り合いだというだけで、すごい人だと尊敬や憧れの念を抱かせることもできます。

ですからテレビに出ている誰々と友達だとか、スポーツ選手、政治家、作家など会話の端々に有名人の名前を出す人には注意をした方が良いでしょう。

自分でも知っているような名前が相手の会話から出てきたら興味がわきますし、警戒心が薄れて逆に安心感を得ますよね。

それこそが詐欺師の手なのです。

まず最初に有名人の名前を出すことで、本来なら時間をかけて築き上げる信頼を短時間で得ようとするのが詐欺師の手です。

それで信頼を勝ち得てしまえば、後は多少無茶や矛盾があっても、あの有名人と知り合いなのだからまさか悪人のわけがないと相手が勝手に納得してくれるのです。

 

こちらから連絡がつかない

 

詐欺師はひとたびターゲットを見つけたら頻繁に接触をしてきて、懐に入ろう、信頼を得ようとするものです。

ですがほとんどの場合、詐欺師側からアクションを起こすだけで、こちらから連絡をしようとするとその手段がなかったり、連絡がつかなかったりとするのです。

例えば詐欺師からメールや電話など連絡先を教わっていた場合も、それが繋がらないことが多いわけです。

さらにある日突然、連絡先が変わったり、連絡が途絶えたりすることもよくあります。

何しろ相手は詐欺師ですから色々な顔を持っていますし、複数の携帯電話を使い分けていることも考えられるのです。

そして頻繁に連絡先を変えて足がつかないように細心の注意を払っているのが詐欺師ですから、こちらから連絡の手段がなかったり、急に連絡が途絶えるといったことがしょっちゅうあるのです。

ただし詐欺師はターゲットに捉えた相手に対し、自ら連絡を絶ったままにすることは突発的な事態でも起こらない限りまずありませんから、必ずまた連絡をしてきます。

ですので急に連絡が途絶えたり、向こうから一方通行の連絡しかないといった場合には、何か後ろ暗い事を抱えている可能性もあると疑ってみたほうが良いかもしれません。



詐欺師は自分が一番だと思っているケースが多い

 

詐欺師は自分が利益を得ることを最優先に考えており、他人は利用できる道具と考えているケースが多くなります。

自分が世の中で一番大切だと考えており、法律や他人はそれよりも下の存在と認識しているのです。

そのため人を騙すことにためらいが無く、中には人を利用した上で別の人を詐欺にかける場合もあります。

ポイントになるのが、法律上のリスクを知っていて行動する詐欺師と、自覚がない詐欺師がいる事です。

リスクを知っている詐欺師は、捕まらない方法だけでなく、捕まっても罪が軽くなるように工夫を重ねます。

人をだまして牢屋に行っても、儲けの方が大きくなれば割に合うと考えるからです。

一方で、リスクを考えない詐欺師は些細なミスで捕まってしまう事もあります。

これは自分の行動がばれることがないと過信していることが多いからです。

ただし、1人暮らしのお年寄りなど相談できる人がいない場合は発覚が遅れるケースもあります。

精神的に弱っている人を狙えば相談できる人自体が少なく、長期にわたって詐欺が続けられることもあります。

人が良すぎて騙されていることにすら気づかない場合もあるため、性格が良い家族がいる場合はある程度気を配った方が良い場合もあるのです。

 

欲が強い人も利用しやすいと考える

 

詐欺師は欲が強い人は利用しやすいと考えます。

これは欲が強ければリスクを軽視する傾向が強いため、簡単に詐欺に掛けられると思うからです。

未公開株の取引話や利率が高い投資の話など、金額が巨額になることもあります。

詐欺の金額が大きい場合は詐欺に欠ける過程も手の込んだものになることが多くなります。

よく利用されるのが架空の投資セミナーなどです。

利率が高すぎれば人は怪しいと思うものですが、周りにサクラを配置して皆が購入に積極的な雰囲気を作るなど、工夫を凝らします。

周りが全員購入に積極的であれば自分が投資したいという気持ちが湧いてきます。

投資の話からコネクションを作り、信用を得てから個人情報を収集し、資産規模などを把握してから詐欺に欠けるケースも珍しくないのです。

自分の情報を積極的に開示してくれるのか、書面の手続きをどの程度求めるかを見ながら危機管理が甘そうな人を詐欺にかけていくのです。

詐欺師が積極的に接触する相手は、詐欺のターゲットとして認識されているということです。

逆に危険が大きいと思った相手には近づかなくなります。

詐欺が疑われる怪しい投資話が多く舞い込んでくる場合は、隙のある人物として見られている可能性があるのです。



数を打てば採算が取れると考えている詐欺師も多い

 

数を打てばあたると思っている詐欺師も多くいます。

よくあるのが宝くじの当選メールや、還付金に関する情報のメールの送信です。

多くが迷惑メールとして処理されるものですが、稀に人に届いて信じてしまう人もいます。

メールはプログラムさえすれば自動発信も可能になります。

また、他人のパソコンをウィルスを使ってのっとり、メール送信の踏み台にすることもあります。

メールを大量に送るのはそれほど難しいことではないのです。

1日数万通送って、その内の1通でも反応があり、数万円の詐欺にかけられればそのまま収益に替わるため採算が取れてしまう事があります。

特定の人を狙った詐欺とは限らず、心に隙がある人を狙って無差別に詐欺を仕掛ける人もいるのです。

反応がない人は迷惑メールで止められたか、防犯意識が強いと認識し、次からメールを送るのを省くこともあります。

実際にやり取りをして詐欺を仕掛ける段階でなければ犯罪として成立しないと認識している詐欺師も多いのです。

迷惑メールのブロックは年々強化されているため、詐欺師も文面に工夫を凝らすことが増えています。

料金の請求などがあった場合はメールの文面に書かれている連絡先には連絡しないのが基本です。

インターネットが出来るのであれば、同じ種類の詐欺が出ていないかを念のために調べるなど、自衛の意識も重要になるのです。

 

何としても手に入れたいと思っている

 

詐欺師は自分以外の他人はどうなってもよいと思っているほど冷酷で、他人の気持ちが分からないため、自分が手に入れたいものはどんな嘘をついてでも欲しいと思っているのです。

そのため、自分の虚偽に対してはまったく責任感もありませんし、罪悪感すら感じることはありません。

その強欲な心理が働いて、詐欺行為をしてしまうのです。

大嘘をついている自分が嫌になるということはなく、相手に損害を負わせてしまうことになったとしても、自分が欲しいものは手に入れるまで辞めないというしぶとさもあります。

ついた嘘がバレてしまって大変なことになるということまで先を考える力がありませんし、逆にそうなったとしても逃げればいい、また嘘をついてその場しのぎをすればいいとすら思っているでしょう。

さらに、人前であっても大泣きしたり土下座をしたりといった、みっともない姿をさらしてまで嘘をつきます。

異常なほど欲深い心理が働くため、普通の人だったら絶対にしたくない行為であったとしても、自分が欲しいものを手に入れるためならプライドを捨てて手段を選ばないのです。



自分を理想化したい

 

自分の学歴や職業などを偽る詐欺師は、そのコンプレックスが大きく満たされないまま生きており、それがトラウマとなっています。

その自分の理想とかけ離れた現実から逃れたいという心理が働いてしまい、嘘をついてでも自分を理想化したいと考えるのです。

もし、自分が一般的に憧れられるような学歴や職業だったら、周りから羨ましがられて鼻高々で過ごせるのに、といった歪んだ欲望があります。

その自分のコンプレックスと歪んだ欲望を満たすために、偽りの経歴を語って自分を理想化するのです。

そうすることで、実際は学歴が低く収入もたいして無いという現状から現実逃避できると考えています。

また、理想的なステイタスを得ている自分を妄想して、それがあたかも本当であるように他人へ偽り、そうすることで実際に周りからチヤホヤされたり異性からモテたり、ずっとライバル視していた相手を見返すことが出来たという状態を味わってしまうと、それがクセになってしまうのです。

それを繰り返すうちに、自分を理想化したいという心理の奴隷となり詐欺師になってしまうのだと言えるでしょう。

 

人をだまして達成感を得たい

 

詐欺師は人の心を読んだり洞察力があるため、ゲーム感覚で人をだましていることが多いと言えるでしょう。

なぜなら、ゲームを攻略するような感覚で人をだますことに成功したという達成感が味わえ、それをまた味わいたいと望む心理が働いてしまうからです。

例えば、この人はプライドが高いから、褒めちぎって持ち上げれば上手くだますことが出来る、この人は情にもろいから泣きを入れて良心をくすぐればだますことが出来るなどと、相手によって手を変え品を変えだましていくのです。

攻略が難しそうな相手であってもあきらめません。

それどころか、この人をだませたら大きな達成感が得られるという歪んだ欲望と、自分への過信によって詐欺師から抜けられないままでいるのです。

特に、異性を相手にだます場合は、相手にうまく恋愛感情を抱かせて駆け引きを楽しむだけでなく、魅力的な相手を落とせたという自信を得た達成感や、上手く手玉に取って相手からたくさん貢がせることが出来たという、物質的な達成感も得ることが出来るので、なかなか辞められず病みつきになっているでしょう。

 

詐欺師の心理は騙すことだけ

 

いかがでしょうか。

詐欺師は人を騙すことで生業を得たり、快感を得たりします。

それを得るためには全力で人を騙すことでしょう。

なので、正直なところパッと見ただけであったり、少し話したぐらいでは見抜けるものではありません。

だからこそ今回ご紹介したように、「あれ?」と感じたらあまり深く踏み込まないようにして、被害を最小限に食い止めるのがとても大切なのです。

そのときには相手を信頼しきってしまったり、情が湧いてしまっていることが一般的ですので、難しいものです。

常に警戒し続けるというのも無理な話ですが、お金の話が絡んできたりしたら、念のため相手の動向などをチェックしておきましょう。

詐欺を未然に防ぐことができるかもしれません。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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