自己分析の方法13選
自己分析の方法がわからない・・・なんてことにあなたは悩んでいないでしょうか。
自己分析というのは簡単なようで、実はとても難しいものです。表面的にすませてしまうと、自己分析にはならないですし、普通のことしか出てきません。
そこで今回は自己分析の方法ややり方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
自己分析の方法
自己分析のやり方として友人に書いてもらった寄せ書きを読み返す
小学校、中学校、高校などの卒業アルバムや、部活の引退、会社の異動時にもらう寄せ書きには、自分に対する第三者が受けた印象で良い物がたくさん書かれています。
中にはお世辞や定型文のような内容もありますが、具多岐的なエピソードをまじえたものや、複数の人が共通して書いてくれている褒め言葉に客観的に見た自分の長所が潜んでいます。
自己分析をする際に自分の長所や強みは中々客観的には見つけにくいものですが、このような第三者の多数の意見を読み返して自分の特徴を捉えてみましょう。
これまでに経験した反省談を振り返る
自分の短所というものは普段自覚している事と他人が自分に対して感じていることが意外とずれていたりします。
客観的に自分の短所を発見するためには、これまでに学校行事や部活や仕事でおかしてしまった失敗談を振り返ってみましょう。
失敗談は、まさに自分の悪いところが原因となって起こっていて、意識して改善しないと今後も起こりうるものです。
例えば、資格試験の当日に持ち物であった電卓を忘れてしまったという失敗談であれば、その原因を探ってみましょう。
そもそも要項を確認していなかったのならば、いいかげんだという短所がわかりますし、朝時間がなく忘れたのならば、準備不足だという短所がわかります。
自己分析方法として複数の家族に自分の短所を聞き取る
自分のことを一番近くで見ていて、良い所も悪いところも理解してくれているのは両親や兄弟ですので、自分の短所は複数の家族に聞いていましょう。
親友や恩師など、自分との距離が近い親しい人であっても、他人というのは中々人の短所をストレートに指摘するのは難しいものです。
ただし、家族に自分の特徴を聞き出すときのポイントは、1人だけでなく、複数人に聞くということです。
家族は自分との距離が近い分、主観的な意見も入りがちです。そのため、複数の意見を総合して客観的な意見を見出してみましょう。
なるべく多くの友人家族などから話を聞く
自己分析はとっても難しい事です。自分の事は自分が一番知っていると思われがちですが、それは大きな間違いです。
自分に甘い人もいれば、厳しい人もいるわけで、客観的に見なければ偏った見方をしてしまうからです。
例えば、一番仲良くしている親友や、家族など普段から近い存在の人から、あまり関わりの無いちょっとした友達まで幅広く長所や短所などを明確に教えて貰えば良いでしょう。
一人や二人に分析を頼んでも甘くなったり厳しくなったりと偏ってしまいますから、5~10人に聞いてその意見を平均的にすれば、客観的に見た偏りの無い自己分析の結果が出るのではないでしょうか。
自分の感覚と客観的な感覚では捉え方も全く変わってきますから、とても重要です。結局のところ自己分析をしてもそれを感じとるのは第三者なのですから、人に聞くのが良いでしょう。
感情、出来事を書いて自己分析する
思い出は美化されやすいものです。
自分の歴史を書いてまとめて自己分析しようとしても、良い事しか思い浮かばなかったり悪い事しか思い浮かばなかったり、肝心な事を忘れていたりなんて事があったら、自己分析の意味が全く有りません。
その時の出来事を鮮明に日記などに記録し、その出来事に対してどう思ったかなどを詳しく書きましょう。
思考と行動が伴わないことなんて沢山有りますよね。
その時の行動を嫌々していたのであればその感情をしっかり書くだけで、自己分析をするときにとっても役立ちます。一週間細かい日記を書くだけでも、色々な事が有りますから簡単に自己分析が出来ます。
自分の歴史を書いて評価をもらう
自分の幼少から現在までのさまざまなエピソードを年表のように思い出しただけ書いてみてください。嫌なことも、良いことも全て書きます。
その年表を第三者に見てもらうと、とても冷静な分析をしてもらえます。
今はとても便利な時代でインターネットで日本中、世界中繋がっていますよね。それを上手く使い、ブログなどを用いて全く知らない人に自分の歴史を見てもらい分析してもらいましょう。
とても辛口で冷静な意見が聞けるでしょう。
知っている人だとどうしても先入観が出てきてしまいますよね。全く知らない人に意見を求めた方がより的確な答えが返ってくるでしょう。
それに、知らない人に見てもらうのですから変に気を使ったり着飾って歴史を書かなくて済むわけです。今までのありのままの自分を素直に書きましょう。
自己分析したいのは何故か
良く自己分析を多くの人がしたがります。占いや、心理学の本やネットのサイトなどでも自己分析の分野は多く、閲覧者や購入者は非常に多いのです。
しかし、自分のことは自分が一番判っているのでは?と思う人も少なくない筈。それなの人は何故自分自身のことを他者の様に調べて確認したがるのでしょう。
もちろん、逆説で結局自分のことは自分が一番知らないなんて格言もあります。確かに、主観と客観には必ず相違があります。
自己分析シートを作って自己を知る
自己分析はただ闇雲に心の中で行っても客観性に乏しいため無駄な労力になります。そこで、極めて客観性の強い方法をとりましょう。
その方法とは、まずマークシートを作りましょう。
例えば、自分が思う強い人間とは?と言うテーマで自分が思う強い人間はこうだろうと思うものを10項目書き出します。
後は、それについて自身でYESかNOで答えていきます。どちらとも言えないと言うのは排除しましょう。
この調子で、自分が思う○○な人間とはと言うマークシートを作っていき、YES項目のパーセンテージでどういった傾向が強いかを客観的に確かめられます。
情報は多いほど自己分析には良い
マークシートは多ければ多いほど、客観性に富んだシビアな答えが出て来るでしょう。
気が強いと言うパーセンテージが高い場合、優しい、気が弱いなどのパーセンテージと比較して、そちらが低い場合は基本的に自分は気が強いと言う事になります。
相反する項目は、こうして低い方を消去していき、関連性のない項目が数種類残ります。
その残った項目を総合するとあなた自身を、比較的客観的に分析した結果が出るでしょう。
ここで、注意が必要なのは、自己の分析は甘くなりがちです。それでは正確な判断が付きません。よって、出来るだけ厳しく診断するようにしましょう。
普段、人に指摘される事は、その通りに記載しましょう。人はこう言うが、自分では違うと思うと言うことは大抵自分が間違っています。
いわゆる自己診断ほど当てにならないものはないので、ここは厳しく他者の意見を反映される事が客観性が高いのです。
ただ漠然と自己分析するのではなく、形にして明確にすることが正確性の高い自己分析となるでしょう。
第三者からの評価や他人との相違点を把握
自己分析は第三者からの視点によって気付く点も多くあります。
これまでの人生で、他の人から「~な人」とか「~なタイプ」など性格に関係した内容のことを言われたことはありませんか?
例えば、「○○さんは慎重だね」とか「○○さんが班にいると頼もしい」とか。
それは一つの評価です。
直接言われないまでも、卒業アルバムや寄せ書きに書いてあることでも参考になるでしょう。
自分が気付かなかった点はあらためて認識すべき点ですし、複数名の人が同じような内容を書いているとしたらそれはかなり的を射ているのではないでしょうか。
自己分析をするにあたり、あらたに色々な人と話してみることも大切です。
人との考え方の違いを知ることで、自分を深く知ることもできるからです。
人を通して自分を知ることは、自分の見えない部分を知ることでもあります。
印象的な出来事を思い出す
これまでの人生の中で印象的だった出来事を思い出してみましょう。
漠然とし過ぎて難しければ、学校での出来事、家庭での出来事などに絞ってみても良いでしょう。
これは一人一人全く異なったことがらが出てくるはずです。
例えば学校で、「友達みんなが掃除をさぼったけれど自分一人で最後まで掃除をした」、「友達に学級委員に推薦された」など。
これは状況にもよりますが、前者は「責任感が強い」という点が見受けられますし、後者はさらに「人気があった」という点も加わる材料になるかも知れません。
「妹が生まれておむつを替えてあげたこと」、「ペットの世話が楽しかった」などであれば、とても世話好きという印象になります。
長期間に亘って続けていたことなどがあれば、それも参考になるでしょう。
今までの出来事、行動には自己分析に繋がる材料がちりばめられています。
自分の優先順位を把握
自分が何を大切にしているのかを知ることで自己分析にも繋がっていきます。
例えば、腕時計をとても大切にしているとしたら、それを大切にしている理由を考えてみましょう。
それが「以前、亡くなったおばあちゃんが買ってくれたものだから」という理由であれば、時計もさることながら家族を大切にしていることがわかるでしょう。
また、ものごとの優先順位を知ることでも自己分析に繋がっていきます。
例えば、生活の中で次の日の準備を全て整えてからくつろぐ人と、まずくつろいでから準備をする人がいます。
そして、準備した物を朝もう一度確認してから出掛けるということなら、かなりの慎重派でしょう。
普段の生活の中にも自分を知る材料がいっぱいあります。
今、自分はどうしてこれを選んだのか、どうしてこれは先にやりたいのかなど少し分析してみると自分の性格が見えてくるヒントになるでしょう。
自分の短所は長所にもなる
自己分析をしていて短所が明らかになってきた時、それは一転して長所にもなり得ることも知っておきましょう。
また同じ様に、長所がわかってきた時、それは短所の一面にもなり得るということになります。
例えば、人の性格として「せっかち」「短気」という短所があった時、それは「手早い」「行動力がある」といった長所になり得ます。
「おおらか」という長所は、「のんびり屋」、「時間にルーズ」、「おおざっぱ」といった短所に繋がることもあります。
どちらも表裏一体ですが、長所か短所かの見極めの方法としては、他の人に迷惑を掛けているかという点が参考基準になるでしょう。
自己分析をする際は、他人からの意見と自分の認識を材料に、長所と短所どちら側が強く出ているのかも分析していくとより自分を知ることができるでしょう。
自己分析の方法は就活だけでなく、社会人や転職のときにも役立つ
いかがでしょうか。
自己分析の方法を自分なりに確立しておくと後々役に立つものです。自己分析とは就活だけではなく、社会人になってからの人事考課や転職時にも必要になってくるからです。
多くの人は、その場その場で自己分析をしますが、それではその他大勢の人と同じになってしまい、魅力がないものになります。
ぜひ今回の記事を参考にあなたなり自己分析のやり方を見つけてみましょう。一生モノのスキルになるはずです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。