仕事がきつい時の対処法8つ
仕事がきついと思うことは、誰にでもあることです。
その原因としては様々ですが、取り組む意欲が減退することにもつながりかねないものであるために、何かしらの対処が必要となります。
そのまま放っておくと、取り返しのつかない事態になったり、体調を崩してしまうかもしれません。
そこで今回は仕事がきつい時の対処法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
仕事がきつい
一息つく
仕事がきついと感じる場面はあらゆるケースで現れます。
とにかく多くの案件を抱えてなかなか思うようにこなすことができずに、
行き詰まるような感覚を覚えるような形もありますし、
とにかくこなすべき作業に追われるのみで疲労感が積み重なるような形もあります。
大体は没頭する中で余裕が無くなることが原因となることが多いものですが、
まずは自分の立ち位置を確認することが必要となります。
ゴールが見えない作業ほどしんどいものは無いものです。
そこで、一息つくことが必要となります。
そのためには、自分がどのような時に一息つけるのかを把握しておくことが大切です。
たとえばココアを飲むと気持ちが持ちつくとか、チョコを食べるとリラックスできるなど、
何かしらのアクションを起こすことによってそのような余裕を感じることができるものが良いものです。
そのためには、普段から意識的にそのようなアクションを作っておくことも必要です。
行き詰まりを感じたら必ず何かを行うことを習慣にすることです。
指をマッサージするとストレスが取れると聞いたならば試してみるなど、そのような形でかまわないのです。
そのうちに、その動作を行うと自動的にリラックスできるようになります。
目的を常に把握する
仕事をしている中できついと感じる時には、自分はその仕事を通して何を成し遂げたいのかを思い出すことが必要です。
仕事をする上での原動力とも言えるものですが、そのために頑張れるというものを常に意識できることは大切です。
もし仮に、そのようなものが無いと思うのであれば、余裕のある時にそれを自分に問いかけることが大切です。
たとえば自分のスキルを磨くためにこのようにして自身を向上させたいとか、人に喜んでもらいたいなどといったことになります。
パン屋さんを開店させることは、極めて大変なことであるのは有名な話です。
その開店資金はほかのどの飲食店よりもかかりますし、また労働時間は非常に長いものです。
けれども、どれだけしんどい思いをしても多くの場合には辞めたいとは思わないそうです。
それはひとえに、パンを買いに来るお客さんに喜んでもらいたいという願いがあるからだそうです。
何をするかではなく、何をしないのかを考える
仕事がきついと思うとき、それでも何とか成し遂げなければという気持ちもあるものです。
もちろん、すべきことを放棄することはできないものですから、さらに頑張らなければとも思うものです。
けれども、しんどいと思っているときはもうすでに、最大限頑張っているものです。
それ以上のものを求めようとすると、何かしらの反動があることも考えられます。
そこで、何をするのをやめればよいのかを考える発想に切り替えることが必要となります。
つまり、すべきことと思っている荷物を少し減らすことを考えるというわけです。
頼まれごとがあれば、最優先にしていることがあることを告げて一旦保留にしてもらう、それでもすぐにということであれば、他の人に頼んでもらうというようにです。
事情を説明すれば、決して無理にとは言われないものです。
むしろ自分でこれはしなければと決めてしまっていることも多いものです。
あるいは、これだけはやっておきたいと思うこともあるかもしれませんが、それは自分のエゴでしかないものです。
それを手放すことで、なすべきことを成し遂げる覚悟のようなものを持つ必要もあるということです。
気分が変わるきっかけを知る
これはリラックスするための手段を見つけ出すことにも似ていますが、自分の本能にも結びつくものである点では大きく異なるものです。
人は感情のある生き物です。
そしてその感情によって、行動力にも影響が出てきます。
ついさっきまでは楽しい気分でいたものが、ほんのちょっとしたきっかけで大きく落ち込むことにもなります。
逆にちょっとしたきっかけで気分が変わることで活力が生まれることもあります。
そのような感情の変化が起きるのはどのような時か、常日頃から記しておくことが大切です。
落ち込んでいる気分が一転するような時はどんな時か、何をした時かを知っていれば、それを仕事がきついと思うときにも活かすことができるというわけです。
そのためには、自分というものを良く知ることが必要であるというわけです。
「働くことによって得られるお金」のことを考える
「お金が嫌いで、お金なんかほしくない」という人以外の方におすすめしたい対処法があります。
それは、きつい仕事をがんばって続けることで得られる収入のことを考えるという方法です。
今やっている仕事がきつくて、心が折れそうになったら、「この仕事をすることで、どれだけのお金がもらえるのか」を考えてみましょう。
コツは、「月収」ではなく、「日給」や「時給」で計算してみること。
「仕事のきつさを1時間ガマンすれば、いくらになるか」を考えるのです。
これは、つまり、「給料はきつい仕事に耐えるガマン料」と考える方法で、そのことによって仕事のモチベーションを上げるわけです。
たとえば、午前中の仕事が終わって昼休みになったら、「今日はここまでで、いくら稼いだ。あと半日ガマンすれば、さらにいくらもらえる」という計算をしてみましょう。
お金嫌いの人でなければ、それがモチベーションになるのではないでしょうか。
仕事が終わった後の「自分へのごほうび」のことを考える
つらい仕事に耐えることができたら、ぜひ、自分へ何かのごほうびを上げましょう。
「きょう1日がんばったら、帰りに欲しいものを買って帰ろう」とか、「今夜はプチぜいたくな食事にしよう」というようなことを考えてみてください。
そう考えることによって、意識が「仕事が終わったあと」に飛ぶことができます。
目の前にあるきつい仕事から、仕事が終わった後の楽しい時間に意識を移すことによって、いわば現実逃避することができるわけです。
短い時間でも現実から逃避できると、気持ちが軽くなるにちがいありません。
今日の仕事が終わった後の楽しみだけでなく、次の休日に、「少し大きなごほうび」を用意してもいいでしょう。
「あと○日がんばれば、すてきな休日が待っている」という意識を持つことができれば、目の前の仕事のつらさに耐えやすくなるにちがいありません。
上司に仕事のつらさを訴える
毎日、毎日、辛い仕事が続き、どうしてもそれに耐えられないと感じた場合は、自分だけで悩みを抱え込んでいる必要はありません。
ぜひ、人にそのつらさを打ち明けましょう。
友達や家族に悩みをこぼすだけでも、少しは気持ちが軽くなるものです。
しかし、それは「グチ」の領域を出るものではありませんから、抜本的な改善策にはならないでしょう。
仕事のつらさを訴えるのに最適な人物は、上司です。
自分ではどうすることもできないほどつらいなら、一度上司に悩みを聞いてもらいましょう。
今やっている仕事のどこがどんな風につらいのかを、上司に打ち明けるのです。
仕事の量が多すぎるとか、自分の能力では処理できない質の仕事だとか、具体的に説明しましょう。
その上で、どう対処したらいのか、上司にアドバイスを求めるのです。
仕事を軽減してもらえる可能性はゼロではありませんし、異動によって解決するというケースもありえるでしょう。
転職を想定し、情報を集めてみる
上司にはとても相談できないとか、上司に相談しても解決しなかったという場合は、「自分で仕事を変える」という選択肢を考えてみてもいいでしょう。
つまり、転職を考えるのです。
といっても、今の仕事を辞めてしまってから、新たな仕事を探すというのは、賢明なやり方ではありません。
辞めたとたんに収入がなくなってしまうからです。
ですから、今の仕事は継続しながら、転職活動を始めましょう。
最初は、とりあえず、転職の情報を集めてみるといいでしょう。
具体的にどんな求人があるのか、求人サイトなどの情報をチェックするのです。
この方法がおすすめなのは、実際に転職しなくても、情報を集めるだけで精神的に楽になれること。
「こういう求人があるのか」ということがわかれば、「いざとなったら、仕事を変えればいい」と考えることができます。
そういう考え方ができれば、今より気持ちが楽になり、その結果、今の仕事のつらさに耐えやすくなるというわけなのです。
仕事がきつい時は辞めたい気持ちをチェックしよう
仕事がきついと思うということは、体が休息することを求めているということです。
たとえその時に一時的に気分を変えてもうひと踏ん張りできたとしても、後でその反動が来ることもあります。
そのために必要なことは、いかにしてきついと思うような状況にならずに済むかということです。
上記の方法はあくまでも、一時的なカンフル剤であるということを意識しておくことも大切なことです。
いつまでも仕事がきつい時は、仕事を辞めるタイミングかもしれませんので、そのあたりも自分の中で整理しておくといいでしょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。