社会不適合者の特徴5つ【生き方・仕事】

「社会不適合者」と聞いて、あなたはどんな人物像を想像するでしょうか。

中にはその想像から「もしかすると、自分は社会不適合者なのではないか」と疑い、不安になっている人もいるかもしれません。

しかし、ほとんどの場合、それは杞憂です。

多くの人がイメージする社会不適合者と真の不適合者には、実際にかなりのちがいがあるからです。

そこで今回は、真の社会不適合者について、その特徴を5つご紹介しますので、あなたやあなたの周りの人に当てはめて見ながら最後までご覧ください。



社会不適合者

人間不信

たとえば、こんなふうに考えている人が少なくないのではないでしょうか。

「私はこの年齢になっても人見知りが激しく、初対面の人とうまく話ができない。それに、人間関係を構築することが苦手で、集団の中で多くの場合孤立してしまう。だから私は社会不適合者なのではないか」と。

それは、まちがっています。

確かに、社会生活を円滑に行うためには、人見知りはしないほうがいいですし、人間関係も上手に構築できるのに越したことはありません。

しかし、それは、あくまでも人間の「個性」にかかわる領域内の話なのです。

人間関係が苦手な人、口下手で人と話をするのが苦痛な人、さらには人間ぎらいな人でも、社会と折り合いをつけて生活することはじゅうぶんできます。

実際に、そうした人に合った仕事というものも、いくらでもあるのです。

真の社会不適合者は、まったくちがいます。

「人間不信」、つまり、自分以外の人間をまったく信じることのできない人、真の社会不適合者なのです。

これは、単なる「人づきあいが苦手」「人間ぎらい」という人とは、本質的に異なります。

人間不信の場合は、人を徹底的に信用しないわけですから、どんな仕事をしてもうまくいくはずがないでしょう。

常に不信の目、疑惑の目を持って人を見る。

そういう人を「社会不適合者」というのです。



極端に時間にルーズ

人間が社会生活を営む上で、どうしても関わらなくてはならないのが「時間」です。

「時間に縛られない人生を」といくら標榜してしてみても、社会生活を続けている限り、「時間の縛り」と完全に関係を断つことはできません。

ふつうに社会生活を送りたいと考えるなら、「時間」に対して最低限の意識を持つ必要があるのです。

ですから、その時間に対しての意識が根本的に欠落している人は、「社会不適合者」ということに、残念ながらなってしまいます。

もちろん、人間ですから時間を守れないこともあるでしょう。

約束に遅刻することは、誰にでもあります。

しかし、それが常習のようになって、「あいつは時間が守れたためしがない」という評価を受けるようになってしまえば、もはやだれからも信用されなくなるでしょう。

信用してくれる人が誰もいないというのは、とりもなおさず「社会生活に不向き」というレッテルを押されたことになるのです。

自信過剰で、誰にでも上から目線

極端に自信がないというのも困りものですが、しかし、それだけでは社会不適合者とは言えません。

逆に、極端に自信過剰な人は、それだけの要素で不適合者になりえるのです。

というのも、そういうタイプの人は、自分だけが優れているという意識が根底にあり、自分以外の人間を常に上から目線で見るようになってしまうからです。

誰に対しても、いつでも上から目線という人と、誰が心を許してつきあいたいと思うでしょうか。

たとえそれなりに優秀な成果を上げられたとしても、先輩や上司などに対して尊敬の念を抱くことができず、「自分のほうが上」と思っているような人が、真に成功することはできません。

最初のうちはうまくいっても、どこかで必ず挫折します。

そして、再び浮上するには困難を極めるにちがいありません。

それは、こうしたタイプの人が、本質的に社会不適合者からなのです。



虚言癖がある

「ウソつき」というのも、社会に適合するためにはかなり大きな障害になります。

ただ、それが常識のレベルにとどまっているウソであれな、許されることも少なくありません。

たとえば、遅刻した時にウソの言い訳をし、相手もそれに気づきながら「まあ、しょうがない」と許してもらえることは、日常的にあるでしょう。

しかし、単にウソが多いというレベルを超えて、「虚言癖がある」ということになると、とてもそういうわけにはいきません。

「虚言癖」というのは、「癖」というよりもむしろ「病気」に近い状態です。

ですから、本人は全く無意識のうちに嘘を重ねてしまいますし、もし他人からそれを指摘されて気づき、改善しようとしても、自力だけではなかなか改善できません。

ここが、虚言癖の恐ろしいところなのです。

こうした人が信用を得ることが不可能であることは、言うまでもないでしょう。

極端なナルシスト

人間だれしも、ナルシシズムは持っています。

それがなければ人間として生きていくことはできないと言っていいかもしれません。

しかし、ナルシシズムが過度になって、「自分のことしか目に入らない。自分を守るためにはなんでもできる」というようなレベルになると、これは社会不適合者と呼ばざるを得なくなります。

視野に自分しか入らなくなれば、当然、ほかの人を思いやるというような意識や感情は消えます。

また、保身に命懸けになって、人を陥れるような言動をするようになるのです。

「自分はもちろんかわいいけれど、自分と関わっている人も大切」という意識が、社会に適合するためにはどうしても必要なのです。

社会不適合者の生き方は仕事の選び方で変わってくる

いかがでしょうか。

以上、真の社会不適合者の特徴を5つ見てきました。

これでおわかりのように、ふつうのレベルの性格や癖では、社会不適合者とはとても言えません。

ただ、少しでも上記に近いパーソナリティを自分が持っていると感じるなら、今から改めることをおすすめします。

そして、自分は社会不適合者なんだなと感じたら、その生き方をしっかりと考えるようにしましょう。

仕事も時間に縛られないようなものをするなどして、自分にとって心地いい環境を作り上げることで、ストレスを感じにくい生き方でできるようになります。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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