悪用厳禁!人に好かれる人が無意識にやっている6つの心理テクニック
あなたの周りに「誰からも好かれる」、
「いつも頼りにされている」人気者はいないだろうか?
そしてなぜあの人はあんなに好かれているのだろうと
疑問に思ったことはないだろうか?
ただ「いつも元気で明るいから」とか「面白いから」
としかあなたは思っていないかもしれない。
しかしいわゆる「人気者」には意識・無意識問わず
ある心理学的行動パターンがある。
そこで本日は好かれる人が自然と行なっている
コミュニケーション心理とテクニックについてご紹介する。
また心理ではなく考え方や言動に関しては基本がすべて!好かれる人の3つのルールをぜひ参考にしていただきたい。
人に好かれるコミュニケーション心理とテクニック
相手の心を鷲掴む:好意の返報性
「優しいなあ」と感じる人はいないだろうか。
そしてあなたはその人に少なからず悪い感情を抱いていないはずだ。
返報性の原理とは、
人は他人から何らかの施しをしてもらうと、お返しをしなければならないという感情を抱く心理。
そして相手からの好意に対して、
自然とその人へ好意的または友好的な振る舞いをしてしまうことを
『好意の返報性』という。
しかし四六時中相手を思って行動するのは正直な話、不可能だ!
と思った方は以下を見ていただきたい。
アメリカの心理学者アロンソンとリンダーが女子学生80名に行った実験では、
最初は否定的な態度を見せていても、
最後にしっかりと好意を示せば、
相手から好意を得られることが導き出されている。
これは証明されている実験結果である。
つまり常に好意的である必要はなく、
上記のテクニックを使えば相手の心を鷲掴みにできるはずだ。
あなたを一気に印象付ける:初頭効果
「この人はこういう性格っぽいな」
と勝手に想像したりしないだろうか。
人は会ってから7秒でその人の第一印象を決めてしまうと言われている。
そしてその印象がなかなか拭えなかったりするのは、
この初頭効果によるものだ。
初頭効果とは、
最初に与えられた情報が、その人に対して大きな影響を与えること。
この初頭効果は何も第一印象だけではない。
相手に言葉として伝える順番にも大きく影響する。
つまりあなたが発する最初の会話や言葉の方が、相手に強く残るという心理である。
あなたの周りの人に好かれる人はどういう順番で話しているか意識してみるのもいいだろう。
またメールでの利用も効果的だ。
『要注意!相手からメールの返事が遅い本当の理由はあなたにあった!』に書かれていることに注意しながら、活用してみよう。
効果絶大!:単純接触の効果
おそらく多くの人が
「いつの間にか」、「気がついたら」
と答えるだろう。
特定の環境で特定の人と触れ合う機会が多くなれば、
単純接触の効果の影響が出る。
単純接触の効果とは、
会う回数が多くなるほど、好意も比例して上がること。
心理学者ザイヤンスは、繰り返しの接触で、その対象に対する好感度を高める効果が見られる実験結果を導いている。
もしあなたが好意を抱いている人や仲良くなりたい人がいれば、
迷わず自分から接触を試みよう。
ただ待つだけでは良い結果が出ないものだ。
自然と相手の心を開かせる:ミラーリング
そしてその心理を効果的に使うテクニックがミラーリングだ。
ミラーリングとは、
相手が取っている行動に対して、まるで鏡に映したように、自分の動作を合わせる方法。
真似ることによって、相手には尊敬や好意の気持ちとして認識され、無意識的に心を許しあえ、親密だと感じやすくなる。
ミラーリングは会話が苦手だと感じているあなたでも、
容易に使える行動心理学に基づいたテクニックだ。
ではこのミラーリング、
果たしてどのぐらい効果があるのか、
実験結果があるのでみてみよう。
ニューヨーク大学のターニャ・チャートランドが行った実験。
15分間で、ペアの片方には相手の姿勢を真似るように指示し、
もう片方には何も指示をださなかった。そして、
ペアになった人物の好意度数を調べると、何も指示されなかった人は、
ミラーリングをした相手に対して73%が好意を持った。一方、
ミラーリングをした人が何も指示されていなかった相手に対して
65%しか好意を持たなかった。
このことからもぜひ利用したほうがいい
テクニックだということはお分かりいただけるだろう。
相手の懐に飛び込む:アンダードッグ効果
悩みや不安を打ち明けられたり、
相談されたりしたらどう感じるだろうか。
特に嫌いではない相手であれば、
話を聞いてあげたり、
良いアドバイスをしてあげようと思うはずだ。
そしてその後はどうなんだろうと心配になったり、
気になったりしてその人が身近に感じられるのではないだろうか。
これを心理学ではアンダードッグ効果という。
アンダードッグ効果とは、
可哀想な状態にある人に同情し、
不利な状況にある人に手を差し伸べてしまう心理効果。
ふと弱い部分を見せられると人は自然と気になってしまう。
あなた自身が辛い時や悩みを抱えているときは打ち明けて自分の弱い部分を見せよう。
あなただけでなく、
打ち明けた相手にもあなたを近くに感じるようになるはずだ。
好循環を生み出す:自己肯定感
自己肯定感とは、
「自分は大切な存在だ」「自分はかけがえのない存在だ」と思える心の状態のこと。
人から多くの好意を持たれている、信頼されている、人気がある
という人は少なからず、自己肯定が高い。
要はそう思われることによって自分の自信につながっている。
つまりいつも能動的に活動ができ、それが相手にも伝わり、また深いコミュニケーションがとれるという良いスパイラルを生み出している。
良いスパイラルを生み出すには?
魅力に溢れている人というのは
『好意の返報性』や『単純接触の効果』の影響が代表的である。
しかしそこに至るまでには
『初頭効果』や『ミラーリング』のテクニックで
身近な人から好意的に感じてもらおう。
するとあなたの中に『自己肯定感』が生まれ、
周りにもっと大きな影響を与えられる人になれるはずだ。
あなたが自然と惹かれる人の言動に注目して、
時には真似ることも大変効果的である。
また異性に好かれたいと思っているけれど
「この人だ!」というような交流がない人は
「出会いがない人の原因と解決方法」を読んでみると
良い交流が生まれるキッカケをつかめるはずだ。
ぜひ参考にしていただけたら嬉しい。