優等生キャラの6つの特徴と優等生キャラが苦手な理由とは?
優等生キャラの意味とは、成績はとても優秀なだけでなく、行動なども周りが一目置くような品のある行動をするように振る舞う人のことです。
優等生ではなく、あくまでも優等生キャラだというのがポイントです。
そのキャラクターを演じているからこそ「キャラ」というのがつくで、本当の優等生であれば「キャラ」はつきませんよね。
とはいってもただ周りがキャラだと思っているだけで、本人は本当の優等生だった・・・なんてケースも少なくありません。
そこで今回は優等生キャラの特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
また、優等生キャラは実は嫌われやすい特徴も持っています。
それは一体なぜなのか。
その理由についても触れていますのでぜひ参考にしてみましょう。
【目次】
優等生キャラの特徴
冗談が通じない
優等生キャラの人に冗談を言っても通じず、気まずい雰囲気になったり空気を壊してしまう場面が多く見られます。
何事も真面目に受け止めてしまう優等生キャラは、人から冗談で言われたことに対して真面目に答えてしまうため、柔軟な対応やコミュニケーションができないのが特徴です。
そのため、人との間に距離が生まれてしまい、なかなか深い関係になれないというのも特徴となるでしょう。
相手が冗談で「こうだよね」と言っても、「そうではない」と冷静な返しをしてしまう優等生キャラ。
冗談を言った側も「分かってて言ってるのに」とあまり良い気分にはならないでしょう。
優等生キャラで真面目な性格の人は、自身が相手と真摯に向き合っているつもりであっても、距離を縮めることができず仲を深めることが難しい場面が多いです。
勉強や仕事ができたとしても、冗談が通じないことによって人間関係を上手く築けず、コミュニケーションの取り方に悩む人がいます。
「こうじゃなきゃいけない」という真面目すぎる面を柔らかくしていけば、優等生キャラでありながら人望ある人へと成長できるでしょう。
なんでも知ったかぶりをする
優等生キャラが確立されてしまうと、知らないこと、教えられることに、恥かしさを感じるようになります。
そのため優等生キャラの人は、「分かってるよ」「知ってた」と、把握していなかったことさえも知ったかぶりをするようになります。
優等生キャラの人は、周りから「頭が良い」「知識が豊富」「なんでもできる人」というイメージを持たれているため、それを維持しようとするプライドが高い傾向にあり、知らないことや分からないことを隠そうとしてしまうのです。
ただし深く突っ込まれたり聞かれたりすると当然答えられず、「そんなの自分で調べなよ」とか「あとで説明する」と逃げてしまうこともしばしば。
一度優等生キャラとして周りに印象付けてしまうと、自身でそのキャラを保とうと、嘘をついたり見栄を張ったりしてしまいがちです。
周りに「すごい」と思われたいがために、なんでも知ったかぶりをしてしまうのは、かえって自分を辛く苦しい状況に追い込んでしまうこともあるため、教えてもらうことの大切さや素直になることの必要性を早い段階で知るべきかもしれません。
頑固で応用がきかない
優等生キャラの人は、大抵物事に一つの答えを求めます。
学生の頃の「問1の答えは○○」といったように、答えが一つだと思い込んでいることが多く、社会人になっても同様の考え方をします。
仕事においても、人間関係においても、一つの答えを出そうとする優等生キャラは、頑固で応用がきかない一面があります。
例えば、「遅刻しそうだから上手くごまかしておいて」と同僚から連絡が入った時、「遅刻する人が悪い」「理由は正確に伝えるべき」と考え、「○○さんにはごまかすように言われたのですが、遅刻するかもしれません」と上司に言ってしまいます。
上司にとっては正直で真面目な優等生キャラは信頼できる人材となるでしょうが、同僚や仲間たちからは、「融通がきかない」「言っても通じない」と思われてしまうでしょう。
考え方が頑固であり、応用や融通がきかないため、柔らかい人間関係を築くことが難しいタイプ。
ただし上司や先生といった上の立場の人からは気に入られるタイプであり、その真面目さから信頼や信用を得ることも多々あります。
友達を増やしたい、もっと周りと仲良くなりたいと思っている場合は、自分の答えだけが正しいと思うのではなく、臨機応変な対応が必要になってくるでしょう。
正義感に溢れており悪いことができない
規律やルールを守ることを何よりも重要視しているタイプで、それらを破ることが極端に苦手です。
悪いと思ったことはまずできませんし、また、周囲の人が規律を守らないことにも我慢できず、持ち前の正義感で注意をすることもよくあります。
こうしたルールは時と場合によってはその範囲内に留まらないこともありますし、例外が生じる場合がありますが、自分の中でその理由を納得できてからでなければなかなか許すことができません。
融通が利かない頑固な一面があるのは、その根本的な原因にある悪いことをしたくない、きちんとルールを守って動きたいという気持ちが人よりも大きいからです。
いつもいい子でいるためには、決められたことをきちんと守って行動することが大切になりますし、そうすれば怒られることも少ないということが、小さいころからの経験からわかっていて身についています。
そのため、枠を外れた行動をすることが極端に苦手で、他者から叱られそうなこと、嫌な思いをさせてしまうかもしれないことをとても恐れていて、実際に人から注意されたりすると必要以上に大きなショックを受けてしまうのも特徴です。
真面目で正義感に溢れているからこそ、自分の中の正しいことに反した行動をしないようにきちんと律しています。
目に強い意思を感じられて力がある
優等生キャラは視線がしっかりとしていて、目力が強いのも特徴です。
自分を見る他者から悪い印象を持たれることがないように、信頼できる人物であるとアピールしたいという気持ちを強く持っています。
人と接する時にはしっかりと相手の目を見るように意識をしていて、視線の中に誠実であろう、真摯であろうという気持ちを乗せつつ相手を見据えようとしているので、相対する人も嘘がなく真っ直ぐで気持ちがいいと感じやすくなるのです。
そのため、目上の人からすれば敬う気持ちを感じられると好印象を抱かれやすくなりますし、不真面目で後ろめたい気持ちを抱えている人からすると目線の強さに居たたまれなくなり、居心地の悪さを感じて苦手意識を持たれやすくなります。
ですから、こうしたタイプの周りに集まってくるのは、その人への信頼が厚かったり一緒にいて心地がいいと感じられる似たような優等生タイプになることも多いのです。
目線の意志の強さから賢そうな雰囲気が出てきますし、実際に性格的にもしっかり者で頭がいいタイプが多いので、自然と目にも自信が表れて優等生キャラが強調されることになります。
人当たりがよく基本的にいつも笑顔
いい人でいよう、人に不快感を与えないようにしようという気持ちが強い優等生タイプは、基本的に人当たりがよくていつもニコニコとしており、接しやすい雰囲気を出すように心がけています。
人間ですから嫌なことがあったら落ち込むこともありますし、腹が立ってイライラしてしまうこともあるでしょうが、そうしたマイナスの感情を表に出すことで他者を心配をさせたり、不安にさせたりすることを良しとしていないのです。
自分のことは後回しで、どんな時にも人格者として振る舞おうと、感情を制御することに長けています。
だからこそ笑顔がデフォルトですし、他者に求められる接しかたや振る舞いかたを優先しようと考えてしまうのです。
第一に相手に好印象を与えるための自分を作り出すことを考えていて、周囲からの期待に応えられる人物であろうとする意識が強いので、誰に対してもいい顔をしていようと心がけています。
しかし、常に理想的な自分を演じようとしているため、ストレスを抱え込んでしまうことも少なくありません。
また、自分を押し殺して人のために何かをすることは得意ですが、逆に他者が自分のために何かしようと労力をかけてくれたり気遣おうとしてくれることが苦手で、そうされることで迷惑をかけてしまっていると恐縮してしまいます。
優等生キャラが苦手な理由
裏がありそうだから
いつも笑顔でいたり、真面目でいたり、皆に頼りにされる優等生キャラ。
そんな優等キャラを、「裏がありそう」と苦手に思う人も多くいるでしょう。
初めは良い印象を受けつつも、「こんなにも人としてできた人はいないはず」「笑顔でいながら違うことを思っていそう」と、その優等生ぶりに違和感を感じる人もいます。
色んなことに揉まれて生きていると、人に裏や二面性があることを知るようになり、優等生キャラの人に「こんなはずない」と感じるようになります。
また他にも、「上司に好かれるためにキャラを作っているのではないか」と、そこに計算があるのではと疑う人も多いです。
裏があるのではと疑ってしまうと、笑顔も嘘のように見えたり、真面目であることに不満を抱くようになり、優等生キャラがどんどん苦手になっていきます。
一度このような目で優等生キャラを見てしまうと、「真面目だな」「立派だな」と思えなくなり、その人と距離を取ろうとしてしまいます。
苦手を克服したい場合は、その人と一緒にいる時間をもっと長くしてみると、裏がないことに気付けたり、努力している面が見えたりとメリットがあるかもしれません。
人を巻き込むことが多いから
優等生キャラの人には、「こうじゃなきゃ」「こうしないといけない」といった価値観が存在します。
その価値観はもちろん、一般的に常識的であり正論なのですが、それを周りに対しても求めるようになってしまうため、人を巻き込むことが多いのです。
例えば少しズルをしようと考えていると、「それはこうだよね」とすぐに正そうとしてきて、少しのズルを認めないどころか、その考え自体を改善させようと巻き込みます。
優等生キャラは自分が正しいと思っている面があるため、人にもその価値観を押し付けようとする傾向にあり、「一緒にいると疲れる」「自分が否定される」と感じる人も多くいます。
こうした巻き込みから、優等生キャラを苦手とする人も多く、「自分だけでやってほしい」「人に押し付けないでほしい」と不満を抱くのです。
人それぞれやり方や生き方があるのに対し、「こうじゃなきゃいけない」と巻き込んでくる優等生キャラ。
それが正しいからこそ従わざるを得なかったり反論できないため、厄介な人と感じる人も多くいるでしょう。
周りすらも優等生にしようとするその考え方に、鬱陶しいと感じる人もいるのです。
上から目線で物事を言ってくるから
優等生キャラの人は、真面目であり情報量も多く、且つそれが周りから「すごい」と思われています。
そのため、「自分はなんでも知っている」「自分はすごいと思われている」と過信し間違っていないと感じているため、人に教えたり指示したりすることが多くなります。
その時、相手を見下すような発言をしたり、知ったかぶりをして指示する姿に、苦手意識を持つ人もいます。
自分の方が知っていることなのに、「それって○○だよね」と知ったかぶりな発言をしてきたり、「そんなことも知らないの?」と上から目線で言ってくる態度に、「素直に分からないって言えばいいのに」とか、「人を馬鹿にしてる」と感じる人もいるでしょう。
優等生キャラは自身が正しいという思い込みがあるため、間違っている人や分からない人に上から物を言う面があります。
アドバイスや助言のつもりでも、聞いている相手にとっては不快感でしかない場合もあるでしょう。
特に対等な立場の同級生や同僚といった人に優等生キャラがいると、「何様なのか」と思われてしまうことも。
いくら正しいアドバイスだとしても、発言の仕方や教え方に注意しないと、苦手な存在と思われてしまうでしょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。