アグレッシブな人の特徴とアグレッシブな人になるには?

アグレッシブな人とは、いったいどのような人のことでしょうか。

よく会話などでは「アグレッシブだなぁ」といった感じでの使い方が多いでしょう。

その意味合いはひとつだけではありません。

そこで今回はアグレッシブの意味やアグレッシブな人の特徴などについてご紹介していきます。

またよくあるポジティブとの違いについても触れていますのでぜひ参考にしてみてください。

【目次】



アグレッシブとポジティブの違いとは

アグレッシブとは

アグレッシブとはどういう意味なんでしょう。

辞書によると、「①言動の積極的なさま、精力的なさま②攻撃的なさま」とあります。

英語の「aggressive」も「①積極的な②侵略的、攻撃的な」とあり、だいたい似たような意味合いを持っています。

通常「アグレッシブな人」のように言われるとき、それはたいていよい意味で使われていますが、辞書には攻撃的なさまと記されているので、一見マイナスイメージも抱きがちです。

しかしこれは、実際に「人に攻撃をする、危害を加える」ということではなく、あくまでも「攻めの姿勢でいる、大変積極的である」という意味です。

「アグレッシブな発言」と言えば、「相手を責める発言」ということではなく、「他の人よりも一歩攻めこんだ発言」というプラスの意味になるのです。

ビジネスやスポーツ等の、他人と競争するような場面においてこの「アグレッシブ」という言葉は、最大の褒め言葉になります。

ただし、一般的に「あの人アグレッシブだよね」などと言われるとき、それは「押しが強すぎる、我が強い」等のマイナスのイメージを含んで発言される場合もあるので注意しましょう。



ポジティブとは

続いてポジティブの意味とはなんでしょう。

これも辞書で調べてみると、「①積極的なさま②プラスであるさま、肯定的であるさま」とあります。

英語の「positive」も「積極的、陽性であること」と記載されており、日本語と同意です。

ここには「攻撃的である」という意味はありません。

ポジティブには、プラスの意味合い以外に含まれている意味がないので、アグレッシブに比べて、その発言がマイナス要素であると誤解されにくい言葉といえます。

また、一般的によく使われるセンテンスといえば「ポジティブシンキングの人」というもの。

これは「その人の考えはプラス思考である、肯定的である」ということ。

ポジティブという言葉は、その人そのものの性質というよりは、その人の思想であったり、その人が生み出す何かが肯定的であることを指すのです。

基本的にはアグレッシブと同じ褒め言葉として使われることがほとんどですが、あなたが人に「ポジティブだね」と言われた時、場合によっては「ちょっと楽観的すぎるよ」というニュアンスを持っている場合もあるのでこれも注意が必要です。



アグレッシブとポジティブの違いは何か

辞書で調べてみてわかる通り、基本的にこの2つはどちらも「積極的」という点では同じような意味になります。

しかし、アグレッシブが「攻めの姿勢」であるその人自身が積極的であることに対して、ポジティブは「ものごとをプラスに考える」という意味で、その人は「積極的な思想の持主」であるという意味合いで使われおり、そこに大きな違いがあります。

また、その意味のイメージとしては、アグレッシブが「どんどん前に突き進んでいく」という強めに感じるものに対し、ポジティブは「楽観的である」という少しまろやかな、万人受けをする印象を持っています。

「アグレッシブだね」と言われてマイナスイメージを抱く人も少なからずいるので、褒め言葉として使う際には注意が必要です。

一般的に、使う場面もポジティブの方が使いやすく、アグレッシブはビジネスの場など、多少限られてくるでしょう。

どちらも「積極的」という根本の意味は変わらないものの、その「積極的」の中に含まれている意味が違うために大きく異なる言葉になっているのです。

そこに含まれている意味をきちんと理解したうえで、日常会話に織り交ぜていくことが必要になります。

アグレッシブな人の特徴とは

負けず嫌いで議論することが好き

アグレッシブな人は、人に負けることが大嫌いです。

人に対して攻撃的になるのは、人に負けたくないという気持ちが強いためにほかなりません。

「人生は勝ち負け」という人生観を持っていて、常に人と争い勝利をつかもうとするのがアグレッシブな人なのです。

その性質がよく表れているのが、「議論することが好き」という特徴でしょう。

会議やミーティングなどでは、積極的に発言し、自分と違う意見の人に論争を挑みます。

そして、さまざまな角度から相手を攻撃し、議論で打ち勝とうとするのです。

そのような議論好きな特徴は、会議やミーティングだけでなく、あらゆるシーンで表れると考えていいでしょう。

たとえば、友達と会話している時でさえ、相手が自分とちがう考えを持っていたり、ちがう感じ方をしている場合、相手を自分の意見に従わせるべく、論争を挑むことが少なくありません。

その話題が、たとえば趣味の領域のことであったり、芸能ニュースに関するようなことであっても、真っ向から議論を仕掛け、相手に打ち勝とうとするのです。

その点で、支配欲が強いところもありますが、それはともかく、負けず嫌いで議論好きというのが、アグレッシブな人の特徴と言うことができるでしょう。



チャレンジ精神旺盛で失敗を恐れない

アグレッシブな人と言うと、「人に対して攻撃的」というイメージがあるでしょう。

議論好きなところを見ても、そのイメージは正解です。

ただし、アグレッシブな人は人に対してのみ攻撃的なのではありません。

実は、自分に対しても攻撃的になるのがアグレッシブな人なのです。

自分に攻撃的なため、自分の現状に満足することなく、より高みを目指して、さまざまなことに積極的にチャレンジします。

人から見ると、少々無謀と思えるようなことにまで果敢に挑戦するのですが、それは「自分に負けたくない」という心理を持っているためにほかなりません。

現状に甘んじるような弱い自分のことが許せないのです。

そのため、常に自分を高め、現在の自分を乗り超えていくためのチャレンジを続けると考えていいでしょう。

言うまでもなく、そのようなチャレンジはいつでも成功するわけではありません。

時には失敗し、大きな痛手をこうむることもあるでしょう。

深く傷つくようなこともあるに違いありません。

しかし、アグレッシブな人は、失敗しても何度でもチャレンジすることができます。

「失敗を恐れないために果敢なチャレンジができるのがアグレッシブな人」という言い方もできるでしょう。



逆境に強く、立ち向かう

アグレッシブな人には、大変に逆境に強いという特徴もあります。

たとえば、自分で起こした事業に失敗して、大きな借金を負わされてしまったとしましょう。

そういうピンチになると、その時点で心が折れてしまう人が少なくありません。

心が折れないまでも、どうしたらいいか途方に暮れる人が多いものです。

アグレッシブな人は違います。

そのような逆境に立たされると、逆に燃えるのです。

それは、そうした逆境に対してアグレッシブな気持ちになるためにほかなりません。

その借金の額が多ければ多いほど、「なにくそ」と思い、「ぜったいにこのピンチに打ち勝ってやる」と、闘志を燃やします。

アグレッシブな人は、つまり、ピンチや困難に直面すると、そのピンチに対して攻撃的になるのです。

「人に負けたくない」「自分に負けたくない」という気持ちがあることをこれまで説明してきましたが、アグレッシブな人には「逆境やピンチに負けたくない」という気持ちもあるということになるでしょう。

自分の置かれた苦しい状況に負けたくないという気持ちが強いため、逆境になればなるほど闘志を燃やし、その逆境に立ち向かっていくのが、アグレッシブな人の特徴なのです。



アグレッシブな人になるには

オシャレに気を遣うようにする

着ている服や髪型、女性であればメイクなどによって、テンションは大きく左右されます。

お気に入りのファッションを身にまとっているときは、やはり気持ちが上向きになれるでしょう。

アグレッシブになるためには、常にオシャレに気を遣うようにすることです。

鏡を見るのが楽しくなるように意識すると、一日中、良いテンションを保ちやすいでしょう。

外見の印象をチェンジするだけで、人間関係も大きく変わりやすいものです。

明るいファッションをしていれば、顔色も良く見えますし、話しかけやすく見えます。

元気に話しかけられると、自分のテンションも上がりやすいですよね。

お気に入りのアイテムをそろえるようにしたり、毎日ヘアアレンジに凝ってみるなど、自分なりの工夫をすることが重要です。

ファッション誌をチェックしたり、ウィンドウショッピングで自分に似合うものを熟考するのも良いでしょう。

「人からどう見られるか」「自分のテンションがどうすれば上がるか」の二点に集中すると、より効率よく、オシャレを楽しむことが出来るはずです。

自分と背格好が似ている人や、なりたいスタイルの人を見つけると、アグレッシブになりやすいのでおすすめです。



言葉遣いやキーワードを意識する

アグレッシブさを失ってしまっている人は、知らず知らずのうちに、非常に消極的な言葉を使っていることが多いです。

自分を卑下する言葉を多く使っていたり、ついネガティブなキーワードを多用してしまっていたりしないでしょうか。

アグレッシブさを身に着けるためには、ポジティブで明るいキーワードや言葉遣いを意識するのがおすすめです。

とは言え、いきなりすぐに切り替えるのも難しいですよね。

自分に自信が持てないと、強い言葉を使いにくいという人もいるはずです。

あくまで徐々に変えていけることを意識すれば良いでしょう。

言葉遣いやキーワードを意識しすぎることで、かえってストレスになってしまっては勿体ないです。

おすすめなのは、まずは他人を褒めることから始めることです。

「今日の服がステキだね」や「今のは新鮮なアイディアだね」といった、ちょっとしたポイントを褒めるようにするのです。

褒めるポイントを見つけるためには、自然と他人の良いところを探す姿勢にも繋がっていきます。

誰かの良いところが見えてくると、自ずと自分自身の優れているところも見つかって来ます。

自信を持つことが出来れば、スタンスをアグレッシブに切り替えていくことも、スムーズになりやすいでしょう。



物事をシンプルに考える

つい物事に消極的になってしまう人は、何かと物事を複雑に受け止めやすいという特徴があります。

ひとつのテーマについて考えたときも、色々と複雑な道筋を考えすぎるあまり、思考の糸にがんじがらめになってしまって、身軽に跳び込む力を失ってしまうことがあるのです。

アグレッシブになるためには、物事をシンプルに受け止め、考えられるように意識しましょう。

複雑に考えるほど、準備段階で躓いてしまったり、計画段階で気疲れしてしまったりする傾向にあります。

重く受け止めすぎる結果になってしまい、「自分には出来ないかもしれない」と、失敗した場合についてばかりが頭に浮かぶようになってしまうこともあります。

失敗のイメージより、成功のイメージを浮かべた方が、明るい方向に進みやすいはずですよね。

もちろん、複雑な経路をたどらないと、辿り着けないゴールも存在します。

そんなときは、まずは、シンプルな目標を立てましょう。

目標がぼんやりしていると、アグレッシブになりきれないこともあります。

到達点を設定した上で、そこを目指すためには、逆算して何が必要なのかを考えるのです。

そうすると、自然と考え方がシンプルになり、アグレッシブに乗り出せるようになるでしょう。



アグレッシブな人は人生が豊かになる

いかがでしょうか。

アグレッシブな人はその行動力が大変魅力的と言ってもいいでしょう。

どちらかといえば積極的に行動する人はあまり多くありません。

そんな中でアグレッシブに動く人は、それだけで人を惹きつけます。

率先して何かをやるのでリーダーにも向いているでしょう。

頭では「ただ行動するだけ」とわかっているのに、実際にやろうとするとなかなか難しいものです。

普通の人ができないからこそ貴重な存在になれるというわけですね。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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