悪循環になる原因と悪循環を断ち切る方法とは?

あなたは今、悪循環に陥っていないでしょうか。

一度悪循環にハマってしまうとなかなか抜け出すことは難しく、どんどん負のスパイラルに巻き込まれていきます。

できることなら今すぐにでもその悪循環から抜け出したいですよね。

そこで今回は悪循環になってしまう原因と悪循環を断ち切る方法についてご紹介していきます。



悪循環になる原因

軌道修正ができないから

悪循環に陥りそうになったら適宜軌道修正をしていかなければなりません。

どうにもうまくいかないと感じたらやり方を変えてみたり、雲行きが怪しくなってきたら空気を入れ替えてみたり、後々に響きそうなミスを発見してしまったらその場でカバーしたり。

そうやって都合の悪いことにもしっかりと向き合って、まだ問題が小さな火種であるうちから少しずつ改善をしていかなければならないのです。

しかし、そこで上手に方向転換や微調整をしないまま流れに身を任せてしまえば事態は悪化するばかり。

後からどうにかしようとしても既に手遅れとなり、手のつけられない悪循環が完成してしまいます。

原因がはっきりしているのであれば、できるだけ早いうちに手を打ってしかるべきです。

原因がわからないのであれば、休憩や気分転換を挟みつつ突破口を模索する必要があります。

そういった軌道修正をする時間的余裕や精神的余裕がなく、悪い流れを断ち切ることができなければ悪循環まっしぐら。

底なし沼に足を捕まえられたかのように、抜け出すことが難しくなっていく一方となってしまいます。


「完璧」に固執してしまうから

悪循環に陥りがちな人というのは、完璧主義的でこだわりすぎてしまうがゆえにドツボにはまってしまうことも多いです。

本当なら当初の予定を変更した方がいいような状況でもどうにかして計画を押し通そうとしたり、マニュアルに沿ったやり方やルールに囚われてしまって柔軟な臨機応変ができずかえって事態を悪化させてしまったり。

あるいは納得のいくクオリティに仕上げたいがばかりに時間をかけすぎてしまったり、いつまで経ってもキリをつけることができなくなってしまったり、かたくなに周囲の助けを意地でも借りずに独力で解決しようとしてしまったり。

熱心な性格や真面目な性格の人ほどこうやって悪循環に陥ってしまうことがままあるのです。

そもそも自分の実力以上の成果を求める、または何があろうと妥協を許せないでいるからこうして悪い方向へと進んでいってしまうもの。

熱意に満ちあふれているのはいいことなのですが、その身の丈に合わない目標や凝り固まった姿勢を改めない限りは、悪循環にはまりがちな体質を改善していくことはできません。

すぐに変えていくことは難しくても、まずは周りの人の意見を素直に聞き入れようとする努力が必要となります。


変革に踏み切れないから

悪循環が生まれつつあるという時、思い切って取り掛かっていることをバッサリ切り捨てたり全く違ったアプローチに変えてみたり環境をガラリと変えてみたり、といった根本的な改革が必要なことがあります。

しかし、もったいない精神が働いて変革に踏み切れず、結果的に事態の悪化を食い止めることができなくなってしまうのです。

成功者というのは「損切り」をするのが実にうまく、ある程度投資や労力を注いでいるものに対しても、旗色の悪さを敏感に感じ取れば潔く切り捨てる勇気を持っています。

対して、そこで見切りをつけることができずにウダウダとしがみついてしまっては、損をする一方の悪循環に巻き込まれてしまいます。

いかにあっけなく、そしてベストタイミングで損切りをできるかどうかというのが、悪循環に陥るか抜け出せるかの分岐点であると言えるでしょう。

また、思い切ってやり方を変えたところでさらに状況を悪化させてしまったらどうしよう、という物怖じが邪魔をして悪循環から脱出することができないということもあります。

確かにむやみに方針や方法を転換するというのは迷走の原因ともなりますが、時には勇気ある決断も必要なのです。


悪循環を断ち切る方法

不幸の原因の改善策を考える

悪いことが続いてしまうと、何もかもが嫌になって気分が落ち込み、行動をする気が起こらなくなってしまいます。

流されるままに不幸に踊らされるだけで何も対策を取れないでいることで、さらに次の不幸を呼び込んでしまうのです。

自身の不運を嘆いてばかりいても根本的な解決にはなりませんので、悪循環から抜け出すためには不幸の原因としっかりと向き合う勇気を持つことが大切になります。

何か悪いことが起こる時には、必ずその原因になるものがありますので、そこを改善させていくことで物事が大きく変わっていくきっかけを作れるのです。

失敗続きなら何が足りていないのか自分を見つめ直すことから始めたり、他者からの影響で不運に見舞われる場合には、少し人付き合いを控えて1人の時間を大切にしてみたり、小さなことでもかまいませんのでできることから対策を行っていきましょう。

気分を落ち込ませることに対して、これ以上悪いことが起こらないように努力をしている、そう思うことで自然と前向きな気持ちになれますし、ポジティブな考え持つことこそ悪い流れを断ち切るためにも重要なことなのです。


好きなことだけをする時間を設ける

悪循環の中に身を置いていると、ストレスが溜まってしまうばかりです。

どうにかしなければと焦っていても空回りしてしまい、ますます悪い流れを呼び込んでしまうことも少なくありません。

何をすればいいのかわからないと立ちすくんでしまったら、とりあえず何もかもをそのままにして楽しいことだけを考えられる時間を作るようにしてください。

丸1日は無理でも、半日、数時間でかまいまん。

好きな音楽を聴いて気分を向上させたり、漫画や小説を読んで非現実世界に浸り、今の自分の状況をひと時でも忘れることができれば、リラックスした状態で問題について考えられるようになります。

長く時間を取れるようであれば、美味しいものを食べに行ったりプチ旅行を楽しむのもいいでしょう。

不運はずっと続くわけではありませんし、今がどん底の状態だと考えているのであれば後は浮上するだけです。

行動をしてもまた悪いことが起こるのではないかとネガティブな気持ちを捨てない限りは、悪循環から抜け出すことはできません。

気持ちが落ち着けば今の自分を冷静に客観視することができるようになりますし、解決策を見出せる可能性も高くなります。


積極的に人に相談をする

負のスパイラルから抜け出せなくなってしまう大きな原因は、何もしないことと誤った対策を続けることです。

動かなくても空回りしていても、どんどん不幸の沼に沈んでいってしまいます。

もし、何をやっても不幸な状況から抜け出す方法を見出せなければ、積極的に頼りになる周囲の人達の手を借りてください。

どうすれば改善できるのか相談をしたり、試したい方法があって手が足りないと思えばどんどん声をかけて手伝ってもらいましょう。

アドバイスによって視野が広がり、状況を打開するチャンスが生まれることは多々ありますし、間違っていたことを訂正してもらったり、1人では大変なことも誰かと一緒であれば簡単に乗り越えられます。

案外、どうにもならないと思っていた出来事も誰かの目から見れば手軽に解決できるものであることも少なくありませんし、悪循環から抜け出した後に振り返ってみれば、もがいていた沼はすぐ底に足がつく浅いものだということもあります。

頑張っているつもりで何も改善できていないと自覚している場合には、恥ずかしがらずに周囲の人達に声をかけましょう。


仕事で悪循環に陥ったら一度立ち止まろう

いかがでしょうか。

悪循環に陥ってしまう環境はたくさんありますが、中でも仕事での悪循環が多いのではないでしょうか。

そんなときに焦れば焦るほど負のスパイラルに巻き込まれ、なかなか抜け出すことは難しいでしょう。

効果的なのは一度基本に立ち戻ることです。

なぜこの仕事をしているのか、その目的は、この仕事を通してどうなりたいのか、などを自問自答すると今まで見えてこなかったものが見えてくるようになります。

人によっては上司からの圧力などで悠長に立ち止まっている時間がないかもしれません。

しかし、振り返ることで以前の丁寧さを取り戻し、今までの悪循環から抜け出すことができるようになります。

この悪循環のまま仕事をしていても、ミスが多くなり、精神的にもダメージを負います。

そんな状態なら、上司から何を言われようが、悪循環を抜け出すまでは丁寧に仕事をすることを心がけたほうがいいでしょう。

能力が低い上司ほど自分の評価や目先のことしか考えていません。

悪循環から抜け出してあなたが結果を出し始めればすぐに掌返しをしてくるはずなので、それまでは耐え忍んで状況が好転するのを待ちましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



▼おすすめ記事

仕事ができない人の特徴とその対処法9つ

仕事辞めたい人のための後悔しない転職方法7つ

サラリーマンにおすすめな副業10選

お金がない時の対処法4つ