浅はかな人の6つの考え方や行動の特徴とは?
浅はかな人とは、物事に対するあらゆる考えが浅い人のことをいいます。
多くの人は、1つのことに対して熟慮せず、すぐに飛びついてしまうものです。
もちろんそれが良いきっかけになることもありますが、その反対に悪いこと、飛びつかなければ起こらなかったトラブルにつながることも少なくありません。
そんなギャンブル的なスタンスよりも、一度立ち止まって深く考えた上で行動したほうが結果として良い方向に進みます。
やはり浅はかな人というのは損をするということでしょう。
そこで今回は浅はかな人の考え方や行動の特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
浅はかな人の考え方や行動の特徴
考えるよりもまず行動に移してしまう
浅はかな人は、どうしても「こう」と思ったら考えるよりもまず行動に移してしまうケースが多いです。
人はトラブルが起こったり悩みとなる種を抱えてしまったりすると、「どうやったらうまくいくか」など、行動によって結果がどうなるのかを考えてから行動することが一般的です。
「今これをしたらどうなってしまうだろう」とか「これを言ったら相手はどう思うだろう」ということを考えずに、思いついたことを行動してしまいます。
先に起こることを想像することができないため、結果的にうまくいかなくなってしまうことが浅はかな人の考え方ではないでしょうか。
後先のことを考えずに行動してしまうので、その後トラブルが大きくなってしまうことも増えます。
たとえトラブルになってしまったとしても、自分の行動のせいでこうなってしまったということにすら気づかない人も少なくありません。
「ひらめいたことをすぐに行動に移すことができる自分は素晴らしい」と思っている人が多いことも、浅はかな考え方をする人の特徴といえるでしょう。
周りが見えず、迷惑をかけていることにも気づくことができないのです。
人を見た目で判断する
浅はかな考え方をする人は、人を見た目やうわべだけで判断する人も多いです。
さほど知りもしない相手でも、その人のたった一部分だけで判断してしまいます。
たとえば相手がほんの少しミスをしてしまったとします。
浅はかな考え方をする人はそのミスをすべてだと捉え、その人のことを「できない人」と扱ってしまうようになります。
ひとつのミスにばかり囚われ、全体やほかの面から見ようとしないためその人の本質にまで迫ることをしようとしません。
見た目やうわべだけで人を判断するクセがついてしまい、コミュニケーションがうまくいかなかったり人間関係にひびが入りやすくなったりしがちです。
人を見た目で判断してしまうことが、浅はかな考えをすることにもつながってしまうのです。
深く知らない人に対して「どうせあいつは」など相手を見下すことで自分を正当化することも、浅はかな考え方をする人の特徴でもあります。
「自分が悪いのではなく、相手が悪い」という考えをするため、人として成長することができずにいつまでも浅はかな考え方を続けてしまうのではないでしょうか。
自分が正しいと思いアドバイスを聞かない
浅はかな考え方をする人は、いつも自分が正しいと感じている人が多いです。
先にも少し触れましたが、「自分は悪くない」と思い、自分の非を認めることもしようとしません。
そのため他者からのアドバイスを受けることも嫌います。
人は生きているうちは様々な壁にぶち当たり、その壁を他者と協力したりアドバイスを受けたりしながら乗り越えていきます。
柔軟な考えを持っている人は、他者からのアドバイスも素直に聞き入れることができますが、浅はかな考え方をする人はアドバイスを受けようともしません。
そもそも自分が正しいと思っているため、アドバイスを受ける必要などないと勘違いしているケースもあります。
また浅はかな考え方をする人は、ある意味素直でもあります。
金儲けができるなどといううまい話しが転がってきた場合、「自分が思ったことが正しいのだから間違いない」と儲け話にすぐに飛びついてしまいます。
周囲に止められたとしても、自分が正しいと思っているので全く聞く耳を持とうともしません。
自分で善悪や正否を判断する能力が低いともいえるのではないでしょうか。
その場しのぎの言い訳やウソを口にする
浅はかな人は長いスパンで物事を考えたり、判断したりすることができません。
賢明な人は、目先のことよりも、のちのちのために自分は今どう行動したらいいかを考えます。
そのため、一見、損になるようなことでも、「そうしたほうがきっと後で得になる」と考えれば、損なことをあえて実行するのです。
それに対し、浅はかな人は目先の事しか考えませんから、結果、自分にとって不利益な言動をしてしまうことが少なくありません。
それがもっとも顕著に表れるのは、「言い訳やウソが多い」ということでしょう。
たとえば、人との約束を、うっかり忘れていたために破ってしまったとします。
賢明な人は、正直に「失念していた」と話し、詫びます。
その場では相手から怒られるかもしれません。
しかし、「あの人は正直な人だ」という評価を得ることができますから、結果、自分にとって得になるわけです。
それに対し、浅はかな人は忘れていたということを隠し、言い訳やウソでその場をしのごうとするのです。
その場しのぎの言い訳やウソは、いつか必ずばれるものです。
ばれれば、相手から「信用できない人間だ」と思われてしまうでしょう。
それは、まちがいなく自分にとって損です。
その場しのぎの言い訳やウソを口にすることで損をするのが、浅はかな人の特徴ということになるでしょう。
利己的で人のためになることをしようとしない
浅はかな人は「自分の得になることをしよう。得にならないことはしないようにしよう」と考えていますが、その判断をまちがうことが少なくありません。
自分にとって得になることばかりをしていては、人から「利己的で、自分のことしか考えない人間だ」と思われてしまうでしょう。
そんな人間に対しては、誰も手を貸してあげようとしません。
その人が困っている時や、サポートを必要としている時でも、利己的な人は人から助けてもらえないのです。
「情けは人の為ならず」ということわざがあります。
誤解されやすいことわざですが、「人に情けをかければ、人から情けをかけてもらえる。情けをかけるのは、相手のためではなく、自分のためなのだ」というのが正しい意味です。
浅はかな人にはそうした発想はありません。
「人に親切にしたり、人を助けたりしても、それは自分にとって得にならないこと」と考えるため、利他的な行動はしないのです。
人に親切にすれば、その親切は自分に返ってくるものなのに、それに気づかず、人のためになるようなことをしようとしないというのが、浅はかな人の考え方であり、特徴ということになるでしょう。
安請け合いをして信用を失う
浅はかな人には、「自分の力を正しく評価できていない」という特徴があります。
それも、過小評価するのではなく、過大に評価しているのです。
また、根拠のないポジティブシンキングというのも、浅はかな人の考え方の特徴でしょう。
なにかをする時、それがちょっとむずかしそうに感じられても、「なんとかなるだろう」と考えるのです。
これこれこういう理由があるから、なんとかできるに違いないというのではなく、理由もなく何とかなると考えるわけです。
この2つの特徴があわさると、「安請け合いをする」という特徴が生まれます。
自分の力を過信しているために、人から何か依頼を受けた時、「自分ならできる」と思って安易に引き受けてしまいます。
また、「なんとかなるだろう」という考え方をするために、むずかしい仕事の依頼があった時でも、よく考えずに「OK」の返事をするのです。
その結果、手に余って、依頼されたことを最後までやり遂げることができず、途中で放り出してしまうことが少なくありません。
そんなことが複数回続けば、人から信用を失うことになるでしょう。
「あの人は安請け合いばかりするから、あの人には頼まない方がいい」と思われてしまうのが、浅はかな人の特徴なのです。
浅はかな考えや行動は慎もう
いかがでしょうか。
浅はかな考えや行動をしてしまう人は、後先のことを考えず目先の利益にとらわれやすかったり、物事を慎重に捉えていないものです。
これは早急に改善しないといつの間にかあなたの周りからは人が離れていったり、大きなトラブルに巻き込まれてしまうでしょう。
浅はかな人は、人との密なコミュニケーションを怠る癖があったり、些細なミスやトラブルを後回しにしてしまう癖があります。
そうするといずれ大きなダメージを受けることは間違いありません。
あなたが少しでも浅はかな人の特徴に当てはまるのであれば、今のうちから意識をして少しでも改善できるように努めましょう。
問題が起こってから後悔しても時すでに遅しです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。