自己暗示の方法9つ

自己暗示の方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

仕事や勉強でプレッシャーを感じているとき、「自己暗示」に救いを求める人が少なくないでしょう。

ビジネスマンなら大きなプレゼンや商談、学生なら試験や就職面接など「ここ一番」のときは自己暗示が心の支えになり、実際に小さくない効果を上げることもあります。

可能であれば、シンプルで簡単なもの、そして効果があるものがやっぱりいいですよね。

そこで今回は自己暗示の方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。



自己暗示の方法

心を落ち着けて、繰り返し復唱する

自己暗示のための簡単な方法として、「叶えたい願望を、声に出して何度も復唱する」というものがあります。

自分の願望を音にして、自分の耳に入れることで、イメージがより具体化し、潜在意識に働きかけやすくなると言われています。

潜在意識に自分の願望が何度も伝わると、「どうにかしてこれを叶えなければ」という指令が出て、目的達成のための行動を起こしやすくなるのだそうです。

それくらい、耳から入ってくる音声の効果は、非常に大きいものであることがわかります。

「言葉には言霊がある」と言われていますが、それは言い換えれば、「潜在意識にダイレクトに伝わる」ということであるとも言えます。

目的を達成した後のビジョンを、具体的に頭に思い浮かべる

目的を達成した後、どうなっていたいかというビジョンを具体的に思い浮かべると、努力の方向性が見えてきやすくなります。

又、目的を達成した後の高揚感を先取りして感じるように意識を向けてみることで、潜在意識に前向きな刺激が加わってきます。

この「成功後のビジョンを具体的に思い浮かべる」という作業を、何度も何度も繰り返してみてください。

やればやる程自己暗示にかかり、目的達成のための行動が起こしやすくなります。

ただ目の前のことにがむしゃらに取り組むよりも、目的を達成しやすい方法でもあります。



つまづくことがあっても「大丈夫だ」と自分に言い聞かせる

何かに取り組む途中で壁にぶつかり、「もうダメだ」と感じてしまうことは多いと思います。

しかし、ダメと思い込んだら最後です。

「ダメ」という思い込みが、どんどん負の連鎖となってしまうのです。それだけ、マイナスの思い込みは力が強いのです。

なので、つまづいた時は無理矢理でもいいから、「大丈夫だ」と何度も何度も自分に言い聞かせてみてください。

それを繰り返すうちに、「本当に大丈夫かもしれない」と心が軽くなり、最後には本当に大丈夫になってくるのです。

これは、「大丈夫」という言葉を自分に刷り込むことによって生まれる、心のゆとりです。

心にゆとりを持てるように暗示をかければ、道もどんどん開けてきます。

朝、家を出るときに「おまじない」の一言を

朝、家を出る直前に「おまじない」の言葉を自分にかけるのです。それは「さあ、すばらしい一日が始まる!」という一言です。

「今日はぜったいにすばらしい日になる」とか「さあ、すばらしい一日を始めよう」というようなバリエーションでもかまいません。

また、鏡に向かって口にしても、鏡を見ずに、玄関を出る際につぶやいてもかまいません。

大切なのは、必ず声に出して「宣言」すること。これだけで、気持ちは必ず前向きになり、自信がわいてくるはずです。



通勤通学時にイメージトレーニング

続いて、通勤通学時のイメージトレーニングです。

その日に行われる仕事や勉強に関すること、たとえば、就職面接なら、その面接のシーンをリアルに想像しましょう。

そして、「面接官の質問に、てきぱきと答える自分」「穏やかな表情で、余裕をもって受け答えする自分」「自分のユーモアあふれる応答に大受けする面接官」「最高にフレンドリーな場の雰囲気」というように、「100点満点の面接」をイメージするのです。

仕事のプレゼンや大きな取引も同様に、「最高にうまくいったシーン」を想像しましょう。

職場や学校についたら、トイレで自分の顔をほめる

もう1つは、職場や学校についたときに行う自己暗示です。

職場や学校についたら、トイレへ直行。トイレの鏡に向かってほほえみましょう。そして、こう自分に語りかけるのです。

「なんてすてきな笑顔をしてるんだろう。この笑顔さえあれば、だいじょうぶ。うまくいかないはずがない。そう、その顔を忘れないで」
自己暗示の言葉を鏡の中の自分に投げかけるわけですが、ポイントは「笑顔」。

人間、笑顔を作りそれを自分で確認すれば、それだけで必ずプラス思考になれます。

なりたい自分をイメージする

女性の場合は化粧を変えます。口紅も変えてみましょう。髪型も変えます。服装も変えます。

いつもの自分のイメージを壊して違う自分を作ってみましょう。

友達もあなただと気づかないくらいイメージチェンジします。

そして、鏡を見て、鏡のあなたに向かって「きれい。」「すてき。」「かわいい。」「いい女よ。」と言葉をかけてあげましょう。

心の底から自分の良いところを見つけ褒めてみます。だんだんとその気になるまで繰り返します。

テープに言葉を吹き込んで聞いても良いでしょう。



自分で自分を褒めてあげたいと思った時を思い出す

今まで、生きてきて本当に嬉しかったことや自分ががんばった事を思い出します。

一人で落ち着くところで、目を閉じてそのときを思い出します。その情景を思い浮かべます。

音はしたのか、色はどんなだったか?匂いは。

自分がその場にいる感覚を思い出します。そして、自分のがんばりを再確認します。自分のすばらしさを体で感じます。

自信に満ちたあのときの自分を思い出します。輝いていた自分は今ここにいますと、自分に声を出して言いましょう。

絶対大丈夫と声に出す

悪い事を考えるから悪いことが次から次へと引き寄せられます。だから、良いことだけを考えてみましょう。

自分にはまだ知らないすばらしい自分が隠れている、本当の自分は堂々とした人並み以上に優れた人間なのだ。すべては良い結果になるから大丈夫と声に出し自分に言いましょう。必ず成功するから大丈夫。

成功した場面を頭の中で具体的にイメージします。大丈夫、大丈夫、すべてはうまくいく。と繰り返し唱えます。

そして目に見えぬ偉大な力に守ってもらっているから大丈夫。自分は一人ではないことを体で感じてみてください。

神社に行って、お祈りをし、お守りをもらってきて一人でないことを感じてみるとよいでしょう。



自己暗示の効果

ポジティブな気持ちになって思い切った挑戦ができる

「自分ならできる」「きっとうまくいく」といった自己暗示をかける効果で、まず挙げられるのが、「ポジティブな気持ちになれる」ということでしょう。

プラス面の言葉を自分に投げかけ、それを自分に受け止めさせるのですから、当然、自己暗示をかける前よりも後の方が、ポジティブな気持ちになれます。

「うまく行くかどうかわからない」と思いながら事に当たるよりも、「きっと成功する」と信じて行動したほうが、実際の成功率が上がるものなのです。

また、自分を信じることができない状態では、思い切った挑戦もできないでしょう。

その点、自己暗示をかけてポジティブな気持ちになることができれば、初めて取り組むことや、ハードルの高いことにでも、思い切って望むことができるのです。

腰が引けた状態で挑戦するのと、自信を持ち、胸を張って挑戦するのとでは、後者の方が成功率が高くなることは言うまでもありません。

持っている実力を十分に発揮できるようになる

受験を例に挙げましょう。

試験を受けるとき、緊張してしまい、気持ちが萎縮した状態になっていては、これまで勉強してきた成果を思うように発揮することはできません。

よく、「力はあるのに、あがり症なために、その力を出せないで受験に失敗してしまった」という人がいます。

実力はありばがら、本番になると実力を発揮できないケースです。

自己暗示には、こういう人が実力を発揮できるようになるという効果があります。

緊張や不安のために縮こまってしまった心をやわらげ、自由にする効果が自己暗示にはあるために、持っている力を、少なくても自己暗示をかける前よりは、ずっと発揮しやすくなると考えていいでしょう。

実力を100%出せるというところまでは行かなくても、たとえば、心が委縮した状態よりも、30%多く実力は発揮できれば、成功する確率は3割アップするわけです。

この成功率アップが、自己暗示の効果なのです。



ストレスを感じにくくなる

あがり症な人でなくても、何かむずかしいことに取り組んだり、挑戦したりする場合、人間はだれしもストレスを感じます。

程度の差はあっても、そうしたシーンでは緊張を感じるものですから、その緊張がストレスを生むわけです。

その緊張は「うまく行くかどうかわからない」という不安な心理状態から生まれるものと考えていいでしょう。

たとえば、日常的なルーチンワークで、うまく行くことが最初からわかっていれば、そんな不安を感じることはありません。

自己暗示は、つまり、「きっとうまくいく」と自分に思い込ませることによって、不安を軽減する働きがあるわけです。

不安が軽減されれば、ストレスの量も軽減されます。

ストレスを感じにくくなれば、それだけ気持ちに余裕を持って、事に当たることができるでしょう。

つまり、楽な気持ちで行動できるため、これもやはり、成功率アップにつながるというわけです。

「失敗」という意識から離れることができる

「きっと失敗するに違いない」という意識を持っている人は、実際に失敗してしまうケースが大変に多いものです。

自分の中に「失敗」という意識を強く持っていると、その意識によって、実際に「失敗」という結果を自ら引き寄せてしまうわけです。

自己暗示をかけることには、その意識を薄める効果、あるいは、その意識から離れることができるという効果があります。

頭の中から「失敗」という意識を消滅させ、代わりに「成功」という意識を生じさせることにより、「成功」という結果を引き寄せることができるのが、自己暗示の効果と言っていいでしょう。

人間は自分の頭の中にある意識に、自分で操られてしまうことが少なくありません。

自分で作り出した「失敗」という意識に操られて、そちらの方向へ行くことを防いでくれるのが、自己暗示ということになるでしょう。

自己暗示のかけ方を覚えておこう

いかがでしょうか。

自己暗示の方法をにはいつくかのかけ方がありますが、大切なのは毎日継続させることです。

継続させないと自己暗示にはなりません。

今回ご紹介したことを参考にあなたなりの自己暗示方法を見つけて、毎日続けてみてください。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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