自分に甘い人の特徴6つ
あなたは自分に甘い人間でしょうか?それとも厳しい人間でしょうか?
ずっと頑張り続けてきた人も、時には自分を甘やかせたい瞬間というのはあるものですよね。
しかし、そうではなく、努力も継続もせずすぐにあきらめてしまう人というのは自分に甘い人だと言えるでしょう。
では具体的にはどのような人を指すのか。
そこで今回は自分に甘い人間の特徴をご紹介しますので、ぜひあなたに当てはまるかどうか確認しながら最後までご覧ください。
自分に甘い人の特徴
自分に甘い人は目標設定が低く、挑戦や冒険をしない
自分に甘い人の一番の特徴は、目標設定が低いということです。
高い目標設定をし、それを達成するために苦しい努力をすることを好みません。
いわゆる「ぬるま湯体質」で、「苦しいことはいや」と考える傾向が強いので、自らを過酷な状況に置くことをきらい、時にはそれを恐れるのです。
ですから、学生であれば、たとえば受験の時もできるだけ安全パイの学校を受験しようとしますし、部活やサークル活動などでも「楽しむ」ということを、ほとんど唯一の目的にします。
決して、高いスキルを身に着けたいとは考えませんし、好成績を残すために人並み以上の努力をするというようなことはありません。
社会人になっても同様で、「出世よりも現状維持」と考えます。
自分に甘い人の口癖は「しょうがない」と「だって」
自分に甘い人に共通する2つの口癖があります。
それは「しょうがない」と「だって」です。
自分の力不足で、思っていたような成果を得られなかった場合、普通の人はそれを反省し、「もっと努力して、力をつけよう」と考えます。
しかし、自分に甘い人は自分を責めることをしません。
「運がなかっただけだ、しょうがない」とか、「しょうがない、次にがんばればいいさ」とつぶやくのです。
実際には「次にがんばる」ということはしませんから、次回もまた、不本意な結果に終わります。
そして再び「しょうがない」とつぶやくのです。
もう一つの「だって」は、言い訳するときの言葉です。
ミスをしたり、誰かに迷惑をかけたとき、自分に甘い人は自己弁護に心を砕きます。
「ごめん」とあやまるよりも先に「だって・・・」と言い訳するのです。
常に「自分は悪くない」というスタンスですから、同じことを何度も繰り返してしまうという、困った特徴もあります。
「できたこと」を過大に評価するのが自分に甘い人間の特徴
自分に甘い人は、当然、自己評価も高くなります。
学生で、試験でたとえば60点取ったとしましょう。
自分に厳しい人は「もっともっと勉強して、80点、90点取れるようにしよう」と考えます。
ふつうの人は「あと10点取れるようにがんばろう」と思います。
それに対して、自分に甘い人は「60点も取れたんだから、たいしたものだ。じゅうぶんな成果だ」と自己評価し、それで満足します。
ですから、いつまでたっても成長できず、周りから遅れてしまうのです。
自分に甘い人はダイエットが成功しない・続かない
ダイエットで最も重要なのが、間食や夜食を摂らないことです。
大抵の人は、ダイエットというと、運動をしたり、食事のメニューでカロリーを控えめにしたりということに意識を向けるケースが多いです。
しかし、いくらこのような努力をしても、決まった時間の食事以外の間食や就寝2時間前を過ぎての夜食を食べてしまうと、中々痩せることは難しくなります。
ダイエットをしようと意識をしている人なら誰でも、間食や夜食が悪いことだというのはわかっているにも関わらず、我慢ができないというのは自分に甘い証拠なのです。
また、自分に甘い人は我慢することが苦手なため、結果が中々出ないとすぐにダイエットをやめてしまうことも少なくありません。
宿題、提出物や納品物を期限の前日に徹夜で作業している
自分に甘い人に必ずと言っていいほど共通しているのが、宿題、提出物、仕事の納品物など期限があるものをギリギリまでやらないということです。
早めに終えてしまえば、苦しい思いをすることがないとわかっていながらも、自分に甘い人は、理性より、欲望が勝ってしまいます。
例えば、作業をしようと予定を立てていたとしても、テレビをつけてしまって作業をさぼってしまったり、眠いからと寝てしまったりします。
嫌なことや面倒なことを後回しにしてしまうというのが自分に甘い人の特徴なのです。
収入はあるのに貯金ができないのも自分に甘い人
一般的な会社員である程度収入を得ているにもかかわらず、貯金がほとんどない人というのは自分に甘いケースが多いのです。
もちろん、家族への仕送りであったり、やむを得ない理由を抱えている場合もあります。
しかし、そうでない、自分の生活にすべての収入を充てられるケースで貯金が全くできない理由は、浪費をしているからに違いありません。
物欲と言うのは大なり小なり誰しもがもっている欲望ですが、後先考えずに手元にあるお金をなくなるまで使ってしまうのは、自分の欲求を抑えられない証拠です。
自分に甘いのを直す方法
自分は甘いという自覚を持つ
人間は油断すると怠けてしまいがちです。
まずは、甘えている、怠けている自分に気付くことが大切です。
でも、自分一人で考えていてもなかなか気付けないこともあります。
そんな時は周りを見回して、自分に厳しい人、ストイックな人を探し、その人と自分との違いを探してみましょう。
例えば、自分に厳しい人は、「毎朝、出勤前にジョギングをしている」、「毎日お弁当を持参している」、「衝動買いをしない」などなど続けている人はいませんか。
朝の睡魔に負けずにジョギング、朝の忙しい中でお弁当作り、衝動的な物欲に負けないといった点で自分に厳しいと言えるでしょう。
自分との違いを箇条書きにしてみると自分の甘さに気付き恥ずかしくなるかも知れません。
まずは自分の甘さを具体的に認識することから始めてみましょう。
自分の目標を明示してみる
自分は甘いと気付いても、それに気付くだけではなかなか自分を変えることはできません。
そこで、自分の目標を再確認し、それを常に意識してみましょう。
具体的に仕事や勉強等で目標があるのならそれも良いですし、成りたい人物像を描いて目標としても良いでしょう。
自分に厳しい人は目標に向かっていく中で、努力を努力だとは感じず、苦労を苦労とは思っていません。
なぜなら、それは目標に到達するために必要な過程であることを理解しているからです。
日々その意識があれば、何か面倒なことがあっても「後でしよう」とか「きっと誰かがしてくれる」と逃げることなく、スピード感を持って対処していくことができるでしょう。
目標のために、今何をすべきかがわかっていくるのです。
目標への意思を持ち続けることで、自分の甘さは無くなっていきます。
マイルールを決めてみる
目標の到達までにダレてしまうこともあるでしょう。
マイルールを決めてみることも有効です。
例えば、毎日日記を書く、家計簿をつける、NG事項を決めるなど。
期限があるものがあれば、少し早目に自分の期限を作っておくことも良いでしょう。
そして、ルールを破ってしまった時には、自分なりの罰則も決めておきましょう。
第三者の目線でチェックできるようにするためにルールを決めるのです。
もし、達成できた時にはご褒美を設定しても良いかもしれません。
ただし、自分への甘さで達成度を過大評価しないように注意しましょう。
実際に紙面に書き出すことで、曖昧な点がないようわかりやすくできるでしょう。
設定の際にあまりタイトにしてしまうのは逆効果なので少し緩めでもOKですが、そのぶん毎日のチェックは厳しくいきましょう。
ルールに則った生活をしていくと、徐々に甘い自分から脱した自分を確認できます。
人との付き合いから良い点を吸収する
なるべく多くの人と話をしてみましょう。
人と話すのがあまり得意でなければ、講演などを聴いてみるのも良いでしょう。
世の中はそんなに甘いものじゃないんだな、ということを再認識することができます。
また、自分に厳しい人と接することで、自分を律する刺激になります。
自分がどんなに甘い考えか、どんなに怠けた生活をしているかということに気付くチャンスを自分で作るということです。
目標は意識しつつも、いつも同じ環境にいるといつのまにか甘えた自分の戻ってしまいがちです。
学生時代の友人で違う職種の人と話してみると同じ年代の人の頑張りを知ることとなり、自分のいる環境を認識できます。
講演などでは社会人としての成功者からの教訓を学ぶことが刺激になるでしょう。
刺激を受けたらそれを自分の生活に持ち帰りましょう。
自分の生活のルールを見直してみる機会にもなります。
自分に甘い人が嫌いな人もたくさんいる
いかがでしょうか。
自分に甘い人というのは、他の人も自分に甘いから平気だろうという、よくわからない安心感をもっている傾向があります。
しかし、現実はそうではなく、自分に甘い人間は大嫌いだと感じている人もかなりたくさんいるのです。
特に、自分自身の努力で人生を何とか切り開いてきた人ほど、そう感じることが多いようです。
自分に甘い人は仕事などでも「今日はこんなものでいっか」なんて平気な顔して言ったりしますが、言った相手が、自分に厳しい人だと途端に印象が悪くなったり、距離を空けられてしまいます。
どっちが最終的に成果を出すのかは明白ですよね。
自分に甘い人というのは周りからの信用も獲得するのが難しくなりますし、中途半端にやるため結果が出にくいため、何事も続きません。
すぐにでも考え方を改善しないと、自分を甘やかせてばかりのだらしない人間になってしまうことでしょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。