プライドが高い人の特徴9つ
プライドが高い人の特徴というのはいったいどういうものがあるのでしょうか。そのプライドは、仕事をする上で良い方向と悪い方向、どちらに作用するのでしょうか。
環境などによって、それは大きく左右されるものですが、決して悪いイメージばかりではありません。
そこで今回はプライドが高い人の特徴をご紹介しますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に照らし合わせてみながら最後までご覧ください。
プライドが高い人の特徴
絶対に言い訳をしない
自分の仕事にプライドを持っている人は、自分が関わった仕事に対して、最後まで責任を全うしようとします。
仕事で成功しようと失敗しようと、その姿勢は変わりません。仕事での結果に一喜一憂せず、「最後までやり通す」というのが、このタイプの人の仕事美学です。
その美学は特に、仕事で失敗した時に顕著に表れます。
仕事で失敗しても、決して言い訳をせず、人のせいにせず、最後まで自分で責任を取ろうとします。
自分が責任を取らされて辛い目に遭ったとしても、「自分の仕事は最後まで自分のもの」という意識が、プライドの源になっているのです。
又、「最後まで責任を取る」という行為を、本人は辛いことだと思っていない、というのも特徴です。
プライドが高い人は仕事に無駄がない
仕事においてプライドが高い人は、仕事をこなす要領が良いというのも、大きな特徴です。
1を聞いて10を知るだけの頭の回転の良さもありますが、できるだけ無駄を省いて作業をする、ということが習慣になっています。
それによって、やるべきことはいち早く終わらせ、常に人より何歩か先を行っています。
そんな仕事ぶりを、周りの人は「すごいなぁ」と思って見ていますが、仕事でプライドの高い人にとっては、それが当たり前のことになっています。
そのため、要領の悪い部下などに対しては、きつい一言が飛んでくる、という厳しい特徴もあります。
プライドが高い人は仕事で「できません」とは決して言わない
自分の仕事にプライドを持っている人は、どんなに難しい仕事を振られたとしても、「できません」とは決して言いません。それよりも、「どうすればできるのか」ということを、死ぬ気で考えるのです。
このタイプの人は、「仕事とは、不可能と思われていることを可能にすることである」と思っている傾向が高いため、彼らの辞書には「早い段階で諦める」という言葉はないのです。
そして、それらを1つ1つ形にして結果を出していける人だからこそ、プライドがより高くなるのです。
人に頭を下げる事ができない
仕事をする上で、自分の落ち度ではないのに会社を代表してお詫びをしたり、業務をスムーズに運ぶためには場合によっては頭を低くして協力を仰ぐ事もあるでしょう。
しかし、仕事でプライドが高い人というのは、人に対して頭を下げる事ができないという特徴があります。
確かに自分に原因がない場合、頭を下げるのは納得がいかないという事もあるでしょう。
取引先に落ち度があっても、今後の取引を考えるとこちらが一歩下がって頭を低くして対応するという事もあります。
面倒ですが、そうする事によって最終的には仕事の成果を上げるという目的を果たす事が出来るのです。
しかし仕事でプライドが高い人は、そこでうまく立ち回れず、結果的に仕事を逃してしまったりするのです。
仕事でプライドが高い人は、時と場合によって頭を下げるという事を忘れないようにするべきでしょう。
プライドが高い人の仕事は完璧主義
仕事でプライドが高い人の特徴の中に、仕事に対して完璧であるという事があります。
仕事において、完璧に仕上げようとする事自体はとても素晴らしい仕事に対する姿勢ですが、時としてそれが度がすぎて納期に遅れてしまったり、他の同僚にも同じように完璧さを強制したりするようだと、職場の人間は息苦しさを感じます。
ましてや納期に遅れるような事になった場合は、本末転倒といえるでしょう。
完璧に仕事を仕上げるという事も大切ですが、状況に応じてフレキシブルに対応するのも大切です。そうする事で、かえって仕事が要領よく進むという事もあるでしょう。
人に助けを求めない心理がある
仕事でプライドが高い人は、仕事上ヘルプが必要となった時にも周囲に対して助けを求めるという事ができないという特徴があります。
本当は周囲にお願いして人海戦術でやっつけたほうが良いような仕事でも、なんとか一人でやり遂げようとして抱え込んでしまうのです。
一人でやろうという姿勢は大事ですが、仕事はまず納期を守る・確実に仕上げる、といった事が重要です。そのためには場合によっては周囲に助けを求めて仕事をクリアするべきなのです。
同僚同士、持ちつ持たれつです。お互いに協力し助け合う事で、仕事に対してより良い成果をあげる事ができるでしょう。
プライドが高い人の特徴として自信がある
プライドが高い人はなぜプライドを高く保っていられるのか、それは、何かしらに自信があるからです。
例えば、容姿や、頭の良さなどです。容姿に自信がある人はわかりやすいですね。
常に胸を張って、あまり顔の良くない人のことを貶す傾向にあります。ただ、これをあまり表に出す人はいません。
ならば、頭の良さに自信がある人ならばどうでしょう。
仕事をしていると、いろいろな人と出会います。もちろん、プライドの高い人も。そういう人たちは、どこか人を下に見る傾向があります。
全てに当てはまるわけではありませんが、自分よりも下だとその人が判断したら、ずっと下に見られ続けるでしょう。
これは人間のカースト意識がそうさせているのです。日頃見るニュースや、学校での教育なんかも、これを助長させている傾向にあります。
つまり、人より優位に立っていたい、これこそが、プライドの高い人の習性と言えるでしょう。
ヒエラルキー症候群
ある一つの空間に(例えば、仕事場の一室など)数人の人がいるとしましょう。そして、自己紹介をするとします。
名前と年齢、そして仕事。ある人は大学を出て、大企業に勤めていると言いました。そして、またある人は、自分はフリーターだと言いました。
さて、この集団でリーダーになるとしたら、この時点でどちらがふさわしいでしょうか。おそらく、大多数が高学歴の人を選ぶでしょう。
それはなぜか、学校のブランドとかもありますが、一番の理由は、その人のステータスが自分よりも上だからです。それは私たちにも言えることです。
職場でいい大学に入って仕事もできる人を、自分より立場が上と考えてしまう。これをヒエラルキー症候群と呼んでいます。
ステータスが高ければ高いほど、その人のことを上に見てしまう。逆もまた然り。そうして私たちは、見えないヒエラルキーを作ってしまうのです。
それが、プライドの高い人たちの温床となるわけです。
プライドが高い=嫌な奴ではない
プライドが高い人=人を下手に見る嫌な奴と思われてしまいますが、そう思って欲しいわけではありません。
プライドというのは、ひとつのことに自信を持ち、そして、それを貫き通すという、意志からくる言葉だということ。プライドを持つことは悪いことではありません。
むしろ、自分の仕事にプライドを持って働ける人は、きっと誰よりも輝く人材になることが多いでしょう。
成功している人のほとんどは、プライドの高い人たちです。表に出さないだけで、その人の仕事にケチをつけると、すごく怒ったりもするわけです。
それを履き違える人が多いのが現実ではないでしょうか。
自分と相手を比べるのではなく、自分と過去の自分を比べる人こそが、本当にプライドの高い人たちです。私たちが思っている鼻につくプライドの高い人は、そこを履き違えてしまっているだけなのです。
プライドが高いのを直す方法
「おかげさま」の気持ちを持つこと
プライドが高い人は、自分一人で生きているような勘違いをしていることがありますが、人間一人では生きていけません。
家庭でも学校でも社会でも、様々な場面で誰かに迷惑をかけ、助けられています。
自分の力だけでなく、周りの人達のおかげでようやく成立していることもたくさんあります。
家族、友人、先生、上司や同僚のおかげで日々生活できているのです。
時には自分が助けることもあり、そのことは自分の印象に残っているでしょう。
でも、その反対ももちろんあって、助けられているのにそれに気付かない自分がいるということに気付くべきです。
自分のために何かをしてくれている、ということは当たり前のことではありません。
常に感謝の気持ちを持って人と接していけば、必要以上のプライドの高さは無くなってくることでしょう。
自分の非を認めること
今まで生きていく中で、いろんな出来事があったと思います。
そんなに昔のことじゃなくても、つい先週、昨日のことでも良いでしょう。
何か仕事のトラブルや人との接点で心に残っている出来事はありませんか?
過去を振り返ってみて、「あの時は、私の方に非があったな」と思うことはありますか?
その場ではついプライドが邪魔をして素直になれなくても、後から気付くこともあるものです。
自分に非があったと気付いただけでもかなりの進歩です。
そんな振り返りをしておくことで、次回同じような場面になった時には後悔しない対応をしてみましょう。
その繰り返しで、気付いたら自然と自分の非を認められる素直な人になっています。
プライドを無くすという意味ではありません。
プライドは大切なものですから、どうしても譲れない時にとっておきましょう。
人を尊敬する気持ちを持つこと
他の人の良いところを見つけるようにしましょう。
自分とは違う点で、自分より優れている点がたくさん見付かることでしょう。
人は一人一人個性があって、得意な部分が違うのです。
だから、自分の方ができることもありますが、逆に相手が自分よりも優れた面も持っています。
人の良いところに気付き始めたら、徐々に尊敬の念が出てくることでしょう。
そうなればしめたものです。
自分以外の人を認めることで、余計なプライドは必要がなくなり消えていきます。
今まではプライドが邪魔をして素直に聞けなかったことも、尊敬の念があれば素直にアドバイスを受けることができます。
そうなれば、さらに自分もレベルアップすることができるので一石二鳥でしょう。
余計なプライドがあるとライバルは他人ですが、人を尊敬できればその人は仲間となり、ライバルは自分自身へと変化していくことでしょう。
価値観を変えていくこと
日本は小さな島国で、地球儀や世界地図を見るとそれがよくわかると思います。
もっと視界を広く、世界に向けてみませんか。
世界には色々な国、色々な人種がいて、その数だけ色々な生活習慣や考え方があります。
多くの思想や生活を知り、学ぶことで、自分の必要以上のプライドは無駄でとてもちっぽけなものだと気付くことでしょう。
自分以外の価値観を知り、それを認めることで、自分だけの価値観にとらわれない大切さを知るでしょう。
小さな世界の中だけで自分は何でもできると思っていても、広く目を向けると自分にはできないことが山ほどあります。
もっと様々なことを知って世間知らずから脱出することで、プライドの高さも変わってきます。
多くの経験を積むことで、プライドは過不足の無い高さになり、他の人から見てもキラキラと輝いたプライドになっていくことでしょう。
プライドが高い人の心理や原因を学ぶ
いかがでしょうか。
以上、仕事でプライドが高い人の特徴をお伝えしました。
仕事に対してプライドが高いというのは、本当はとても良い事なのです。仕事に対して責任感もあるという事でしょう。仕事に対してプライドが高いという事を良い方向に作用するようにして、仕事をますます頑張っていきたいですね。
そして、プライドが低い人ほど相手のことばかりを気にしてしまい、自分のことはほったらかしです。そんな人間が成果を出したり、周りから認められるわけがありませんよね。
もし身近にプライドが高い人がいたら積極的にその心理や原因を探ってみましょう。きっと参考になるはずですよ。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。