辛い時に読む本9つ

辛い時期に読む本にはどういうものがあるのでしょうか。

辛いときは誰にでも訪れるものですが、その時に読みたい本というのは人によって変わってくるものです。

そこで今回は辛い時に読む本をご紹介しますので、ぜひ参考にしていくつか手に取ってみてください。



辛い時に読む本

竜馬がゆく

落ち込んで自信喪失、視野が狭くなっている時におすすめの本です。

元々出来が悪く泣き虫だった坂本竜馬が、やがて誰も思いつかないほど大きな視野で日本を変えていく物語。

司馬遼太郎の代表作の1つでもあるこの本の中で、竜馬や勝海舟、西郷隆盛など、途方もなく大きな器を持った人々が登場します。

そんな人たちの逸話にのめりこんでいくうちに、自身までおおらかな気持ちを取り戻せるような感覚が訪れます。自分の悩みなど何とかなるような勇気がわくのです。

長いシリーズですが第1巻から読みごたえは抜群です。

特に竜馬の青年期、大器晩成で花開く前の彼の、あせらずどっしりとした様子は、悩み解決のヒントになります。

辛い思いを爽快に晴らしたい時に、視野を広げてくれる本です。

もしもし下北沢

架空の世界の中で、痛みに寄り添い、心の中の何かを癒してくれる本です。

主人公は下北沢でシェフを目指す女性。しかし突然、ミュージシャンだった父親が謎の女性と共に亡くなってしまいます。

夫を女性と死に一気に奪われた傷心の母親が、主人公の小さなアパートへ転がり込んできます。

傷ついた母と娘が、家族の混乱と死に向き合う再生の物語。

いつもいろんな形で読者に癒しを与えている、よしもとばななの本です。

そこには常に死というテーマが横たわっており、その裏返しにある生を考えさせられます。だからこそ、人生であるかないかの辛い悩みに向き合う主人公たちの姿から、生きる上で大切なことへの気付きを得ることができます。

悩む自分をも肯定するような、癒しがある本です。



冷静と情熱の間ーRosso

孤独という辛さに耐えている人におすすめの本です。

「冷静と情熱の間」という2人の男女が織りなす物語の、女性側の主人公のストーリーを江國香織が書きました。

主人公のアオイはミラノで育った日本人女性。

今は恋人のマーヴとミラノで幸せに、そして贅沢に落ち着いた日々を送っていました。しかし、故郷日本で大学に通った際に運命の出会いをし、そして辛い別れをした順正が忘れられません。

順正との別れ以来、彼女は心の一部を固く閉ざしてしまいます。幼馴染にも、古くからの近所のおばさんにも、そして恋人マーヴにも。

ある辛い体験をして、心が開けなくなったとき、そこにはどうしようもない孤独が訪れます。

ひたすら孤独の中にたたずみ続けるアオイの姿に、同じ気持ちを重ねることが、1つのカタルシスになる本です。

君はおりこうみんな知らないけど

銀色夏生の1996年の作品ですが、いつの世代の人の心にも優しさが染み渡って来てくれる、そんな作品です。

疲れを癒すバスタイムだけど無音で居ると悩んでしまう。そんな時は美しい草木の写真と一緒に楽しめる詩集をどうぞ。

ぬるめのお湯に浸かりながらじっくりと詞の世界と溶け込める感じが良いです。

詩を読むというよりも詩の世界を写真とともに感じる、という表現がぴったりです。

各ページに説明書きなどなく、最初から最後まで美して少し寂しいような独特な世界を見せてくれます。辛い気持ちの時は、同調できる内容の本に浸ると慰められます。



絵を描くっていうことは

著者、松本キミ子は東京芸術大学彫刻家を卒業し、母の顔も持つ芸術家の作品です。

全国的に小学校の図工授業で取り入れられた有名な三原色と白のみで絵を描いてみる“キミ子式”の生みの親でもあります。

子供が絵を描く時の発想や思いに対しての授業のあるべき姿を、自分の幼少時代の経験から見つけ出して形にしていった内容は、教師を目指す立場ではなくとも読めば前向きな気分になれる作品です。

お子様とのコミュニケーションに悩める時などにも最適な本です。

自然と絵と愛を感じることができる、まさに教育に触れて沢山を教わることができる内容です。辛い時は無理に乗り越えようとせずに、違う方向か得る世界を勉強してみるのも良いです。

体幹を身につけるコア・ストレッチ

著者は木場克己。タイトルの通り、体を動かす体操を紹介している本です。

ずっとこのまま静かに浸っていたい。そんな辛い時でも断れない仕事や約束が急に決まることもあります。

そんな時は、いくら頭で考えてもだめです。思い切って体を動かしてみることが一番の気分転換になります。

ウォーキングや筋肉トレーニングではなく、ストレッチを重点的に試してみることで、ゆったりと丁寧に自分を労わることができます。その間、無心になれる点もお勧めです。

読んで癒されましょう!「勇気をくれた この一言 」シリーズ

これは、小さめの本でたくさん出ています。投稿された辛いとき苦しいときに勇気をもらった言葉をまとめてある本です。

恋愛のこと、仕事のこと、人間関係のこと、自分のこと、色んなことで悩んだときに読むと、必ず救われる言葉が見つかります。

言葉の力は偉大です。また、同じ言葉でも、普段は全然響かなかったのに、辛いときに読むとすごく心を動かされる言葉があります。

言葉に勇気をもらって、癒されてみてください。



読んで忘れましょう!「5日間の休みで行けちゃう絶景秘境への旅」

旅行が好きな人は、絶景がたくさん載っている本を読んで、その世界に浸りましょう。

頭の中で妄想旅行していると、辛いことばかりが占めていた頭の中が、少し軽くなるかも。

しかもこの本は、5日間の休みで行ける所ばかりが載せてありますので、思いきって次の休みにいく計画を立てて、楽しみを作るのもありですね。非日常を体験するのはストレス解消にとてもいいそうです。

行ける人は実際に行ってみたり、行くのが難しい人は妄想旅行したりして、頭の中を非日常にして、辛いことを忘れて過ごしてみませんか?

笑ってみましょう!「死ぬかと思った」シリーズ

笑いって、とても大事です。

こんな辛いときにとても笑えないよ、と思うかもしれませんが、ちょっと無理して笑う環境を作ってみましょう。

この死ぬかと思ったシリーズは、年代性別問わず、誰でも笑えること間違いなしです。

笑って口角が上がると、脳は「今自分は楽しいんだ、幸せなんだ」と勘違いして、幸せのホルモンを分泌するそうです。

笑うことで、少し自分を楽にしてあげましょう。

辛い時に読む本を持っておこう

いかがでしょうか。

以上、全くタイプの違う本をいくつかご紹介しました。

人によって、またその時の気分によって、癒されたいのか、忘れたいのか、笑いたいのか、違ってくることでしょう。

でもどれを選んでも、本を読んでいる間は、辛いことが頭の端の方にいっているはずです。

それだけでも少しは自分が楽になるのではないかと思いますので、辛いと塞ぎこんでばかりおらずに、本を開いてみて下さい。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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