無粋な人の6つの特徴や心理とは?

無粋な人とは、真面目すぎて面白くない人を表すような言葉です。

とくに恋愛面などで使われることが多く、ある女性がある男性に恋をしていて、そのことは誰もがわかるぐらい分かりやすいのですが、当の男性はそれに気づかない・・・といったニュアンスで使われます。

これはもちろん男女間だけで使われる言葉ではありません。

そこで今回は無粋な人の特徴や心理についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。



無粋な人の特徴や心理

 

自分は人から好かれていると思っている

 

無粋な人というのは、自分は周りの人たちから好かれているのだと思っています。

普通はできないような無粋な行動をためらいもなく取れるのは自分は好かれている、嫌われてるはずがないと何の疑問もなく考えているからで、そうでなければ人に眉をひそめられるような無粋な行動など取れるはずがありません。

実際のところはというと、無粋な人に振り回される周囲の人たちは彼らのことを快く思っていません。

無粋な行動や場違いな言動に何度も振り回されるうちにどんどん好感度が下がり、しぶしぶながら続けていた付き合いもついには爆発して縁を切られることになります。

無粋な人は自分が好かれていると信じて疑わないので、自らの行動が嫌われる原因になるなど想像すらしていません。

彼らからしてみればある日突然周りの人たちから絶縁宣言を突きつけられるようなものですが、そんな状況に追い込まれても自らの無粋さに対する自覚が芽生えることはないでしょう。

本来持つべき自己を省みる客観的な視点もなく何の根拠もないのに好かれていると信じられなければ、無粋な行動に何らかのためらいが生じるものです。

好かれていると思っているのは自分だけなのに何のためらいもなく無粋な行動をとっている姿は、事情を理解している人からするとこっけいで一種の哀れみさえ誘います。



正直は美徳であると考えている

 

無粋な人というのは往々にして嘘やごまかしを嫌う正直な性格をしています。

正直は悪いことではありませんが、何のためらいもなく正直は美徳でありどんなときもウソはいけないと考えるのはあまりにも幼稚です。

大人として社会生活を送る上で多少の嘘やごまかしが求められるケースは少なくありません。

お世辞や社交辞令、付き合いや配慮など相手を慮ったり立場に気を使うからこそ生まれてくるウソというものは案外多く、そういったウソがあるからこそ人間関係に大きな波を立てず上手に付き合うことができているのです。

ところが、無粋な人にはそのような細かい人情の機微や気遣いというものが理解できません。

正直は美徳でウソは悪、という単純な勧善懲悪で頭が凝り固まってしまい、言わなくてもいい余計な一言をぶつけたり控えるべき振る舞いを場違いな場所でとったりしてしまいます。

本人の気持ちの中では正直に由来する行動はすべて肯定されるべきものになるため何の罪悪感も後ろめたさも感じませんが、周囲の人間からすれば無粋以外のなにものでもありません。

正直は美徳であると頑固にこだわる限り無粋な言動が改められる見込みはありません。

 

おせっかい焼きである

 

言わなくてもいいことを口に出してしまったりやらなくてもいいことをわざわざやってしまう無粋な人は、世話焼きでおせっかいなタイプが多く見られます。

おせっかいな人というのは人の役に立ちたい、困っている人を助けてあげたいという優しさが行動原理になっています。

上手く噛み合えば非常に頼りになるありがたい存在なのですが、手や口を出すポイントが人とずれてしまうと単に面倒くさい無粋な人になってしまいます。

おせっかいも程度を超えればやっかいで面倒くさいもので、分をわきまえず口出ししたり本人が嫌がっているのに世話を焼いたりするのは典型的な無粋な行動です。

きちんとけじめを付けられてこれ以上は干渉すべきではないというラインをきちんとわきまえていれば非常に頼もしく尊敬される人物に慣れる可能性を秘めているのに、拒否反応を示しているのにそれに気づかずおせっかいを続けてしまうと単なる無粋で鈍感な人になってしまいます。

特に女性の無粋な人に多いのがこのタイプで、人との距離感がなく過干渉な行動が無粋な言動につながります。

嫌だとはっきりいっても理解してもらえないことも多いので、あまりにも無粋が目に余るときは年齢や立場が上の人にきちんと叱ってもらうのが有効な対処法です。



変なところで理屈っぽい

 

隣人とあいさつを交わしたりするからトラブルが起こるのではないか?

たまにそういうことを言う人がいますよね。

そんな発想こそが、まさに無粋な人の発想です。

本人は深く考えた上で言っているつもりなのかもしれませんが、実は一周回ってしまってとても浅はかな結論に達しています。

確かに、隣人とあいさつを交わしたことで生まれるトラブルもあるのかもしれません。

ですが、あいさつを交わさないからこそ起こってしまうトラブルもたくさんあるのではないでしょうか?

つまり、どちらが良いのかハッキリわからないものの答えを、変に理屈っぽく考えることによって、無理やり導き出しているに過ぎないのです。

どちらが良いのか理屈上でわからないのなら、普通の人であれば”どちらが感覚的に心地よいのか”で判断します。

そしてその結果、普通にあいさつを交わすという選択をするのです。

ですが無粋な人は、たとえそれが屁理屈だとしても自分が導き出した理屈には過剰な自信を持っているので、そういった普通の選択ができません。

このように無粋な人には、変なところで理屈っぽいというわかりやすい特徴があるのです。

 

他人とよく衝突する

 

気がつけば、いつも誰かと対立している。

あなたのすぐ近くにも、そんな人が何人かはいませんか?

そういった人の大多数は、無粋な人だと思って間違いありません。

どうしてかというと、無粋な人は他人とよく衝突するものだからです。

人が社会の中で生きていくために、最も大切なことは何でしょうか?

それは、”和を保つこと”です。

みんなが自分の言いたいことを言って、やりたいことをやるようになってしまえば、社会はまともに機能しなくなります。

そして多くの人はそのことを理解しているため、あえて他人を攻撃するようなマネはせず、どうにか穏便な解決法を探るものなのです。

ですが無粋な人は、そういった”気遣い”が全くできないため、どうしても他人と衝突してしまうケースが増えてしまいます。

同時に無粋な人は、”他人と衝突する中で良い関係が築ける”と考えていますが、実はそれは現実的な感覚が欠けているに過ぎません。

無粋な人がまさに”無粋な主張”をしている分、誰かが自分の主張を押し殺してくれているからこそ社会が回っているということを、ただ理解していないだけなのです。



異性に全くモテない

 

ある女性が、男性に手編みのマフラーをプレゼントした。

それは特別な意味を持つ行為ですが、決してそれほど珍しい行為ではありません。

ほとんどの人たちはそのことで”あの女性はあの男性に好意を持っているんだな”と考えます。

そして、あえてその考えを口にしないのが普通です。

ですが、無粋な人はなぜかその考えを口に出してしまいます。

つまり、言わなくても良いことをわざわざ言ってしまうのです。

あえてその行為について言葉にされてしまうと、その女性は恥ずかしい思いをしてしまうかもしれませんよね?

そんな誰でも少し考えれば分かるようなことが、無粋な人には分からないのです。

その結果としては当たり前なのですが、無粋な人は異性に全くモテません。

男女の微妙な心情に一切配慮できないのですから、それでも仕方がありませんよね。

ただ、無粋な人は自分がモテないことを自覚していないので、ある意味かわいそうだともいえます。

もしあなたの友だちにそんな無粋な人がいるなら、すぐに口をつぐむようアドバイスをするべきです。

そして余計なひと言さえなくしてしまえば、少しは異性にモテるようにもなるでしょう。

 

無粋な人は嫌われやすい

 

いかがでしょうか。

無粋な人は、相手の気持ちを汲み取った行動を取らないことが多いので、やはり人からはあまり好かれるタイプではありません。

しかし、一度「そういう人なんだな」と思わせることができれば、よくある人間関係の悩みを一掃することができるでしょう。

粋な人間に憧れて背伸びをし無理をするよりも、無粋であろうがなんだろうが自分らしく生きるほうが幸せを感じる人も少なくないことを理解しておきましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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