ちゃっかりしてる人の6つの特徴と嫌いな理由は?

ちゃっかりしている人とは、何か物事が起こっても自分だけは利益を確保しておいているような人のことです。

ある意味では、抜け目がないといってもいいでしょう。

そのため、ちゃっかりしている人を少なからず嫌いだという人もいます。

また、ちゃっかりしている人にはある特徴的な言動があります。

もしかしたらあなた自身は意識していなくても、周りから見たらその特徴に当てはまってしまっているかもしれません。

そこで今回はちゃっかりしてる人の特徴とちゃっかりしてる人のことが嫌いな理由についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。

【目次】



ちゃっかりしてる人の特徴

 

物事に保険をかけていることが多い

 

ちゃっかりしてる人は、トラブルや面倒なことに巻き込まれたくなく、物事に保険をかけておくことが習慣になっていることが多いです。

例えば「行けたら行くね」とか、「やれたらやるね」など、確実な回答は避けつつも、自分にとってメリットがあると思えば「行ける」「やれる」と答え、自身に責任が回ってきて面倒くさそう、嫌なことに巻き込まれそうと思ったら、「行けなそう」「やれなそう」と断るのです。

絶対に行くと答えてしまえば相手の信頼を失ってしまいますが、「もしかしたら」という可能性を含めた返答をしておけば、相手も「絶対ではない」という認識をします。

そのため、例え行けない、やれないとなっても、相手は裏切られた感覚にはならず、同時に自分も逃げることができます。

何かを行動する時、答えを出さなければならない時などに、どちらに転んでも良いように、保険をかけることが多いのが特徴です。

周りには、どちらに転ぶかギリギリまで自分の中で考えられること、そして良い方を選ぶことができるために、「ちゃっかりしてる」と思われてしまうのでしょう。

長い付き合いをしていれば、ちゃっかりしてる面を何度も見ることとなり、その人の計算や思惑を感じ取ってしまう人も多いでしょう。



世渡り上手である

 

ちゃっかりしてる人に限って、世渡り上手であることが多いです。

どのような方法をとれば相手が良い気分になるのか、どのような行動をすれば好かれるのかといったことは頭の中で計算しています。

例えば上司の文句を人一倍同僚にこぼす人であっても、上司の前ではとても低姿勢で謙虚、それでいて頑張り屋な一面を見せます。

周りの同僚には「ちゃっかりしてるな」と思われても、上司にとっては「とても気が利く部下」「仕事に熱心な部下」と映り、出世が期待できるでしょう。

このように、人に対して接し方を変えたりすることは日常茶飯事で、特に自分にとってメリットが多いと思われる人に対しては、思っていることと行動が伴っていないケースが多いです。

しかし結果的には、愚痴や不満を共有することで同僚とも仲間意識が強くなり、それでいて上司にも良い見方をされるため、人が集まってくる人気者に行きつくのです。

その人に合った接し方、行動、自分のあり方を変えているために、「ちゃっかりしてる」と思われることも多いですが、最終的には好感が持てる人だと周りに思われます。

ちゃっかりしてる人は、このように世渡り上手な一面があり、出世がスムーズだったり交友関係が広かったりと、人間関係においてメリットを発揮するのです。

 

敏感でありながらも気にしない性格

 

ちゃっかりしてる人は、物事の変化やこれから起きるであろうことに敏感です。

「ここにいたらまずい」「自分のせいにされる」と、嫌な予感を敏感に察知することができます。

その場から逃げなければならない、今から嫌なことが起こると、これからのことを敏感に察知はするものの、相手の気持ちを考えたりはせず、言われていることに対しては気にしない性格であることが多いのです。

ちゃっかりしてる人は、空気の変化や状況の判断を正確に察知することはできますが、それで被害を被る人がいることや、「逃げたな」「責任感がない」と言われることには鈍感なフリをします。

そうした状況にいることを知りながらも、「今は逃げたもん勝ち」「後から考えればいいや」と、あまり深く考えないでいられるポジティブ思考の持ち主であることが多いのです。

「何を言っても通じない」と相手に諦められたり、「あの人のことだから仕方ない」と助けられたりすることも。

ちゃっかりしてる人は敏感に察知しつつも、鈍感なフリをしてその場から逃げたり対策を立てることはしっかりとし、「どうしよう」「合わす顔がない」と気にすることはないため、余計に「ちゃっかりしてるな」と思われることになるのです。



財布の紐が固い

 

ちゃっかりしている人は金銭感覚にとても優れており、いかに自分が無駄遣いをせずに済むのかを考えて行動しています。

お金を払わなくていい場面があればまず逃がしませんし、そうしたチャンスの見極めも大変上手なのです。

たとえば誰かと一緒に食事に行く予定が立ったとして、メンバーの中にまとめて支払ってくれそうな人がいるかいないかをすぐに判断することができますし、そうした人を見つけられれば積極的に参加をしようとします。

逆に自分の部下や後輩ばかりが集まっていて、自分が支払いを期待されそうな立場になりそうな時には、いろいろな理由つけて顔を出すことはありません。

お金はあくまでも自分のために使いたいと考えていて、誰かに頼れる場面があればそれを逃がさず、自分の代わりに財布の紐を緩めさせます。

こうした考えかたは他人から見ればケチだと思われがちですが、自分ではそう自覚しておらず、効率よく賢い判断ができていると捉えているのも特徴の一つです。

何かを購入する際もとても慎重で、まずは他人から貰えないか、借りて済ますことができないかと考えます。

 

気持ちに余裕があっていつもニコニコしている

 

いつも余裕の持った態度を崩さないのも、ちゃっかりしている人の特徴です。

また、大抵ニコニコしていて滅多なことで感情を高ぶらせてしまうこともありません。

接する人からは明るく話しやすい人だと思われやすく、好感度が高いタイプも多く見られます。

自分を客観視することができて、どんな場面でもここで何をするべきか、どう動くのがベストなのかと考えられますし、心にゆとりがあるからこそ何事も積極的に楽しみながら取り組むことが可能です。

だからこそここぞという時に誰よりも柔軟に対応できますし、いつでも自分が得をするチャンスをスルーせずに掴めます。

行動しながら常に損をしない位置をキープしておくことができる賢さがあるのです。

ですから、周囲の人が大変そうにしている時にでも、一人だけどこ吹く風で悠々としているというところもあります。

そうした時に他人を手伝うことで貸しを作ることができますし、いざ自分が苦労する場面に遭遇してもそんな時に作っておいた貯金が役に立ち、いろいろな人に手助けされながら素早く問題解決ができるなど、そういうところがちゃっかりしているのです。



他人に対して甘え上手

 

誰かに何かをお願いするのがとても上手く、言葉巧みに利用することができます。

普通なら自分の負担を他人に分けるということは後ろめたさを少なからず感じてしまうことですし、もし面倒なことをお願いして嫌われてしまったらどうしよう、関わりたくないと思われて距離を置かれてしまったどうしようと考えてしまうものです。

ですが、ちゃっかりしている人は他人の心を掴むのが上手く、甘える時に「仕方がないな」「自分にできることなら何でもしてあげよう」という気持ちを持たせる技術に長けているのです。

事務的にこうして欲しい、ああして欲しいと指示するだけではなく、相手に対して「あなたの力が必要だ」「あなたしかお願いできない」といった言葉を添えます。

お願いを引き受けた場合には手放しに喜んで感謝を表現するため、多少大変なことでも「引き受けてよかった」と思いやすいのです。

甘え上手で手助けしてあげたいと思われやすい末っ子気質の性格で、可能な限りいろいろなことを許してあげようという雰囲気があります。

しかもあまりあざとくないのも特徴で、嫌味にならないところもこうしたタイプの特徴です。

 

ちゃっかりしてる人のことが嫌いな理由

 

一緒にいるとイライラする

 

ちゃっかりしている人が嫌われる最大の理由は、「一緒にいるとイライラする」ということです。

ちゃっかりしている人は基本的に明るく、社交的な人が多いのですが、非常に鈍感なところがあります。

また、自分の言動が他人に不快感を与えているとか、自分が人に嫌われるなど考えてもいません。

そのため、つい思いついたことを口にしてしまうのですが、それが相手にどのような影響を与えるのか、相手をどんな気分にしてしまうのかなどに考えが及ばず、一緒にいると非常にイライラさせられます。

それだけでなく、ちゃっかりした人は一人が苦手なことが多く、常に誰かと一緒にいようとします。

そのときの他人との距離感も「近ければ近いほど親しい」と鈍感な人ならではの思い込みを発揮して、相手の気分や状況なども考えず、べたべたとくっついてくることもあり非常にうっとおしいと思ってしまうことも少なくありません。

それだけならまだしも、ちゃっかりした人には自分だけのペースがあり、人とくっついて満足すると、相手のペースを乱したことなど気にすることもなくどこかに行ってしまい、その結果イライラした気分だけが残されるということになってしまいます。



すぐ嘘をつく

 

ちゃっかりした人の特徴として「すぐに嘘を吐く」ということが挙げられます。

もちろん本人は嘘を吐いているという罪の意識などほとんどありません。

ちゃっかりした人が考えているのは、自分が得をするために話をおおげさにしたり、多少誇張しているだけのつもりです。

しかし当然のことながら、嘘を吐かれたほうとしては、あまりいい気分がするはずがありません。

また、ちゃっかりした人はどういうわけか、自分が得をするためには何をしてもいいという思い込みがあります。

そのため、嘘を吐いたことを責められると、「だってしょうがないじゃない」などとすぐに逆切れしてしまいまうのです。

しかもちゃっかりした人には「自分の都合の悪いことはすぐ忘れる」という特徴があるため、同じトラブルを何度も繰り返してしまいます。

それに加えて、ちゃっかりした人は人から責められることは非常に苦手でも人を責めるのは得意。

自分の言いたいことはすべて言わなければ気が済まず、言い過ぎたと反省することもありません。

そのため、ますますトラブルが大きくなってしまい、次第に人が近づかないようになってしまうのです。



自分もちゃっかりになりそうになる

 

ちゃっかりした人が最も重視していることは、「自分がどれだけ得をするか」ということです。

つまり、「得をすることがいいこと」というふうに考えているのです。

そのとき、他人がどう思うかや、他人にどんな迷惑がかかるかと言うことはほとんど頭に浮かびません。

それだけでも人に嫌われるには十分な条件がそろっていますが、ちゃっかりした人が嫌われるのには、「他人もそうだと信じて疑わない」というところにあります。

「自分がそうだから他人もそうだろう」という思考回路で行動するのがちゃっかりした人の特徴で、しかも決して悪い人だとは言い切れないところもあり、仲のいい人には同じように得をしてほしいと思っている人も少なくありません。

もちろん、誰だって得をしたいと思いますが、普通の人であれば他人の迷惑になったり、他人を蹴落としてまで得をしようとは思いません。

しかしちゃっかりした人を見ていると、「自分ばかりが損をしている」という感じることもあり、その結果、自分までもがちゃっかりした人になってしまいそうになり、その結果ちゃっかりした人に対する憎しみが倍増してしまうのです。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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