集中力を高める食べ物や食事10選
集中力がない・・・なんてことにあなたは悩んでいないでしょうか。
勉強でも仕事でも、集中力が切れてしまうと、やる気がなくなって全く別のことを始めたりしますよね。
するとそっちのほうが楽しくなってしまって、結局本当にやらないといけないことは手つかずのまま、なんてことはあまり良いとはいえません。
できることなら集中力を高める、もしくは回復させるお手軽な方法を知りたいと思うことでしょう。
そこで今回は集中力を高める食べ物や食事についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
集中力を高める食べ物や食事
集中力を回復させるには香りでスッキリ!ペパーミントティー
ガムなどでおなじみ、爽やかなペパーミントの香りを嗅ぐと、頭がシャッキリしてくるのを感じますよね。
ペパーミントの香りの覚醒効果は、実験的にも確認されている確かなものなのです。
おもしろいことに、覚醒だけではなく睡眠妨害効果もあるペパーミント。
目覚めさせてくれる上、繰り返し襲ってくる眠気をも退けてくれる優れものなのです。
ついついボンヤリしてしまうときには、少し手を休めて立ち上がり、ペパーミントティーを淹れてみてください。
温かいお湯でペパーミントの香気がより強く立ち上り、また、身体を温めることで脳の血液循環がよくなるので、集中力向上の効果も見込めます。
集中力を高める食べ物として脳の栄養補給にドライフルーツを食べる
脳への栄養素が不足してくると、身体はどうしても防御体制、つまり眠りを得ようとしてしまいます。
結果として集中力が散漫になってしまう脳の栄養不足を避けるためには、ドライフルーツがオススメ。
ドライフルーツに含まれる天然の糖分は脳にとっても良い栄養源である上に、食べるためにはどうしても噛む必要が生じます。
アゴを動かすことで脳はより活発になるのです。
ただ噛めばいいのならガムでもよさそうなものですが、ドライフルーツにはビタミンや食物繊維が豊富に含まれているのも嬉しいところ。
集中が切れてきたなあと感じたら、ドライフルーツをしっかり噛んで食べてみてください。
小腹が空いたらナッツをかじろう
集中力や記憶力を高めてくれる脂肪の一種、「レシチン」は、ピーナッツに豊富に含まれています。
また、ピーナッツには血糖値をゆるやかに上げてくれる効果もあるので、集中力が切れて小腹が空いたなあというときの間食にもってこい。
満腹効果が長く持続するので、お腹が鳴って恥ずかしいということも少なくなり、ダイエットにも効果的な食品なのです。
ただし、いくらピーナッツがダイエットにも効果的とはいえ、一日の摂取量は30粒を目安にしておくのがよいそうです。
集中力にはサプリでカルシウムとマグネシウムを摂る
集中力の低下の原因にイライラなど精神の不安定があります。
集中力は眠気などにも左右されがちですが、気持ちが不安定な状態では思考回路がうまく働きません。
血中カルシウム濃度が下がると気分がイライラするのは有名です。この状態になると脳は適格な判断ができなくなり、記憶力も低下すると言われています。
またカルシウムはマグネシウムと強い関係性を持つことから、カルシウム単体で摂取するよりもバランスよく摂る事が大切です。
サプリなどを利用する時は注意が必要です。
どちらかに大きく偏ってしまうと吸収率が下がってしまいます。
カルシウムに対してマグネシウムの割合が2:1が理想とされています。
自然界の食品ではこれらのバランスは保たれています。
サプリより摂取量は下がりますが、大豆や小魚、海藻などはカルシウムとマグネシウムの多い食品の代表です。
玄米中心の低GI食品が集中力を高める食事
ダイエットや生活習慣病の予防で有名になった言葉ですが、一言でいうと「血糖値が穏やかに変化する」食品です。
炭水化物などは脳の栄養に必要な糖質を供給してくれます。
脳の栄養素は「糖質」のみなので、知的作業時には多く摂取しなければいけません。
しかし人体の性質として、血糖値の上昇時には集中力は上がりますが、下降する時に精神の不安定を起こすのです。
急激に上昇した血糖値は急激に下降する性質を持つのでこれらの上下がゆったりとした低GI食品を摂る事が大切です。
穀物や砂糖などは糖質に変化しますが、精製度合いが高い白米や白砂糖ではなく、玄米、ソバ、トウモロコシ、黒糖など自然界の状態に近い食品が低GI食品の傾向です。
ブルーベリーなどのルチン、アントシアニン
集中力の低下の要因として「目の疲れ」があります。
脳の疲れの原因の多くは目の疲れだという説もあります。
確かに目がかすんで来たり、痛みを感じてしまっては集中力は維持できません。
目の疲れを取ることが集中力の向上にも必要なことなのです。
目を冷やす、温めるなどの外的な方法でも目の疲れの応急処置としては有効ですが、食物やサプリでも根本的に目の疲労を取り強くすることができます。
ブルーベリーなどに多く含有されるルチンやアントシアニンは眼精疲労の改善に効果が高い成分です。
これらの成分はポリフェノールの一種であり、抗酸化作用が高く、目の周辺に張り巡らされた毛細血管の修復にも一役かってくれる優れものです。
夜食など目が強く疲れている時の食事には是非取り入れてみたい成分です。
ご飯、パンや麺類などの炭水化物
炭水化物を摂ると体の中で消化されてブドウ糖に代わり、血糖値が上がっていきます。
血糖値が上がっているということは集中力が継続され易くなる状態です。
一言で炭水化物といってもご飯、パン、麺類など多くの種類がありますが、集中力やエネルギーをより持続させるためにはパスタが活用しやすいといったこともニュースになったことがあります。
マラソンランナーなど長時間スタミナの維持が必要なアスリートなどに考えられた「カーボローディング」と呼ばれる方法で、吸収されやすく良質な炭水化物を摂取して体内に蓄えることができます。
パスタは調理し易い上に、栄養バランスを考えたメニューにし易いといったメリットもあるので選ばれているようです。
集中力を発揮したい時は、その前の食事で炭水化物を上手に摂ることが効果的と言えます。
レシチンを多く含む食品
レシチンは、私達の体でフィルターの役割をしてくれています。
レシチンは細胞の全てに含まれて細胞膜を構成し、栄養を体に入れる時や不要なものを排出する時もレシチンの細胞膜を通っています。
一方、レシチンは集中力を高める「ブレインフード」とも呼ばれており、イライラを抑える効果もあるのでさらに集中力を高める食品と言えます。
具体的な食品として一番に挙げられるのは大豆で、大豆にはビタミンEも含まれているので相乗効果が期待できます。
大豆食品としては、大豆そのもの以外にも枝豆、納豆、豆腐やおからなども含まれますので和食メニューの中に多く活用できます。
また、卵も効果的で卵黄に「卵黄レシチン」が含まれており、脳機能を活発にしてくれます。
その他にレシチンを含む食品としては、うなぎやレバーなどが挙げられます。
チョコレートやあんこを使った和菓子
チョコレートは受験の時によく携帯する物ですよね。
集中力や記憶力が高まるとして人気があります。
チョコレートは脳のエネルギー源であるブドウ糖を短時間で摂取できるほか、「テオブロミン」や「ポリフェノール」も集中力を高めてくれます。
チョコレートはその栄養や美味しさだけでなく香りにも効果があり、カカオの香りによって自律神経を調整してくれます。
甘味の中では和菓子のあんこにも集中力を高める効果があるといわれています。
チョコレートと並んで、あんこを使った和菓子であるようかんやまんじゅうなどは手軽に集中力を高められるものとして活用できるでしょう。
チョコレートは食べてから1時間後にその作用のピークを迎え、2時間後には下がってしまいます。
チョコレートを摂る時は板チョコの4分の1から半分を目安に、集中力が必要な直前に摂っておくのが効果的でしょう。
カフェインを含む飲み物
「コーヒーを飲んだら眠れなくなった」というのはよく聞く話で、カフェインは脳や中枢神経を刺激し興奮させる作用があります。
カフェインは飲んでから約30分ほどで効果が現れますので、集中したい仕事や勉強の30分前に飲むと効率アップすることができます。
また、コーヒーはカフェインの効果だけでなく香りも脳への刺激になっています。
香りを考慮すると、アイスコーヒーよりもより香りがたつホットコーヒーが効果的でしょう。
さらに、豆が挽き立てでコーヒーも入れたての方がより香りが強く刺激になるでしょう。
ただし、コーヒーのカフェインは頻繁に飲んでいると体が慣れてしまうため効果が薄くなります。
集中力を高める「アデノシン」は約1週間摂取しないことで正常な値に戻るので、3週間ほどカフェインを定期的に摂取した後は約1週間摂取を控えることで再度効果を期待できます。
集中力を高める食事を心がけよう
いかがでしょうか。
集中力がない瞬間がよく訪れて困っている・・・という人は、今の食事を見直してみるのも効果的な方法の1つです。
白米を玄米にして、肉を魚や大豆にするだけでも頭はすっきりとしてくるものです。
おまけに体もスッキリしてくることでしょう。
そして、途中で途切れてしまった集中力を回復させるには、ドライフルーツやナッツ、ミントティーがポイントになりますので、ぜひこれらを参考に集中力を維持してみてください。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。