転勤族の悩み8つ【妻・子供・結婚】
転勤のある会社に勤めているサラリーマンは世の中にたくさんいます。
まだ転勤はないけど、うちもそろそろ転勤があるかもしれない。
いつ転勤があるかとモヤモヤしている奥さんも世の中にたくさんいるかもしれません。
それでは実際に転勤族が抱える悩みとはどんなものがあるのでしょうか。
今回は転勤族の悩みをご紹介していきますので、ぜひあなたのケースに当てはまるかどうか確認しながら最後までご覧ください。
転勤族の悩み
子供の転校
結婚して家族を持つようになると、
転勤に子供の転校が伴うようになります。
子供が新しい学校で友達ができるのか親としては心配になってしまいますよね。
また、友達だけではなく習い事や学習塾も入り直したり、
部活も変える必要が出てくるかもしれません。
子供の環境の変化は非常にめまぐるしいです。
転校したくないとごねる子供も出てくるかもしれません。
しかし、悪いことばかりではありません。
子供にとって転校は多くのものを得ることができるからです。
まず、転校したことがない子が知らない多くの変化というものを知ることができます。
例えば、学校によって運動会はこんな風に違うんだ。
同じ野球部でも練習の仕方はこんなに違うんだ。
など、一つの学校しか知らない子供が当たり前と思っていることが
実は「当たり前ではない」と知ることは大きな進歩です。
その後の人生、新しい学校に行ったり、新しい土地に馴染むのも早い柔軟性を身に着けられるはずです。
妻も子供も友達が定着しない
これは子供もそうですし、奥さんもそうですね。
つまり転勤にいった先々で友人をみつけなければなりません。
離れていても会いに行くことは可能でしょうが、引っ越してしまえば実際に縁遠くなってしまうものです。
しかし、これも新しい友人をつくるという能力を身につける最高のきっかけになります。
特に子供の時期の経験は一生ものです。
新しい土地でまた一から友人を作らなければならないということを幼いころに何度も経験した子供は、人見知りのしない人に育つでしょう。
人見知りをしないということは今後の長い人生の多くの場面で有利に働きます。
奥さんの場合も、子供がいる場合には友人というのは子供を介した友人である場合が多いので、子供の関係で新しい友人はできやすいです。
新しい世界が広がった方が絶対に本人のためにもなるので、そう悪いことばかりではありません。
人間関係や職場が次々と変わり関係が構築できない
さて、肝心の転勤する本人についてですが、職場が変わるというのは学校が変わることよりもシビアなことかもしれません。
同じ会社と言えども場所が変わればいろいろな手順が変わるでしょうし、戸惑うことも多いでしょう。
いろんな申請の仕方も違うでしょうし、気を付けなければならない人物というのも一から対処方法を学ばなければなりません。
仕事の内容も今までやってきたことや常識を覆されて、一から学ばなければならないことも多いでしょう。
そして家では子供が学校に慣れないだの、近所とうまく行かないだのと奥さんから嘆かれては心の休む暇がないかもしれません。
しかしここは耐えましょう。
仕事に関しては時間が解決する部分が多いはずです。
しかも転勤族ということは新しい職場にも同じような転勤して来ている人が多いのではありませんか。
またウマの合わない上司もいつか転勤していくのではありませんか。
次々と職場の人間が変わっていくのは、転勤族の会社のいいところでもあります。
みんなが転勤して来たり、転勤して行ったりするのが常なので、あなたが違うやり方をしていることをそんなに責められないかもしれません。
期間限定なので仲良くしましょうという空気もあるかもしれません。
最初はとまどうことばかりでしょうが、慣れて周りを見渡せばみんな同じような立場のはずです。
必ず仲間となる人が出てくるでしょう。
毎回お金がかかる
会社の転勤なら引っ越し手当も出るでしょうし、社宅代も出るかもしれません。
しかし、引っ越しすると何かと費用がかかります。
住む住居を変えたらカーテンやラグなども買い換えるでしょう。
家具や家電もその部屋のサイズによっては買い換える場合が出てくるかもしれません。
車や自転車などの交通手段の変化にもお金がかかるかもしれません。
また子供の習い事や塾などが変わるとそれに伴う費用はばかになりません。
転校すれば制服や体操服も買い直しになる場合もありますし、運動靴や指定のカバンなどもあるかもしれません。
住む土地の気候が全く違うなら冬の防寒具や寝具なども買い増しが必要かもしれません。
引っ越し貧乏という言葉がありますが、転勤に伴う費用は莫大です。
しかし住居が社宅で安く済んでいるのであれば、全く住宅に対する補助がない中で暮らしている人よりはましなのかもしれませんね。
長期に渡る計画が立てられない
転勤族で、数年に一度の感覚で色んな場所へ引っ越していると、長期に渡す計画が立てづらいことが悩みになるでしょう。
例えば妻が仕事に慣れてきて、「5年後にはステップアップしたい」と思っていても、途中の段階で転勤が決まってしまう。
全国に同じ仕事があれば問題ないものの、地域密着型の職場だったり、1店舗のみのお店だったりと、勤務先が決められているようであれば、自ずと仕事は変えなければならなくなります。
このように、旅行や人生プランといった長期に渡る計画は、転勤族だとなかなかできないもの。
仮に妻が妊娠した場合は、出産するまで同じ病院にいられるかも分からない為、不安材料となってしまうこともあるでしょう。
実際に「その時期になってみないと分からない」ことが多くなるため、短期的なものしか計画が立てられなくなってしまうのです。
マイホームが建てられない
帰る場所である家は、できればマイホームでありたいと多くの人は思うでしょう。
ただ、転勤族であればマイホームを建てることが難しいのが現実です。
建てたからといって夫がすぐに転勤となれば、家を手放すか、もしくは単身赴任として送り出すしかなくなってしまう。
せっかく家族そろって食事をしたり話ができる環境が整ったと思っても、家族がバラバラの状況になっては意味がなくなってしまうと感じる人もいるでしょう。
家族と一緒に生活したい、健康管理をしたいという家庭においては、安心したマイホームを建てるには及ばず、アパート暮らしや決められた社宅を住まいとする人が多いです。
そのため、家を好きなようにアレンジしたり、模様替えとして色を変えたりといった楽しみもなくなり、転勤族である限り、マイホームは夢でしかないと感じてしまうことでしょう。
子供が不安定になりやすい
転勤族の子供は、ある程度の年齢までは親についていくしか選択がありません。
慣れてきたころに転園や転校となり、友達ができないことに加えて、精神的に不安定になりやすいのも転勤族の一つの悩みでしょう。
新しい環境や土地に不安を覚え、また一からのスタートとなり、安定や安心を短期間で奪われてしまう為、不安感や孤独感をたくさん味わってしまうのです。
場所が変わるたびに、笑顔が見られなくなったり、部屋に閉じこもるようになったり、自分のことを話さなくなった場合は、少なからず転勤族である為に不安定になっているということ。
親としては支えることはもちろんのこと、夫だけの単身赴任という選択肢も考えなければならないでしょう。
幼少期や学生時代に感じた思いや築き上げられた性格は、その後大人になってから影響を及ぼすこともあるのです。
土地柄の習慣などについていけない
土地によって、地域の密着度や行事やイベントの有無、また習慣といったすべてに違いが生じてきます。
例えばそれまでいた場所では、あまり人と人が干渉しあわないような質素な付き合いだったのに対し、越した先では毎日のように集まり会話を交わすのが習慣だったりと、場所によって大きな違いがあり戸惑うこともあるでしょう。
その都度臨機応変に対応出来れば良いですが、「え?こんなことするの?」といった自分にはなかった常識を目の当たりにした時に、「前の場所が良かった」と感じることも多い。
だからといって何年いるか分からない、もしかしたら今まで以上にいることになるかもしれない場所で、自分だけ目立った行動はなかなかできないもの。
自分の中の常識や習慣が、まるで非常識扱いになることもあり、順応しなければならないストレスが悩みになるケースもあるでしょう。
転勤族の悩みは本人だけの問題ではない
いかがでしょうか。
転勤族はその特有の悩みがこのようにたくさんあります。
しかし大抵の悩みは考え方次第でこのようにプラスに捉えることができるのです。
転勤族だからとその宿命を嘆くよりは、転勤族だから得られること、楽しめることをたくさん見つけましょう。
転勤族だから得することは案外多いものですよ。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。