独学のコツとは?環境づくりと勉強時間が最も重要!

あなたは独学をしたことはあるでしょうか。

独学は自己管理ができていないとなかなか難しい勉強方法です。

勉強する目的もないと継続させることは難しいでしょう。

おそらくあなたも一度は勉強しよう!と心に誓ってもいつの間にかやめてしまっていた、なんて経験をしたことがあるはずです。

そこで今回は独学のコツをご紹介しますのでぜひ参考にしてください。



独学で成功した人の特徴

強い目的意識を持っている

独学で成功できるかどうかは、その人の持っている目的意識の強さによって決まると考えていいでしょう。

たとえば、独学で英会話の勉強をしようとしたとします。

その際、「英語ができるとかっこいいから」という目的で始めるのと、「英語力を生かした仕事に就きたい」という目的で始めるのとでは、後者の方が成功しやすいに違いありません。

目的が明確で、それを達成したいという意識が強い方が、独学で学んだことが身につきやすいからです。

これまで会社勤めをしていた人が、自分で商売を始めようとして、独学で経理の勉強をするようなケースも同様です。

経理のスキルを身に着けることができなければ、商売を始めることはむずかしいですし、たとえ、始められたとしてもうまくいかないリスクは小さくありません。

本人はそのことを知っていますから、「商売を成功させるために、何が何でも経理のスキルを身につけなくてはならない」という強い目的意識を持ちます。

そうした強い目的意識があれば、勉強が辛いと感じても、簡単にあきらめてしまうということはないでしょう。

必死になって努力できますし、その努力を長く続けることができるため、強い目的意識を持った人は、独学で成功しやすいのです。


自分に厳しくストイック

スクールに通ったり、個人教授についたりして勉強するケースと比較すると、独学で勉強する場合は、より厳しい自己管理が必要になってくるでしょう。

先生について勉強をする場合は、先生がその人の勉強の進み方に応じて、必要な管理をしてくれます。

極端なことを言えば、先生に言われるとおりにしていれば、ある程度勉強はできるようになるわけです。

独学の場合はそうはいきません。

勉強をどんなスケジュールで進めていくのか、自分で考え、自分で管理する必要があります。

実際に勉強を進めていく場合、「今日はここまでやろう」ということを自分で決めて、それを実践しなければなりません。

ですから、自分に甘く、「ほんとうは今日はもう少し先までやろうと思っていたけれど、疲れたからここまでにしよう」と、予定の勉強を途中でやめてしまうようでは、勉強はなかなか身につかないでしょう。

たとえば、練習問題をやった際、70点取ったとします。

そんな時、「70点取れたのだから、まあ、よかった」という自己評価をする人より、「70点しか取れなかった。もっと頑張らなければいけない」と厳しく評価する人の方が、独学で勉強を身に着けることができます。

つまり、自分に厳しくストイックというのが、独学で成功した人の特徴なのです。


自分の性格を正しく把握できている

スクールに通って勉強する場合は、勉強方法はスクールで指導してくれますが、独学の場合は、勉強方法を自分で考えなくてはなりません。

たとえば、英会話を独学で学ぶ場合でも、勉強方法はいくつもあります。

その中から自分で方法をセレクトするわけですが、その際にポイントとなるのが、その勉強方法が自分に合っているかどうかということでしょう。

人間には、その人の性格によって、合う勉強方法と合わない勉強方法があります。

もし、合わない勉強方法を選んでしまったら、その勉強はなかなか長続きしないに違いありません。

英会話を身に着けたいという目的意識は強く持っていたとしても、勉強方法が自分に合わないために途中で挫折してしまうというケースがよくあるのです。

つまり、独学で成功したいと思ったら、自分に合っている勉強方法を見つけなければなりません。

そして、そのために必要なのは、自分の性格を正確に把握するということなのです。

自分の性格を客観的に見つめ、正確に把握することができれば、自分に合った勉強方法をセレクトすることができますから、勉強はまちがいなく長続きし、結果として身につくでしょう。

独学で成功した人には、自分の性格を正しく把握しているという特徴があるのです。


独学のコツ

最初に計画を立てる

独学のメリットは自分のペースで好きな勉強ができるところにあり、同時にデメリットはその自由さゆえに誰にも注意されることなく、サボろうと思えばどこまでもサボれてしまう部分にあります。

ですから、学びたいことがあれば最初にしっかりとスケジューリングをし、それに沿った形で目標達成までの道筋を作っていくのが成功のコツです。

まずは、いつまでにどういった結果を出したいのかを考えていきます。

それを達成するためには、どの段階でどの程度の知識が身についていればいいのかを逆算していき、そのための適切な学習方法や学習時間を計算するのです。

独学だからこそ、隙間時間を上手く活用して勉強に充てられますので、自身のライフスタイルを見直して無理なく時間を確保していきましょう。

また、途中で必ずチェックポイントを設けておき、計画通りに最終目標を達成するためのステップアップができているのかを確認することも大切です。

参考書についているテスト、過去問などを利用して自分の今のレベルを定期的に自覚し、足りない部分を補うための勉強をプラスしていきながら調整していくと効果的です。


参考書を1冊に絞って集中的に学ぶ

独学でやってしまいがちなのですが、評判がいいからといって参考書を手当たり次第に購入してしまう失敗です。

学校で勉強をする際、何らかの専門的なスクールに通って授業を受ける際、いずれも何冊も似たようなテキストを使って学習していくということはありません。

便利に使っていけそうな参考書を調べていくといくつか候補が挙がるでしょうが、まず1冊をピックアップし、それを最初から最後まで最低3回は繰り返し読み込んでいき、集中的に頭に詰め込んでいきましょう。

1冊の参考書を制覇したら達成感を覚え、十分に学んでいけたように感じてしまいますが、ここからが始まりです。

参考書の中で、均等に理解度を深められるということはありません。

必ず得意分野と苦手分野が出てきますし、スムーズに頭に入ってこなかったものに関しては必ず後々足を引っ張ります。

参考書を読んでただ覚えるだけではなく、復習を繰り返して徹底して頭に叩き込んでいくことで苦手を克服していき、知識を満遍なく自分のものにしていくことが大切です。

2冊目、3冊目の参考書はその後に利用をすることで、書かれている内容の理解がまったく違ってきます。


勉強しやすい環境を作る

切磋琢磨する仲間がいない、監視する人もいない、独学の敵は心の油断を生みやすい環境です。

家で勉強をするにしても部屋にはテレビやパソコン、漫画やゲームなど誘惑するものがたくさんあり、目に入ってしまうとつい手が伸びてしまいがちですし、ちょっとの休憩のつもりが長時間になってしまっていたという失敗が珍しくありません。

本気で独学で成功したいと考えている場合には、勉強できる環境を整えていくこともポイントになります。

机の上を整理整頓して余計なものを置かないことはもちろん、集中を乱してしまうと自覚しているものを簡単に目に入らないように隠してしまったり、手の届きにくい場所に仕舞ってしまうのです。

嫌でも机に向かったら勉強をするしかないという環境を作っておくことで、邪念を振り払えます。

ただし、集中力は何時間も持続するものではありませんから、頑張った自分にはちゃんとご褒美を用意しておくことも独学を続けるコツです。

勉強部屋に詰めて何時まで頑張ったら買ってきたケーキを食べる、その日の目標を達成したら我慢した分思いっきりゲームを楽しむ、そうしてメリハリをつけることで、挫けずに頑張れるようになります。


具体的な目標を定める

独学での勉強は挫折をしやすいもの。

最後までやり通すためには、目標をハッキリと定めることが重要です。

目標は漠然としたものではなく、詳細であればあるほど効果的になります。

例えば英語を勉強したい場合は、「仕事で英語が使えるようになりたい」といったぼんやりとした目標ではなく、「TOEICで800点超えを達成する」「英語で会議に参加できるようになる」など、具体的な将来の自分の姿を想像して設定します。

目標が具体的になるほど、自分が何のために学習するのか、どんな自分になりたいのかが明確になってきて、モチベーションの向上になります。

大きな目標を掲げると先が見えなくなってしまうため、学習途中で中だるみを生んでしまうことがあります。

イメージがしやすい、半年後や1年後に達成可能な目標を設定するのがおすすめです。

目標を設定すると、自然と目標達成までに何をしていけばいいのかを逆算して考えることができます。

半年後までにどこまでできていなければならないか、1か月後までに何をするべきかが見えてきて、計画的に学習を進めることが可能になります。


学習の状況を確認する

独学の場合、自分の現在の学習状況がチェックしにくいのがデメリットです。

スクールなどに通っている場合は、その都度テストが実施され、学習状況の確認ができますが、独学の場合はそれができないので注意が必要です。

自分では計画通りに学習が進んでいると思っていても、実際はきちんと身についていない場合があります。

目標が資格試験の合格である場合は、模擬試験を積極的に受験して学習状況の確認をすることが大事です。

模擬試験は本試験の直前に受ければいい、と考える人がいるかもしれません。

ですが、本番前に模擬試験を受けて計画通りに進んでいないことが判明した場合、本番までに時間がないため学習計画の修正が難しくなります。

学習途中であっても、早めの段階で模擬試験を受験しましょう。

模擬試験の結果を見ると、現在の学習状況と目標達成までの距離を確認することができます。

現在の実力が把握できたら、何ができていないのか、本試験までに何をすべきかが分かってきます。

必要に応じて学習計画の見直しを行いましょう。

模擬試験の結果、目標達成が難しいと感じた場合は独学を諦めてスクールに通うのも一つの方法です。


学習に入る習慣を作る

社会人は残業などによって、思うように学習時間を作れないことがあります。

時間がある時を見つけて学習をしようと決めていても、「今日は疲れているから」とサボってしまいがちになるのが独学の悪いところです。

社会人の場合は、いつどのタイミングで学習するのかを決めて義務化することをおすすめします。

どれだけ疲れていても、「朝6時から7時までは必ず机に向かう」「夜の22時から23時までは学習タイムにする」などと、決まった時間を勉強時間にあてると、学習を習慣づけることができます。

毎日のタイムスケジュールが一定していない人は、「入浴前の2時間は学習をする」など、何らかの行動とからめて学習時間を決めるのもおすすめ。

自分のライフスタイルを考え、学習を確保できる時間を設定することが大切です。

独学の場合、一度サボるとクセがついてしまうので、どれだけ大変な時でも、毎日学習を進めていくことが大事です。

途中でモチベーションが下がって机に向かいたくない時は、息抜きができる学習方法を考えましょう。

マンガ形式のテキストを利用したりすると、楽しんで取り組むことができます。

どんな方法でも良いので、決めた時間に必ず学習をすることが重要です。


独学のコツをつかめば何も怖くない

いかがでしょうか。

独学はいわゆる1人で勉強することです。

1人で勉強する時に気になるのが誘惑に負けてしまったり、三日坊主で終わったりして結果を残せないことでしょう。

独学が続かない人の多くは意志の力でなんとかしようとする傾向があります。

しかし、それでは継続しないのは当然ですよね。

最初に意識することは環境を整えること。

次に目標を定め、その目標に日々どれぐらい近づいているのかを把握すること。

そして、勉強する時間を予めスケジュールに組み込んでおくことです。

環境を整えるとは、ついついスマホをいじってしまうならスマホの電源を切るなど誘惑になりそうなものを排除することです。

家以外で集中できるのならカフェに入ってやるのもおすすめです。

また、目標がなければどこに向かって良いのかわからず、結果として続きません。

長期的な目標を作り、短気な目標に細分化し、日々の進捗に落とし込むようにしましょう。

とても大切なのが余った時間に勉強しようとするのではなく、もう一日のスケジュールに独学する時間を入れて行動することです。

結果を出すのに最も重要な要素は勉強時間です。

どの参考書を選ぼうが、どの勉強スタイルをやろうが、勉強時間には勝つことができません。

つまりもっとも優先しなければいけないのは勉強時間をどれだけ増やすかということなのです。

これらを理解していれば独学の習慣が身につきどんどん成果が表れてくるようになるはずです。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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