仕事の理想と現実のギャップ5つ
人はどうしても理想を追い求めてしまう生き物です。
しかし、その理想とは大きく異なるのが現実ではないでしょうか。
毎日仕事をこなしている中において、自分が描く理想の仕事と、現実における結果にギャップが生じることは多々あるものです。
では具体的にどのようなことがあるのか。
そこで今回は仕事の理想と現実のギャップをご紹介しますので、ぜひあなたのケースと比較しながら最後までご覧ください。
仕事の理想と現実のギャップ
見切り発車となってしまう
仕事は時間をかければそれだけ質の高いものができるとは限らないものです。
けれども時間をかけるほどに自分が納得できるものに近づけることはできます。
つまり、理想とする仕上げに近づけるわけです。
けれども現実には仕事には締め切りがあり、しかも今はスピードを求められる時代です。
起業は業務の効率化を進め、コストの削減を行いその中で利益率をいかに上げるのか、シェアをどれだけ伸ばすのかに必死に取り組んでいます。
そしてそれは現場で働く者にしわ寄せが来ることになるわけです。
限られた時間の中で与えられた予算内で求められる仕事をこなす、その繰り返しです。
その結果、ひとつ事が済めばすぐ次の仕事という流れが出来上がり、なかなか自分がこうしたいという姿に仕上げることができないままに次の仕事に取り掛からざるを得なくなるというわけです。
妥協した仕上げで仕事を終えなければならないというわけです。
自分で全てを決めることはできない
仕事というものは通常、特に企業に勤めているのであればたった一人で仕事をこなすわけではないものです。
そこには多くの人がかかわり、それぞれが自分の役割を終えて次へとバトンタッチしていきます。
あるいは共同作業でひとつの仕事を仕上げでいきます。
すると、そこにどれほど自分が理想とする姿を描いていても、他の人の取り組みによってはその通りにはならないものです。
つまり、現実の仕事を決して自分一人の力ではどうにかすることはできないというギャップを感じることになるわけです。
部下が思うように動いてくれない
管理職であれば、多くのスタッフを率いて仕事を進めることになります。
トップから求められる結果があり、それを達成するために部下であるスタッフに動いてもらうことになります。
けれども、スタッフは必ずしも自分の思う通りに動くわけではありませんし、また求める結果を出せるわけでもないものです。
そのためになかなか求められる結果を出すことができないというもどかしさを感じる事が多々あるものです。
つまりここに、理想と現実のギャップが生じることになるわけです。
思うように営業成績が出せない
理想と現実のギャップに最も悩まされるのは、営業職の人ではないかと思います。
どれほど自分が努力をしたとしても、成約に結びつけるには相手があってのことという背景があることから、思うように結果を出すことができないことがあるからです。
そして営業の仕事には正解というものは無いに等しいものです。
このようにすれば必ずこのような結果が出るというマニュアルもなければ黄金則も存在しないと言えます。
もちろん結果を出すためのコツはあるものですが、それとて決して万人に通じるものではありませんし、時の運に左右されることも少なくありません。
また同じように、広告宣伝に関わる人や芸能に関わる人も、努力が必ずしも結果に結びつくわけではないという意味においては同じです。
評価する相手があり、その感性に結果を委ねるような内容の仕事に携わる人にとっては、自分が良しとするものであってもそれがどう評価されるかはわからないものです。
そして結果が全てという意味においては、理想とするものと現実には大きなギャップが生まれることになるわけです。
仕事は自分ひとりではコントロールできない
大なり小なり、仕事というものはたった一人で行い評価するものでは無い以上、そこには何かしらの理想と現実におけるギャップが生じることになります。
仕事を行う環境を自分で全て整えることができないことから生じるもの。
評価する人の感性に任せることにより生じるもの。
また多くのスタッフに仕事を任せることにより自分の描く結果に結びつけることができないこと。
誰もがこのような環境の中に身を置いて仕事に取り組んでいる限りはなかなか、そのようなギャップを埋めることは難しいと言うことができます。
理想と現実が違うのは仕事では当たり前
仕事には誰しもが理想を描いて取り組むものです。
そうでなければモチベーションは生まれにくいものですし、企業が求める理想に近づくことはできなくなります。
けれどもその理想と現実のギャップに悩まされるようになると、時にそのモチベーションを維持することが難しくもなります。
このような矛盾にどう取り組むのか、折り合いをつけるのかは難しい問題です。
けれどもギャップを埋めることは不可能だと認識したとしても、それでも少しでも近づくためには自分に何ができるのかを常に追い求める姿勢を持つことが大切です。
決して妥協するのではなく、次は少しでも理想に近づこうという姿勢を持ち続けることが必要ということになります。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。