影響力のある人の特徴と影響力のない人の特徴とは?
影響力のある人とは、自身の行動の影響が、周りに派生させるほど大きい人のことです。
この派生する人の人数が多ければ多いほど、影響力があると言われています。
その逆に、他人をまったく影響させることができない人は影響力がない人になります。
心の底では自分の存在価値を高めたいという思っている人はたくさんいます。
自分の価値が上がればその分影響力がアップします。
では実際に影響力がある人はどんな特徴を持っているのでしょうか。
そこで今回は影響力がある人の特徴と影響力がない人の特徴についてご紹介していきます。
影響力のある人になるにはどうすればいいのか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
【目次】
影響力のある人の特徴とは
自分の意見をしっかり持っていて自己主張が強い
人に影響を及ぼすには、自分を強く主張する必要があります。
大変おとなしく引っ込み思案な性格で、自分をまったく主張できないような性格の人は、人に影響を与えることはむずかしいにちがありません。
おとなしい性格の人が人に影響を与えることは不可能というわけではありませんが、影響を与えにくいということは言えるでしょう。
それとは逆に、積極的に自己主張をするタイプの人は、自分の考えや趣味、好みなどを人に強くアピールすることができるために、人に影響を与えやすいのです。
ただし、中身を伴っていない場合、いくら自己主張が強くても人に影響を与えることはできません。
「中身」とは何か、それは自分なりの考えや意見です。
たとえば、ニュースに関する話を数人でしているとしましょう。
その際、そのニュースに関して自分なりの意見をしっかり持っていて、それを強く主張する人がいれば、ほかの人はその人に影響を受けて、同じような意見を持つことがよくあるものです。
ようするに、人に「なるほど」と思わせるような意見や考えを持っていること、そして、その意見や考えを人に対して積極的に主張することができること、これが影響力のある人の特徴と言うことになるでしょう。
能力やセンスが優れている
仕事を例にあげましょう。
職場の同僚に仕事に関して影響を与える人はどういう人でしょうか。
いくつかの条件があるでしょうが、必要最低限の条件は「仕事ができる」ということにちがいありません。
仕事ができない人が、仕事に関して同僚に影響を与えることはできないはずです。
ですから、少なくても仕事に関する能力が人よりも秀でているというのが、職場における影響力のある人の特徴ということになるでしょう。
これは、仕事に限ったことではありません。
学生ならば勉強ができる人、ママ友ならば料理上手な人、家事能力に優れた人、あるいは、ファッションセンスに優れた人も、影響力がある人なのです。
ファッションセンスなどは、特にわかりやすい例と言っていいでしょう。
女性に限らず男性でも、身近にファッションセンスのある人がいれば、その人の影響を受けて、ファッションをまねるということがあるに違いありません。
「あんなおしゃれをしてみたいな」と思い、その人のまねをするわけです。
影響力のある人には自己主張が強いという特徴があるとお話ししましたが、能力やセンスが優れている場合、特に強い自己主張をする必要はありません。
何も主張しなくても、その優れた能力やセンスによって、自然に人に影響を与えるのです。
人から好かれている
どんなにファッションセンスがある人でも、人から嫌われていると、人に影響を与えることはできません。
たとえば、サークルのメンバーの中にファッションセンスに優れた人がいるとしましょう。
「あのファッション、すてきだな」と思っても、その人に対して嫌悪感を抱いている場合、その人のまねをしようという気持ちになれないはずです。
嫌いな人のまねを無理にすれば、今度は自己嫌悪に陥ってしまうに違いありません。
仕事においてもそうでしょう。
職場に嫌いな同僚がいる場合、その人の仕事ぶりを見て、「自分も同じようにしよう」という気にはなかなかなれないものです。
人に影響を与えるというのは、つまり、「自分もあんなふうになりたい」と人に思わせることでしょう。
著名人に影響を受けるという場合も、たとえば「あんなふうな生き方をしたい」と思うわけですが、そこには、その著名人に対する尊敬や憧れがあるわけです。
尊敬や憧れというのは、その人に対する良い感情、平たく言えば「好き」という感情にほかなりません。
たとえば、職場で人に影響を与える人は、ほかの同僚たちから好かれているのです。
人から好かれているというのが、影響力のある人の特徴と言うことになるでしょう。
影響力のない人の特徴とは
主体性がなく自己主張が少ない
影響力がない人の特徴として、まず主体性の無さが挙げられます。
自己主張が少なく、自分の意見を前面に押し出してこないため、人に影響を及ぼすまでのオーラが出ないのです。
ミーティングをしていても、誰かの意見に賛成をするときにしか、発言をしない人はいるでしょう。
そのタイプの人は、あまり影響力がない人です。
口を開いても、その人の意見はそこに存在しないのです。
主体的に行動をすることも少ないので、積極性にも乏しいです。
イベントごとにも、頻繁に顔こそ出しつつ、企画に深く関わったり、幹事を務めたりすることはありません。
もちろん、自己主張が少ない分、人に迷惑をかける行為も少なくなります。
人に対する影響とは、時にマイナスの作用もあるからです。
ポジティブな影響を与えることが多い人は、時に誰かには、ネガティブな影響を与えてしまうこともあるものです。
しかし、影響力がそもそも少ない人は、プラス方面にもマイナス方面にも、パワーが及ぶことがないのです。
出された課題こそこなすものの、プラスアルファの何かをスタートさせる傾向が弱いとも言えるでしょう。
知識がなく、増やす意欲もない
知識量が多い人は、他人への影響力が強い傾向にあります。
ビジネスの面でも、知識が豊富であるほど、今後の展開に対し、より充実したアイディアを出しやすいですよね。
窮地に直面した場合であっても、打開のための引き出しが、多く得られるということだからです。
逆に言えば、知識量が少ない人ほど、他人に与えられる影響は減ってしまうと言えるでしょう。
人に与えるものが少ないため、相手に自分のことを知ってもらうチャンスも、並行して少ないです。
それだけではなく、共有できる話題も減ってしまいます。
相手がたとえ話として出した内容も、知識として保有していなければ、その説明から入らなくてはいけません。
これは、ビジネスにおいてもプライベートにおいても、時間や手間のロスであり、信頼関係を築く上では、足を引っ張る結果になるでしょう。
そして、影響を与えられない人とは、現状での知識が少ないだけではありません。
今後、知識を増やして行こうという意欲もないのです。
単なる学歴や知能指数の問題だけではなく、本人のやる気とも言えます。
知識を増やす意識が薄いということは、モチベーションの低さも捉えられてしまい、あらゆるシーンで、期待を減らされる理由にもなるでしょう。
感情表現が乏しい
感情が伝わりにくい人は、他人への影響力も低くなりがちです。
ポジティブな影響でも、ネガティブな影響でも、人間は相手の感情に支配されやすいです。
怒っている人に対しては、恐れや緊張、あるいは悲しみを抱く人が多いですし、笑っている人や楽しそうな人からは、明るい気持ちを得る傾向が強いでしょう。
感情表現の豊かさは、他人への影響力に、色濃く関係しているのです。
上司からの指導についても、同じ内容について、朗らかに説明されるのと、怒った顔で説明されるのでは、本人のモチベーションは大きく変わって来やすいです。
もちろん、ネガティブな影響力が強くなることは、最終的には本人が得られるメリットは無くなってしまいがちではあります。
それでも、感情表現が少なく、「何を考えているのか」「どんな気持ちで生活しているのか」が伝わりにくい人は、結果的に他人に対して、もたらせるものも無くなってしまいます。
ある程度の感情コントロールをしつつ、表情豊かに他者交流が出来た方が、良い影響をもたらしやすいと言えるでしょう。
人間関係も展開されやすいため、思わぬ良い出会いを期待しやすいのです。
影響力のある人になるには
仕事場では1番を目指す
影響力のある人物とは、何人かいるはずなのですが、人は1番を決めてしまいがちです。
職場によって働く人数は異なります。
人は自分をより良くしてくれる人に自然に寄り添いたくなるものです。
そして複数の人が働いている職場の場合、無意識にも順位をつけてしまいます。
うまく指導をしてくれる人、注意が嫌味でない人、話が面白い人、などトータルで人に対して点数をつけてしまいがちです。
ということは、人から見たら自分も同じように順位をつけられているということになります。
上司や後輩、同期でも関係ありません。
その1番になる方法は、その職場の人たちそれぞれの良いところを、さらに少しだけ良くすることを心がけましょう。
例えば、◯◯さんは後輩の面倒見はいいが、自分の話が多い。
というような場合は、自分は後輩を飲みに誘っても後輩の話を聞いてあげられる人物像を目指すことです。
◯◯さんはとても熱心に仕事をしているが、笑顔が少ない。
それじゃあ自分はなるべく笑顔を意識する、など些細なことでもいいので、人と比べながら自分をより良くしていくと、おのずと職場で1番頼られる人物になるはずです。
笑顔の攻撃力を知る
人の印象は、付き合っていくうちで変わっていきます。
それはその人を知ることで印象が内面へとシフトされていくからです。
では第一印象となると、それは顔や容姿に限定されます。
第一印象は名刺交換の時のように実際に会う場合や、電話での対応などシチュエーションは様々ですが、顔を合わせることはもちろん、電話でも笑顔は通じるものです。
笑顔の攻撃力はすごいものです。
笑顔で挨拶してもらえることで、こちらも笑顔になる。
口角が上がった時でないと出ないような声のトーンで挨拶をされる。
これだけで第一印象は随分よくなります。
そして付き合っていく上ではたくさんの表情をもつことが大切です。
例えば自分がミスをしてしまった場合。
申し訳ありませんでした、という言葉とともにとても申し訳なさそうな顔をするとより気持ちが伝わります。
逆に後輩のミスなどをフォローする場合。
注意した後、次から気をつけようね、という言葉とともに笑顔があると、相手にも安心を与えられますし、自分の気持ちも落ち着きます。
言葉の後につける表情が、その人の印象となっていき、のちに回りの人に影響を与えるものです。
そして対象が人でなくて、例えば自分が少し落ち込んでいる時、ただ口角をあげてみる。
それだけで肩の力が抜けるようになり、ちょっとしたリフレッシュにもなります。
思い出したら少しニコッとしてみましょう。
気取らない
恋愛でも何でもマスターを気取っている人ほど相談に乗りたくない人はいません。
相談にのってほしいはずが、いつのまにか相手の自慢話に切り替わっているのはよくある話です。
そんな人にまたアドバイスを求めようとは思いませんよね。
聞き上手は職場、友人との付き合いにも影響されます。
恋愛話の相談に乗る時に禁止ワードは存在します。
まずは、相手の話を最後までしっかり聞いた後に、例え話で自分の話も交えてアドバイスをしてあげましょう。
この時、注意するのが彼氏の名前を、しかも元カレまで、複数出してくることです。
それだけで登場人物が多すぎて、聞かされる方は疲れてしまいます。
そして聞いてもないことをたくさん話すのもやめましょう。
恋愛をしていると、自分の置かれている環境の安全さを人に聞かせたいものです。
例えば今付き合ってる人の職業や年収、家族構成や育ってきた環境。
安全さを主張するあまり、それが遠回しに自慢話に聞こえてくるのです。
恋愛話の相談はどうしても自分の経験を話してしまいがちですが、なにが相手にとって必要な答えなのか、考えるようにしましょう。
影響力を与えるようにしよう
いかがでしょうか。
影響力の大きさは人によって様々です。
例え小さくても継続していれば人に影響力を与えることができます。
大切なのは自分に自信を持つことです。
想像してみてください。
自分にいつもネガティブで自信がない人に何かを言われてもまったく心に響かないどころか、その人のことを「口だけの人」と認識してしまうはずです。
このように人は普段の態度を驚くほど見ているものです。
その事実さえ頭に入れておけば、日頃の振る舞いにも変化が出てくるでしょう。
それを積み重ねていけば自然と影響力を与える人になれるはずです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。