英語を使う仕事6つ
by yfinancecanada
英語を使う仕事に就きたい・・・とあなたは考えていないでしょうか?
でも、どんな仕事が英語を必要とするのかイマイチよく分からないという人もいるでしょう。
そこで本日は一般的な英語を使う仕事をご紹介しますので、参考にしてみてください。
また、よく知られている仕事でも、細かい部分までは意外と知られていなかったりするので、それも合わせて確認してみましょう。
英語を使う仕事
一般的な英語を使う仕事は次のようなものがあります。
- 英語教師
- 通訳
- 客室乗務員
- 通訳案内士
- 翻訳
それでは細かくみていきましょう。
英語教師
近年、英語の必要性は高まってきており、現在では小学校から英語を教えている学校も増えつつあります。
また、小中高生だけでなく、赤ちゃんからお年寄りまでと幅広い年代の人が英語を勉強している時代ですので、英語教師のニーズは高いです。
小学生以下の子供に英語を教える場合は、英語の歌やゲームなどを使い、英語の楽しさを知ってもらうレッスンが多いですよね。
一度英語に対して苦手意識を持ってしまうと、その苦手意識はなかなか捨てることはできません。
英語教師は、まず英語の楽しさを教えることができなければなりません。
中高生の英語レッスンは、基礎をしっかり固め、学校の外でも英語が使えるように、実用的な英語を教えます。
また、社会人にはビジネスで役立つ英語を教え、グローバル社会で通用する人材になる手助けをします。
このように、英語教師と言っても、教える対象によって教える英語の内容が違ってきます。
またこの他にも「英会話」に特化した教師が存在するなど、細かく分類することができるので、どのカテゴリーを目指すかを明確にするだけでも、その仕事に就ける確率は大幅に高くなります。
通訳
英語を使うというと、真っ先に通訳の仕事が頭に浮かぶものです。
しかし、そのあり方も多様で、例えば通訳の場合、企業に属してその中で通訳の仕事をこなしていく場合と、通訳の派遣の会社に登録し仕事の依頼を受けて内容を選んで通訳を行う場合とがあり、その働き方は違ってきます。
会社に所属する場合は、通訳の仕事内容などは選べないケースがほとんどとなり、内容的に自分にとって難易度が高いと判断しても、場合によってはその業務をこなさなければなりません。
対して、派遣会社に登録し仕事を受ける場合は、内容が自分の実力に合うか、支払いについても事前にいくらの報酬となるのか確認することができます。
しかし、シーズンによって仕事量に差が出てきたりすることもありますし、通訳として働き始めたころと、ベテランとなった者では、仕事量や報酬に大きな差が出てきてしまうでしょう。
また、業務の形態もいくつかあります。
代表的なのは会議などで行われる同時通訳です。
大きな国際会議から会社間の取引を行うための会議など、会議の規模も色々ありますが、企業に属して働く場合は取引先との会議の同時通訳などが業務に占める割合がおおいでしょう。
その他、海外からいらした取引先や芸能人、スポーツ選手などに同行し通訳を務める、エスコート通訳、病院などに所属して、外国人の患者の通訳にあたるなどのコミュニティー通訳などがあります。
コミュニティー通訳という働き方は、外国人が増えつつある日本でも重要な仕事の一つとなっていくことと思われます。
このように通訳は、ほとんどの場合、英語を話す人と日本語を話す人の間に入り、双方の話を相手に伝えるという仕事です。
通訳はスピードも大事ですが、伝える相手の立場や人柄をよく知ったうえで、その場の状況を悪くすることなく、相手に理解してもらえるような伝え方をしなければなりません。
また、日産自動車のCEOであるカルロス・ゴーン氏の専属通訳を12年以上務めている森本由紀さんは、通訳をするときはまるでゴーン氏が乗り移ったかのような身振り手振りをしたり、表情を変化させたりします。
それがまた、こちら側の本気度や意図が伝わりやすくなるものだということでしょう。
もちろんそれだけではありませんが、そのような通訳の仕方をしているからこそ、ゴーン氏も長い間森本さんに通訳を担ってもらっているのではないでしょうか。
客室乗務員
客室乗務員の仕事は、飛行機の中で目的地の空港に到着するまでの間、お客様に食事を提供したり、お客様の要望に応えたりと、様々です。
日本から海外旅行に参加する日本人のツアーに同行し、旅行の行程を管理するのが重要な職務となることも多々あります。
他にもホテルでチェックインをする際やレストランで食事中飲み物の注文をしたりするような割と負担が少ない業務から、現地で急病人が出た際に医療関係の手配をするため英語で説明や手配にあたったりする事もあります。
国際線の飛行機の場合、たいてい日本人のお客様だけでなく、英語圏やそれ以外の国々のお客様がいるので、お互いの共通言語として英語を使用し、コミュニケーションをはかりながら臨機応変に一人ひとりと対応しなければなりません。
飛行機がキャンセルになった場合は代理便の手配など、すべて英語で交渉することになるでしょう。
マニュアル通りではなく、その場その場での英語の受け答えができなければならないので、英会話力がとても重要です。
また、お客様の人数も多いので、一人のお客様に長い時間をかけられません。素早く的確な英語を話すことを求められます。
通訳案内士
同じ通訳の仕事でも、観光案内などを専門とし、外国人を外国語で旅行に関する案内をする職業です。
この仕事に就くには通訳士の試験に合格しなければなりません。
働く現場も観光地や空港や滞在のホテルなどが中心となり、また英語が話せるというだけでなく、各地の情報や観光案内をおこなうためには、日本の歴史や観光地の説明をできるだけの知識が必要となります。
英語で案内する場合でもお客様の外国人が英語圏とは限らず、アメリカやヨーロッパやアジア圏といった世界各地のお客様に対応します。
そのため英語の発音も、極力訛りを矯正して万国の人に分かりやすく話せることが要求されます。
翻訳
翻訳も英語を使う仕事でよく挙げられる仕事の1つでしょう。
通訳同様、翻訳にも様々な種類があります。
まずは映画や本などの翻訳です。翻訳家になりたいと考えている人のほとんどはこのような仕事に憧れてします。
しかし、このような仕事は翻訳という全体の中でも1割ほどしかありません。残りの9割は技術書やマニュアルなどの翻訳作業です。
翻訳はクラウドサービスを通して在宅でもできるため、作業をスタートさせるためのハードル自体は低いですが、技術書やマニュアルなどの翻訳は専門用語がたっぷり含まれているので、その分野にある程度長けていないとなかなか骨が折れる作業になります。
もちろん仕事を依頼するクライアントがいて、そのクライアントにも顧客がいます。
その顧客を満足させるためのクオリティを求めれるので、質が低かったりすると報酬が発生しなかったりなどのリスクもあります。
また、グローバルな時代になったことで、ネットを通して他国の人に翻訳してもらい、コストを劇的に抑えることも一般化してきました。
少しネガティブな見方になってしまいますが、他国との競争にさらされていくので、翻訳だけである程度の金額を稼ぐことができるのはごく一部の人になっていくでしょう。
しかし中には、洋書を読んで感動し、これを日本にも広めたい!と出版社を駆けずり回った結果、見事それがベストセラーになったというケースもあるので、やり方を模索すればたくさんアイデアが出てくるもの翻訳の仕事の面白いところです。
海外を支援するNGOのスタッフ
NGOは、非政府組織で国内や国外で活躍する団体をいいます。
国内の事務局で働く場合は英語は使いませんが、実際に国外で活動する職員は、英語を使用する機会が多いです。
団体の中でも職員は、国内で事務や経理、また運営や広報を担当する人もいます。
また実際に海外の支援している場所に行き、英語を使用して、現地の調査を行ったり、現地の問題解決のために活動するという人がいるのですね。
それを現地駐在員といいますが、国内と現地の事務所をつなぐ役割を持っています。
また自分が海外で見てきたことの実体験を国内で発表したりすることもあります。
駐在員として現地に行く場合は、その団体の代表としていきますし、時には、その国の重役、政府関係者などとの話をすることもあります。
そのために日常会話程度の英語よりももっと高度な、ビジネスレベルを要求されることが多いです。
国際交流会館の職員は留学生と関わることが多い
国際交流会館というのが、各都道府県にあります。
ここでは一般の市民にもっと海外のことを知ってもらおうという国際交流に関する活動が行われています。
実際に行われていることは、海外からの研修生を受け入れて、自分の街の紹介や情報発信をしたり、一般市民に対していろいろな国のことに興味を持ってもらおうと、紹介したりすることもあります。
またその県の他国からの留学生を集めてイベントを行うなど、国際交流と国際理解などに力を入れているのですね。
実際に働いているスタッフは、元海外でボランティアをしてきた人や国際交流に興味を持っているという人が少なくありません。
フェアトレードや海外を紹介するイベントなどの企画で、県内にいる外国人との連絡を取ったりすることもあるので、英語を話せることが必須です。
そのために英語レベルとしては日常会話程度は必要でしょう。
観光ガイドは英語を話せるともっと仕事の幅が広がる
観光ガイドというのが、観光地に配置されています。
地方でも主要な観光地にはいることが多いので、見たことがある人も多いのではないでしょうか?
日本を訪れる外国人の数は年々増えており、日本全国いろいろなところを外国人は観光して回ります。
その時に外国人にも対応できるのが、英語のできる観光ガイドなのですね。
もちろん日本語しかできない観光ガイドは、日本人観光客対象、そして英語ができれば、外国人対象に区別をされています。
しかし観光ガイドとして活躍をするには、英語ができるともっと仕事の幅が広がります。
これは単に説明を英語でできるというだけではありません。
観光客からの質問に答えるということもあるので、日常会話以上の英語力は必要になるでしょう。
しかし外国人視点からの質問で気づかされることも多く、観光ガイドとしての能力も格段にあげることができる仕事です。
医療通訳ガイドは高い英語能力が必要
医療通訳というのは、とても専門的な分野です。
特に医療の知識が必要というわけではなく、大切なのは基本的な英語の能力です。
そのために医療従事者でなくても、医療通訳になることはできます。
実際に医療通訳になるためには、養成講座や医療通訳技能検定などがあります。
そしてスキルを認定されると医療通訳として活躍できるようになりますが、医療通訳とは、医師や看護師という医療従事者と患者をつなぐ役割をする人。
そのために医療や薬に関する知識ももちろん必要になるでしょう。
また専門用語も患者が理解できるように説明をしなくてはいけないので、高い英語能力が必要です。
医療の現場では時に病気の告知という難しい場面もあります。
そんな時でも患者に配慮しつつ、英語で説明を行っていかなくてはいけないので、的確かつ相手を思いやる配慮のできる通訳が必要となります。
英語を使う仕事を目指す
いかがでしょうか。
英語を使う仕事に就きたいけれども就けない人がたくさんいるのが現状です。
その理由として、英語を使いたいと思っているけれど、どんな仕事は明確になっていないから、ということがあります。
これは目標の設定方法の話になりますが、目標がハッキリしていて、そこから逆算して考える人とそうでない人とでは大きな差が生まれます。
勉強したり、スキルを身につけるという行動は、言ってしまえば競争です。
あなたが「英語を使う仕事に就きたいなぁ」と漠然と考えている間に、とんでもなくガムシャラに努力をしている人がたくさんいます。
あなたはそういう人たちと戦わなければ、目標を達成できません。
夢や目標を決めるときにはどうしても、自分だけのことを考えてしまいがちで、周りの人の行動や考えを無視してしまいます。
しかし、その視点をほんの少しだけ他人に目を向けてみると、漠然と考えているだけじゃやばい!という気持ちになるでしょう。
そこに気づけるか、気づけないかで未来は大きく変わるものです。
せっかく「英語を使う仕事に就きたい」という思いが芽生えたのなら、それを大切に育てて開花させたいですよね。
自分は自分という気持ちも大切ですが、見知らぬライバルがいる以上、最低限の努力を欠かないことが大切なことではないでしょうか。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。