視野が狭い人の特徴9つ
視野が狭い人とはどういう特徴を持っているのでしょうか。
視野が狭いと、新しいことを取り入れようとしないので、同じようなことばかりを話すようになったり、先入観で物事を判断してしまいがちです。
その他にもいろいろと挙げられます。
そこで今回は視野が狭い人の特徴をご紹介しますので、ぜひあなたやあなたの周りの人にあてはまるかどうか確認しながら最後までご覧ください。
視野が狭い人の特徴
視野が狭い人は理想論でしか話せない
生きていく中で理想と現実がありますよね。誰だって理想通り物事が進んだ方が気楽でスムーズな事くらい分かります。
しかし、現実を生きていくのには綺麗事を並べただけの理想では生きていけません。
視野が狭い人の特徴として、自分の理想でしか対応が出来ないという事があります。理想という先入観によって、それ以外の事が起きた時に対処が出来ないのです。
色々な問題にぶち当たった時に、教科書通りの当たり前の答えしか出せない人、その考えだけを軸に話を進めてしまう人が視野の狭い人の特徴です。
話し合いをしていても、現実的ではない理想論ばかりを語っていると、視野が狭い人だと思われる可能性が高いです。
自分だけが正しく、聞く耳を持たない
まず人の意見を聞かず自分だけの片寄った考え方で、片寄った行動をとる人は、視野が狭いと思われがちです。周りの意見を聞かないわけですから、自分の目線でしか物事が考えられないわけです。
分かりやすい例えをすると、何か作業をする時にマニュアルが無い限りは、作業のやり方は人それぞれですよね。要領よくてきぱきと出来る人も居れば、要領悪くマイペースにやる人も居ます。
しかし、要領悪い人も視野が広ければそのやり方を真似しようと思えるわけです。
しかし、視野が狭い人は自分のやり方だけが正しいと思っているので、真似しようとも思わないどころか周りに興味すら持ちません。全て自分が正しいと思っている人こそ視野が狭い人だと言えます。
視野が狭い人は目先の事にしか興味を持てない
先を読むことが出来ず目先の事しか興味を持てない人は、視野が狭い人の特徴です。
これから先に起こりうる事を簡単にでも予想出来ずに、失敗を繰り返し、それでも先を読むことが出来ないという特徴があります。
その時良ければ良いと言う考えを持っている人に多く見受けられます。ちょっと考えて分かるでしょう、と言う失敗を繰り返していると、視野が狭く周りや後先を考えられない人なのだと思われてしまいます。
自分の考え・知っている事が正しいと思い込んでいる
世の中いろんな価値観・考えがあり、参考になる事もたくさんあるのですが、自分の考えや知っている事が正しいと思いこみ、それを人に押し付ける人は視野が狭いといえるでしょう。
考えや思っている事、知っている事はありがたいのだけど、その内容が矛盾していたり事実とは違っている事もあったりします。なのに、あたかも自分が言う事は全て正しいと思い込むのは生きていく上で勿体ないですよね。
もちろん自分の情報も大切ですが、いろんな人の意見や話を聞く事で、たくさんヒントになる事があるので耳を貸す事も重要です。
視野が狭い人は物事をいろんな面から見る事ができない
人には何でもクセがあります。そのクセは時に大きな壁となり、違う面から見れば簡単に解決する事であったとしても、クセによって一つの方向からしか見れていない事が多々あります。
物事をより多くの面から見る事ができる人は視野が広く、何事もスムーズに進みやすくなるはずです。
自分のクセを知り、それを改善していけば、視野が広がりより多くの物事を楽しくこなせるようになります。
人との出会いで視野が開ける事もあります。世界を知り、世界の多様な生き方をしている人達と接すれば良い刺激になるでしょう。
視野が狭い人の特徴としてこうであるべき、と決めつけてしまっている
人の生き方はこうあるべき、恋愛で恋人を作るには優しい人でいなくてはならない、など、決めつけてしまって自ら自分の人生の幅を狭くしてしまってる場合は、とても視野の狭い生き方になるといえるでしょう。
人はそれぞれ長所・短所があり、自分の思っている短所が人によって魅力的であったりするのに、自分の狭い視野が原因で恋人をうまくつくれなかったり、自分自身の首をしめてしまっている人です。
狭い視野で生きるという事は狭い人生を歩んでいくのと同じであるので、もっと自分の心を開放して前向きに捉える事ができれば、とても楽しい人生を送れることでしょう。
人の意見に耳を傾けない
視野が狭いと言われる人は、他人から受けたアドバイスや意見を二の次と考え、自分が思った事・感じた事のみを優先的に物事を進めようとします。
このように自分の考えにとらわれるタイプの人は、物事を考えたり判断する時には自分の物差しのみで計ろうとし、固定観念が生まれます。
固定観念が生まれてしまう事によって、物事の判断も偏りが生じることとなり、自分が持っている物差しでは計れないような事態が起こってしまうと、とたんに判断が出来なくなる事態に陥るのです。
人の意見に耳を傾けたいタイプの人は、自分の考えに固執するあまり、視野が広げられないと言う状況になってしまうのです。
物事を多面的に見る事ができない
物事を判断する際に、様々な面から検討する事が出来ないタイプの人間もまた、視野が狭いと言われます。
何かを判断する時には、良い面悪い面、メリットデメリットなどを総合的に検討する事によって、初めて正しい判断に近づける事が出来ます。
物事を多面的に物事を判断できず、一方向からのみの状況だけで全てを判定してしまう場合、思わぬ落とし穴にはまりやすくなり、特に不測の事態や予想外の事態への対応が遅れてしまう傾向があります。
総合的な判断が出来ず一点に集中してしまう点がまさに視野が狭い人の大きな特徴なのです。
正論のみで考える
先述でも触れましたが物事を、こうあるべき・このようにすべきと言うように、あるべき論で考える人がいます。
このように正論を主体として物事を判断してしまう人も、視野が狭いと言えます。
物事には決して正論のみでは計れないような事象がやまほどあります。
それを乗り越えるために、人間は様々な努力をしているのです。
人は、状況に合わせて自分の対応方法を変える事で、様々な問題をクリアにしていきます。
このような周囲の状況に合わせた対応が出来ず、あくまで正論に固執してしまう人もまた視野が狭いと言われるタイプです。
視野が狭い人の改善方法
今までと違う種類の友達を作る
自分自身では、自分の頭の中の視野の狭さになかなか気づかないものです。
ですから、自分が自分のことを、視野が狭いと感じたのなら、それは自分が成長するチャンスとも言えます。
そんな時、簡単で身近なところで、視野を広げるきっかけとして、自分が付き合う友達を変えてみるということも言えるでしょう。
自分が今まで付き合ってきた友達は、自分の居心地の良さを求めていたということが言えませんか。
それは、自分がぬくぬくしていられる楽な環境だったということも、言えるはずです。
自分自身が、成長するための努力をしなくても、その友人とは付き合えた関係と言うことが言えるのではないでしょうか。
そういう意味では、自分が視野を広げ、新たなことに目をやってみたり、成長するために挑戦したりするきっかけとしては、他の分野の友人と仲良くしてみることも良いものです。
居心地の良さだけ求める友人とは違う友人との関係は、自分の今までの観念と違う何かに刺激されることもあるでしょう。
身近に居ても、付き合いの無かった友人と接点を持ってみませんか。
ネットなどのスクリーンからいったん離れる
自分の頭の中で思い込んでいるものは、イコール自分が見た世界でもあるということが言えます。
自分が見てきたものとして、現代の生活の中で、どれほどスクリーンから得るものが多いでしょう。
一日の中で、自分がどれだけ、テレビにスマホ、パソコン等のネット環境の中で過ごしていますか。
気づいてみると、そういった環境が当たり前になりすぎて、あらゆる情報や、真実と思い込んでいるあれこれが、実際に自分自身が飛び込んだ世界でもなく、自分自身が触れたものでもないと言うことが、恐ろしいほど多いということに気づくのではないでしょうか。
そういった背景の中で生きているというのは、まったく恐ろしいことで、真実を確かめる機会を失っているということとしても言えるのです。
そういった理論で考えると、いったん、ネット等の環境から離れることに試みてみると、視野が狭かったことを改善するきっかけに繋がることもあるのです。
はじめは、寝る前等、時間帯を決めてスクリーン系のものから離れてみませんか。
アウトドアの趣味をしてみる
狭い視野を何とかしたいというのであれば、文字通り、視界が広がった場所へ出かけてみませんか。
視界が広がる場所と言うのは、都会や人ごみの中ではそうそうあるものではありません。
視界を広く、気持ちよく見渡せる場所と言えば、やはり、自然のある場所なのです。
アウトドアの趣味にはまると、自分の中から湧き出てくるような本当の気持ち良さを感じることがあります。
今まで、狭い環境の中で過ごしてきた自分とさよならして、いったん、周りには自然以外に何もないと思えるような場所に自分を置くと、なんと気持ちのいいものかと実感するものです。
そういった自然の中での特別な経験は、自分の思い込んでいた視野の範囲を超える、何かを得ることも多いはずです。
それは、生きる意味の本当の気づきだったり、今まで捉われていた俗的なものや風習が、偏見であり、自由と思っていた世界がどれほど本当は不自由なものかと言う気持ちに、気づくことかもしれません。
今まで行ったことの無い場所に一人旅してみる
狭い視野を改善するための、視野を広げるきっかけとして、一人旅と言うものも良いものです。
一人旅と言うのは、友人とのなれ合いでなあなあになった自分自身というものに、喝を入れることができます。
自分がだれかとつるむことで、自分を保っているということは大人でもよくあることです。
しかし、そんな自分の視野の狭さを感じ、改善したいというのなら、勇気を出して、そんな自分に別れを告げる機会を持つことも大事なのです。
行ったことの無い場所で、自分一人でゼロから身を置く、ということは、自分の可能性への挑戦でもあります。
小さな一人旅で、それは、大げさな言い方のようですが、自分一人で初めて見る風景に、自分自身が感じたことは、自分が個であることを実感し、そんな自分に出会えたことを素直に喜び、自信につなげて良いものとなるはずです。
そんな機会を持つことで、自分が新たな視野を手に入れることが、あるはずです。
視野が狭い人を改善するのには時間がかかる
いかがでしょうか。
視野が狭い人とは話をしていても疲れてしまいますし、意見が合わなくてストレスも溜まってくるものです。
さらにはもうその人とは腹を割って話そうとすら気にもならなくなります。
このような事態を防ぐために何とか改善したいと思うものですが、現実はそう簡単ではありません。
人の感覚や考え方を変えるのにはとてつもない時間がかかるものですし、しかも定期的にコミュニケーションをはからないといけません。
そこまでの余裕があれば、積極的に改善させようとするのもいいですが、そうでなければ、そういう人なんだと割り切って付き合うほうがいいでしょう。
介入のしすぎも相手にとってはただの迷惑になるかもしれません。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。