夢を諦める方法6つ
心の中で抱いていた「夢」を、何らかの事情で諦めなければならないことが、人生には起こりえるものです。
「諦めなければならない」と思うと、その夢がいっそう魅力的に思え、いつまでも心の中でひきずってしまうこと少なくないでしょう。
夢を追いかけたい気持ちと、夢を諦めたい気持ちが混在していて、その間で苦しんでいる人もたくさんいます。
夢を追いかけるのも難しいのですが、夢を諦めるのも実はそんなに簡単なことではありません。
そこで本日は夢を諦める方法をご紹介しますので、1つの参考にしてみてはいかがでしょうか。
新しい道を歩み出すキッカケになるかもしれません。
夢を諦める方法
その夢を実現したときのデメリットを考える
1つ目の方法は、「その夢を実現したときのデメリットを考える」という思考法です。
心の中で生まれ育った夢は、ともすると美化されがち。
ですから「夢が実現できれば良いことばかり」のように感じてしまうのです。しかし、「良いことばかり」などということは、実際の人生にはありえません。
その夢も、実現後には必ず「良くないこと」も起こります。
たとえば「キャリアアップ」という夢を諦めるとしましょう。キャリアアップすれば、仕事も充実し、給料も増えるでしょう。しかし、一方、責任はケタ違いに増し、部下のマネジメントに苦労することも大いに考えられるのです。
すると今を犠牲にしてまでも叶えたい夢ではないかもしれないな・・・という気持ちが出てくるものなのです。
「今の自分」の幸せ度を再確認する
「今の自分」についてあらためて分析し、「幸せ度」を確認する、という思考法もあります。
「夢」にばかり心を囚われていると、つい足元に目が行かなくなってしまいます。しかし、「今の自分」にも、幸せなところはたくさんあるはずでしょう。
よく「現状に甘んじるな」といいますが、それが生き方のすべてではありません。
「現状」をしっかり把握し、その中に「良いこと、幸せなこと」を見つけましょう。そして、あえて現状に甘んじてみるのです。
夢ばかり見ていたときには気づかなかった「現状でも幸せな自分」を発見できるかもしれません。
それが発見できたら、夢はきれいに諦めることができるでしょう。
次の「夢」を見つける
夢を諦めるための方法として効果的なのが、「別の夢を見つける」という方法です。
新しい夢が見つかれば、前の夢は忘れることができるでしょう。
ただし、同じような夢に替えても、また同じことのくりかえしになってしまいかねません。
ですから、新しい夢は、前のよりもずっと実現可能なものにするのがポイントです。
「こんなのは『夢』と呼べるようなものではないな」という程度のスケールでいいのです。
小さなスケールの夢を持って、こんどはそれを実現できるよう、努力しましょう。
夢に見る世界の暗い部分を知る
夢の世界とはどんな世界であっても華々しく美しいものです。
芸能人ならみんなからキャーキャーいわれファンに囲まれサインを求められる、スポーツ選手は好プレーを連発し日本代表に選ばれて大活躍を果たす、作家であれば次から次へとインスピレーションが湧きヒット作を書き続ける・・・などと夢を見ている人は思うものです。
でも現実の夢見る世界は、自分が想像している世界と全く違う場合がほとんどです。
芸能人はスタイル、顔などを常に美しくキープするために過酷なダイエットや薬に頼る人が大勢いたり、スポーツ選手は失敗すればみんなからダメな選手だと言われそのうち戦力外通告を受けたり、作家はネタ集めに一生懸命でいいストーリーなんて浮かんでこない・・・これが華々しい世界の影に潜んだ暗い部分だと言えます。
この部分を知れば私にはこんなの耐えられない、と諦めるきっかけにもなるかもしれません。
自分の置かれた環境を見直す
夢を叶えるためにはそれなりの環境がなければいけません。
例えば、スクールへ通わなければいけなかったり、時には国内外問わず引越しも必要になるかもしれません。そうなった時の費用はあるでしょうか。
莫大な費用をかけて知らない場所へ行っても、本当に絶対諦めずやり遂げる心を持っているでしょうか。
大切な人たち(家族や友人、恋人)から離れられるでしょうか。また、その人たちが悲しんだとしてもそれを無視して自分を貫けるでしょうか。
夢をみている間は誰でも自分は希望に満ち溢れ、なんでも出来てしまうかのように思えてしまうものです。
でも現実問題、お金や環境、人間関係は切っても切れない問題です。
一度冷静になってその現実を見てみれば、諦めざるを得ない状況になる人がかなり増えるのかもしれません。
新しい趣味を見つける
その世界のプロと呼ばれる人たちの多くが「最初は趣味で始めた」と言います。
趣味に没頭するうちに趣味が夢へ変わるのです。
今の夢を諦めて新しい夢を探すよりも、今の夢はいったん置いといて新しい趣味を探す方が簡単だと思いませんか?
そして自分に合った素敵な趣味を見つけた時に、今度はそれが新しい夢となって昔の夢はすんなり忘れていることでしょう。
夢を諦める瞬間
やり切ったと感じたのに結果が伴わなかったとき
人が夢を諦めてしまう瞬間は本当にさまざまですが、その中でも最も多いケースとして、「やり切ったと感じたのに結果が伴わなかったとき」が挙げられます。
夢を叶えるためには、当然のことながら努力が必要不可欠です。
しかも、生半可な努力では足りないことがほとんどになります。
なぜなら、同じ夢に向かっている人たちの中にも、努力を重ねている人はたくさん存在するからです。
そんな中、夢を叶えるために寝る間も惜しんで努力しているとします。
そして自分ではやり切ったと感じたときに、結果が伴わなかったとしましょう。
大抵の人は、その瞬間に心が折れてしまいます。
つまり、「自分には夢を叶えるだけの才能がなかった」と考えてしまうのです。
夢を諦めてしまうのは確かにつらいことですが、そういったタイミングをきっかけにして、現実に目を向けてみるのもよいでしょう。
自分自身が信じられなくなったとき
自分の夢に到達する道は、実はひとつだけではありません。
人それぞれいろんな選択がありますし、皆自分を信じて一歩一歩進んで行っていることでしょう。
しかし、そんな中不意に夢を諦めようと思う瞬間が訪れることもあります。
それは、「自分自身が信じられなくなったとき」です。
夢に向かって歩んではいるけれども、自分が選択した方法は間違っているのではないか。
そのように自分自身に対して疑問を抱えてしまった瞬間、大多数の人は夢を諦めてしまうのです。
もちろん夢を諦めてしまうことは必ずしも悪いことではありません。
現実と折り合いをつけ、新たな人生の一歩を踏み出すことにも十分意味はあるからです。
しかし、自分自身が信じられなくなり、それが理由で夢を諦めてしまうのは、あまりにももったいないと言えるのではないでしょうか。
得るものよりも失うものの方が大きいと感じたとき
自分の夢に向かってひた走るということは、つまり毎日がチャレンジの連続になります。
これまで自分が触れたこともないような知識に触れ、同時に全く未知のアクションを起こしていくということの繰り返しです。
ですから、当然のことながら背負うリスクも大きくなります。
しかし、夢に向かって真っ直ぐ突き進んでいる間は、なかなかそのリスクに気づきません。
なぜなら、失うことの怖さよりも、得られないことの怖さの方がずっと大きいからです。
そしてその感覚が逆転した瞬間こそが、夢を諦めてしまう大きな瞬間になります。
つまり夢を諦めてしまう瞬間とは、「得るものよりも失うものの方が大きいと感じたとき」なのです。
人はリスクの大きさに気づいてしまうと、新しいことにチャレンジするのが難しくなってしまいます。
もしもあなたがリスクについて過敏に反応しているとすれば、それは夢を諦めた方がよいというサインなのかもしれません。
夢はしょせん夢だと思ってしまったとき
人の夢というものは、それを目指している人にとっては「目標」という言葉に置き換えることもできます。
つまり自分が定めた目標に対して、日々努力を重ねている状態なわけです。
しかし、ある日突然そんな目標が失われてしまうこともあります。
ではどんな瞬間に失われてしまうのかというと、「夢はしょせん夢だと思ってしまったとき」なのです。
ひたすら夢を追いかけている時間の中では、夢と目標の間に違いはありませんでした。
しかし、夢と目標をハッキリと区別してしまったとき、自分には決して達成できないものだと決め付けてしまうのです。
夢はしょせん夢であって、現実の中でたどり着ける場所ではない。
もちろん多くの人はそうやって夢を諦めていくわけですが、もしどうしても自分の夢を叶えたいのであれば、そんな弱い心を押さえつけるくらいの強引さが必要になってくるでしょう。
夢を諦めるときのきっかけは年齢!?
いかがでしょうか。
夢を諦めるべきか、このまま夢を追いかけるべきかどうしようか迷いが出てくる瞬間が必ずあるものです。
今のまま夢を追いかけるのが後の成功につながると言えば、そういうものではなく、その夢を諦めたことで大きなものを得ることも決して少なくないのが現実ではないでしょうか。
難しいのがその夢を諦める時期です。
せっかく頑張って続けてきたんだし、もう少しで芽が出るかもしれないから続けたいという思いがある一方で、もう年齢が30歳を過ぎた、家庭ができたなどの現在の環境を振り返るとこのままでは不安だ・・・という思いもあるでしょう。
そこには正解がないのですが、年齢や環境の変化は夢を諦める1つのきっかけであると言えます。
それをキッカケに大きく飛躍した人もいるので、その時期を迎えたら、しっかり自分を振り返ってみることをオススメします。
納得して行動するのと、ダラダラと惰性で行動するのとでは結果が大きく変わってくるものですよ。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。